四半期報告書-第122期第3四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)

【提出】
2020/02/10 16:17
【資料】
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【項目】
32項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当企業グループが判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、消費税増税はあったものの緩やかな回復基調を維持しました。しかしながら、中国景気低迷が続くなか、新型肺炎の経済活動への影響による景気減速懸念が増しております。
このような状況のもと、当企業グループの連結売上高は319億3千7百万円と前年同期(349億8千万円)に比べ8.7%の減少となりました。
売上高を用途別にみますと、車両用につきましては、主として中国向け売上の不振により268億6千4百万円と前年同期(293億5千万円)に比べ8.5%の減少となり、住宅・住設用につきましては、主として壁装事業撤退の影響により22億9千5百万円と前年同期(27億8千3百万円)に比べ17.5%の減少となり、ファッション・生活資材用につきましては、27億7千6百万円と前年同期(28億4千6百万円)に比べ2.4%の減少となりました。
利益面につきましては、中国向け売上の不振による売上高の減少はありましたが、前年の連結子会社共和興塑膠(廊坊)有限公司での環境対応後の生産正常化遅れが解消したことなどにより、連結経常利益は15億4千3百万円と前年同期連結経常利益(15億2千2百万円)に比べ1.4%の増加、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億9千9百万円と前年同期親会社株主に帰属する四半期純利益(10億5千5百万円)に比べ4.2%の増加となりました。
(2)財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1.1%増加し、512億4千7百万円となりました。
資産の部では、流動資産は前連結会計年度末に比べ6.7%増加し、288億5千3百万円となりました。これは主として現金及び預金が増加したことによります。固定資産は、前連結会計年度末に比べ5.4%減少し、223億9千4百万円となりました。これは主として投資有価証券が減少したことによります。
負債の部では、流動負債は前連結会計年度末に比べ0.2%減少し、160億4千7百万円となりました。これは主として支払手形及び買掛金が減少したことによります。固定負債は、前連結会計年度末に比べ22.9%増加し、26億9千3百万円となりました。これは主としてIFRS第16号「リース」の会計基準を期首から適用したことにより、その他に区分されているリース債務が増加したことによります。
純資産の部は、前連結会計年度末に比べ0.2%増加し、325億6百万円となりました。これは主として利益剰余金が増加したことによります。
なお、当企業グループは各種合成表皮材の単一セグメントで事業活動を展開しております。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当企業グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な更新及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は604百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当企業グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。