有価証券報告書-第54期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/29 9:05
【資料】
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【項目】
113項目
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
当事業年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢の改善が続くなど、緩やかな回復基調で推移しておりましたが、海外経済情勢の不確実性の高まりに加え、相次ぐ自然災害や、消費税増税後の消費マインドの冷え込み、さらには新型コロナウイルスの感染拡大が国内外の経済に与える影響が懸念されており、先行き不透明な状況で推移いたしました。
食品業界におきましては、個人消費の停滞と販売競争の激化が長期化するなか、消費者の差別化ニーズへの対応も依然として求められております。また、労働需給の逼迫による人件費や物流費の上昇など、多くの課題が山積する経営環境が続きました。
このような状況のもと、当社は、前3ヶ年計画の反省と成果を踏まえ、2022年3月期までの中期経営計画を新たに策定し、収益構造の改革と持続的成長の実現に取り組んでまいりました。具体的には、「主力製品の集中販売」「業務用製品のさらなる飛躍」「新製品の開発」「次世代の組織作り」の4つの基本施策を通じ、実力ある収益力の高い主力製品を核とした事業活動にあらためて注力するなど、当社の強みをさらに伸ばす方策を推進してまいりました。
製品群別の概況は、以下のとおりであります。
液体調味料群においては、小売用の主力製品の「焼肉のたれ」類において、積極的な広告・販促活動を展開する一方、新フレーバー『焼肉通り 香味野菜しょうゆ味』、健康志向の『糖質オフ 焼肉のたれ』の投入でラインアップの充実を図り、堅調に推移いたしました。また、話題の人気メニューがご家庭で簡単に楽しめる『チーズタッカルビの素』などの新製品も売上を牽引いたしました。鍋スープ市場に対しては、『博多もつ鍋スープ』が順調に売上を伸ばすなか、あらたに「贅沢風味」「辛さ」「少人数」「野菜をおいしく」をキーワードとした、多くの製品を投入いたしました。このなかでも、特徴の異なる4種類のチーズをバランスよく合わせた、チーズ感たっぷりの『クアトロチーズ鍋スープ』や、「ウニ」と「肉」という意外な組み合わせを鍋料理にした『うにくしゃぶ鍋用スープ』といった、創意に富んだ「贅沢風味」の鍋スープが好調に推移いたしました。業務用製品では、販売チャネルごとの専任部署の増設・人員拡充やメニュー開発・提案の強化など、新規開拓への継続的取り組みが奏功し、精肉向けのソース、惣菜向けのたれの伸長が売上に寄与しました。この結果、売上高は148億15百万円(前期比102.3%)となりました。
粉体調味料群においては、主力製品の販売強化の取り組みのもと、『味・塩こしょう』シリーズは堅調に推移いたしました。業務用製品では、各販売チャネル向けにラインアップを充実させ、精肉向けや惣菜向けの売上が大きく伸長いたしました。この結果、売上高は39億37百万円(前期比103.8%)となりました。
その他調味料群においては、即食製品に『朝に食べたい 5つの味のスープはるさめ』『コバラにうれしい 5つの味のスープはるさめ』をあらたに投入し、売上を牽引いたしました。この結果、売上高は23億53百万円(前期比102.7%)となりました。
以上の結果、当事業年度における売上高は、211億5百万円(前期比102.6%)となりました。利益につきましては、原材料価格は想定の範囲内で推移するなか、広告・販促企画活動といった後方支援への積極投資や、物流コストの上昇の影響を受けたものの、営業利益は5億55百万円(前期比109.5%)、経常利益は6億18百万円(前期比118.2%)、当期純利益は4億4百万円(前期比123.9%)となりました。
生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。
① 生産実績
当事業年度における生産実績を品目群別に示すと、次のとおりであります。
品目当事業年度
(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
金額(百万円)前期比(%)
液体調味料群14,827102.4
粉体調味料群3,795104.3
その他1,549103.3
合計20,172102.8

(注) 上記の金額は販売価格で表示しており、消費税等は含まれておりません。
② 受注実績
当社は、受注見込による生産方式をとっております。
③ 販売実績
当事業年度における販売実績を品目群別に示すと、次のとおりであります。
品目当事業年度
(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
金額(百万円)前期比(%)
液体調味料群14,815102.3
粉体調味料群3,937103.8
その他2,353102.7
合計21,105102.6

(注) 1 販売実績に対する売上割合が10%以上の取引先はありません。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 財政状態
当事業年度末の総資産は、前事業年度末に比べ5億40百万円増加し、142億9百万円となりました。固定資産が総資産の57.5%を占め、流動資産は総資産の42.5%を占めております。主な資産の変動は、「現金及び預金」が2億64百万円、「機械及び装置」が2億13百万円、「リース資産」が1億78百万円、「構築物」が1億55百万円それぞれ増加し、「売掛金」が2億70百万円、「建設仮勘定」が1億34百万円それぞれ減少したことによるものです。
負債は、前事業年度末に比べ2億88百万円増加し、60億21百万円となりました。流動負債が負債合計の65.4%を占め、固定負債は負債合計の34.6%を占めております。主な負債の変動は、「リース債務」が2億81百万円、「長期借入金」が2億8百万円、「1年内返済予定の長期借入金」が1億66百万円、「買掛金」が1億8百万円それぞれ増加し、「短期借入金」が2億円、「役員退職慰労引当金」が1億65百万円、「未払消費税等」が1億42百万円それぞれ減少したことによるものです。
純資産は、前事業年度末に比べ2億51百万円増加し、81億88百万円となりました。主な純資産の変動は、当期純利益4億4百万円の計上、剰余金の配当1億73百万円の支出により「利益剰余金」が2億30百万円増加したことによるものです。自己資本比率は57.6%となり、前事業年度末に比べ0.5%下降しました。
(3) キャッシュ・フロー
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、19億85百万円となり、前事業年度末に比べ2億64百万円増加いたしました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期純利益6億7百万円、減価償却費6億94百万円等による資金の増加と、役員退職慰労引当金の減少額1億65百万円、法人税等の支払額1億56百万円等による資金の減少により、前期比で2億21百万円収入増の11億36百万円の純収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出4億96百万円等による資金の減少により、前期比で2億82百万円支出増の5億34百万円の純支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入5億円とリース債務の返済3億39百万円、短期借入金の返済2億円、長期借入金の返済1億24百万円、配当金の支払額1億73百万円等の支出により、前期比で2億47百万円支出減の3億37百万円の純支出となりました。
(4) 当社の資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の主な資金需要は、製品製造のための原材料費、労務費、経費、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに当社の生産設備の更新、改修等に係る投資であります。
これらの資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金のほか、金融機関からの借入等による資金調達にて対応していくこととしております。
(5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しております。この財務諸表の作成にあたり、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。これらの見積りには不確実性が伴うため、将来において、これらの見積り及び仮定とは異なる結果となる可能性があります。
当社の財務諸表で採用した重要な会計方針は、第5[経理の状況]1[財務諸表等](1)[財務諸表]の[注記事項](重要な会計方針)に記載しております。

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