四半期報告書-第90期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/11/05 10:50
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【項目】
33項目
文中の将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前年同四半期連結累計期間および前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における国内外の市場環境は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種普及に伴い、経済活動に持ち直しの動きも一部ありますが、今後も経済活動再開と感染状況の推移など不透明な情勢が続くことが想定されております。体外診断用医薬品の国内市場においては、同感染症による医療機関への外来患者数・入院患者数の影響が見受けられる等、厳しい環境が続いております。食品企業等の品質検査の国内市場では、コロナ禍に起因する需要変動に伴う業種間でのバラつきがあり、全体的に厳しい情勢が続いております。再生医療分野においては、当初経済産業省の試算した計画に対しては遅延気味ではありますが、臨床治験の実施、治療法確立のための活動等が実施されております。
このような状況のもと、当社グループでは経営方針として掲げている「長期的に持続的成長をする企業」の実現に向けて、現中期経営計画の重要課題として挙げた「利益ある成長」「新たな企業イメージの醸成」「ステークホルダーへの還元」に対して、事業の拡大、原価低減・業務効率化等のコスト削減、異業種テクノロジーの活用を推進しました。
国内販売では、基幹病院や検査センター、食品企業や製薬企業へ向けて、Web会議・ITツールなどを活用し、検査機器、各種試薬、培地、および再生医療等関連製品の営業活動を展開しました。なお、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)PCR検査薬につきましては、「AmpdirectTM 2019-nCoV検出キット」(株式会社島津製作所)および「TRCReady® SARS-CoV-2」(東ソー株式会社)が売上に寄与しており、引き続き新型コロナウイルス感染症(COVID-19)PCR検査薬の迅速かつ安定的な供給体制を図り同感染症拡大防止へ貢献すべく努めてまいります。また、再生医療分野では、当社関連製品・サービスに関する情報発信の場として、再生医療分野細胞培養関連サービスサイト(Cell Culture サイト)を公開しました。今後当該サイトには製品・サービスの情報を掲載するだけでなく、定期的に開催しているセミナーとそのアーカイブ、技術的な情報、法律・ガイドラインや関連分野のコラム記事など、お客様の役に立つ情報を発信していく場として、より一層充実させてまいります。
海外販売については、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、海外渡航が制限されている状況が続く中、Web会議を実施して海外代理店とのコミュニケーションと情報収集を強化すると共に、Web広告を出稿しオンラインでの集客を推進しました。
この結果、売上高は前年同四半期連結累計期間が49億53百万円に対し当第2四半期連結累計期間は83億66百万円(前年同四半期連結累計期間から34億13百万円増加、前年同四半期連結累計期間比68.9%増加)となりました。利益面におきましては、営業利益は前年同四半期連結累計期間が3億2百万円に対し当第2四半期連結累計期間は8億57百万円(前年同四半期連結累計期間から5億54百万円増加、前年同四半期連結累計期間比183.1%増加)、経常利益は前年同四半期連結累計期間が3億99百万円に対し当第2四半期連結累計期間は9億28百万円(前年同四半期連結累計期間から5億29百万円増加、前年同四半期連結累計期間比132.3%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同四半期連結累計期間が2億61百万円に対し当第2四半期連結累計期間は6億55百万円(前年同四半期連結累計期間から3億93百万円増加、前年同四半期連結累計期間比150.3%増加)となりました。
要因としまして、既存製品の持ち直しや国産全自動迅速同定・感受性測定装置「ライサス®シリーズ」の拡売と共に、国内基幹病院や検査センターへの販売は上述の新型コロナウイルス感染症(COVID‒19)PCR検査薬が大きく寄与しており、前年同四半期連結累計期間に比べ当第2四半期連結累計期間の売上は好調に推移しております(前年同四半期連結累計期間比:107.8%増加)。
また、食品・製薬企業への販売は、経済活動の自粛および消費の減少からの持ち直しが一部に見られ、前年同四半期連結累計期間に比べ当第2四半期連結累計期間の売上は増加いたしました(前年同四半期連結累計期間比:9.1%増加)。
海外販売においても、ワクチン接種普及に伴い経済活動の再開が顕著であり、その影響により前年同四半期連結累計期間に比べ当第2四半期連結累計期間の売上は回復傾向にあります(前年同四半期連結累計期間比:24.3%増加)。
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ9億15百万円(2.6%)増加し367億16百万円となりました。主な増加は現金及び預金4億36百万円、受取手形及び売掛金4億72百万円、商品及び製品1億65百万円、原材料及び貯蔵品1億80百万円によるもので、主な減少は投資有価証券2億11百万円によるものです。
当第2四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べ6億43百万円(19.3%)増加し39億72百万円となりました。これは主に買掛金2億60百万円、未払法人税等1億89百万円、賞与引当金1億54百万円の増加によるものです。
当第2四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べ2億71百万円(0.8%)増加し327億44百万円となりました。
この結果、自己資本比率は89.2%となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ4億11百万円(9.1%)増加し49億38百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、5億45百万円の収入(前年同期は1億5百万円の収入)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益9億36百万円、減価償却費1億14百万円、引当金の増加額1億54百万円、仕入債務の増加額2億60百万円に対し、売上債権の増加額4億72百万円、棚卸資産の増加額2億86百万円、法人税等の支払額1億56百万円があったためです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、3億13百万円の収入(前年同期は57億26百万円の収入)となりました。これは主に投資有価証券の売却及び償還による収入3億14百万円があったためです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、4億48百万円の支出(前年同期は2億42百万円の支出)となりました。これは主に配当金の支払によるものです。

(3)資金の財源及び資金の流動性についての分析
(資金需要の主な内容)
当社グループの資金需要は、営業活動については生産活動に必要な運転資金(材料・外注費及び人件費等)、受注獲得のための販売費、新たな成長分野への積極的投資を目的とした研究開発費が主な内容であります。
投資活動については、既存事業の育成、生産性向上、海外展開及び再生医療分野における新規事業立上げを目的とした設備投資が主な内容であります。
今後、成長分野に対して必要な設備投資や研究開発投資を継続していく予定であります。全体的には、将来見込まれる成長分野での資金需要も見据え、最新の市場環境や受注動向も勘案し、投資案件の選別を行っていく予定であります。
(財務政策)
当社グループは、運転資金及び投資資金について、自己資金より充当しております。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、3億25百万円であります。
研究開発活動等を通じて、直近では、ライサスプレート・再生医療用培地のラインナップ拡大、コンパクトドライの認証範囲の拡大を進めてまいりました。これにより、今後売上の拡大が見込まれます。
また、新たなビジネス創出の機会として、将来有望と考えられる研究プロジェクトや独創的かつ萌芽的なアイデアなどを早期に発掘し、共同研究また実用化に通じる創成を目指す日水製薬オープンイノベーションプログラム「NeyeS」(エヌアイズ)において、2021年度の募集および選考を行いました。多くの研究機関からの応募テーマに対して、当社研究課題とのマッチング、研究内容の独創性や有用性、研究計画の実現性等を判断し、6件を採択いたしました。「NeyeS」の活動を通じて、再生医療関連技術、細胞培養関連シーズ、検査・検出技術およびSociety 5.0で実現する社会などをテーマとして、基礎研究から臨床研究、検査およびIoT/AIまで斬新でユニークなアイデアやノウハウ、将来的な医療に役立つシーズを探索し、支援してまいります。
なお、当第2四半期連結累計期間において当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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