四半期報告書-第88期第1四半期(平成31年4月1日-令和1年6月30日)

【提出】
2019/08/09 9:31
【資料】
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【項目】
31項目
文中の将来に関する事項は、当第1四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
体外診断用医薬品の国内市場は、高齢化、健康意識の高まりにより、ここ数年微増で推移しておりますが、政府による医療費抑制策の基調は変わらず、厳しい環境が続いております。再生医療分野では、2019年度中に複数の再生医療等製品について厚生労働省の承認がおりる予定であり、再生医療等製品の供給拡大に向けた動きが活発になっております。
当社グループでは、経営方針として「長期的に持続的成長をする企業」を掲げております。この経営方針の実現に向けて、2019年度を起点とする2ヵ年の中期経営計画を新たに策定しました。「利益ある成長」「新たな企業イメージ醸成」「ステークホルダーへの還元」を重要課題として、事業の拡大、原価低減・業務効率化等のコスト削減、異業種テクノロジーの活用を推進しました。
このような状況のもと、当第1四半期連結累計期間の売上高は前年同期に比べ29百万円(1.0%)減少し28億35百万円となりました。利益面におきましては、営業利益は自社製品の納品時期ズレ等により前年同期に比べ73百万円(30.3%)減少し1億68百万円、経常利益は前年同期に比べ91百万円(34.9%)減少し1億70百万円、投資有価証券評価損計上の影響もあり親会社株主に帰属する四半期純損失は1百万円となりました。
当第1四半期連結累計期間における各セグメント別の状況は、概ね次のとおりです。
<診断薬事業>売上高は前年同期に比べ38百万円(1.6%)減少し23億32百万円、営業利益は前年同期に比べ98百万円(22.1%)減少し3億46百万円となりました。
当事業の国内販売は、基幹病院や検査センターへの検査機器、製薬企業や食品企業への品質検査試薬の営業活動に注力しました。基幹病院や検査センター向けの検査では、納品の時期ズレにより深在性真菌症の補助診断キット「ファンギテック®Gテスト」の売上高が前年同期に比べ5割減少しました。製薬企業や食品企業向けの検査では、昨年6月よりビオメリュー・ジャパン株式会社から導入した微生物迅速検査製品群が売上に大きく貢献しました。
海外販売は、東南アジア(中国・モンゴル・インド・ベトナム・マレーシア等)、南米地域(エクアドル・アルゼンチン等)の新規代理店の増加により、菌数測定用乾式簡易培地「CompactDry®」の売上高が前年同期に比べ7割増加しました。また、更なる成長が見込まれる欧州地域において、2019年4月1日に子会社Nissui Pharma Solutionをフランスに設立しました。新たに設立した子会社を軸に、「Myco Finder®」の販売等、再生医療分野における海外展開を積極的に推進してまいります。
<医薬事業>売上高は前年同期に比べ9百万円(1.9%)増加し5億2百万円、営業利益は前年同期に比べ38百万円(269.3%)増加し52百万円となりました。
当事業は、連結子会社の日水製薬医薬品販売株式会社において、健康未来創造研究会へ主力商品である「コンクレバン®」、「シーアルパ®シリーズ」の拡売・新規会員店の獲得、その他の販路では機能性表示食品の拡売に注力しました。
上記の営業利益は、各事業に配賦できない支援部門に係る費用等2億30百万円が控除されておりません。
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ9億91百万円(2.8%)減少し349億10百万円となりました。これは主に受取手形及び売掛金6億49百万円、有価証券5億0百万円の減少によるものです。
当第1四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べ4億70百万円(15.3%)減少し26億3百万円となりました。これは主に買掛金1億63百万円、未払法人税等1億74百万円、賞与引当金1億44百万円の減少によるものです。
当第1四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べ5億21百万円(1.6%)減少し323億6百万円となりました。
この結果、自己資本比率は92.5%となりました。
(2)資金の財源及び資金の流動性についての分析
(資金需要の主な内容)
当社グループの資金需要は、営業活動については生産活動に必要な運転資金(材料・外注費及び人件費等)、受注獲得のための販売費、新たな成長分野への積極的投資を目的とした研究開発費が主な内容であります。
投資活動については、既存事業の育成、生産性向上、海外展開及び再生医療分野における新規事業立上げを目的とした設備投資が主な内容であります。
今後、成長分野に対して必要な設備投資や研究開発投資を継続していく予定であります。全体的には、将来見込まれる成長分野での資金需要も見据え、最新の市場環境や受注動向も勘案し、投資案件の選別を行っていく予定であります。
(財務政策)
当社グループは、運転資金及び投資資金について、自己資金より充当しております。
(3)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、1億57百万円であります。
2018年度に引き続き、新たなビジネス創出の機会として、将来有望と考えられる研究プロジェクトや独創的かつ萌芽的なアイデアなどを早期に発掘し、共同研究また実用化に通じる創成を目指す日水製薬オープンイノベーションプログラム「NeyeS」(エヌアイズ)の2019年度の公募を8月より行うこととしました。多くの研究機関からの応募テーマに対して、当社研究課題とのマッチング、研究内容の独創性や有用性、研究計画の実現性等を判断し、採択する予定としております。なお、2018年度の日水製薬オープンイノベーションプログラム「NeyeS」では5件を採択し、採択施設との共同研究を今年度より開始しております。「NeyeS」の活動を通じて、再生医療関連技術、細胞培養関連シーズおよび検査・検出技術などをテーマとして、基礎研究から臨床研究および検査・情報処理まで斬新でユニークなアイデアやノウハウ、将来的な医療に役立つシーズを探索し、支援してまいります。
当社は、外部企業との連携や大学等との共同研究に関するアライアンスやコア事業強化に向けた事業提携の調査を行い、これまでに4つのバイオベンチャー企業に出資を行っております。今後も、これら分野に関する企業への出資を積極的に行い、臨床現場で使用する製品や技術の開発に注力し、医療の進展に貢献してまいります。
なお、当第1四半期連結累計期間において当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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