四半期報告書-第53期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)

【提出】
2022/02/04 11:31
【資料】
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【項目】
38項目

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間のグループ連結業績は3事業全てにおいて増収増益となり、グループ連結営業利益は上場以来、過去最高となりました。特に売上高営業利益率は11.5%(中期経営計画目標値:10.0%)と高水準で着地致しました。但し、半導体資材事業については、巣ごもり特需による北米を中心としたテレビ市場の拡大に伴い、第2四半期連結累計期間における当社スペーサーテープの出荷数量は過去最高を更新しましたが、当第3四半期連結会計期間に入り、一転、世界的にテレビの出荷台数は大きく下落し、当第3四半期連結会計期間単独での当社スペーサーテープの出荷数量は好調であった第1四半期連結会計期間/第2四半期連結会計期間の平均出荷数量に対し、37.2%減と大きく後退しました。一方で衛生検査器材、PIMの両事業においては、当第3四半期連結累計期間の売上高は上場以来過去最高を更新し、今後も堅調に推移すると見込んでおります。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高2,354百万円(前年同期比12.5%増)、営業利益269百万円(前年同期比139.3%増)、経常利益297百万円(前年同期比237.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は154百万円(前年同期比206.1%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次の通りであります。
なお、当第3四半期連結会計期間より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを追加しており、当第3四半期連結累計期間の比較・分析は追加後の区分に基づいております。
① PIM(パウダー・インジェクション・モールディング)事業
1)高機能部品
2期前に獲得していたTHK株式会社向け直動型ベアリングや前期に受注したセラミックス製CMOSセンサー等の高機能部品の量産品が伸長し、新規に受注した6件の金型等の売上により、当第3四半期連結累計期間の売上高は過去最高を更新しました。第4四半期連結会計期間以降も量産部品の安定受注と更なる新規案件獲得により、PIM事業単独での通期売上高、営業利益は過去最高の見込みとなっております。
2)自動車部品:VG(Variable Geometry)ターボ部品
株式会社IHI向け、自動車用ターボ部品5品番は2021年12月より、量産を開始しました。現在、初回納入品と安全在庫確保の量産を本格化させております。高機能部品で培った高度なモノづくり力を駆使し、安定品質、高歩留まりの量産体制確立、人員補強を進め、生産体制の強化を継続して参ります。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は98百万円(前年同期比70.9%増)、営業利益31百万円(前年同期比67.4%増)となりました。
② 衛生検査器材事業
コロナ禍における食品衛生業界の産業構造が大きく変化する中、当事業は堅調に推移し、15ヶ月連続の増収が続いております。その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は過去最高を更新、これまでのテレマーケティング中心の営業体制から、東京、大阪、新たに福岡営業所の3拠点での営業活動の成果に加え、株式会社HIROTSUバイオサイエンス向けがん検査用シャーレ(N-NOSE)の普及活動に伴い、シャーレ出荷数量の伸長が奏効しました。原価面においてはシャーレ及び培地製品の増産による原価率の改善により、売上総利益は676百万円(売上総利益率:52.9%)と過去最高を更新し、モノづくり力の進化は確実に進捗しております。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は1,278百万円(前年同期比10.7%増)、営業利益124百万円(前年同期比166.6%増)となりました。
③ 半導体資材事業
当第3四半期連結会計期間に入り、テレビ需要の世界的な落ち込みから、出荷数量は、前年同期比30.5%減と大幅に減少しました。北米での巣ごもり需要の落ち着きとコンテナ不足、材料不足などのサプライチェーンの混乱に伴う、先行き不安から来る在庫過剰が要因であると推測しております。大幅な減産に伴い、当事業の生産の3割を占める滋賀本社工場で採用した人員をPIM事業に配置転換し、自動車用ターボ部品の量産にシフトするなど、減産による固定費負担を最小限に抑制しました。第4四半期連結会計期間はやや持ち直しの兆しはありますが、テレビ市場の在庫調整に時間を要し、前年割れは必至であると考えております。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は974百万円(前年同期比10.6%増)、営業利益112百万円(前年同期比138.6%増)となりました。
④ その他の事業
不動産賃貸業
当社グループは29,285坪の敷地に5,827坪の平屋の工場と3棟のテント倉庫(562坪)を保有しております。この2年間の生産変革活動の中で、全事業部全製品の1個当たりの生産タクトの短縮を中心とした生産性の向上と省スペース化の為の間締めに加え、品質改革の推進により、滞留しないモノづくりによる生産リードタイムの短縮を全員参加の全社活動として推進して参りました。その結果、1,500坪の余剰スペースを創出することが可能となり、2021年12月より、1,000坪の空きスペースを完全に別スペースに仕切り、不動産賃貸業としてスタートし、12月単月の売上高2百万円を当第3四半期連結会計期間に計上しました。来期は当事業で34百万円の収入を見込んでおり、高騰するシャーレ等の原材料費のリカバリー策として進めて参ります。東海・近畿の中間点として名神高速道路からのアクセス1分のロケーションと広大な敷地での需要は非常に高く、先ず1年契約で大手物流・FAシステムメーカーに単独で賃貸致します。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は2百万円、営業利益1百万円となりました。
財政状態の分析は次の通りであります。
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べ1.7%増の1,835百万円となりました。これは、「現金及び預金」が158百万円、「商品及び製品」が87百万円増加し、「受取手形及び売掛金」が84百万円、「原材料及び貯蔵品」が59百万円、「流動資産その他」(未収入金)が65百万円減少したこと等によるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ1.2%増の3,986百万円となりました。これは、設備投資により348百万円増加し、減価償却費により207百万円減少したこと等によるものです。
この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べ1.4%増の5,822百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べ5.4%増の1,634百万円となりました。これは、「電子記録債務」が44百万円、「短期借入金」が50百万円、「未払法人税等」が46百万円増加し、「1年内返済予定の長期借入金」が66百万円減少したこと等によるものです。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ6.3%減の2,316百万円となりました。これは、「長期借入金」が145万円減少したこと等によるものです。
この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べ1.8%減の3,950百万円となりました。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末に比べ8.7%増の1,871百万円となりました。これは、「利益剰余金」が132百万円増加したこと等によるものです。
(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は149百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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