有価証券報告書-第90期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/15 15:42
【資料】
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【項目】
124項目

対処すべき課題

今後の世界経済の見通しにつきましては、世界景気は緩やかに拡大されると思われますが、中国の経済成長の減速
と、それによる周辺国への影響など先行き不透明な状況は変わりありません。また、日本経済においては消費税増税
に伴う駆け込み需要の反動の影響は和らぎ、企業収益は堅調に推移しましたが、個人消費には依然として弱さがあ
り、引続き予断を許さないものと考えます。
世界の自動車市場については、世界経済の成長にあわせて順調に拡大しており、この先も拡大する見込みでありま
すが、ますます競争は激化することが予想されます。このような中で当社グループは、2015年度、2016年度を持続的
な成長を図るための足元固めの期間と位置づけ、次の主要課題に取り組んでまいります。
① 体質強化の構築
・ 現場力強化によるQCDの向上(Quality品質、Cost価格、Delivery納期)
・ 米州、欧州地域の不採算事業の建て直し
・ ガバナンスの強化
② 成長するための商品力の強化
・ コアとなるシート事業の技術力強化
・ 付加価値の高い「もっといい商品」の開発、提供