四半期報告書-第86期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)

【提出】
2022/08/05 15:52
【資料】
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【項目】
36項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に対する行動制限の緩和により、経済活動が段階的に再開され、景気回復の動きが見られました。一方で、ウクライナ情勢の影響等を背景とした国際情勢の不安定化により、原材料・エネルギー価格が高騰し、依然として景気の先行きは不透明な状況が続いております。
菓子・食品業界におきましても、原材料費やエネルギー価格が高騰する中、物価の上昇による消費動向への影響が懸念され、厳しい経営環境となりました。
このような状況のもと、今年当社グループは創業125年 会社設立75周年を迎えました。また、中期3カ年計画「Be Resilient 2023 ~新しい時代をしなやかに生きる~」の2年目にあたり目標達成に向けた重要な年度となります。2022年度は何事にも果敢に挑戦する「進取」をテーマとし、将来を見据え、サステナビリティの高い企業構築と収益構造の変革に向けて活動を開始しました。
井村屋株式会社ではグループ全体の成長戦略の一環として、三重県津市の中勢北部サイエンスシティ内に新工場「あのつFACTORY」の建設に着手しました。今後の国内外での事業戦略の中でSOY事業の拡大、輸出やEC販売の供給能力の向上、データやセンサー技術を活用し、DXの推進にて生産性向上やロジスティック機能の強化などを行い、価値創造を高めた新工場の稼働を目指してまいります。
当第1四半期連結累計期間における当社グループの売上高は、井村屋株式会社の冷菓カテゴリーを中心に各カテゴリーで売上が順調に推移しました。米国で事業展開しているIMURAYA USA, INC. (以下「IMURAYA USA」と記載)では日本から輸入した井村屋商品の販売が増加しました。また、井村屋フーズ株式会社においてもOEM受託商品の売上が堅調に推移しました。その結果、連結売上高は、87億66百万円(前年同期比13.1%増)となりました。
損益面では、原材料価格、エネルギーコストが上昇する中、グループ全体で取り組んでいる生産性向上活動やコスト削減活動の効果により、売上原価が低減し、利益率の改善が図られました。
その結果、営業利益は87百万円(前年同期は2億52百万円の営業損失)、経常利益は3億25百万円(前年同期は1億77百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億23百万円(前年同期は1億76百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となり、季節要因により、利益の確保が難しい第1四半期累計期間の黒字化が達成されました。
各セグメントの概況は次のとおりであります。
① 流通事業
流通事業(BtoC事業)の中心となる井村屋株式会社では、冷菓カテゴリーや菓子カテゴリーをはじめ全カテゴリーで売上が増加しました。BtoB事業の井村屋フーズ株式会社では、スパウチ商品の受注が堅調に推移しました。また、IMURAYA USAでは日本からの輸入商品の売上が伸長しました。
以上の結果、流通事業の売上高は76億65百万円(前年同期比14.9%増)となり、セグメント利益は2億58百万円(前年同期は79百万円のセグメント損失)となりました。
流通事業におけるカテゴリー別の概況につきましては以下のとおりです。
(菓子カテゴリー)
防災用商品の「えいようかん」や「もっちりぷるんわらびもち 黒糖」「和菓子屋の水ようかん」が好調に推移するとともに、コンビニエンスストアでのカステラ商品が売上を伸ばしました。また、IMURAYA USAでは日本から輸入したカステラの売上が増加しました。
以上の結果、菓子カテゴリーの売上高は19億49百万円(前年同期比27.3%増)となりました。
(食品カテゴリー)
夏物商品の「和風2連パック ぜんざい」が順調に推移し、冷凍食品では「井村屋謹製カリーぱん」やコレステロールゼロの「2コ入 大豆ミートまん」が売上を伸ばしました。井村屋フーズ株式会社の食品加工事業では、スパウチ商品の受託加工が昨年同様好調に推移しました。
以上の結果、食品カテゴリーの売上高は11億65百万円(前年同期比4.7%増)となりました。
(デイリーチルドカテゴリー)
「豆腐類」では「大豆屋和蔵 大豆ッ子」の売上が伸長しました。また、賞味期間180日間を実現した「4個入り 美し豆腐 LONG SHELF LIFE180」も順調に推移しました。
以上の結果、デイリーチルドカテゴリーの売上高は3億38百万円(前年同期比42.0%増)となりました。
(冷菓カテゴリー)
主力商品の「あずきバー」シリーズが堅調に推移し、今年で発売10周年を迎える「やわもちアイス」シリーズの新商品「やわもちアイス みかん大福味」、新商品の「チーズテリーヌアイス」が好評をいただきました。「ボールアイス」シリーズでは発売50周年を迎えた「メロンボール」や期間限定で販売した新商品の「ドラえもんボール」が売上増加に貢献しました。また、IMURAYA USAでは「やわもちアイス」や「あずきバー」など日本からの輸入商品の売上が増加しました。
以上の結果、冷菓カテゴリーの売上高は37億34百万円(前年同期比9.1%増)となりました。
(点心・デリカテゴリー)
「肉まん・あんまん」などの点心・デリカテゴリーは、4月~6月が需要の最も少ない期間でありますが、当期はコンビニエンスストアでのスチーマー販売が増加しました。
以上の結果、点心・デリカテゴリーの売上高は3億22百万円(前年同期比13.5%増)となりました。
(スイーツカテゴリー)
スイーツカテゴリーでは、各店舗で品質管理と感染防止対策を徹底し、お客様満足の向上に努めました。各店舗の客数も回復傾向となり、売上は前年同期を上回りました。また、「アンナミラーズ」の日本唯一の店舗である高輪店は国土交通省による品川駅西口基盤整備事業に伴う移転要請に合意し、2022年8月31日で閉店することとなりました。発表以来、メディアからも注目され、連日、閉店を惜しむ多くのお客様にご来店をいただき、また、SNSなどを通じてたくさんの感謝や励ましの声をいただいております。ご愛顧に心から感謝いたします。今後については培われた「アンナミラーズ」ブランドの価値を守り、継続して商品をお買い求めいただけるよう、努力してまいります。また、「JOUVAUD(ジュヴォー)」では新たに「La maison JOUVAUD (ラ・メゾン・ジュヴォー)虎ノ門ヒルズ店」を7月20日にオープンいたしました。高い技術を活かしたプロヴァンス菓子の数々をハイセンスで注目の居住地である「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」2階で提供してまいります。
以上の結果、スイーツカテゴリーの売上高は1億25百万円(前年同期比58.2%増)となりました。
(VISON(ヴィソン)カテゴリー)
国内新規事業として2年目を迎えるVISONカテゴリーでは、2021年7月より三重県の水と酒米、酵母を使用し、テロワール※に根差した日本酒の製造・販売を行う「福和蔵(ふくわぐら)」と、和菓子を販売する「菓子舗井村屋」の2店舗を三重県多気町の大型商業リゾート施設「VISON(ヴィソン)」内にて運営しております。「福和蔵」においては、2022年4月から数量限定で販売を開始した「福和蔵 純米大吟醸」が三重県新酒品評会での優等賞受賞に続き、全国新酒鑑評会においても入賞し、認知度の向上が図られました。「菓子舗井村屋」においては、「酒々(ささ)まんじゅう 芳醸菓」など特色のある商品を店舗にて販売し、また、夏物の季節限定商品として「わらびもち元丈(げんじょう)」、「冷やしぜんざい福椀(ふくわん)」を提供し、好評を得ております。
以上の結果、VISON(ヴィソン)カテゴリーの売上高は28百万円となりました。
※テロワールはワイン等の生産に関わる「土地の要素」「気候の要素」「人的要素」を総合した生産環境のことを指し、味覚を決定する重要な要素とされています。
② 調味料事業
国内では井村屋フーズ株式会社のシーズニング事業において、即席麺向けの商材と飲料向け素材が順調に推移しました。
中国での調味料事業は、依然としてコロナ禍の影響が続いており、中国国内の売上が減少しました。
以上の結果、調味料事業の売上高は10億50百万円(前年同期比2.3%増)となりました。セグメント利益は1億66百万円(前年同期比11.1%増)となりました。
③ その他事業
イムラ株式会社において井村屋商品のアウトレット販売を行っている「MOTTAINAI屋」は、感染防止対策を徹底し開催しました。また、「ソフトアイスクリーム&スイーツ店WaiWai(ワイワイ)」においては、JOUVAUDの人気商品「カヌレ」などの販売を行うとともに季節のデザートを販売し売場の活性化を図りました。
以上の結果、井村屋グループ株式会社の賃貸事業を加えた、その他事業の売上高は51百万円(前年同期比2.9%減)となりましたが、セグメント利益は6百万円(前年同期比17.2%増)となりました。
(2) 財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間の財政状態は以下のとおりであります。
総資産は310億51百万円となり、前連結会計年度末に比べ16億28百万円の増加となりました。流動資産は、販売増加に伴う売掛金や棚卸資産の増加などにより、17億94百万円増の125億33百万円となりました。固定資産は、投資有価証券の時価の減少や有形固定資産の減価償却が進んだことなどにより、1億65百万円減の185億18百万円となりました。
負債は138億34百万円となり、前連結会計年度末に比べ18億4百万円の増加となりました。流動負債は、短期借入金の増加などにより、17億51百万円増の121億30百万円となりました。固定負債は、長期繰延税金負債の増加などにより、52百万円増の17億4百万円となりました。
純資産は配当金の支払いなどにより、1億75百万円減の172億17百万円となりました。
その結果、自己資本比率は前連結会計年度末59.0%から55.3%へ減少しました。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
第2四半期に向けて、夏場の主力商品である「あずきバー」の売上増加など、順調に推移する見込みであり、また、冬場の点心・デリ商品の導入計画も順調に進捗しておりますので、2022年5月12日付の「2022年3月期決算短信」において公表いたしました業績予想につきましては現時点では変更はありません。
ただし、新型コロナウイルス感染症の拡大が長期化、深刻化した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性がありますが、現時点で今後の動向を見通すことは困難であるため、業績予想においてはこれによる影響を見込んでおりません。今後の業績推移等によって第2四半期及び通期業績予想の見直しが必要と判断した場合には、速やかに開示いたします。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1億27百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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