四半期報告書-第87期第2四半期(平成30年7月1日-平成30年9月30日)

【提出】
2018/11/08 11:58
【資料】
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【項目】
31項目
文中の将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
体外診断用医薬品の全般的な普及飽和傾向により、近年当社グループの臨床検査における事業環境は、ほぼ横ばいで推移しております。平成30年度の診療報酬改定は、全体ではプラスの改定が行われましたが、政府による医療費抑制策の基調は変わらず、厳しい環境が続いております。再生医療分野は、複数の企業や医師の主導による治験が開始され、再生医療等製品の開発活動が活発になっております。
当社グループでは、経営方針として「長期的に持続的成長をする企業」を掲げております。既存事業の推進と新規事業育成による新たな価値の創出を目指し、中期経営計画の3年目(最終年)に際し、引き続き次のような経営戦略に取り組んでおります。
将来性・・・成長分野への新技術開発のための開発的投資(資本参加などのM&A・提携・委託)
拡張性・・・市場拡大のための戦略的投資(市場開拓・製品及びサービス開発)
収益性・・・製造設備強化への効率的投資(業務品質向上・事業ポートフォリオ適正化)
このような状況のもと、当第2四半期連結累計期間の売上高は前年同期に比べ21百万円(0.4%)増加し61億74百万円となりました。利益面におきましては、営業利益は前年同期に比べ1億16百万円(15.0%)減少し6億63百万円、経常利益は前年同期に比べ1億41百万円(16.9%)減少し6億98百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期に比べ4億43百万円(65.9%)減少し2億29百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各セグメント別の状況は、概ね次のとおりです。
<診断薬事業>売上高は前年同期に比べ3億93百万円(8.4%)増加し50億78百万円、営業利益は前年同期に比べ45百万円(4.7%)増加し10億0百万円となりました。
当セグメントの国内販売は、国内基幹病院や検査センターへの検査機器設置活動、製薬企業や食品企業への品質検査試薬の営業活動に注力いたしました。製品群別では、深在性真菌症の補助診断となるβ-Dグルカン測定試薬「ファンギテック®Gテスト」の売上高が、測定用検査機器が順調に納入されたことにより前年同期に比べ12%増加しました。また、再生医療関連製品では、マイコプラズマ遺伝子検出キット「Myco Finder」の売上高が、国内の再生医療関連市場での認知が広がった事により前年同期に比べ15%増加しました。海外販売(欧州、ASEAN、中国等)は、アジア、インド、南米地域の取扱代理店の増加により、菌数測定用乾式簡易培地「Compactdry®」の売上高が前年同期に比べ45%増加しました。国内食品大手企業への微生物迅速検査製品の販売についても積極的なプロモーション活動を行い、より一層の売上を獲得してまいります。
<医薬事業>売上高は前年同期に比べ1億87百万円(14.6%)減少し10億95百万円、営業利益は前年同期に比べ1億25百万円(56.4%)減少し97百万円となりました。
当セグメントは、連結子会社の日水製薬医薬品販売株式会社において、引き続き健康未来創造研究会への新規会員店の拡充、プライベートブランド向け新製品の提案に注力いたしました。
上記の営業利益は、各事業に配賦できない支援部門に係る費用等4億34百万円が控除されておりません。
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ41百万円(0.1%)増加し358億50百万円となりました。
当第2四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べ2億77百万円(9.8%)増加し31億12百万円となりました。これは主に繰延税金負債1億95百万円の増加によるものです。
当第2四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べ2億36百万円(0.7%)減少し327億38百万円となりました。
この結果、自己資本比率は91.3%となりました。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については当該会計基準等を遡って適用した後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ25億24百万円(16.8%)減少し125億5百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、6億72百万円の収入(前年同期は6億19百万円の収入)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益6億97百万円、減価償却費1億78百万円に対し、法人税等の支払額2億0百万円があったためです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、27億31百万円の支出(前年同期は52億28百万円の収入)となりました。これは主に関係会社預け金の内、預入期間3ヶ月超の増加額23億円があったためです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、4億65百万円の支出(前年同期は4億64百万円の支出)となりました。これは主に配当金の支払によるものです。
(3) 資金の財源及び資金の流動性についての分析
(資金需要の主な内容)
当社グループの資金需要は、営業活動については生産活動に必要な運転資金(材料・外注費及び人件費等)、受注獲得のための販売費、新たな成長分野への積極的投資を目的とした研究開発費が主な内容であります。
投資活動については、既存事業の育成、生産性向上、海外展開及び再生医療分野における新規事業立上げを目的とした設備投資が主な内容であります。
今後、成長分野に対して必要な設備投資や研究開発投資を継続していく予定であります。全体的には、将来見込まれる成長分野での資金需要も見据え、最新の市場環境や受注動向も勘案し、投資案件の選別を行っていく予定であります。
(財務政策)
当社グループは、運転資金及び投資資金について、自己資金より充当しております。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、2億97百万円であります。
新たなビジネス創出の機会として、将来有望と考えられる研究プロジェクトや独創的かつ萌芽的なアイデアなどを早期に発掘し、共同研究また実用化に通じる創製を目指す日水製薬オープンイノベーションプログラム「NeyeS」(エヌアイズ)の開始を8月23日付けで発表しました。社会と人々の持続的発展に向けて、医療に求められる変革を実現させるために、再生医療関連技術、細胞培養関連シーズおよび検査・検出技術などを研究テーマとして、アカデミックな基礎研究から臨床研究および検査・情報処理まで斬新でユニークなアイデアやノウハウを広く募集し、将来的な医療に役立つ芽を探索してまいります。
なお、当第2四半期連結累計期間において当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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