有価証券報告書-第55期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大により経済活動が大幅に制限されるなど、極めて厳しい状況で推移いたしました。
食品業界におきましては、感染症拡大の影響による外出自粛の動きが広がり、巣ごもり消費の需要から生活必需品である食品の消費は拡大したものの、家計の先行き不透明感により、消費者の生活防衛意識や節約志向は一層高まる状況となりました。
このような状況のもと、当社は、2022年3月期までの中期経営計画に沿い、収益力の高い主力ロングセラー製品の拡販に注力する原点への回帰と、新時代における持続的成長を目指す事業活動を大きな柱とし、その実現に向けた重点施策に取り組み、業績の向上を目指してまいりました。
製品群別の概況は、以下のとおりであります。
液体調味料群においては、主力製品の販売に経営資源を集中させ一層の拡販に努めるなか、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で家庭内での食事機会が拡大したこともあり、小売用製品が好調に推移いたしました。特に『秘伝 焼肉のたれ』、『博多もつ鍋スープ』、『キムチ鍋スープ』といった主力ロングセラー製品が、大きく売上を伸ばしました。鍋スープでは、通年製品化に注力すべく、製品面・販促面での方策を実施いたしました。製品面では、通常の鍋に比べ気温の影響を受けにくい「しゃぶしゃぶ」に着目した「しゃぶ鍋」関連製品9アイテムをあらたに投入し、ラインアップを大幅に拡充いたしました。また「夏鍋」をテーマとした販促プロモーションを展開し、夏野菜メニューやスタミナメニューを訴求するとともに、ウェブCMの展開やインスタグラム投稿キャンペーンを実施いたしました。商戦が本格化した秋冬期においては、12月の強い寒気による全国的な低気温もあり、鍋スープ類は主力製品を中心に大きく伸長し、『柑橘とり鍋スープ』などの新製品も好調に推移いたしました。さらに、2021年の春夏シーズンに向け、拡販及びブランド認知率向上を目的に、有名タレントを起用した焼肉のたれのウェブ広告・テレビCM・消費者キャンペーンなどのプロモーションを積極的に展開いたしました。業務用製品では、新規開拓への取り組みを継続するなか、内食市場の拡大の影響もあり、『アヒージョ風ソース』、『照焼ペッパーソース』などの精肉向けのソースが伸長いたしました。この結果、売上高は159億35百万円(前期比107.6%)となりました。
粉体調味料群においては、『味・塩こしょう』シリーズが詰め替え用を中心に好調に推移し、リニューアルした『もちもちねぎチヂミの素』や、主力製品の『きのこがおいしい!アヒージョの素』などが家庭内消費の需要拡大を受け、大きく売上を伸ばしました。この結果、売上高は40億35百万円(前期比102.5%)となりました。
その他調味料群においては、新製品『ぱくぱくキャベツ用セット』が姉妹品の『レタスがおいしい パリ麺サラダ用セット』とともに売上を牽引し、あらたに『コバラにうれしい 5つの味のスープはるさめ』、『機能性表示食品 GABA配合スープはるさめ』を投入し、一層ラインアップを充実させた「スープはるさめ」類も好調に推移いたしました。この結果、売上高は24億27百万円(前期比103.2%)となりました。
以上の結果、当事業年度における売上高は、223億99百万円(前期比106.1%)となりました。利益につきましては、原材料価格は想定の範囲内で推移するなか、広告・販促企画活動といった後方支援への積極投資や、物流コストの上昇の影響を受けたものの、営業利益は7億98百万円(前期比143.9%)、経常利益は8億27百万円(前期比133.8%)、当期純利益は5億33百万円(前期比131.9%)となりました。
生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。
① 生産実績
当事業年度における生産実績を品目群別に示すと、次のとおりであります。
(注) 上記の金額は販売価格で表示しており、消費税等は含まれておりません。
② 受注実績
当社は、受注見込による生産方式をとっております。
③ 販売実績
当事業年度における販売実績を品目群別に示すと、次のとおりであります。
(注) 1 販売実績に対する売上割合が10%以上の取引先はありません。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 財政状態
当事業年度末の総資産は、前事業年度末に比べ9億5百万円増加し、151億15百万円となりました。固定資産が総資産の54.8%を占め、流動資産は総資産の45.2%を占めております。主な資産の変動は、「現金及び預金」が6億59百万円、「商品及び製品」が1億85百万円、「建設仮勘定」が1億76百万円それぞれ増加し、「リース資産」が1億28百万円減少したことによるものです。
負債は、前事業年度末に比べ5億19百万円増加し、65億40百万円となりました。流動負債が負債合計の70.4%を占め、固定負債は負債合計の29.6%を占めております。主な負債の変動は、「未払金」が3億48百万円、「未払法人税等」が1億93百万円、「買掛金」が1億59百万円それぞれ増加し、「長期借入金」が1億66百万円、「リース債務」が1億57百万円それぞれ減少したことによるものです。
純資産は、前事業年度末に比べ3億86百万円増加し、85億74百万円となりました。主な純資産の変動は、当期純利益5億33百万円の計上、剰余金の配当1億73百万円の支出により「利益剰余金」が3億59百万円増加したことによるものです。自己資本比率は56.7%となり、前事業年度末に比べ0.9ポイント下降しました。
(3) キャッシュ・フロー
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、26億45百万円となり、前事業年度末に比べ6億59百万円増加いたしました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期純利益8億21百万円、減価償却費7億30百万円、未払金の増加額3億53百万円、仕入債務の増加額1億59百万円等による資金の増加と、たな卸資産の増加額2億28百万円、法人税等の支払額1億54百万円等による資金の減少により、前期比で8億29百万円収入増の19億66百万円の純収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出5億82百万円等による資金の減少により、前期比で1億円支出増の6億35百万円の純支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、リース債務の返済3億30百万円、配当金の支払額1億73百万円、長期借入金の返済1億66百万円の支出により、前期比で3億33百万円支出増の6億71百万円の純支出となりました。
(4) 当社の資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の主な資金需要は、製品製造のための原材料費、労務費、経費、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに当社の生産設備の更新、改修等に係る投資であります。
これらの資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金のほか、金融機関からの借入等による資金調達にて対応していくこととしております。
(5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しております。この財務諸表の作成にあたり、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。これらの見積りには不確実性が伴うため、将来において、これらの見積り及び仮定とは異なる結果となる可能性があります。
当社の財務諸表で採用した重要な会計方針は、第5[経理の状況]1[財務諸表等](1)[財務諸表]の[注記事項](重要な会計方針)に記載しております。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大により経済活動が大幅に制限されるなど、極めて厳しい状況で推移いたしました。
食品業界におきましては、感染症拡大の影響による外出自粛の動きが広がり、巣ごもり消費の需要から生活必需品である食品の消費は拡大したものの、家計の先行き不透明感により、消費者の生活防衛意識や節約志向は一層高まる状況となりました。
このような状況のもと、当社は、2022年3月期までの中期経営計画に沿い、収益力の高い主力ロングセラー製品の拡販に注力する原点への回帰と、新時代における持続的成長を目指す事業活動を大きな柱とし、その実現に向けた重点施策に取り組み、業績の向上を目指してまいりました。
製品群別の概況は、以下のとおりであります。
液体調味料群においては、主力製品の販売に経営資源を集中させ一層の拡販に努めるなか、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で家庭内での食事機会が拡大したこともあり、小売用製品が好調に推移いたしました。特に『秘伝 焼肉のたれ』、『博多もつ鍋スープ』、『キムチ鍋スープ』といった主力ロングセラー製品が、大きく売上を伸ばしました。鍋スープでは、通年製品化に注力すべく、製品面・販促面での方策を実施いたしました。製品面では、通常の鍋に比べ気温の影響を受けにくい「しゃぶしゃぶ」に着目した「しゃぶ鍋」関連製品9アイテムをあらたに投入し、ラインアップを大幅に拡充いたしました。また「夏鍋」をテーマとした販促プロモーションを展開し、夏野菜メニューやスタミナメニューを訴求するとともに、ウェブCMの展開やインスタグラム投稿キャンペーンを実施いたしました。商戦が本格化した秋冬期においては、12月の強い寒気による全国的な低気温もあり、鍋スープ類は主力製品を中心に大きく伸長し、『柑橘とり鍋スープ』などの新製品も好調に推移いたしました。さらに、2021年の春夏シーズンに向け、拡販及びブランド認知率向上を目的に、有名タレントを起用した焼肉のたれのウェブ広告・テレビCM・消費者キャンペーンなどのプロモーションを積極的に展開いたしました。業務用製品では、新規開拓への取り組みを継続するなか、内食市場の拡大の影響もあり、『アヒージョ風ソース』、『照焼ペッパーソース』などの精肉向けのソースが伸長いたしました。この結果、売上高は159億35百万円(前期比107.6%)となりました。
粉体調味料群においては、『味・塩こしょう』シリーズが詰め替え用を中心に好調に推移し、リニューアルした『もちもちねぎチヂミの素』や、主力製品の『きのこがおいしい!アヒージョの素』などが家庭内消費の需要拡大を受け、大きく売上を伸ばしました。この結果、売上高は40億35百万円(前期比102.5%)となりました。
その他調味料群においては、新製品『ぱくぱくキャベツ用セット』が姉妹品の『レタスがおいしい パリ麺サラダ用セット』とともに売上を牽引し、あらたに『コバラにうれしい 5つの味のスープはるさめ』、『機能性表示食品 GABA配合スープはるさめ』を投入し、一層ラインアップを充実させた「スープはるさめ」類も好調に推移いたしました。この結果、売上高は24億27百万円(前期比103.2%)となりました。
以上の結果、当事業年度における売上高は、223億99百万円(前期比106.1%)となりました。利益につきましては、原材料価格は想定の範囲内で推移するなか、広告・販促企画活動といった後方支援への積極投資や、物流コストの上昇の影響を受けたものの、営業利益は7億98百万円(前期比143.9%)、経常利益は8億27百万円(前期比133.8%)、当期純利益は5億33百万円(前期比131.9%)となりました。
生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。
① 生産実績
当事業年度における生産実績を品目群別に示すと、次のとおりであります。
| 品目 | 当事業年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
| 金額(百万円) | 前期比(%) | |
| 液体調味料群 | 16,135 | 108.8 |
| 粉体調味料群 | 3,935 | 103.7 |
| その他 | 1,664 | 107.4 |
| 合計 | 21,734 | 107.7 |
(注) 上記の金額は販売価格で表示しており、消費税等は含まれておりません。
② 受注実績
当社は、受注見込による生産方式をとっております。
③ 販売実績
当事業年度における販売実績を品目群別に示すと、次のとおりであります。
| 品目 | 当事業年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
| 金額(百万円) | 前期比(%) | |
| 液体調味料群 | 15,935 | 107.6 |
| 粉体調味料群 | 4,035 | 102.5 |
| その他 | 2,427 | 103.2 |
| 合計 | 22,399 | 106.1 |
(注) 1 販売実績に対する売上割合が10%以上の取引先はありません。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 財政状態
当事業年度末の総資産は、前事業年度末に比べ9億5百万円増加し、151億15百万円となりました。固定資産が総資産の54.8%を占め、流動資産は総資産の45.2%を占めております。主な資産の変動は、「現金及び預金」が6億59百万円、「商品及び製品」が1億85百万円、「建設仮勘定」が1億76百万円それぞれ増加し、「リース資産」が1億28百万円減少したことによるものです。
負債は、前事業年度末に比べ5億19百万円増加し、65億40百万円となりました。流動負債が負債合計の70.4%を占め、固定負債は負債合計の29.6%を占めております。主な負債の変動は、「未払金」が3億48百万円、「未払法人税等」が1億93百万円、「買掛金」が1億59百万円それぞれ増加し、「長期借入金」が1億66百万円、「リース債務」が1億57百万円それぞれ減少したことによるものです。
純資産は、前事業年度末に比べ3億86百万円増加し、85億74百万円となりました。主な純資産の変動は、当期純利益5億33百万円の計上、剰余金の配当1億73百万円の支出により「利益剰余金」が3億59百万円増加したことによるものです。自己資本比率は56.7%となり、前事業年度末に比べ0.9ポイント下降しました。
(3) キャッシュ・フロー
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、26億45百万円となり、前事業年度末に比べ6億59百万円増加いたしました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期純利益8億21百万円、減価償却費7億30百万円、未払金の増加額3億53百万円、仕入債務の増加額1億59百万円等による資金の増加と、たな卸資産の増加額2億28百万円、法人税等の支払額1億54百万円等による資金の減少により、前期比で8億29百万円収入増の19億66百万円の純収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出5億82百万円等による資金の減少により、前期比で1億円支出増の6億35百万円の純支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、リース債務の返済3億30百万円、配当金の支払額1億73百万円、長期借入金の返済1億66百万円の支出により、前期比で3億33百万円支出増の6億71百万円の純支出となりました。
(4) 当社の資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の主な資金需要は、製品製造のための原材料費、労務費、経費、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに当社の生産設備の更新、改修等に係る投資であります。
これらの資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金のほか、金融機関からの借入等による資金調達にて対応していくこととしております。
(5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しております。この財務諸表の作成にあたり、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。これらの見積りには不確実性が伴うため、将来において、これらの見積り及び仮定とは異なる結果となる可能性があります。
当社の財務諸表で採用した重要な会計方針は、第5[経理の状況]1[財務諸表等](1)[財務諸表]の[注記事項](重要な会計方針)に記載しております。