四半期報告書-第103期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)

【提出】
2022/11/11 11:05
【資料】
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【項目】
36項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当社グループの当第2四半期連結累計期間の業績は、減収減益となりました。
売上高は36,819百万円(対前年同四半期比2.0%減)となり、その減収の主たる要因としては、薬価改定の影響があげられます。
利益面では、売上高の減少及び販売費及び一般管理費の増加等により、営業利益は8,209百万円(対前年同四半期比9.2%減)、経常利益は8,555百万円(対前年同四半期比7.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5,964百万円(対前年同四半期比11.3%減)となりました。販売費及び一般管理費が増加した主たる要因は、研究開発費が対前年同四半期比8.0%増加し、4,330百万円となったためであります。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
①薬業
医薬品・医療機器につきましては、関節機能改善剤「アルツ」、癒着防止吸収性バリア「セプラフィルム」等の売上減少により減収となりました。その背景としましては、薬価改定の影響等があげられます。
農業薬品につきましては増収となりました。
この結果、売上高は35,600百万円(対前年同四半期比2.2%減)、セグメント利益(営業利益)は7,592百万円(対前年同四半期比9.6%減)となりました。
なお、海外売上高は3,385百万円(対前年同四半期比16.7%増)となりました。
②不動産事業
不動産事業の主たる収入は文京グリーンコート関連の賃貸料であります。売上高は1,219百万円(対前年同四半期比2.3%増)、セグメント利益(営業利益)は616百万円(対前年同四半期比2.9%減)となりました。
(2) 財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末における総資産は167,307百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,126百万円の増加となりました。これは主に、有価証券の増加によるものであります。
負債は26,922百万円となり、前連結会計年度末に比べ67百万円の増加となりました。これは主に、支払手形及び買掛金の増加によるものであります。
また、純資産は140,384百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,059百万円の増加となりました。これは主に、利益剰余金の増加によるものであります。
自己資本比率は、83.6%(前連結会計年度末83.4%)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ842百万円増加し、75,467百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同四半期に比べ993百万円収入が増加し、6,427百万円の収入となりました。これは主に、仕入債務の増加によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同四半期に比べ227百万円支出が増加し、1,410百万円の支出となりました。これは主に、有形固定資産の売却による収入の減少によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同四半期に比べ1,112百万円支出が減少し、4,174百万円の支出となりました。これは主に、自己株式の取得額の減少によるものであります。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更又は新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は4,330百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。