有価証券報告書-第41期(2023/04/01-2024/03/31)

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2024/06/24 10:12
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文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び当社の連結子会社2社、以下同じ。)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の沈静化傾向が続き、同感染症による生活・経済への影響は大きく軽減しております。また、訪日外国人数はコロナ禍の沈静化及び円安を背景に増加しており、インバウンド需要の回復も国内景気を押し上げています。一方で、ウクライナ情勢の長期化に伴う資源、エネルギーの価格上昇や中国経済の停滞、内外経済の下振れリスク、中東情勢の緊迫化や世界的なインフレ、金利上昇による金融資本市場の変動などの影響により、先行き不透明な状況にあります。
当社グループにおきましては、コロナ禍の沈静化や円安などが後押しとなり、販売ルート別では、店舗販売(直営店・百貨店)でインバウンドを中心に売上が対前期比大きく増加しました。通信販売(EC含む)では、上位ステージの顧客層では対前期比増加したものの、生活防衛意識の高まりなどにより、その他のステージの顧客層では購入頻度が減少し、対前期比微増となりました。その他卸売(海外輸出含む)では、輸出の大半を占める中国の薬事関連規制の影響や中国国内の個人消費の落ち込みなどにより、販売活動の回復に遅れが生じたことから対前期比減となり、全体の売上に大きな影響を与える結果となりました。
また、品目別では、新型コロナウイルス感染症の影響が軽減し、マスク着用が減少する中、化粧品の消費マインドも大きく改善しており、メイクアップ化粧品を中心に化粧品売上は改善の傾向が続いております。なお、基礎化粧品のマイナスの要因は中国向けの輸出減が影響しております。
健康食品・雑貨等では、おなか周りの脂肪にアプローチした機能性表示食品“燃体源”が好調に推移するなど、対前期比で売上が大きく伸長いたしました。
営業利益、経常利益につきましては、仕入原材料等の価格上昇による利益率の低下、更には主力商品である基礎化粧品の売上高が前期比減となったことが利益減少の主な要因となっています。こうした中、当社グループでは、中期経営計画(2023年3月期~2025年3月期)に基づいた事業活動を推進しており、ロイヤルティの向上・LTV(顧客生涯価値)の最大化、環境に配慮した研究開発について優先的に取り組み、中長期的な視点から持続的成長と企業価値向上に向けた収益基盤の構築を目指し、ブランド価値の向上に努めております。
当連結会計年度の主な活動としては、当社は2023年5月に創業40周年を迎えたことを記念して2023年7月20日より“ディズニー100”デザインの『スマイルフレンズ スクワランセット』、『スマイルフレンズ UVキッズジェルセット』、2023年10月20日よりディズニープリンセスデザインの『ディズニープリンセス スクワラン』、『ディズニープリンセス ハンドセラムセット』を数量限定で販売いたしました。また、2024年1月22日には、処方、デザイン、コンセプトをリニューアルしたミネラルカラーのスキンケア「メイクアップシリーズ」の一斉リニューアルを実施し、新発売いたしました。
これらを通じて、顧客の利便性や満足度の向上並びに顧客ニーズにあわせた商品開発など積極的な事業基盤の構築を図っております。ブランド認知度の向上に向けては、TVCM、オンライン美容講座等の実施のほか、2023年8月22日よりタレント、メイクアップアーティスト、ユーチューバーを起用した輝く“美と健康”のトークライブ番組「キラキラシンデレラ」(ユーチューブ公開ライブ配信)、また、2023年11月20日より、ハーバー高品位「スクワラン」Web動画(櫻井海音、辻千恵出演、姉と弟の物語『#一編の詩のように、一滴でうるおう。』)を展開し、新たなファンの獲得と育成に繋がり、今後の事業基盤の拡大に期待できると考えております。
このような状況の下、当連結会計年度の当社グループ連結売上高は、12,324,210千円(前期比2.4%増)となりました。
品目別売上の基礎化粧品は7,570,387千円(同3.1%減)、メイクアップ化粧品は953,640千円(同10.0%増)、トイレタリーは667,142千円(同12.3%増)、健康食品・雑貨等は2,575,025千円(同15.8%増)となりました。
販売ルート別では、通信販売(EC含む)が7,333,895千円(同2.8%増)、百貨店向卸売が1,523,471千円(同51.5%増)、その他卸売が2,798,046千円(同15.7%減)、直営店は668,692千円(同15.2%増)となりました。
売上原価は3,920,601千円(同1.3%増)、販売費及び一般管理費は、広告宣伝・販売促進費が3,028,489千円(同2.5%減)、その他経費が5,562,889千円(同1.9%減)、合計8,591,378千円(同2.1%減)となっております。
これらの結果、営業損失は187,769千円(前期は営業損失609,642千円)、経常損失は191,493千円(前期は経常損失582,623千円)、親会社株主に帰属する当期純損失は2,118,627千円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失707,865千円)となりました。
区分2023年3月期2024年3月期増減額
(千円)
増減率(%)
金額(千円)売上比(%)金額(千円)売上比(%)
売上高12,038,052100.012,324,210100.0286,1572.4
営業損失(△)△609,642△5.1△187,769△1.5421,873-
経常損失(△)△582,623△4.8△191,493△1.6391,129-
親会社株主に帰属する当期純損失(△)△707,865△5.9△2,118,627△17.2△1,410,762-

②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」)は、前連結会計年度に比べ858,644千円減少し、3,959,197千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は、587,921千円となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失1,843,312千円、減価償却費519,270千円、減損損失1,576,370千円、仕入債務172,672千円が減少したものの、売上債権284,754千円、棚卸資産344,985千円が増加したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、441,788千円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出154,635千円と無形固定資産の取得による支出278,647千円及び差入保証金の差入による支出38,660千円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、171,065千円となりました。これは主に、借入金の純増加額322,237千円によるものです。
2023年3月期2024年3月期増減額
営業活動によるキャッシュ・フロー(千円)55,956△587,921△643,878
投資活動によるキャッシュ・フロー(千円)△214,402△441,788△227,385
財務活動によるキャッシュ・フロー(千円)△676,322171,065847,388
現金及び現金同等物の増減額(千円)△833,446△858,644△25,197
現金及び現金同等物の期末残高(千円)4,817,8423,959,197△858,644

③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度における生産実績は、次のとおりです。
また、当社グループは化粧品事業の単一セグメントとなっています。
品目当連結会計年度
(自 2023年4月1日
至 2024年3月31日)
前年同期比(%)
化粧品(千円)13,388,944△9.2
合計(千円)13,388,944△9.2

(注)金額は、販売価格によっています。
b.受注実績
当社グループは見込生産を行っているため、該当事項はありません。
c.販売実績
当社グループは化粧品事業の単一セグメントとなっていますが、当連結会計年度における品目別及び販売ルート別実績は、次のとおりです。
イ.品目別実績
品目当連結会計年度
(自 2023年4月1日
至 2024年3月31日)
前年同期比(%)構成比(%)
化粧品
基礎化粧品(千円)7,570,387△3.161.4
メイクアップ化粧品(千円)953,64010.07.8
トイレタリー(千円)667,14212.35.4
その他(千円)(注)1557,9102.84.5
小計(千円)9,749,081△0.779.1
健康食品・雑貨等(千円)2,575,02515.820.9
化粧品・健康食品等 小計(千円)12,324,1062.4100.0
その他(千円)(注)2103△57.20.0
合計(千円)12,324,2102.4100.0

(注)1.期間を限定して提供するキャンペーンセット品等が主なものです。
2.カルチャーセンター等の売上が主なものです。

ロ.販売ルート別実績
販売ルート別当連結会計年度
(自 2023年4月1日
至 2024年3月31日)
前年同期比(%)構成比(%)
販売ルート
通信販売(千円)(EC含む)7,333,8952.859.5
百貨店向卸売(千円)1,523,47151.512.4
その他卸売(千円)2,798,046△15.722.7
直営店(千円)668,69215.25.4
合計(千円)12,324,1062.4100.0

(注)上記の合計表は、「イ.品目別実績」の「その他」を除いた「化粧品・健康食品等 小計」売上に対して記載しています。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。
①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
イ.経営成績の分析
「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
売上高は、前連結会計年度に比べ2.4%増の12,324,210千円となりました。主な要因は、その他卸売(海外輸出含む)では、輸出の大半を占める中国の薬事関連規制の影響や中国国内の個人消費の落ち込みなどにより、販売活動の回復に遅れが生じたことから対前期比減となりましたが、コロナ禍の沈静化や円安などが後押しとなり、店舗販売(直営店・百貨店)でインバウンドを中心に売上が対前期比大きく増加したことによるものであります。しかしながら、通信販売(EC含む)では、上位ステージの顧客層では対前期比増加したものの、生活防衛意識の高まりなどにより、その他のステージの顧客層では購入頻度が減少したこと等により、当連結会計年度の売上高計画13,500,000千円に対して、12,324,210千円(計画比91.3%)の未達となりました。
指標2024年3月期(計画)2024年3月期(実績)2024年3月期(計画比)
売上高13,500,000千円12,324,210千円△1,175,790千円(△8.7%)
営業利益又は営業損失(△)390,000千円△187,769千円△577,769千円( - %)
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)250,000千円△2,118,627千円△2,368,627千円( - %)
売上高営業利益率2.9%△1.5%△4.4ポイント

ロ.財政状態の分析
当社グループの財政状態の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態の状況及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
ハ.資本の財源及び資金の流動性
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
なお、設備の新設等の計画については、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりであります。
ニ.経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
②重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの売上高は化粧品等に関連する売上です。化粧品業界全体では、個人消費の伸び悩みなどからマーケットが拡大しない状況が続く中で、消費者ニーズの多様化、価格の二極化、新規参入企業の増加などにより、企業間の厳しい競争が続いています。
この様な経営環境のもと、当社グループが安定的に成長するには、新規顧客を効率的に増やしていくこと及び研究開発に力を入れ多様化した消費者ニーズに対応し、顧客満足度の高い製品・サービスを提供していくことにより、ロイヤルティを高め、LTV(顧客生涯価値)を最大化させていく事が重要と考えています。
(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析
①キャッシュ・フロー
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としています。短期資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。なお、当連結会計年度末における借入金の残高は2,355,080千円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は3,959,197千円となっております。
②財政状態の分析
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比較して267,179千円減少し、9,076,544千円になりました。これは主に、売掛金、商品及び製品が増加したものの、現金及び預金が減少したことによるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比較して1,956,844千円減少し、3,354,649千円になりました。これは主に、固定資産の減損損失を計上したことによるものです。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比較して15,290千円増加し、2,813,698千円になりました。これは主に、買掛金が減少したものの、短期借入金の借入額が増加したことによるものです。
固定負債は、前連結会計年度末に比較して27,233千円増加し、1,110,397千円になりました。これは主に、長期借入金が減少したものの、繰延税金負債が増加したことによるものです。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末に比較して2,266,547千円減少し、8,507,097千円になりました。これは主に、配当金の支払い151,260千円を含め、減損損失を計上したこと等により利益剰余金が減少したことによるものです。

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