有価証券報告書-第135期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)
1.経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善を背景に緩やかな回復基調で推移しました。一方、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動による影響が懸念されるなど、先行きには不透明感が残る状況となっております。
当社グループの連結業績につきましては、国内塗料事業は工作機械向けに売上が増加したものの、建材分野においては売上が減少したことから、総じて減収となりました。利益面では原材料価格高騰の影響を強く受け、減益となりました。海外塗料事業は北中米市場における自動車部品分野の堅調な需要を受け、増収増益となりました。照明機器事業は業務用LED照明分野の需要が堅調に推移し、増収増益となりました。
この結果、当連結会計年度の売上高は741億1千9百万円(前連結会計年度比 1.8%増)、営業利益は65億8千8百万円(同 5千5百万円増)、経常利益は63億9千2百万円(同 2億7百万円減)、親会社株主に帰属する当期純利益は45億7千3百万円(同 6億2千6百万円減)となりました。
各事業セグメントにおける営業活動の状況は次のとおりです。
[国内塗料事業]
主力の構造物分野では、インフラ市場を中心に販売競争が激しさを増すなかシェア拡大に注力し、売上が増加しました。工業用分野では、工作機械向けに需要が拡大し売上が増加したものの、建材分野においては住宅着工戸数減少の影響を受け、売上が減少しました。利益面では下期以降における原材料価格高騰の影響を強く受け、利益は前年を下回りました。当セグメント全体の業績としては、減収減益となりました。
この結果、売上高は533億7千4百万円(前連結会計年度比 0.2%減)、営業利益は34億6千6百万円(同 4億1千9百万円減)となりました。
[海外塗料事業]
北中米市場及び東南アジア市場においては自動車部品分野の業績が堅調に推移し、売上、利益ともに増加しました。中国市場では環境規制の強化に伴い対策費用が発生しましたが、構造物分野を中心とした売上増加により、利益も増加しました。加えて円安による為替換算の影響もあり、当セグメント全体の業績は、増収増益となりました。
この結果、売上高は79億6千万円(前連結会計年度比 13.4%増)、営業利益は14億5百万円(同 2億1千8百万円増)となりました。
[照明機器事業]
業務用LED照明分野では、期を通じて商業施設における改装需要が堅調に推移し、売上が増加しました。このほか経費削減にも努めたことで利益は大きく増加し、増収増益となりました。
この結果、売上高は94億7千万円(前連結会計年度比 4.2%増)、営業利益は11億4千6百万円(同 2億1千4百万円増)となりました。
[蛍光色材事業]
国内市場では高付加価値品を中心に堅調に推移しましたが、主要市場である海外蛍光顔料市場の低迷及び価格競争激化の影響により減収減益となりました。
この結果、売上高は12億7千5百万円(前連結会計年度比 7.4%減)、営業利益は1億1千9百万円(同 1千6百万円減)となりました。
[その他事業]
売上高は20億3千8百万円(前連結会計年度比 13.2%増)、営業利益は2億1千3百万円(同 5千5百万円増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より3億3百万円増加し、42億5千6百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動により得られた資金は、53億1千5百万円(前連結会計年度は61億3千3百万円の収入)となりました。これは税金等調整前当期純利益、仕入債務の増加、利息及び配当金の受取等の収入と、退職給付に係る資産の増加、売上債権の増加、法人税等の支払等の支出を主因とするものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動により使用した資金は、3億9千8百万円(前連結会計年度は6億3千7百万円の収入)となりました。これは投資有価証券の売却等の収入と、有形固定資産の取得等の支出を主因とするものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動により使用した資金は、47億4千7百万円(前連結会計年度は58億8百万円の支出)となりました。これは短期借入金及び長期借入金の返済、配当金の支払、自己株式の取得による支出、リース債務の支払等の支出を主因とするものであります。
(3)生産、受注及び販売の実績
① 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は、販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.上記セグメント区分以外の「その他」は、塗装工事事業、物流事業等であり、提供するサービスの性格上、生産実績を定義することが困難であるため、記載しておりません。
② 受注実績
当社グループ(当社及び連結子会社、以下同じ)は、一部特需関係等を除き主として見込生産によっておりますので、受注並びに受注残等について特に記載すべき事項はありません。
③ 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
(1)財政状態の分析
当連結会計年度における総資産は、765億6百万円となり、前連結会計年度末と比較して61億3千2百万円の増加となりました。流動資産は、342億9千万円で前連結会計年度末と比較して13億6千7百万円の増加となりましたが、これは受取手形及び売掛金の増加7億5千8百万円、たな卸資産の増加4億1千9百万円、繰延税金資産の増加9千9百万円、その他の増加6千4百万円が主因であります。固定資産は、422億1千6百万円で前連結会計年度末と比較して47億6千4百万円増加となりましたが、これは有形固定資産の増加2千2百万円、投資その他の資産の増加49億5千4百万円が主因であります。
負債は、331億5千7百万円となり、前連結会計年度末と比較して8億9千7百万円の減少となりました。流動負債は、264億3千9百万円で前連結会計年度末と比較して19億8千5百万円の減少となりましたが、これは支払手形及び買掛金の増加15億8千万円、短期借入金の減少31億4千8百万円、未払法人税等の減少7億3千万円、製品補償引当金の増加2億8千8百万円が主因であります。固定負債は、67億1千7百万円で前連結会計年度末と比較して10億8千7百万円の増加となりましたが、これは長期借入金の減少1億5千4百万円、リース債務の減少2億2千5百万円、繰延税金負債の増加14億7千8百万円が主因であります。
純資産は、433億4千9百万円となり、前連結会計年度末と比較して70億3千万円の増加となりましたが、これは利益剰余金の増加39億7千7百万円、自己株式の増加3億6千9百万円、その他有価証券評価差額金の増加1億4千7百万円、為替換算調整勘定の増加1億2千2百万円、退職給付に係る調整累計額の増加27億6千5百万円、新株予約権の増加3千2百万円、非支配株主持分の増加3億5千2百万円が主因であります。
なお、キャッシュ・フローの状況については、「3[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析]1.経営成績等の状況の概要(2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
(2)経営成績の分析
経営成績の分析につきましては、「3[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析]1.経営成績等の状況の概要(1)財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善を背景に緩やかな回復基調で推移しました。一方、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動による影響が懸念されるなど、先行きには不透明感が残る状況となっております。
当社グループの連結業績につきましては、国内塗料事業は工作機械向けに売上が増加したものの、建材分野においては売上が減少したことから、総じて減収となりました。利益面では原材料価格高騰の影響を強く受け、減益となりました。海外塗料事業は北中米市場における自動車部品分野の堅調な需要を受け、増収増益となりました。照明機器事業は業務用LED照明分野の需要が堅調に推移し、増収増益となりました。
この結果、当連結会計年度の売上高は741億1千9百万円(前連結会計年度比 1.8%増)、営業利益は65億8千8百万円(同 5千5百万円増)、経常利益は63億9千2百万円(同 2億7百万円減)、親会社株主に帰属する当期純利益は45億7千3百万円(同 6億2千6百万円減)となりました。
各事業セグメントにおける営業活動の状況は次のとおりです。
[国内塗料事業]
主力の構造物分野では、インフラ市場を中心に販売競争が激しさを増すなかシェア拡大に注力し、売上が増加しました。工業用分野では、工作機械向けに需要が拡大し売上が増加したものの、建材分野においては住宅着工戸数減少の影響を受け、売上が減少しました。利益面では下期以降における原材料価格高騰の影響を強く受け、利益は前年を下回りました。当セグメント全体の業績としては、減収減益となりました。
この結果、売上高は533億7千4百万円(前連結会計年度比 0.2%減)、営業利益は34億6千6百万円(同 4億1千9百万円減)となりました。
[海外塗料事業]
北中米市場及び東南アジア市場においては自動車部品分野の業績が堅調に推移し、売上、利益ともに増加しました。中国市場では環境規制の強化に伴い対策費用が発生しましたが、構造物分野を中心とした売上増加により、利益も増加しました。加えて円安による為替換算の影響もあり、当セグメント全体の業績は、増収増益となりました。
この結果、売上高は79億6千万円(前連結会計年度比 13.4%増)、営業利益は14億5百万円(同 2億1千8百万円増)となりました。
[照明機器事業]
業務用LED照明分野では、期を通じて商業施設における改装需要が堅調に推移し、売上が増加しました。このほか経費削減にも努めたことで利益は大きく増加し、増収増益となりました。
この結果、売上高は94億7千万円(前連結会計年度比 4.2%増)、営業利益は11億4千6百万円(同 2億1千4百万円増)となりました。
[蛍光色材事業]
国内市場では高付加価値品を中心に堅調に推移しましたが、主要市場である海外蛍光顔料市場の低迷及び価格競争激化の影響により減収減益となりました。
この結果、売上高は12億7千5百万円(前連結会計年度比 7.4%減)、営業利益は1億1千9百万円(同 1千6百万円減)となりました。
[その他事業]
売上高は20億3千8百万円(前連結会計年度比 13.2%増)、営業利益は2億1千3百万円(同 5千5百万円増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より3億3百万円増加し、42億5千6百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動により得られた資金は、53億1千5百万円(前連結会計年度は61億3千3百万円の収入)となりました。これは税金等調整前当期純利益、仕入債務の増加、利息及び配当金の受取等の収入と、退職給付に係る資産の増加、売上債権の増加、法人税等の支払等の支出を主因とするものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動により使用した資金は、3億9千8百万円(前連結会計年度は6億3千7百万円の収入)となりました。これは投資有価証券の売却等の収入と、有形固定資産の取得等の支出を主因とするものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動により使用した資金は、47億4千7百万円(前連結会計年度は58億8百万円の支出)となりました。これは短期借入金及び長期借入金の返済、配当金の支払、自己株式の取得による支出、リース債務の支払等の支出を主因とするものであります。
(3)生産、受注及び販売の実績
① 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 国内塗料(百万円) | 52,571 | 99.5 |
| 海外塗料(百万円) | 6,899 | 116.5 |
| 照明機器(百万円) | 5,116 | 106.3 |
| 蛍光色材(百万円) | 1,068 | 95.1 |
| 合 計(百万円) | 65,656 | 101.5 |
(注)1.金額は、販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.上記セグメント区分以外の「その他」は、塗装工事事業、物流事業等であり、提供するサービスの性格上、生産実績を定義することが困難であるため、記載しておりません。
② 受注実績
当社グループ(当社及び連結子会社、以下同じ)は、一部特需関係等を除き主として見込生産によっておりますので、受注並びに受注残等について特に記載すべき事項はありません。
③ 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 国内塗料(百万円) | 53,374 | 99.8 |
| 海外塗料(百万円) | 7,960 | 113.4 |
| 照明機器(百万円) | 9,470 | 104.2 |
| 蛍光色材(百万円) | 1,275 | 92.6 |
| 報告セグメント計(百万円) | 72,080 | 101.5 |
| その他(百万円) | 2,038 | 113.2 |
| 合 計(百万円) | 74,119 | 101.8 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
| 相 手 先 | 前連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) | 当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) | ||
| 金額(百万円) | 割合(%) | 金額(百万円) | 割合(%) | |
| 三菱商事ケミカル株式会社 | 14,626 | 20.1 | 14,349 | 19.4 |
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
(1)財政状態の分析
| 前連結会計年度 (平成29年3月31日) | 当連結会計年度 (平成30年3月31日) | 増減額 | ||
| 資産 (百万円) | 70,374 | 76,506 | 6,132 | |
| 負債 (百万円) | 34,055 | 33,157 | △897 | |
| 純資産(百万円) | 36,319 | 43,349 | 7,030 | |
| 自己資本比率(%) | 48.5 | 53.3 | 4.8ポイント上昇 | |
当連結会計年度における総資産は、765億6百万円となり、前連結会計年度末と比較して61億3千2百万円の増加となりました。流動資産は、342億9千万円で前連結会計年度末と比較して13億6千7百万円の増加となりましたが、これは受取手形及び売掛金の増加7億5千8百万円、たな卸資産の増加4億1千9百万円、繰延税金資産の増加9千9百万円、その他の増加6千4百万円が主因であります。固定資産は、422億1千6百万円で前連結会計年度末と比較して47億6千4百万円増加となりましたが、これは有形固定資産の増加2千2百万円、投資その他の資産の増加49億5千4百万円が主因であります。
負債は、331億5千7百万円となり、前連結会計年度末と比較して8億9千7百万円の減少となりました。流動負債は、264億3千9百万円で前連結会計年度末と比較して19億8千5百万円の減少となりましたが、これは支払手形及び買掛金の増加15億8千万円、短期借入金の減少31億4千8百万円、未払法人税等の減少7億3千万円、製品補償引当金の増加2億8千8百万円が主因であります。固定負債は、67億1千7百万円で前連結会計年度末と比較して10億8千7百万円の増加となりましたが、これは長期借入金の減少1億5千4百万円、リース債務の減少2億2千5百万円、繰延税金負債の増加14億7千8百万円が主因であります。
純資産は、433億4千9百万円となり、前連結会計年度末と比較して70億3千万円の増加となりましたが、これは利益剰余金の増加39億7千7百万円、自己株式の増加3億6千9百万円、その他有価証券評価差額金の増加1億4千7百万円、為替換算調整勘定の増加1億2千2百万円、退職給付に係る調整累計額の増加27億6千5百万円、新株予約権の増加3千2百万円、非支配株主持分の増加3億5千2百万円が主因であります。
なお、キャッシュ・フローの状況については、「3[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析]1.経営成績等の状況の概要(2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
(2)経営成績の分析
経営成績の分析につきましては、「3[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析]1.経営成績等の状況の概要(1)財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。