四半期報告書-第89期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における国内外の市場環境は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の収束見通しが立たない状況が続き、経済活動の自粛および消費の急激な減少からの持ち直しの動きは一部あるものの、景気回復が進まず依然として厳しい経済状況となりました。今後も国内外の経済情勢の厳しい状況が続くことが想定されております。体外診断用医薬品の国内市場においては、同感染症の影響で医療機関への外来患者数・入院患者数が減少したことにより回復が遅れており、医療を取り巻く厳しい環境が続いております。食品企業等の品質検査の国内市場では、コロナ禍に起因する需要変動に伴い業種間にバラつきはあるものの、厳しい環境が見受けられます。また、再生医療分野においては、臨床治験の実施等、治療法確立のための活動が開始されております。
このような状況のもと、当社グループでは経営方針として掲げている「長期的に持続的成長をする企業」の実現に向けて、2ヵ年の中期経営計画の最終年に際し、「利益ある成長」「新たな企業イメージ醸成」「ステークホルダーへの還元」を重要課題として、事業の拡大、原価低減・業務効率化等のコスト削減、異業種テクノロジーの活用を推進しました。
国内販売では、基幹病院や検査センター、食品企業や製薬企業へ向けてWebを介した会議・セミナーを開催し、検査機器、各種試薬、培地類の営業活動を展開しました。また、製品の使用方法動画・PRビデオを動画共有サイトに掲載し、製品のさらなる拡売に努めました。今後もWeb会議・ITツールなどのDX強化に努めてまいります。なお、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)PCR検査薬につきましては、「AmpdirectTM 2019-nCoV検出キット」(株式会社島津製作所)および「TRCReady® SARS-CoV-2」(東ソー株式会社)が売上に寄与しており、引き続き両試薬の迅速かつ安定的な供給体制を図り同感染症収束の貢献に努めてまいります。
海外販売については、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的パンデミックにより、食品検査の需要が大きく影響を受けております。なお、海外渡航が制限されている状況が続く中、Webを介した会議を実施して海外代理店とのコミュニケーションと情報収集を強化すると共に、培養されたコロニーをAWS(Amazon Web Service)クラウドとAI(人工知能技術)を利用して簡易にカウントできるWebサービス「@BactLAB」を用いた菌数測定用乾式簡易培地「Compact Dry®」の拡売を推進しました。また、自社英語Webサイト上にバーチャルブースを開設し、海外での当社認知度向上および潜在顧客獲得に努めました。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による国内での緊急事態宣言、海外でのロックダウン等により非常に苦戦を強いられる状況となりましたが、上記の活動を通じて、当第3四半期累計期間の単体での売上高は前年比15.2%増となりました。
要因としましては、国内基幹病院や検査センターへの販売は上述の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)PCR検査薬の拡売が第2四半期会計期間から大きく寄与しており、当第3四半期会計期間でも売上が急激に拡大しております(第1四半期会計期間に対する当第3四半期会計期間の売上比:212.2%)。
また、食品企業や製薬企業への販売も当第3四半期会計期間の売上は第2四半期会計期間同様に回復傾向を維持しております(第1四半期会計期間に対する当第3四半期会計期間の売上比:114.9%)。
なお、海外販売においては、国内に比べ依然として厳しい経済状況が続いている面もあり、第1四半期会計期間に比べ当第3四半期会計期間の売上は減少で推移しております(第1四半期会計期間に対する当第3四半期会計期間の売上比:84.1%)。
当社は、2020年4月1日付で、当社の肝臓加水分解物事業を連結子会社の日水製薬医薬品販売株式会社に承継させたうえで、日水製薬医薬品販売株式会社の当社保有株式すべてをゼリア新薬工業株式会社に譲渡しました。今期より当社グループの事業は単一セグメントとなったため、セグメント別の記載を省略しております。現在の当社単体での経営成績は以下のとおりとなります。
(注)2020年4月1日付で譲渡した肝臓加水分解物事業の経営成績を組み替えた経営成績になります。
(注)対前期増減率に使用した前期売上は2020年4月1日付で譲渡した肝臓加水分解物事業の経営成績を組み替えた売上になります。
連結経営成績では、前年実績に譲渡した日水製薬医薬品販売株式会社の経営成績を含んでおり、当第3四半期連結累計期間の売上高は前年同四半期に比べ7億16百万円(7.7%)減少し86億2百万円となりました。利益面におきましては、営業利益は前年同四半期に比べ2億33百万円(30.3%)減少し5億37百万円、経常利益は前年同四半期に比べ1億36百万円(17.0%)減少し6億67百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同四半期に比べ38百万円(7.9%)減少し4億54百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1億46百万円(0.4%)増加し353億50百万円となりました。主な増加は現金及び預金7億31百万円、受取手形及び売掛金1億87百万円、関係会社預け金14億43百万円によるもので、主な減少は有価証券4億31百万円、商品及び製品3億62百万円、建物及び構築物6億51百万円、土地8億67百万円によるものです。
なお、肝臓加水分解物事業の分割及び連結子会社の株式譲渡に伴う総資産の減少は現金及び預金8億35百万円、受取手形及び売掛金8億34百万円、商品及び製品5億61百万円、建物及び構築物6億20百万円、土地8億67百万円であります。
当第3四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べ96百万円(3.2%)増加し31億23百万円となりました。主な増加は買掛金8億57百万円によるもので、主な減少は未払法人税等1億52百万円、未払消費税等88百万円、賞与引当金1億32百万円、関係会社株式売却損失引当金2億16百万円、流動負債その他(未払費用)94百万円、繰延税金負債53百万円によるものです。
なお、連結子会社の株式譲渡に伴う負債の減少は買掛金1億15百万円、未払法人税等48百万円、未払消費税等30百万円、賞与引当金37百万円、流動負債その他(未払費用)74百万円、繰延税金負債53百万円であります。
当第3四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べ50百万円(0.2%)増加し322億27百万円となりました。
この結果、自己資本比率は91.2%となりました。
(2)資金の財源及び資金の流動性についての分析
(資金需要の主な内容)
当社グループの資金需要は、営業活動については生産活動に必要な運転資金(材料・外注費及び人件費等)、受注獲得のための販売費、新たな成長分野への積極的投資を目的とした研究開発費が主な内容であります。
投資活動については、既存事業の育成、生産性向上、海外展開及び再生医療分野における新規事業立上げを目的とした設備投資が主な内容であります。
今後、成長分野に対して必要な設備投資や研究開発投資を継続していく予定であります。全体的には、将来見込まれる成長分野での資金需要も見据え、最新の市場環境や受注動向も勘案し、投資案件の選別を行っていく予定であります。
(財務政策)
当社グループは、運転資金及び投資資金について、自己資金より充当しております。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、4億62百万円であります。
研究開発活動等について、新たなビジネス創出の機会として、将来有望と考えられる研究プロジェクトや独創的かつ萌芽的なアイデアなどを早期に発掘し、共同研究また実用化に通じる創成を目指す日水製薬オープンイノベーションプログラム「NeyeS」(エヌアイズ)において、2021年度の募集を開始しました。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における国内外の市場環境は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の収束見通しが立たない状況が続き、経済活動の自粛および消費の急激な減少からの持ち直しの動きは一部あるものの、景気回復が進まず依然として厳しい経済状況となりました。今後も国内外の経済情勢の厳しい状況が続くことが想定されております。体外診断用医薬品の国内市場においては、同感染症の影響で医療機関への外来患者数・入院患者数が減少したことにより回復が遅れており、医療を取り巻く厳しい環境が続いております。食品企業等の品質検査の国内市場では、コロナ禍に起因する需要変動に伴い業種間にバラつきはあるものの、厳しい環境が見受けられます。また、再生医療分野においては、臨床治験の実施等、治療法確立のための活動が開始されております。
このような状況のもと、当社グループでは経営方針として掲げている「長期的に持続的成長をする企業」の実現に向けて、2ヵ年の中期経営計画の最終年に際し、「利益ある成長」「新たな企業イメージ醸成」「ステークホルダーへの還元」を重要課題として、事業の拡大、原価低減・業務効率化等のコスト削減、異業種テクノロジーの活用を推進しました。
国内販売では、基幹病院や検査センター、食品企業や製薬企業へ向けてWebを介した会議・セミナーを開催し、検査機器、各種試薬、培地類の営業活動を展開しました。また、製品の使用方法動画・PRビデオを動画共有サイトに掲載し、製品のさらなる拡売に努めました。今後もWeb会議・ITツールなどのDX強化に努めてまいります。なお、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)PCR検査薬につきましては、「AmpdirectTM 2019-nCoV検出キット」(株式会社島津製作所)および「TRCReady® SARS-CoV-2」(東ソー株式会社)が売上に寄与しており、引き続き両試薬の迅速かつ安定的な供給体制を図り同感染症収束の貢献に努めてまいります。
海外販売については、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的パンデミックにより、食品検査の需要が大きく影響を受けております。なお、海外渡航が制限されている状況が続く中、Webを介した会議を実施して海外代理店とのコミュニケーションと情報収集を強化すると共に、培養されたコロニーをAWS(Amazon Web Service)クラウドとAI(人工知能技術)を利用して簡易にカウントできるWebサービス「@BactLAB」を用いた菌数測定用乾式簡易培地「Compact Dry®」の拡売を推進しました。また、自社英語Webサイト上にバーチャルブースを開設し、海外での当社認知度向上および潜在顧客獲得に努めました。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による国内での緊急事態宣言、海外でのロックダウン等により非常に苦戦を強いられる状況となりましたが、上記の活動を通じて、当第3四半期累計期間の単体での売上高は前年比15.2%増となりました。
要因としましては、国内基幹病院や検査センターへの販売は上述の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)PCR検査薬の拡売が第2四半期会計期間から大きく寄与しており、当第3四半期会計期間でも売上が急激に拡大しております(第1四半期会計期間に対する当第3四半期会計期間の売上比:212.2%)。
また、食品企業や製薬企業への販売も当第3四半期会計期間の売上は第2四半期会計期間同様に回復傾向を維持しております(第1四半期会計期間に対する当第3四半期会計期間の売上比:114.9%)。
なお、海外販売においては、国内に比べ依然として厳しい経済状況が続いている面もあり、第1四半期会計期間に比べ当第3四半期会計期間の売上は減少で推移しております(第1四半期会計期間に対する当第3四半期会計期間の売上比:84.1%)。
当社は、2020年4月1日付で、当社の肝臓加水分解物事業を連結子会社の日水製薬医薬品販売株式会社に承継させたうえで、日水製薬医薬品販売株式会社の当社保有株式すべてをゼリア新薬工業株式会社に譲渡しました。今期より当社グループの事業は単一セグメントとなったため、セグメント別の記載を省略しております。現在の当社単体での経営成績は以下のとおりとなります。
| ①単体経営成績(2020年4月1日~2020年12月31日) | (%は対前期増減率) | |||||||
| 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 四半期純利益 | |||||
| 百万円 | % | 百万円 | % | 百万円 | % | 百万円 | % | |
| 2021年3月期 第3四半期 | 8,602 | 15.2 | 540 | △11.0 | 708 | 1.2 | 592 | 63.3 |
| 2020年3月期 第3四半期(注) | 7,466 | 1.0 | 608 | △26.2 | 700 | △20.0 | 362 | △40.1 |
(注)2020年4月1日付で譲渡した肝臓加水分解物事業の経営成績を組み替えた経営成績になります。
| ②単体経営成績での国内外別売上状況(2020年4月1日~2020年12月31日) | (%は対前期増減率) | |||||||
| 第1四半期 (2020年4月1日~ 2020年6月30日) | 第2四半期 (2020年7月1日~ 2020年9月30日) | 第3四半期 (2020年10月1日~ 2020年12月31日) | 累計 (2020年4月1日~ 2020年12月31日) | |||||
| 区分 | 百万円 | % | 百万円 | % | 百万円 | % | 百万円 | % |
| 国内 | 1,854 | △4.1 | 2,734 | 14.8 | 3,231 | 52.8 | 7,820 | 21.6 |
| 海外 | 275 | △28.6 | 274 | △16.8 | 231 | △27.4 | 781 | △24.5 |
| 全社 | 2,129 | △8.2 | 3,009 | 10.9 | 3,462 | 42.3 | 8,602 | 15.2 |
(注)対前期増減率に使用した前期売上は2020年4月1日付で譲渡した肝臓加水分解物事業の経営成績を組み替えた売上になります。
連結経営成績では、前年実績に譲渡した日水製薬医薬品販売株式会社の経営成績を含んでおり、当第3四半期連結累計期間の売上高は前年同四半期に比べ7億16百万円(7.7%)減少し86億2百万円となりました。利益面におきましては、営業利益は前年同四半期に比べ2億33百万円(30.3%)減少し5億37百万円、経常利益は前年同四半期に比べ1億36百万円(17.0%)減少し6億67百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同四半期に比べ38百万円(7.9%)減少し4億54百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1億46百万円(0.4%)増加し353億50百万円となりました。主な増加は現金及び預金7億31百万円、受取手形及び売掛金1億87百万円、関係会社預け金14億43百万円によるもので、主な減少は有価証券4億31百万円、商品及び製品3億62百万円、建物及び構築物6億51百万円、土地8億67百万円によるものです。
なお、肝臓加水分解物事業の分割及び連結子会社の株式譲渡に伴う総資産の減少は現金及び預金8億35百万円、受取手形及び売掛金8億34百万円、商品及び製品5億61百万円、建物及び構築物6億20百万円、土地8億67百万円であります。
当第3四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べ96百万円(3.2%)増加し31億23百万円となりました。主な増加は買掛金8億57百万円によるもので、主な減少は未払法人税等1億52百万円、未払消費税等88百万円、賞与引当金1億32百万円、関係会社株式売却損失引当金2億16百万円、流動負債その他(未払費用)94百万円、繰延税金負債53百万円によるものです。
なお、連結子会社の株式譲渡に伴う負債の減少は買掛金1億15百万円、未払法人税等48百万円、未払消費税等30百万円、賞与引当金37百万円、流動負債その他(未払費用)74百万円、繰延税金負債53百万円であります。
当第3四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べ50百万円(0.2%)増加し322億27百万円となりました。
この結果、自己資本比率は91.2%となりました。
(2)資金の財源及び資金の流動性についての分析
(資金需要の主な内容)
当社グループの資金需要は、営業活動については生産活動に必要な運転資金(材料・外注費及び人件費等)、受注獲得のための販売費、新たな成長分野への積極的投資を目的とした研究開発費が主な内容であります。
投資活動については、既存事業の育成、生産性向上、海外展開及び再生医療分野における新規事業立上げを目的とした設備投資が主な内容であります。
今後、成長分野に対して必要な設備投資や研究開発投資を継続していく予定であります。全体的には、将来見込まれる成長分野での資金需要も見据え、最新の市場環境や受注動向も勘案し、投資案件の選別を行っていく予定であります。
(財務政策)
当社グループは、運転資金及び投資資金について、自己資金より充当しております。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、4億62百万円であります。
研究開発活動等について、新たなビジネス創出の機会として、将来有望と考えられる研究プロジェクトや独創的かつ萌芽的なアイデアなどを早期に発掘し、共同研究また実用化に通じる創成を目指す日水製薬オープンイノベーションプログラム「NeyeS」(エヌアイズ)において、2021年度の募集を開始しました。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。