半期報告書-第127期(2024/04/01-2025/03/31)

【提出】
2024/11/06 13:29
【資料】
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【項目】
32項目
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当企業グループが判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境が改善するなど、景気は緩やかに回復しましたが、原材料やエネルギー価格の高止まりによる物価上昇や、それに伴う消費者マインドの停滞懸念に加え、海外景気の下振れリスクおよび地政学リスクの高まりなどにより、先行きは不透明な状況で推移しました。
このような状況のもと、当企業グループの連結売上高は261億円と前年同期(240億3千9百万円)に比べ8.6%の増加となりました。
売上高を用途別にみますと、車両用につきましては、主として当社子会社の受注回復などにより、225億4千8百万円と前年同期(206億9千7百万円)に比べ8.9%の増加となりました。住宅・住設用につきましては、14億2千5百万円と前年同期(14億3千万円)に比べ0.4%の減少となりました。ファッション・生活資材用につきましては、21億2千6百万円と前年同期(19億1千万円)に比べ11.3%の増加となりました。
利益面につきましては、連結経常利益は8億3千4百万円(前年同期連結経常利益10億1百万円)、親会社株主に帰属する中間純利益は5億3千1百万円(前年同期親会社株主に帰属する中間純利益6億4千7百万円)となりました。
(2)財政状態の状況
当中間連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ6.0%減少し、569億8千7百万円となりました。
資産の部では、流動資産は前連結会計年度末に比べ13.3%減少し、306億7千3百万円となりました。これは主として前連結会計年度末が金融機関の休日であったことなどにより現金及び預金が減少したことによります。固定資産は、前連結会計年度末に比べ4.1%増加し、263億1千3百万円となりました。これは主として建設仮勘定や投資有価証券が増加したことによります。
負債の部では、流動負債は前連結会計年度末に比べ18.2%減少し、169億4千1百万円となりました。これは主として前連結会計年度末が金融機関の休日であったことなどにより支払手形及び買掛金や電子記録債務が減少したことによります。固定負債は、前連結会計年度末に比べ8.0%増加し、25億6千7百万円となりました。これは主としてその他に含まれるリース債務が増加したことによります。
純資産の部は、前連結会計年度末に比べ0.3%減少し、374億7千7百万円となりました。これは主としてその他有価証券評価差額金が減少したことによります。
なお、当企業グループは各種合成表皮材の単一セグメントで事業活動を展開しております。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて44億1千8百万円減少し、
93億5千5百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により使用した資金は3千7百万円(前年同期は36億1千7百万円の獲得)となりました。
これは主に、仕入債務の減少によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は36億2千9百万円(前年同期は7千9百万円の使用)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は6億4千9百万円(前年同期は2億3千5百万円の使用)となりました。
これは主に、配当金の支払額によるものです。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当企業グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当中間連結会計期間の研究開発費の総額は497百万円であります。
なお、当中間連結会計期間において、当企業グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。