四半期報告書-第50期第2四半期(平成30年7月1日-平成30年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間を含む2021年度3月期までの3年間で売上高30億円、営業利益3億円(営業利益率10%)以上を最低必達目標とし、経営体制を一新、経営改革を推進しております。新工場建設に伴う大型投資を早急に回収する為、EBITDA(営業利益+減価償却費)の最大化と投資抑制を実行しております。
当第2四半期連結会計期間における具体的な活動は以下の通りです。
1. PIM事業:材料販売の再開と新規部品販売による過去最高の売上高・営業利益の実現
2. PIM事業:2021年以降の拡大3大アイテム(ターボ部品・セラミックスボール・セラミックス放熱板)の
商品化加速
3. 衛生検査器材事業:成熟市場に入った本ビジネスにおいて、永続的プラス成長実現可能な営業体制の確立
4. 半導体資材事業:旺盛な需要に対応可能な更なる増産体制による大幅な増収増益
5. 全社共通として徹底した経費節減と投資の抑制
当第2四半期連結累計期間における上記活動は概ね順調に進捗しております。中でも半導体資材事業は想定を上回る売上高となり、グループ連結売上総利益額は2006年3月期の上場以来、過去最高の688百万円(売上総利益率47.6%)となりました。また、PIM事業においては直動型ベアリング部品の正式受注の獲得と材料販売の大口顧客との契約を締結し、第3四半期連結会計期間以降、大きく伸長する見込みです。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高1,446百万円(前年同期比6.7%増)、営業利益137百万円(前年同期比48.4%増)、経常利益128百万円(前年同期比73.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は95百万円(前年同期比103.9%増)となりました。
セグメントの経営成績は次の通りであります。
なお、セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおります。
① PIM(パウダー・インジェクション・モールディング)事業
PIM事業においてはここ数年、設備及び人員等の制約からガソリンターボエンジン用ノズルベーン(Variable Geometry:VGターボ)、セラミックスボール、電動車用セラミックス放熱板(窒化ケイ素)の3大アイテムの商品開発と新工場立ち上げに特化して参りました。新工場に増設した全設備の立ち上げ及び各部門の人員補強が完了したことから、将来、上記3大アイテムと競合しない先への材料及び高付加価値機構部品のマーケティング、受注活動を本格的にスタートしました。その結果、世界中で逼迫している直動型ベアリング(THK株式会社向け、LMガイド)部品の5アイテムを正式受注し、生産を開始しました。また、材料販売においても大口顧客(ウエアラブルデバイスの焼結体部品製造に使われるチタン合金用材料)の受注を獲得し、その他の材料及び部品販売の受注活動も堅調であることから当連結会計年度における売上高・営業利益は過去最高となる見込みです。
これらの部品及び材料販売で2021年度3月期までに3大アイテムを加味しない売上高で3億円以上を最低必達目標とし、製造販売一体の拡大販売体制を構築して参ります。
一方、上述の3大アイテムにおいては、引き合いのある顧客との連携をより一層強化し、これまで以上に技術開発のスピードを加速させて参ります。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は42百万円(前年同期比3.9%減)、営業利益12百万円(前年同期比48.0%増)となりました。
② 衛生検査器材事業
衛生検査器材事業においてはここ数年、安定した売上、利益を堅持しておりますが国内の食品衛生業界は「成熟市場」に入ったことから、当社グループの成長もやや鈍化しております。そのような中、新設した営業戦略企画部とITシステム部門が連携し、安定継続顧客の堅持(失注の防止)・受注が途切れていた顧客の復活・新規顧客獲得の3つの視点から、営業企画チーム、テレマーケティングスタッフの機能、役割を細分化し新たな活動を展開中です。9月に発生した関西台風と北海道地震の影響により、同地区の販売が著しく低下したことから、売上高は前年割れとなりましたが上記施策は確実に奏功しております。尚、10月度の同地区の売上げは例年並みに回復しております。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は770百万円(前年同期比2.2%減)、営業利益37百万円(前年同期比22.2%減)となりました。
③ 半導体資材事業
2018年3月期の半導体資材事業は出荷数量で26.1%増、売上高で30.9%増と大きく伸張しました。当連結会計年度においても当第2四半期連結累計期間の累計出荷数量は21.9%増と更に伸長し、日韓合計の月産生産能力650万m(前期平均570万m)を大幅に上回る700万mを越える受注が5ヶ月連続で続いています。世界No.1のスペーサーテープメーカーとして、当社グループスペーサーテープを2.6倍消費する4Kテレビ及び一部採用が開始されたスマートフォンやICカード、医療用デバイス向け対応も含め、もう一段の能力増強を早急に進めて参ります。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は633百万円(前年同期比20.1%増)、営業利益87百万円(前年同期比143.6%増)となりました。
財政状態の分析は次の通りであります。
(資産)
総資産は、前連結会計年度末に比べ7.9%減の5,414百万円となりました。
これは、「受取手形及び売掛金」が50百万円増加する一方、「現金及び預金」が468百万円減少したこと等によるものであります。
(負債)
負債は、前連結会計年度末に比べ12.2%減の3,792百万円となりました。
これは、「短期借入金」が110百万円、「1年内返済予定の長期借入金」が42百万円、「設備関係支払手形」が256百万円、「長期借入金」が110百万円減少したこと等によるものであります。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末に比べ4.2%増の1,621百万円となりました。
これは、「利益剰余金」が52百万円増加したこと等によるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ468百万円減少し、422百万円となりました。
また、当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローは、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において営業活動による資金の収入は250百万円(前年同期178百万円の収入)となりました。
増加項目としては、税金等調整前四半期純利益が124百万円、減価償却費が144百万円あったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において投資活動による資金の支出は409百万円(前年同期は484百万円の支出)となりました。
減少項目としては、有形固定資産の取得による支出が400百万円、無形固定資産の取得による支出が8百万円あったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において財務活動による資金の支出は308百万円(前年同期524百万円の収入)となりました。
増加項目としては、長期借入れによる収入が300百万円、減少項目としては、短期借入金の純減額が110百万円、長期借入金の返済による支出が453百万円あったこと等によるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は100百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。