四半期報告書-第85期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)

【提出】
2022/02/14 14:33
【資料】
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【項目】
41項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年12月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルスのワクチン接種の普及に伴い、経済活動・個人消費に持ち直しの動きがみられ、今後も段階的な景気の回復が期待されている一方、冬場に向けて変異株の国内再拡大も懸念されており、経済環境は依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社グループを取り巻く経営環境につきましては、昨年9月に緊急事態宣言が解除されたことで人流が増加し、来店型事業における包装資材の需要に一定の回復が見られたものの、コロナ前の水準までの回復には至っておらず、原材料・物流コストの高騰、円安進行といった外部環境による影響もあり、非常に厳しい状況で推移いたしました。
また、プラスチック製レジ袋の有料化から1年以上が経過し、当社グループの主力製品であるレジ袋の販売規模縮小に底打ち感が見えてまいりました。今後は、環境に配慮した素材やプラスチック製包材の紙化提案といった販促活動を推進し、ESGやSDGsといった環境対策に取り組むお客様とともに、循環型経済社会の実現を目指します。
このような環境のもと、2021年6月30日に当社グループの中期経営計画『次世代パッケージ企業への転換』を公表いたしました。『環境対応と成長基盤確立のための3ヵ年~本気の変革~』を基本方針とした事業構造改革の初年度として、「コスト削減」、「不採算事業の改善」、「新規事業の発掘」、「業務フローの効率化」、「組織・人員の見直し」などに取り組み、引き続き環境戦略の強化、構造改革の徹底及び事業の見極めに努めてまいりました。当期においては、レジ袋を生産するグループ会社の操業停止とそれに伴う固定資産の売却及び人員整理を実施し、収益性の改善及び経営資源の効率的な活用を図るとともに、不採算拠点の閉鎖による固定費の削減を推進してまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は19,605百万円(前年同四半期比3.9%減)、営業損失287百万円(前年同四半期は営業利益37百万円)、経常損失271百万円(前年同四半期は経常利益38百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失249百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失150百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
なお、各セグメントのセグメント利益(営業利益)は、「セグメント情報等」に記載のとおり、各セグメントに配分していない全社費用465百万円を配分する前の金額であります。
「紙製品事業」
紙製品事業につきましては、得意先の需要が営業再開により回復したことなどから、主力の角底袋、手提袋及び紙器の販売数量・金額が増加し、売上高は前年同期に比べ787百万円増加して8,442百万円となりました。セグメント利益(営業利益)は生産数量増加により生産利益が増加、仕入品の粗利益額も増加し、加えて経費削減により販売管理費が減少したことから、前年同期に比べ309百万円増加して315百万円となりました。
「化成品事業」
化成品事業につきましては、レジ袋有料化などの環境対応の影響により得意先の需要が大きく減少し、またグループ会社の操業を停止したことなどから、主力のレジ袋、ポリ手提袋及びポリ宅配袋の販売数量・金額が減少し、売上高は前年同期に比べ1,830百万円減少して5,944百万円となりました。セグメント損益(営業損益)は売上高減少に加えて原材料価格上昇等により粗利益額が減少し、販売管理費が減少したものの、前年同期に比べ637百万円減少して238百万円の損失となりました。
「その他事業」
その他事業につきましては、S・V・S(スーパーバッグ・ベンダー・システム)を主たる事業として展開しておりますが、得意先の需要が営業再開により回復したことなどから、売上高は前年同期に比べ241百万円増加して5,218百万円となりました。品目ごとの販売構成では、包装用品、清掃用品、ファーストフード資材、販売用品及びSVS商品が増加する一方で、ギフト用品が減少しております。セグメント利益(営業利益)は粗利益額が増加したものの、販売管理費が増加したことから、前年同期に比べ43百万円減少して101百万円となりました。
(2) 財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ1,076百万円増加して15,627百万円となりました。流動資産は、未収入金が100百万円減少した一方、現金及び預金が535百万円増加、受取手形及び売掛金が1,315百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ1,767百万円増加の11,150百万円となりました。固定資産は、設備投資等により98百万円増加した一方、有形固定資産の売却及び除却で431百万円減少、減価償却で249百万円減少、投資有価証券の時価評価差額が48百万円減少、繰延税金資産が51百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ690百万円減少の4,477百万円となりました。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,302百万円増加して12,800百万円となりました。これは、リース債務が72百万円減少、役員退職慰労引当金が85百万円減少した一方、支払手形及び買掛金が1,007百万円増加、電子記録債務及び設備関係電子記録債務が175百万円増加、未払金及び設備関係未払金が72百万円増加、短期借入金及び長期借入金が221百万円増加したことなどによるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ225百万円減少して2,827百万円となりました。これは、利益剰余金が親会社株主に帰属する四半期純損失計上により249百万円減少したことなどによるものであります。この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の20.0%から17.3%になりました。
(3) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループは、事業活動のための適切な資金確保、流動性の維持、並びに健全な財政状態を常にめざし、安定的な営業キャッシュ・フローの創出や資金調達手段の確保に努めております。設備投資などの長期資金需要につきましては、自己資金及び主に金融機関からの長期借入など、金利コストの最小化を図れるような調達方法を検討し対応しております。また運転資金需要につきましては、自己資金、営業活動から得られるキャッシュ・フローに加え、金融機関からの当座貸越枠を利用した短期借入金により対応しております。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は7百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 従業員数
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数は前連結会計年度末に比べ220名減少しております。この主な要因は、当社の連結子会社である株式会社中土製袋所及び上海世霸包装材料有限公司の化成品事業におけるレジ袋、ポリ袋生産業務の停止に伴い、人員整理を実施したことによるものであります。これに伴い、化成品事業の従業員数は、202名減少しております。
(6) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、化成品事業の生産、受注及び販売の実績が著しく減少しております。
これは、プラスチック製レジ袋有料化の影響による需要減少や、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言の発出により、販売先である小売店の営業自粛等の影響で、受注高が前年同四半期比20.4%減、生産高が39.1%減、販売高が23.5%減となったものです。

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