四半期報告書-第126期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)

【提出】
2024/02/09 13:03
【資料】
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【項目】
33項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当企業グループが判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、個人消費の持ち直しや雇用・所得環境が改善するなど景気は緩やかに回復しましたが、地政学的リスクの高まりや海外景気の下振れ、物価上昇による個人消費の停滞懸念により、先行き不透明な状況が続いております。
このような状況のもと、当企業グループの連結売上高は388億7千2百万円と前年同期(338億4千7百万円)に比べ14.8%の増加となりました。
売上高を用途別にみますと、車両用につきましては、主として半導体供給の正常化による当社の主要顧客である自動車メーカーからの受注増加などにより、337億6千8百万円と前年同期(283億9千1百万円)に比べ18.9%の増加となりました。住宅・住設用につきましては、21億7千4百万円と前年同期(24億1千3百万円)に比べ9.9%の減少となり、ファッション・生活資材用につきましては、29億2千9百万円と前年同期(30億4千2百万円)に比べ3.7%の減少となりました。
利益面につきましては、連結経常利益は23億3千1百万円(前年同期連結経常利益2億円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は16億4千9百万円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純利益1億1千1百万円)となりました。
(2)財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ10.3%増加し、584億2千3百万円となりました。
資産の部では、流動資産は前連結会計年度末に比べ17.9%増加し、348億4千7百万円となりました。これは主として当第3四半期連結会計期間の末日が金融機関の休日であったことなどにより現金及び預金が増加したことによります。固定資産は、前連結会計年度末に比べ0.8%増加し、235億7千5百万円となりました。これは主として建設仮勘定が増加したことによります。
負債の部では、流動負債は前連結会計年度末に比べ22.8%増加し、195億6千万円となりました。これは主として当第3四半期連結会計期間の末日が金融機関の休日であったことなどにより支払手形及び買掛金と電子記録債務が増加したことによります。固定負債は、前連結会計年度末に比べ2.4%増加し、25億5千4百万円となりました。これは主として退職給付に係る負債が増加したことによります。
純資産の部は、前連結会計年度末に比べ5.1%増加し、363億8百万円となりました。これは主として利益剰余金が増加したことによります。
なお、当企業グループは各種合成表皮材の単一セグメントで事業活動を展開しております。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当企業グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は719百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当企業グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。