四半期報告書-第105期第1四半期(令和4年1月1日-令和4年3月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
1)経営成績
当第1四半期連結累計期間における当社グループをとりまく経営環境は、新型コロナウイルス感染症のワクチン普及などにより多くの国で経済活動が再開しつつある中、オミクロン株による感染再拡大が見られた国・地域もあり、経済活動の減速が懸念されました。それに加えて、原材料価格の高騰や地政学リスクの高まりなど、先行きが不透明な状況が続きました。
そうした状況の中、当社グループは「“あったらいいな”をカタチにする」をブランドスローガンに、お客様のニーズを満たす新製品の発売や既存製品の育成、今後の成長事業への投資に努めてまいりました。
その結果、売上高は32,646百万円(前年同期比7.9%増)、営業利益は4,845百万円(前年同期比3.3%増)、経常利益は5,100百万円(前年同期比1.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3,473百万円(前年同期比4.3%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。
国内事業
当事業では、口腔内の様々な菌を一度に殺菌してお口の健康を守る殺菌トータルケアハミガキ「ゼローラ」、紅麹を機能性関与成分とした悪玉コレステロールを下げる機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」、寝付きづらい夜に耳を温めて耳からリラックスし、安眠を促す温め耳せん「ナイトミン耳ほぐタイム」など、昨年春に14品目、秋に21品目の新製品を発売し、売上に貢献しました。
また、新型コロナウイルス感染症のオミクロン株の拡大に伴い、痛いのどのウイルスや菌を殺菌する「のどぬ~るスプレー」や冷感ツブ配合の貼るタイプの冷却シート「熱さまシート」などの需要が高まりました。
さらに、気温の低下に伴い、「桐灰カイロ はる」などのカイロが好調に推移しました。
一方、外出自粛や飲み会の減少等により、ニオイのもとから息をリフレッシュする口中清涼剤「ブレスケア」などの需要が昨年に引き続き低迷しました。
その結果、売上高は24,571百万円(前年同期比4.2%増)、セグメント利益は3,966百万円(前年同期比7.6%減)となりました。
売上高には、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおり、その金額は前第1四半期連結累計期間では1,113百万円、当第1四半期連結累計期間では1,542百万円となっております。
(外部顧客への売上高の内訳)
国際事業
当事業では、米国・中国・東南アジアを中心に、カイロや額用冷却シート「熱さまシート」、外用消炎鎮痛剤「アンメルツ」などを販売しており、広告や販売促進など積極的に投資することで、売上拡大に努めました。
また、米国では気温低下に伴いカイロが好調に推移し、中国では実店舗とオンラインをあわせて活用するマーケティング「O2O(Online to Offline)」などの施策が奏功し、「熱さまシート」が好調に推移しました。また、東南アジア各国では新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の際の発熱対策として「熱さまシート」の需要が高まるなど、売上拡大に貢献しました。
その結果、売上高は7,804百万円(前年同期比35.8%増)、セグメント利益は739百万円(前年同期比207.8%増)となりました。
売上高には、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおり、その金額は前第1四半期連結累計期間では280百万円、当第1四半期連結累計期間では415百万円となっております。
(外部顧客への売上高の内訳)
通販事業
当事業では、栄養補助食品、スキンケア製品等の通信販売を行っており、広告やダイレクトメールを中心とした販売促進による新規顧客の開拓と既存顧客への購入促進に努めました。
その結果、売上高は2,111百万円(前年同期比5.0%減)、セグメント利益は49百万円(前年同期比は85.9%増)となりました。
売上高には、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおりません。
その他
当事業には、運送業、合成樹脂容器の製造販売、不動産管理、広告企画制作等を含んでおり、各社は独立採算で経営し、資材やサービス提供についてその納入価格の見直しを適宜行いました。
その結果、売上高は1,531百万円(前年同期比11.0%増)、セグメント利益は149百万円(前年同期比1.2%増)となりました。
売上高には、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおり、その金額は前第1四半期連結累計期間では1,265百万円、当第1四半期連結累計期間では1,415百万円となっております。
2)財政状態
総資産は、前連結会計年度末に比べ10,149百万円減少し、242,405百万円となりました。主な要因は、現金及び預金の増加(2,519百万円)、受取手形及び売掛金の減少(13,376百万円)、有価証券の減少(3,907百万円)、商品及び製品の増加(2,983百万円)、建設仮勘定の増加(1,376百万円)等によるものです。
負債は、前連結会計年度末に比べ6,916百万円減少し、50,037百万円となりました。主な要因は、電子記録債務の減少(823百万円)、未払金の減少(4,675百万円)、未払法人税等の減少(1,675百万円)、賞与引当金の増加(1,123百万円)等によるものです。
純資産は、前連結会計年度末に比べ3,232百万円減少し、192,367百万円となり、自己資本比率は79.3%となりました。主な要因は、自己株式の増加(4,056百万円)、その他有価証券評価差額金の減少(853百万円)、為替換算調整勘定の増加(1,798百万円)等によるものです。
(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当社グループは「“あったらいいな”をカタチにする」をブランドスローガンに、お客様の潜在的ニーズを掘り起こし、今までにない付加価値のある新製品を提供することで、お客様の生活を豊かにしていくことが使命と考えております。
当第1四半期連結累計期間のグループ全体の研究開発費は1,692百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
1)経営成績
当第1四半期連結累計期間における当社グループをとりまく経営環境は、新型コロナウイルス感染症のワクチン普及などにより多くの国で経済活動が再開しつつある中、オミクロン株による感染再拡大が見られた国・地域もあり、経済活動の減速が懸念されました。それに加えて、原材料価格の高騰や地政学リスクの高まりなど、先行きが不透明な状況が続きました。
そうした状況の中、当社グループは「“あったらいいな”をカタチにする」をブランドスローガンに、お客様のニーズを満たす新製品の発売や既存製品の育成、今後の成長事業への投資に努めてまいりました。
その結果、売上高は32,646百万円(前年同期比7.9%増)、営業利益は4,845百万円(前年同期比3.3%増)、経常利益は5,100百万円(前年同期比1.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3,473百万円(前年同期比4.3%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。
国内事業
当事業では、口腔内の様々な菌を一度に殺菌してお口の健康を守る殺菌トータルケアハミガキ「ゼローラ」、紅麹を機能性関与成分とした悪玉コレステロールを下げる機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」、寝付きづらい夜に耳を温めて耳からリラックスし、安眠を促す温め耳せん「ナイトミン耳ほぐタイム」など、昨年春に14品目、秋に21品目の新製品を発売し、売上に貢献しました。
また、新型コロナウイルス感染症のオミクロン株の拡大に伴い、痛いのどのウイルスや菌を殺菌する「のどぬ~るスプレー」や冷感ツブ配合の貼るタイプの冷却シート「熱さまシート」などの需要が高まりました。
さらに、気温の低下に伴い、「桐灰カイロ はる」などのカイロが好調に推移しました。
一方、外出自粛や飲み会の減少等により、ニオイのもとから息をリフレッシュする口中清涼剤「ブレスケア」などの需要が昨年に引き続き低迷しました。
その結果、売上高は24,571百万円(前年同期比4.2%増)、セグメント利益は3,966百万円(前年同期比7.6%減)となりました。
売上高には、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおり、その金額は前第1四半期連結累計期間では1,113百万円、当第1四半期連結累計期間では1,542百万円となっております。
(外部顧客への売上高の内訳)
前第1四半期連結累計期間 (自 2021年1月1日 至 2021年3月31日) | 当第1四半期連結累計期間 (自 2022年1月1日 至 2022年3月31日) | 増減 | ||
金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額 (百万円) | 増減率 (%) | |
ヘルスケア | 11,799 | 12,143 | 344 | 2.9 |
日用品 | 8,436 | 8,716 | 279 | 3.3 |
スキンケア | 1,719 | 1,514 | △204 | △11.9 |
カイロ | 512 | 654 | 142 | 27.7 |
合計 | 22,468 | 23,028 | 560 | 2.5 |
国際事業
当事業では、米国・中国・東南アジアを中心に、カイロや額用冷却シート「熱さまシート」、外用消炎鎮痛剤「アンメルツ」などを販売しており、広告や販売促進など積極的に投資することで、売上拡大に努めました。
また、米国では気温低下に伴いカイロが好調に推移し、中国では実店舗とオンラインをあわせて活用するマーケティング「O2O(Online to Offline)」などの施策が奏功し、「熱さまシート」が好調に推移しました。また、東南アジア各国では新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の際の発熱対策として「熱さまシート」の需要が高まるなど、売上拡大に貢献しました。
その結果、売上高は7,804百万円(前年同期比35.8%増)、セグメント利益は739百万円(前年同期比207.8%増)となりました。
売上高には、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおり、その金額は前第1四半期連結累計期間では280百万円、当第1四半期連結累計期間では415百万円となっております。
(外部顧客への売上高の内訳)
前第1四半期連結累計期間 (自 2021年1月1日 至 2021年3月31日) | 当第1四半期連結累計期間 (自 2022年1月1日 至 2022年3月31日) | 増減 | ||
金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額 (百万円) | 増減率 (%) | |
米国 | 2,235 | 2,510 | 275 | 12.3 |
中国 | 2,074 | 2,517 | 442 | 21.4 |
東南アジア | 600 | 1,753 | 1,152 | 192.0 |
その他 | 554 | 607 | 53 | 9.7 |
合計 | 5,464 | 7,389 | 1,925 | 35.2 |
通販事業
当事業では、栄養補助食品、スキンケア製品等の通信販売を行っており、広告やダイレクトメールを中心とした販売促進による新規顧客の開拓と既存顧客への購入促進に努めました。
その結果、売上高は2,111百万円(前年同期比5.0%減)、セグメント利益は49百万円(前年同期比は85.9%増)となりました。
売上高には、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおりません。
その他
当事業には、運送業、合成樹脂容器の製造販売、不動産管理、広告企画制作等を含んでおり、各社は独立採算で経営し、資材やサービス提供についてその納入価格の見直しを適宜行いました。
その結果、売上高は1,531百万円(前年同期比11.0%増)、セグメント利益は149百万円(前年同期比1.2%増)となりました。
売上高には、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおり、その金額は前第1四半期連結累計期間では1,265百万円、当第1四半期連結累計期間では1,415百万円となっております。
2)財政状態
総資産は、前連結会計年度末に比べ10,149百万円減少し、242,405百万円となりました。主な要因は、現金及び預金の増加(2,519百万円)、受取手形及び売掛金の減少(13,376百万円)、有価証券の減少(3,907百万円)、商品及び製品の増加(2,983百万円)、建設仮勘定の増加(1,376百万円)等によるものです。
負債は、前連結会計年度末に比べ6,916百万円減少し、50,037百万円となりました。主な要因は、電子記録債務の減少(823百万円)、未払金の減少(4,675百万円)、未払法人税等の減少(1,675百万円)、賞与引当金の増加(1,123百万円)等によるものです。
純資産は、前連結会計年度末に比べ3,232百万円減少し、192,367百万円となり、自己資本比率は79.3%となりました。主な要因は、自己株式の増加(4,056百万円)、その他有価証券評価差額金の減少(853百万円)、為替換算調整勘定の増加(1,798百万円)等によるものです。
(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当社グループは「“あったらいいな”をカタチにする」をブランドスローガンに、お客様の潜在的ニーズを掘り起こし、今までにない付加価値のある新製品を提供することで、お客様の生活を豊かにしていくことが使命と考えております。
当第1四半期連結累計期間のグループ全体の研究開発費は1,692百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。