四半期報告書-第123期第1四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)

【提出】
2020/08/06 10:42
【資料】
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【項目】
30項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当企業グループが判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済活動の大幅な制約が、個人消費の悪化や、輸出の急速な減少につながり、極めて厳しい状況で推移しました。
このような状況のもと、当企業グループの売上高は64億5百万円と前年同期(105億1千4百万円)に比べ39.1%の減少となりました。
売上高を用途別にみますと、車両用につきましては、主として当社の主要顧客である自動車メーカーが減産を実施したことなどにより、51億9千9百万円と前年同期(88億4千7百万円)に比べ41.2%の減少となり、住宅・住設用につきましては、6億4千5百万円と前年同期(7億4千4百万円)に比べ13.3%の減少となり、ファッション・生活資材用につきましては、需要低迷により、5億6千万円と前年同期(9億2千1百万円)に比べ39.2%の減少となりました。
利益面につきましては、固定費の削減など原価低減に努めて参りましたが、売上高の減少による影響が大きく、経常損失は5億1千1百万円(前年同期経常利益2億6千4百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は2億6千2百万円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純利益1億9千8百万円)となりました。
(2)財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ9.4%減少し、452億2千3百万円となりました。
資産の部では、流動資産は前連結会計年度末に比べ13.6%減少し、247億2千7百万円となりました。これは主として受取手形及び売掛金が減少したことによります。固定資産は、前連結会計年度末に比べ3.9%減少し、204億9千6百万円となりました。これは主として投資有価証券が減少したことによります。
負債の部では、流動負債は前連結会計年度末に比べ26.1%減少し、108億9千4百万円となりました。これは主として支払手形及び買掛金が減少したことによります。固定負債は、前連結会計年度末に比べ3.7%減少し、26億3千1百万円となりました。これは主として、役員退職慰労引当金が減少したことによります。
純資産の部は、前連結会計年度末に比べ2.3%減少し、316億9千7百万円となりました。これは主として剰余金の配当を行ったため、利益剰余金が減少したことによります。
なお、当企業グループは各種合成表皮材の単一セグメントで事業活動を展開しております。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当企業グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な更新及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は190百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当企業グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。