四半期報告書-第83期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間の財政状態は以下のとおりであります。
総資産は324億18百万円となり、前連結会計年度末に比べ22億58百万円の減少となりました。流動資産は、最盛期に向けた冬物商品の供給体制を確実にするための製品在庫の増加があった一方で、設備投資の支払いに伴う現預金の減少及び売掛金の回収による減少などにより、23億11百万円減の124億52百万円となりました。固定資産は、AZUKI・FACTORYへの設備導入による計上もあり、56百万円増の199億62百万円となりました。
負債は168億22百万円となり、前連結会計年度末に比べ20億56百万円の減少となりました。流動負債は、AZUKI・FACTORYの建設費用の支払いに伴う未払金の減少などにより、18億17百万円減の147億86百万円となりました。固定負債は、長期借入金及びリース債務の減少により、2億38百万円減の20億35百万円となりました。
純資産は親会社株主に帰属する四半期純利益の減少などにより、2億2百万円減の155億96百万円となりました。
この結果、自己資本比率は前連結会計年度末45.5%から47.9%へ増加しました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、14億86百万円となり、前連結会計年度末比で12億30百万円減少いたしました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結会計年度における営業活動による資金の収入は12億52百万円となり、前年同四半期に比べ、収入は16億10百万円増加いたしました。この増加の主な要因は、売上債権の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結会計年度における投資活動による資金の支出は16億83百万円となり、前年同四半期に比べ、支出は4億43百万円の増加となりました。この増加の主な要因は、有形固定資産の取得による支出が増加したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結会計年度における財務活動による資金の支出は7億90百万円となり、前年同四半期に比べ、収入は20億90百万円の減少となりました。この減少の主な要因は、短期借入金の返済による支出によるものであります。
(3) 経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、米中貿易摩擦の拡大や世界経済の不確実性などにより、先行き不透明な状況で推移しました。
菓子・食品業界におきましても、消費動向は予断を許さない状況の中、企業間競争の激化に加え、原材料価格やエネルギーコストが上昇し厳しい経営環境が続きました。
このような状況のもと、当社グループは、中期3カ年計画「新・維新 Next Stage 2020」の2年目を迎え、5つの目標 ①自己成長と共育の融合への挑戦 ②全員がマーケター ③イノベーションの絶え間ない挑戦 ④「利益=売上-コスト」の基本算式を忘れない ⑤健康経営の推進 に向けて着実な一歩を踏み出し、更にサステナブルな成長を目指して事業活動を展開しました。4月に設立した井村屋スタートアッププランニング株式会社「I-SUP」も国内外で新たな事業の起業に向け、計画に沿って活動を進めております。
当第2四半期連結累計期間における当社グループの売上高は、国内及び中国の調味料事業が順調に推移しましたが、流通事業では夏場の主力である冷菓カテゴリーにおいて需要期となる6月から7月の売上が低温や長梅雨など天候不順の影響により大幅に減少しました。その結果、連結売上高は、前年同期比16億46百万円(7.5%)減の203億30百万円となりました。
コスト面では、継続した生産性向上活動やSCM効果により人件費や物流費の削減が図られました。一方で主要原料の小豆の高騰やエネルギーコストの上昇により製造原価が増加しました。その結果、営業利益は前年同期比8億12百万円(86.6%)減の1億25百万円、経常利益は前年同期比9億11百万円(87.1%)減の1億35百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比7億67百万円(87.7%)減の1億7百万円となりました。
各セグメントの概況は次のとおりであります。
① 流通事業
井村屋株式会社の流通事業では、夏場の主力である冷菓カテゴリーの売上が減少し、各カテゴリーにおいて夏物商品の売上が減少しました。コスト面では小豆の使用割合が高い上半期において、主要原料である小豆の高騰が大きく影響しました。その結果、流通事業の売上高は、前年同期比18億43百万円(9.6%)減の173億71百万円となり、セグメント利益は前年同期比8億82百万円(60.9%)減の5億66百万円となりました。
流通事業におけるカテゴリー別の概況につきましては以下のとおりです。
(菓子カテゴリー)
「ようかん類」では健康性や機能性をテーマに商品展開を行いました。「片手で食べられる小さなようかん」や「味わうようかん 薫る黒糖・濃い抹茶」など、携帯性や機能性の高い新商品を発売し、今後の売上貢献が期待できます。また、「どら焼」シリーズも堅調に推移しました。しかし、夏物商品の「水ようかん」の売上は減少しました。その結果、菓子カテゴリーの売上高は、前年同期比1億73百万円(6.0%)減の27億25百万円となりました。菓子カテゴリーでは、商品パッケージにおいて「昔ながらの缶プリン」がアジア包装連盟の主催する「アジアスター2019」のConsumer Package部門にて入賞いたしました。今後、お客様への更なる商品PRにつなげてまいります。
(食品カテゴリー)
「パウチゆであずき」や「つぶあんトッピング」など利便性のある商品が順調に推移しましたが、「氷みつ」や業務用商品の売上が減少しました。また、井村屋フーズ株式会社の加工食品事業では夏物商品であるスパウチ商品の受注が減少しました。その結果、食品カテゴリーの売上高は前年同期比4億47百万円(13.7%)減の28億27百万円となりました。食品カテゴリーでは11月より冬物のロングセラー商品「ゆであずき」の容器を缶からカップに変更しました。お客様への利便性を高め、更なる顧客満足の向上を目指します。
(デイリーチルドカテゴリー)
「豆腐類」では「美し豆腐」やその他の業務用商品が堅調に推移しました。その結果、デイリーチルドカテゴリーの売上高は、前年同期比12百万円(1.6%)増の7億85百万円となりました。
(冷菓カテゴリー)
冷菓商品は需要期である6月から7月の天候不順の影響により苦戦しました。「やわもちアイス」シリーズでは新商品「やわもちアイス Fruits メロン&バニラ」やファミリータイプの「BOXやわもちアイス(つぶあんミルクカップ)」、「BOXやわもちアイス(黒みつきなこカップ)」を発売し、売上が増加しましたが、主力商品「あずきバー」シリーズは7月の売上が大きく減少し、上半期の売上本数は前期比12.5%減の2億5百万本となりました。米国でアイス事業を展開しているIMURAYA USA, INC.では、新規販売ルートの開拓に取り組みましたが、大手量販店での販売が伸び悩みました。その結果、冷菓カテゴリーの売上高は前年同期比10億86百万円(11.4%)減の84億27百万円となりました。下期においては10月10日を「やわもちアイスの日」と制定しました。SNSを活用した販売促進効果もあって「やわもちアイス」シリーズが順調に推移するとともに、焼菓子とアイスを組み合わせた秋冬向けの新商品「KASANEL どらやきロールアイス」が好調な滑り出しとなり、売上増加が期待できる状況となっております。
(点心・デリカテゴリー)
「肉まん・あんまん」などの「点心・デリ」カテゴリーは本格的なシーズンに向けて付加価値の高い商品提案を行なってまいりましたが、立ち上がり期の8月から9月において、今期は大手コンビニエンスストアでの販売促進を10月から本格的にスタートした影響もあり、売上が減少しました。その結果、「点心・デリ」カテゴリーの売上高は前年同期比1億86百万円(7.4%)減の23億20百万円となりました。「点心・デリ」カテゴリーにおいては冬場のシーズンに向けて商品開発の高い評価を活かした成長戦略を進めてまいります。
(スイーツカテゴリー)
スイーツカテゴリーでは、「Anna Miller's(アンナミラーズ)高輪店」が堅調に推移しました。
「JOUVAUD(ジュヴォー)」では、「La maison JOUVAUD(ラ・メゾン・ジュヴォー)広尾店」が7月にリニューアルオープンし、お客様満足の向上を図りました。前期、京都に出店した「La maison JOUVAUD (ラ・メゾン・ジュヴォー)京都祇園店」、「La maison JOUVAUD (ラ・メゾン・ジュヴォー)JR京都伊勢丹店」は期間限定商品を発売し、好評をいただきました。「La maison JOUVAUD(ラ・メゾン・ジュヴォー)KITTE名古屋店」においても特長あるメレンゲ菓子の「生ロカイユ」がテイクアウト商品として引き続き人気を集めております。特色ある“アイスクリーム和菓子”を販売している「和涼菓堂 京都店」も高質な商品が高い評価をいただいております。その結果、スイーツカテゴリーの売上高は、前年同期比36百万円(14.8%)増の2億86百万円となりました。
② 調味料事業
国内では井村屋フーズ株式会社のシーズニング事業において、新規顧客獲得やお客様ニーズに対応した商品提案に取り組み、OEMとともにODM(Original Design Manufacturing)の売上が増加しました。また、前期に設備投資したブレンド工場の前室倉庫が機能を発揮し、生産対応力を高め、構内物流コストの削減に寄与しました。中国での調味料事業では、北京京日井村屋食品有限公司(JIF)の積極的な商品提案により中国国内で売上が伸長しました。また、生産拠点である井村屋(大連)食品有限公司(IDF)では製造コスト低減が図られました。その結果、調味料事業の売上高は、前年同期比1億93百万円(7.3%)増の28億46百万円となり、セグメント利益は前年同期比94百万円(50.6%)増の2億80百万円となりました。
③ その他の事業
イムラ株式会社が行っているリース代理業は堅調に推移しました。また、井村屋商品のアウトレット販売を行っている「MOTTAINAI屋」は、地域住民の皆様から引き続き好評をいただきました。本社所在地である三重県津市の近鉄津駅構内に出店している「imuraya Sweets Shop irodori」は特色のあるスイーツ商品を中心に販売し、人気を得ております。また、本社近隣のイオンスタイル津南に出店している「ソフトアイスクリーム&スイーツ店WaiWai(ワイワイ)」では新商品を発売し、お客様満足の向上に取り組みました。11月にはオープン1周年を迎え、更にサービスの向上を図ります。井村屋グループ株式会社の賃貸事業を加えた、その他の事業の売上高は1億12百万円となり、新規店舗出店による固定費が増加し、セグメント損失は28百万円となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2億42百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1) 財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間の財政状態は以下のとおりであります。
総資産は324億18百万円となり、前連結会計年度末に比べ22億58百万円の減少となりました。流動資産は、最盛期に向けた冬物商品の供給体制を確実にするための製品在庫の増加があった一方で、設備投資の支払いに伴う現預金の減少及び売掛金の回収による減少などにより、23億11百万円減の124億52百万円となりました。固定資産は、AZUKI・FACTORYへの設備導入による計上もあり、56百万円増の199億62百万円となりました。
負債は168億22百万円となり、前連結会計年度末に比べ20億56百万円の減少となりました。流動負債は、AZUKI・FACTORYの建設費用の支払いに伴う未払金の減少などにより、18億17百万円減の147億86百万円となりました。固定負債は、長期借入金及びリース債務の減少により、2億38百万円減の20億35百万円となりました。
純資産は親会社株主に帰属する四半期純利益の減少などにより、2億2百万円減の155億96百万円となりました。
この結果、自己資本比率は前連結会計年度末45.5%から47.9%へ増加しました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、14億86百万円となり、前連結会計年度末比で12億30百万円減少いたしました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結会計年度における営業活動による資金の収入は12億52百万円となり、前年同四半期に比べ、収入は16億10百万円増加いたしました。この増加の主な要因は、売上債権の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結会計年度における投資活動による資金の支出は16億83百万円となり、前年同四半期に比べ、支出は4億43百万円の増加となりました。この増加の主な要因は、有形固定資産の取得による支出が増加したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結会計年度における財務活動による資金の支出は7億90百万円となり、前年同四半期に比べ、収入は20億90百万円の減少となりました。この減少の主な要因は、短期借入金の返済による支出によるものであります。
(3) 経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、米中貿易摩擦の拡大や世界経済の不確実性などにより、先行き不透明な状況で推移しました。
菓子・食品業界におきましても、消費動向は予断を許さない状況の中、企業間競争の激化に加え、原材料価格やエネルギーコストが上昇し厳しい経営環境が続きました。
このような状況のもと、当社グループは、中期3カ年計画「新・維新 Next Stage 2020」の2年目を迎え、5つの目標 ①自己成長と共育の融合への挑戦 ②全員がマーケター ③イノベーションの絶え間ない挑戦 ④「利益=売上-コスト」の基本算式を忘れない ⑤健康経営の推進 に向けて着実な一歩を踏み出し、更にサステナブルな成長を目指して事業活動を展開しました。4月に設立した井村屋スタートアッププランニング株式会社「I-SUP」も国内外で新たな事業の起業に向け、計画に沿って活動を進めております。
当第2四半期連結累計期間における当社グループの売上高は、国内及び中国の調味料事業が順調に推移しましたが、流通事業では夏場の主力である冷菓カテゴリーにおいて需要期となる6月から7月の売上が低温や長梅雨など天候不順の影響により大幅に減少しました。その結果、連結売上高は、前年同期比16億46百万円(7.5%)減の203億30百万円となりました。
コスト面では、継続した生産性向上活動やSCM効果により人件費や物流費の削減が図られました。一方で主要原料の小豆の高騰やエネルギーコストの上昇により製造原価が増加しました。その結果、営業利益は前年同期比8億12百万円(86.6%)減の1億25百万円、経常利益は前年同期比9億11百万円(87.1%)減の1億35百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比7億67百万円(87.7%)減の1億7百万円となりました。
各セグメントの概況は次のとおりであります。
① 流通事業
井村屋株式会社の流通事業では、夏場の主力である冷菓カテゴリーの売上が減少し、各カテゴリーにおいて夏物商品の売上が減少しました。コスト面では小豆の使用割合が高い上半期において、主要原料である小豆の高騰が大きく影響しました。その結果、流通事業の売上高は、前年同期比18億43百万円(9.6%)減の173億71百万円となり、セグメント利益は前年同期比8億82百万円(60.9%)減の5億66百万円となりました。
流通事業におけるカテゴリー別の概況につきましては以下のとおりです。
(菓子カテゴリー)
「ようかん類」では健康性や機能性をテーマに商品展開を行いました。「片手で食べられる小さなようかん」や「味わうようかん 薫る黒糖・濃い抹茶」など、携帯性や機能性の高い新商品を発売し、今後の売上貢献が期待できます。また、「どら焼」シリーズも堅調に推移しました。しかし、夏物商品の「水ようかん」の売上は減少しました。その結果、菓子カテゴリーの売上高は、前年同期比1億73百万円(6.0%)減の27億25百万円となりました。菓子カテゴリーでは、商品パッケージにおいて「昔ながらの缶プリン」がアジア包装連盟の主催する「アジアスター2019」のConsumer Package部門にて入賞いたしました。今後、お客様への更なる商品PRにつなげてまいります。
(食品カテゴリー)
「パウチゆであずき」や「つぶあんトッピング」など利便性のある商品が順調に推移しましたが、「氷みつ」や業務用商品の売上が減少しました。また、井村屋フーズ株式会社の加工食品事業では夏物商品であるスパウチ商品の受注が減少しました。その結果、食品カテゴリーの売上高は前年同期比4億47百万円(13.7%)減の28億27百万円となりました。食品カテゴリーでは11月より冬物のロングセラー商品「ゆであずき」の容器を缶からカップに変更しました。お客様への利便性を高め、更なる顧客満足の向上を目指します。
(デイリーチルドカテゴリー)
「豆腐類」では「美し豆腐」やその他の業務用商品が堅調に推移しました。その結果、デイリーチルドカテゴリーの売上高は、前年同期比12百万円(1.6%)増の7億85百万円となりました。
(冷菓カテゴリー)
冷菓商品は需要期である6月から7月の天候不順の影響により苦戦しました。「やわもちアイス」シリーズでは新商品「やわもちアイス Fruits メロン&バニラ」やファミリータイプの「BOXやわもちアイス(つぶあんミルクカップ)」、「BOXやわもちアイス(黒みつきなこカップ)」を発売し、売上が増加しましたが、主力商品「あずきバー」シリーズは7月の売上が大きく減少し、上半期の売上本数は前期比12.5%減の2億5百万本となりました。米国でアイス事業を展開しているIMURAYA USA, INC.では、新規販売ルートの開拓に取り組みましたが、大手量販店での販売が伸び悩みました。その結果、冷菓カテゴリーの売上高は前年同期比10億86百万円(11.4%)減の84億27百万円となりました。下期においては10月10日を「やわもちアイスの日」と制定しました。SNSを活用した販売促進効果もあって「やわもちアイス」シリーズが順調に推移するとともに、焼菓子とアイスを組み合わせた秋冬向けの新商品「KASANEL どらやきロールアイス」が好調な滑り出しとなり、売上増加が期待できる状況となっております。
(点心・デリカテゴリー)
「肉まん・あんまん」などの「点心・デリ」カテゴリーは本格的なシーズンに向けて付加価値の高い商品提案を行なってまいりましたが、立ち上がり期の8月から9月において、今期は大手コンビニエンスストアでの販売促進を10月から本格的にスタートした影響もあり、売上が減少しました。その結果、「点心・デリ」カテゴリーの売上高は前年同期比1億86百万円(7.4%)減の23億20百万円となりました。「点心・デリ」カテゴリーにおいては冬場のシーズンに向けて商品開発の高い評価を活かした成長戦略を進めてまいります。
(スイーツカテゴリー)
スイーツカテゴリーでは、「Anna Miller's(アンナミラーズ)高輪店」が堅調に推移しました。
「JOUVAUD(ジュヴォー)」では、「La maison JOUVAUD(ラ・メゾン・ジュヴォー)広尾店」が7月にリニューアルオープンし、お客様満足の向上を図りました。前期、京都に出店した「La maison JOUVAUD (ラ・メゾン・ジュヴォー)京都祇園店」、「La maison JOUVAUD (ラ・メゾン・ジュヴォー)JR京都伊勢丹店」は期間限定商品を発売し、好評をいただきました。「La maison JOUVAUD(ラ・メゾン・ジュヴォー)KITTE名古屋店」においても特長あるメレンゲ菓子の「生ロカイユ」がテイクアウト商品として引き続き人気を集めております。特色ある“アイスクリーム和菓子”を販売している「和涼菓堂 京都店」も高質な商品が高い評価をいただいております。その結果、スイーツカテゴリーの売上高は、前年同期比36百万円(14.8%)増の2億86百万円となりました。
② 調味料事業
国内では井村屋フーズ株式会社のシーズニング事業において、新規顧客獲得やお客様ニーズに対応した商品提案に取り組み、OEMとともにODM(Original Design Manufacturing)の売上が増加しました。また、前期に設備投資したブレンド工場の前室倉庫が機能を発揮し、生産対応力を高め、構内物流コストの削減に寄与しました。中国での調味料事業では、北京京日井村屋食品有限公司(JIF)の積極的な商品提案により中国国内で売上が伸長しました。また、生産拠点である井村屋(大連)食品有限公司(IDF)では製造コスト低減が図られました。その結果、調味料事業の売上高は、前年同期比1億93百万円(7.3%)増の28億46百万円となり、セグメント利益は前年同期比94百万円(50.6%)増の2億80百万円となりました。
③ その他の事業
イムラ株式会社が行っているリース代理業は堅調に推移しました。また、井村屋商品のアウトレット販売を行っている「MOTTAINAI屋」は、地域住民の皆様から引き続き好評をいただきました。本社所在地である三重県津市の近鉄津駅構内に出店している「imuraya Sweets Shop irodori」は特色のあるスイーツ商品を中心に販売し、人気を得ております。また、本社近隣のイオンスタイル津南に出店している「ソフトアイスクリーム&スイーツ店WaiWai(ワイワイ)」では新商品を発売し、お客様満足の向上に取り組みました。11月にはオープン1周年を迎え、更にサービスの向上を図ります。井村屋グループ株式会社の賃貸事業を加えた、その他の事業の売上高は1億12百万円となり、新規店舗出店による固定費が増加し、セグメント損失は28百万円となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2億42百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。