四半期報告書-第102期第1四半期(平成31年1月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/05/10 11:30
【資料】
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【項目】
34項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度末との比較・分析を行っております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
1)経営成績
当第1四半期連結累計期間のわが国の経済は、政府による景気対策の継続などにより企業収益や雇用の改善など回復基調が見られ、個人消費についても緩やかな回復基調が見られます。
そうした状況のなか、当社グループは「“あったらいいな”をカタチにする」をブランドスローガンに、お客様のニーズを満たす新製品の発売や、既存製品の育成、今後の成長事業への投資に努めてまいりました。
その結果、売上高は33,735百万円(前年同期比0.1%増)、営業利益は5,287百万円(前年同期比5.0%減)、経常利益は5,219百万円(前年同期比3.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3,683百万円(前年同期比3.6%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
国内家庭用品製造販売事業
当事業では、毎年春と秋に新製品を発売しており、2018年度に発売した新製品のうち、より効果感の高いEX処方の黒ずんだひじ・ひざのザラザラ治療薬「クロキュアEX」や、毛穴が目立つポツポツ肌治療薬「ケアノキュア」、きらめくクリスタルボトルと最上級の香水調の香りの水洗トイレ用芳香洗浄剤「ブルーレットPremium PERFUME」、コスメチックのような華やかな香りの芳香消臭剤「お部屋の消臭元 プリンセスパルファム」などが売上に貢献しました。なお、今春は10品目の新製品を発売いたします。
既存品においては、ヘルスケアでは肥満改善薬「ナイシトール」、女性保健薬「命の母」、舌下錠タイプのいぼ痔治療薬「ヘモリンド」、角膜修復・保護成分を配合した薬液で目の汚れやホコリを洗い流す「アイボン」など、日用品では水洗トイレ用芳香洗浄剤「ブルーレット」やおりもの専用シート「サラサーティ」、鼻呼吸を促すテープ「ナイトミン 鼻呼吸テープ」など、スキンケアではニキビ・肌あれ予防の薬用ローション「オードムーゲ」などが好調に推移しました。
その結果、売上高は26,884百万円(前年同期比0.1%増)、セグメント利益(経常利益)は4,699百万円(前年同期比4.7%減)となりました。営業利益は4,384百万円(前年同期比6.2%減)となりました。
売上高には、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおり、その金額は前第1四半期連結累計期間では1,387百万円、当第1四半期連結累計期間では1,563百万円となっております。
(外部顧客への売上高の内訳)
前第1四半期連結累計期間
(自 2018年1月1日
至 2018年3月31日)
当第1四半期連結累計期間
(自 2019年1月1日
至 2019年3月31日)
増減
金額(百万円)金額(百万円)金額
(百万円)
増減率
(%)
ヘルスケア13,24813,4782291.7
日用品9,7229,8221001.0
スキンケア1,2681,52725920.4
カイロ1,241491△749△60.4
合計25,48125,320△160△0.6

海外家庭用品製造販売事業
当事業では、米国・中国・東南アジアを中心に、カイロや額用冷却シート「熱さまシート」、外用消炎鎮痛剤「アンメルツ」などを販売しており、広告や販売促進など積極的に投資することで、売上拡大に努めました。
その結果、売上高は5,959百万円(前年同期比6.2%増)、セグメント利益(経常利益)は712百万円(前年同期比2.4%減)となりました。営業利益は707百万円(前年同期比8.8%減)となりました。
売上高には、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおり、その金額は前第1四半期連結累計期間では208百万円、当第1四半期連結累計期間では276百万円となっております。
(外部顧客への売上高の内訳)
前第1四半期連結累計期間
(自 2018年1月1日
至 2018年3月31日)
当第1四半期連結累計期間
(自 2019年1月1日
至 2019年3月31日)
増減
金額(百万円)金額(百万円)金額
(百万円)
増減率
(%)
米国1,5621,265△296△19.0
中国2,0452,33228614.0
東南アジア1,2501,44419315.5
その他5456419617.6
合計5,4035,6832795.2

通信販売事業
当事業では、栄養補助食品、スキンケア製品等の通信販売を行っており、広告やダイレクトメールを中心とした販売促進による、新規顧客の開拓と既存顧客への購入促進に努めました。
その結果、売上高は2,439百万円(前年同期比5.5%減)、セグメント利益(経常利益)は77百万円(前年同期比281.2%増)となりました。営業利益は77百万円(前年同期比311.8%増)となりました。
売上高には、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおりません。
その他事業
当事業には、運送業、合成樹脂容器の製造販売、保険代理業、不動産管理、広告企画制作等を含んでおり、各社は独立採算で経営し、資材やサービス提供についてその納入価格の見直しを適宜行いました。
その結果、売上高は1,478百万円(前年同期比2.5%増)、セグメント利益(経常利益)は223百万円(前年同期比5.8%増)となりました。営業利益は141百万円(前年同期比122.0%増)となりました。
売上高には、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおり、その金額は前第1四半期連結累計期間では1,195百万円、当第1四半期連結累計期間では1,186百万円となっております。
2)財政状態
総資産は、前連結会計年度末に比べ8,329百万円減少し、220,457百万円となりました。主な要因は、現金及び預金の減少(2,545百万円)、受取手形及び売掛金の減少(12,247百万円)、商品及び製品の増加(3,351百万円)、投資有価証券の増加(1,628百万円)等によるものです。
負債は、前連結会計年度末に比べ7,773百万円減少し、54,764百万円となりました。主な要因は、電子記録債務の減少(1,005百万円)、未払金の減少(6,627百万円)、未払法人税等の減少(1,916百万円)、賞与引当金の増加(1,057百万円)等によるものです。
純資産は、前連結会計年度末に比べ555百万円減少し、165,693百万円となり、自己資本比率は75.2%となりました。主な要因は、自己株式の増加(2,780百万円)、その他有価証券評価差額金の増加(1,156百万円)、利益剰余金の増加(915百万円)等によるものです。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当社グループは「“あったらいいな”をカタチにする」をブランドスローガンに、お客様の潜在的ニーズを掘り起こし、今までにない付加価値のある新製品を提供することで、お客様の生活を豊かにしていくことが使命と考えています。
当第1四半期連結累計期間のグループ全体の研究開発費は1,406百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。