四半期報告書-第99期第1四半期(平成30年4月1日-平成30年6月30日)

【提出】
2018/08/10 9:16
【資料】
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【項目】
27項目
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当社グループの当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は24,135百万円(対前年同四半期比3.3%減)、営業利益は5,647百万円(対前年同四半期比26.2%減)、経常利益は5,817百万円(対前年同四半期比25.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4,035百万円(対前年同四半期比26.1%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(売上高)
①薬業
医薬品・医療機器につきましては、爪白癬治療剤「クレナフィン」の売上は増加しましたが、関節機能改善剤「アルツ」、癒着防止吸収性バリア「セプラフィルム」の売上の減少などの影響により減収となりました。
減収の主な要因としましては、薬価改定による影響が大きく、また、国の後発医薬品使用促進策の影響も継続していることなどがあげられます。「クレナフィン」は増加しましたが、それらの減収分を補うには至りませんでした。
農業薬品につきましては減収となりました。
この結果、売上高は23,551百万円(対前年同四半期比3.4%減)となりました。
なお、海外売上高は2,117百万円となりました。
②不動産事業
不動産事業の主たる収入は文京グリーンコート関連の賃貸料であります。売上高は583百万円(対前年同四半期比2.8%減)となりました。
(営業利益)
当社グループの売上原価は、主に工場の製造原価、仕入商品原価、不動産事業の役務収益原価から構成されます。当第1四半期連結累計期間の売上高に対する売上原価の比率は42.1%であり、ほぼ前年同四半期並みとなりました。
販売費及び一般管理費につきましては、主に人件費、研究開発費、広告宣伝費や販売促進費などの営業活動費用であり、当第1四半期連結累計期間は8,319百万円と前第1四半期連結累計期間比22.4%増加いたしました。主たる要因は、研究開発費が前第1四半期連結累計期間比94.9%増加し、3,579百万円となったためであります。
この結果、薬業のセグメント利益(営業利益)は5,278百万円(対前年同四半期比27.0%減)、不動産事業のセグメント利益(営業利益)は369百万円(対前年同四半期比10.9%減)となりました。
当第1四半期連結会計期間末における総資産は148,763百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,654百万円の減少となりました。これは主に、現金及び預金の減少によるものであります。
負債は36,249百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,293百万円の減少となりました。これは主に、未払法人税等の減少によるものであります。
また、純資産は112,514百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,360百万円の減少となりました。これは主に、自己株式の取得によるものであります。
自己資本比率は、75.6%(前連結会計年度末74.7%)となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は3,579百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4) 生産、受注及び販売の実績
当第1四半期連結累計期間において、薬業の生産実績が著しく増加し、12,861百万円(対前年同四半期比33.1%増)となりました。