有価証券報告書-第48期(平成31年1月1日-令和1年12月31日)
業績等の概要
当社グループは、当連結会計年度から連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比較分析は行っておりません。
(1)業績
当社グループは「コーヒーをコアに人と環境にやさしい企業を目指す」の企業理念の下、「2019年-2021年度中期経営計画」に基づき「構造変革と成長分野への投資」を柱として、収益構造の改善と内部統制の強化に注力しています。「飲むことを楽しむ」というコーヒーの新たな価値「Fun To Drink」をテーマとし「その上のコーヒー」を常に追い続け、チャレンジを続けております。
工業用コーヒーにつきましては、一部の主要取引先への取扱数量が大幅に減少したことにより、前年を大きく下回ることとなりました。
業務用コーヒーにつきましては、主要取引先のカフェチェーンやオフィスコーヒーサービスなどにおける取扱数量は堅調に推移いたしましたが、一部大手取引先の取扱アイテム減少に伴い、前年の取扱数量を若干下回ることとなりました。
家庭用コーヒーにつきましては、2018年11月9日付け「2018年12月期3Q決算及び2019-2021年度中期経営計画」で開示させていただいたとおり、家庭用コーヒーの自社販売を2019年3月末をもって終了いたしました。
昨年新たに事業を取得しました一杯抽出事業「キューリグ事業」につきましては、コアコンピタンスである「味の均一性・再現性」を優位に展開すべく、コーヒーはもとより、紅茶・日本茶の分野において全国にチェーン展開している企業や地域に密着しているコーヒー焙煎業のトップブランドと組み、既に2019年度末現在で11ブランド13SKUのキューリグカプセルを発売する等、キューリグ事業の拡大を積極的に進めております。しかしながら、市場環境の激化に伴う販売促進費用と営業リソースに係る先行投資の増加および事業展開の基盤整備に時間を要した影響を受け、計画を下回る結果となりました。
株式会社アートコーヒーについては、既存取引先との深耕化及び新規取引先への積極的な営業活動により、好調に推移いたしました。
以上の取組の結果、当連結会計年度の売上高は190億43百万円となりました。利益面につきましては、物流コストや人件費の上昇に加え、「キューリグ事業」の積極的な先行投資の増加により、営業利益は85百万円、新規借入による利息の支払いを含めた経常利益は74百万円、繰延税金資産を取崩した影響を含めた親会社株主に帰属する当期純損失は1億30百万円となりました。
(2)キャッシュ・フロー
①キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、29億27百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、7億70百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が76百万円、減価償却費5億33百万円、売上債権の減少7億8百万円、仕入債務の減少4億91百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は20億55百万円となりました。これは主に、子会社株式の取得による支出13億95百万円及び投資計画に基づいた4億6百万円の有形固定資産の取得による支出、事業展開に合わせた購買管理システムの更新等に関する85百万円の無形固定資産の取得によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は17億82百万円となりました。これは主に、長期借入れによる収入35億円、株式の発行による収入14億94百万円、短期借入金の返済による支出28億50百万円及び長期借入金の返済による支出2億62百万円によるものであります。
生産、受注及び販売の実績
(1)生産実績
当社グループはコーヒー関連事業の単一セグメントであり、当連結会計年度における生産実績は、次のとおりであります。
(注) 1.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
2.当連結会計年度において、生産実績に著しい変動がありました。これは、コーヒー関連事業セグメントにおいて株式会社アートコーヒーを連結子会社化したこと等によるものであります。
(2)商品仕入実績
当社グループはコーヒー関連事業の単一セグメントであり、当連結会計年度における商品仕入実績は、次のとおりであります。
(注)1.金額は仕入価額によります。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(3)主要原材料の実績
①主要原材料の入手量、使用量及び在庫量
②主要原材料の価格の推移
(注)1.価格は購入価格の平均で表示しております。
2.当社製品の主要原材料でありますコーヒー生豆は国際商品であり、かつわが国では全量輸入のため、当社の仕入価格は国際商品市況及び為替相場の変動による影響を受けております。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(4)受注実績
当社グループはコーヒー関連事業の単一セグメントであり、当連結会計年度における受注実績は、次のとおりであります。
(注) 上記の金額には消費税等は含まれておりません。
(5)販売実績
当社グループはコーヒー関連事業の単一セグメントであり、当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。
(注)1.当連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2019年12月31日)現在において判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この作成にあたり、当社グループは、当連結会計年度末日における資産・負債、並びに当連結会計年度における収益・費用に影響を与える見積りを必要としております。ただし、これらの見積りについて過去の実績等を勘案して合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社グループは、特に以下の重要な会計方針が財務諸表作成における重要な見積りの判断に影響を及ぼすものと考えております。
貸倒引当金
当社グループは、売上債権や貸付金等の貸倒損失に備えて、回収不能見込額を貸倒引当金に計上しております。将来、顧客の財政状態の悪化等により引当金の追加計上が必要となった場合、当社グループの財務諸表に影響を与える可能性があります。
(2)経営成績の分析
① 売上高
売上高の詳細については、第2[事業の状況]3[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析][業績等の概要](1)業績に記載のとおりであります。
② 売上総利益
当連結会計年度の売上総利益は37億67百万円となりました。
③ 営業利益
物流コストや人件費の上昇に加え、「キューリグ事業」の積極的な先行投資の増加により、当連結会計年度の営業利益は85百万円となりました。
④ 経常利益
当連結会計年度の経常利益は74百万円となりました。
⑤ 親会社株主に帰属する当期純損失
繰延税金資産を取崩した影響により、当連結会計年度は1億30百万円の親会社株主に帰属する当期純損失となりました。
なお、セグメントの分析は、第2[事業の状況]3[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析][業績等の概要](1)業績の項目を、また今後の事業環境の見通しと当社グループの課題につきましては、第2[事業の状況]1[経営方針、経営環境及び対処すべき課題等]の項目を、それぞれご参照ください。
(3)財政状態の分析
① 資産
流動資産は、81億61百万円となりました。主な内訳は、現金及び預金29億27百万円、受取手形及び売掛金33億73百万円、原材料及び貯蔵品10億59百万円であります。固定資産は、85億31百万円となりました。主な内訳は、有形固定資産64億24百万円、無形固定資産18億10百万円であります。
この結果、当連結会計年度末の総資産は、166億92百万円となりました。
② 負債
流動負債は、49億95百万円となりました。主な内訳は、支払手形及び買掛金37億13百万円、未払金5億52百万円であります。固定負債は、36億77百万円となりました。主な内訳は長期借入金28億87百万円、繰延税金負債4億15百万円であります。
この結果、当連結会計年度末の負債合計は86億73百万円となりました。
③ 純資産
当連結会計年度末の純資産は、80億19百万円となりました。この結果、当連結会計年度末の自己資本比率は48.0%となりました。
(4)キャッシュ・フローの分析
① キャッシュ・フロー
当連結会計年度における営業活動の結果得られた資金は7億70百万円、投資活動の結果使用した資金は20億55百万円、財務活動の結果得られた資金は17億82百万円となりました。その結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は29億27百万円となりました。
② キャッシュ・フロー指標
・自己資本比率:自己資本/総資産
・時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)によって算出しております。
・キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業活動によるキャッシュ・フロー
有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を払っている全ての負債を対象としております。
・インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業活動によるキャッシュ・フロー/利払い
利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書の「利息の支払額」を使用しております。
(5)資本の財源及び資金の流動性
①キャッシュ・フロー
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(4)キャッシュ・フローの分析」に記載のとおりです。
②資金需要
当社グループの運転資金需要は、原材料費、製造経費、商品仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。また、設備投資資金需要は、機械設備新設及び改修等に係る投資資金によるものであります。
③財務政策
当社グループは、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金または借入により資金調達することとしております。
当社グループは、当連結会計年度から連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比較分析は行っておりません。
(1)業績
当社グループは「コーヒーをコアに人と環境にやさしい企業を目指す」の企業理念の下、「2019年-2021年度中期経営計画」に基づき「構造変革と成長分野への投資」を柱として、収益構造の改善と内部統制の強化に注力しています。「飲むことを楽しむ」というコーヒーの新たな価値「Fun To Drink」をテーマとし「その上のコーヒー」を常に追い続け、チャレンジを続けております。
工業用コーヒーにつきましては、一部の主要取引先への取扱数量が大幅に減少したことにより、前年を大きく下回ることとなりました。
業務用コーヒーにつきましては、主要取引先のカフェチェーンやオフィスコーヒーサービスなどにおける取扱数量は堅調に推移いたしましたが、一部大手取引先の取扱アイテム減少に伴い、前年の取扱数量を若干下回ることとなりました。
家庭用コーヒーにつきましては、2018年11月9日付け「2018年12月期3Q決算及び2019-2021年度中期経営計画」で開示させていただいたとおり、家庭用コーヒーの自社販売を2019年3月末をもって終了いたしました。
昨年新たに事業を取得しました一杯抽出事業「キューリグ事業」につきましては、コアコンピタンスである「味の均一性・再現性」を優位に展開すべく、コーヒーはもとより、紅茶・日本茶の分野において全国にチェーン展開している企業や地域に密着しているコーヒー焙煎業のトップブランドと組み、既に2019年度末現在で11ブランド13SKUのキューリグカプセルを発売する等、キューリグ事業の拡大を積極的に進めております。しかしながら、市場環境の激化に伴う販売促進費用と営業リソースに係る先行投資の増加および事業展開の基盤整備に時間を要した影響を受け、計画を下回る結果となりました。
株式会社アートコーヒーについては、既存取引先との深耕化及び新規取引先への積極的な営業活動により、好調に推移いたしました。
以上の取組の結果、当連結会計年度の売上高は190億43百万円となりました。利益面につきましては、物流コストや人件費の上昇に加え、「キューリグ事業」の積極的な先行投資の増加により、営業利益は85百万円、新規借入による利息の支払いを含めた経常利益は74百万円、繰延税金資産を取崩した影響を含めた親会社株主に帰属する当期純損失は1億30百万円となりました。
(2)キャッシュ・フロー
①キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、29億27百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、7億70百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が76百万円、減価償却費5億33百万円、売上債権の減少7億8百万円、仕入債務の減少4億91百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は20億55百万円となりました。これは主に、子会社株式の取得による支出13億95百万円及び投資計画に基づいた4億6百万円の有形固定資産の取得による支出、事業展開に合わせた購買管理システムの更新等に関する85百万円の無形固定資産の取得によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は17億82百万円となりました。これは主に、長期借入れによる収入35億円、株式の発行による収入14億94百万円、短期借入金の返済による支出28億50百万円及び長期借入金の返済による支出2億62百万円によるものであります。
生産、受注及び販売の実績
(1)生産実績
当社グループはコーヒー関連事業の単一セグメントであり、当連結会計年度における生産実績は、次のとおりであります。
セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2019年1月1日 至 2019年12月31日) | 前年同期比(%) |
コーヒー関連事業(千円) | 14,666,521 | - |
合計 | 14,666,521 | - |
(注) 1.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
2.当連結会計年度において、生産実績に著しい変動がありました。これは、コーヒー関連事業セグメントにおいて株式会社アートコーヒーを連結子会社化したこと等によるものであります。
(2)商品仕入実績
当社グループはコーヒー関連事業の単一セグメントであり、当連結会計年度における商品仕入実績は、次のとおりであります。
セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2019年1月1日 至 2019年12月31日) | 前年同期比(%) |
コーヒー関連事業(千円) | 508,068 | - |
合計 | 508,068 | - |
(注)1.金額は仕入価額によります。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(3)主要原材料の実績
①主要原材料の入手量、使用量及び在庫量
原材料名 | 当連結会計年度 (自 2019年1月1日 至 2019年12月31日) | |||||
入手量 (トン) | 前年同期比 (%) | 使用量 (トン) | 前年同期比 (%) | 在庫量 (トン) | 前年同期比 (%) | |
コーヒー生豆 | 28,562 | - | 28,280 | - | 2,292 | - |
②主要原材料の価格の推移
原材料名 | 当連結会計年度 (自 2019年1月1日 至 2019年12月31日) | |||
2019年3月 | 2019年6月 | 2019年9月 | 2019年12月 | |
コーヒー生豆(円/kg) | 375.76 | 380.39 | 377.62 | 402.50 |
(注)1.価格は購入価格の平均で表示しております。
2.当社製品の主要原材料でありますコーヒー生豆は国際商品であり、かつわが国では全量輸入のため、当社の仕入価格は国際商品市況及び為替相場の変動による影響を受けております。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(4)受注実績
当社グループはコーヒー関連事業の単一セグメントであり、当連結会計年度における受注実績は、次のとおりであります。
セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2019年1月1日 至 2019年12月31日) | |||
受注高(千円) | 前年同期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同期比(%) | |
コーヒー関連事業 | 19,041,130 | - | 233,405 | - |
合計 | 19,041,130 | - | 233,405 | - |
(注) 上記の金額には消費税等は含まれておりません。
(5)販売実績
当社グループはコーヒー関連事業の単一セグメントであり、当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。
セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2019年1月1日 至 2019年12月31日) | 前年同期比(%) |
コーヒー関連事業(千円) | 19,043,075 | - |
合計(千円) | 19,043,075 | - |
(注)1.当連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先 | 当連結会計年度 (自 2019年1月1日 至 2019年12月31日) | |
金額(千円) | 割合(%) | |
株式会社MCアグリアライアンス | 4,583,905 | 24.1 |
アサヒ飲料株式会社 | 2,047,034 | 10.7 |
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2019年12月31日)現在において判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この作成にあたり、当社グループは、当連結会計年度末日における資産・負債、並びに当連結会計年度における収益・費用に影響を与える見積りを必要としております。ただし、これらの見積りについて過去の実績等を勘案して合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社グループは、特に以下の重要な会計方針が財務諸表作成における重要な見積りの判断に影響を及ぼすものと考えております。
貸倒引当金
当社グループは、売上債権や貸付金等の貸倒損失に備えて、回収不能見込額を貸倒引当金に計上しております。将来、顧客の財政状態の悪化等により引当金の追加計上が必要となった場合、当社グループの財務諸表に影響を与える可能性があります。
(2)経営成績の分析
① 売上高
売上高の詳細については、第2[事業の状況]3[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析][業績等の概要](1)業績に記載のとおりであります。
② 売上総利益
当連結会計年度の売上総利益は37億67百万円となりました。
③ 営業利益
物流コストや人件費の上昇に加え、「キューリグ事業」の積極的な先行投資の増加により、当連結会計年度の営業利益は85百万円となりました。
④ 経常利益
当連結会計年度の経常利益は74百万円となりました。
⑤ 親会社株主に帰属する当期純損失
繰延税金資産を取崩した影響により、当連結会計年度は1億30百万円の親会社株主に帰属する当期純損失となりました。
なお、セグメントの分析は、第2[事業の状況]3[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析][業績等の概要](1)業績の項目を、また今後の事業環境の見通しと当社グループの課題につきましては、第2[事業の状況]1[経営方針、経営環境及び対処すべき課題等]の項目を、それぞれご参照ください。
(3)財政状態の分析
① 資産
流動資産は、81億61百万円となりました。主な内訳は、現金及び預金29億27百万円、受取手形及び売掛金33億73百万円、原材料及び貯蔵品10億59百万円であります。固定資産は、85億31百万円となりました。主な内訳は、有形固定資産64億24百万円、無形固定資産18億10百万円であります。
この結果、当連結会計年度末の総資産は、166億92百万円となりました。
② 負債
流動負債は、49億95百万円となりました。主な内訳は、支払手形及び買掛金37億13百万円、未払金5億52百万円であります。固定負債は、36億77百万円となりました。主な内訳は長期借入金28億87百万円、繰延税金負債4億15百万円であります。
この結果、当連結会計年度末の負債合計は86億73百万円となりました。
③ 純資産
当連結会計年度末の純資産は、80億19百万円となりました。この結果、当連結会計年度末の自己資本比率は48.0%となりました。
(4)キャッシュ・フローの分析
① キャッシュ・フロー
当連結会計年度における営業活動の結果得られた資金は7億70百万円、投資活動の結果使用した資金は20億55百万円、財務活動の結果得られた資金は17億82百万円となりました。その結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は29億27百万円となりました。
② キャッシュ・フロー指標
主要項目 | 当連結会計年度 (2019年12月31日) |
自己資本比率(%) | 48.0 |
時価ベースの自己資本比率(%) | 71.0 |
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年) | 4.2 |
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) | 31.7 |
・自己資本比率:自己資本/総資産
・時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)によって算出しております。
・キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業活動によるキャッシュ・フロー
有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を払っている全ての負債を対象としております。
・インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業活動によるキャッシュ・フロー/利払い
利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書の「利息の支払額」を使用しております。
(5)資本の財源及び資金の流動性
①キャッシュ・フロー
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(4)キャッシュ・フローの分析」に記載のとおりです。
②資金需要
当社グループの運転資金需要は、原材料費、製造経費、商品仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。また、設備投資資金需要は、機械設備新設及び改修等に係る投資資金によるものであります。
③財務政策
当社グループは、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金または借入により資金調達することとしております。