四半期報告書-第51期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
人材不足及び人手不足が経営の最重要課題となる中、現有の経営資源である「ヒト・モノ・カネ」を最大限に活用した新たな事業ポートフォリオを作成し、衛生検査器材・半導体資材の2大コア事業に加え、PIM事業を将来的に高機能部品、自動車部品の2大事業に独立させ、4大事業からなる企業体とするべく、新5ヶ年計画(NP5Y-Challenge50)をスタート致しました。
当第2四半期連結累計期間の売上高は全セグメントにおいて前年同期比プラスとなり、グループ連結売上高は前年同期比6.7%の増収となりました。売上総利益は上半期単独で過去最高を更新、748百万円(前年同期比8.7%増)の増益となりました。一方、販管費については、次代の中核事業として見据える自動車部品事業の研究開発費、開発用設備の減価償却費、幹部社員の中途採用費等、前年同期比100百万円増となり販管費の増加が売上総利益の増加を上回ったことで、グループ連結営業利益は前年同期比40百万円の減益となりました。
また、営業外費用として主に半導体資材事業における為替差損9百万円を計上致しました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高1,543百万円(前年同期比6.7%増)、営業利益96百万円(前年同期比29.5%減)、経常利益68百万円(前年同期比46.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は62百万円(前年同期比34.8%減)となりました。
セグメントの経営成績は次の通りであります。
① PIM(パウダー・インジェクション・モールディング)事業
1)高機能部品
新5ヶ年計画(NP5Y-Challenge50)における高付加価値戦略商品として、前期に受注済の高機能部品11品番に加え、当第2四半期連結累計期間において、高機能部品9件、材料販売3件を新たに獲得致しました。主な内訳は直動型ベアリング5件、FA機器関連部品3件、セラミックス製CMOSセンサー部品等になります。
2)自動車部品:VG(Variable Geometry)ターボ部品
当社は転位強化技術(1000度の使用環境に耐えうるPIM製品)の確立に成功し、2022年以降に普及が期待される次世代ガソリンターボ(VG方式)部品の商品化に注力する中、現行ディーゼルターボエンジンのノズルベーンを含む数種類の部品の量産化に向けた了解覚書を第1四半期連結累計期間に大手ターボメーカーと締結し、2021年3月期中の量産を目指し、試作イベントに着手しました。現行ディーゼルVGターボ用部品は700度近辺で使用することから、転位強化は不要ですが当社PIM工法における性能・品質・コスト面において総合的に優位であることが認められたと考えております。
好調な高機能部品の拡販活動と前倒しとなった自動車部品の量産化を両立する為、社内体制をより一層、強化して参ります。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は59百万円(前年同期比38.0%増)、営業利益16百万円(前年同期比34.4%増)となりました。
② 衛生検査器材事業
新5ヶ年計画(NP5Y-Challenge50)において、コアビジネスであり安定継続事業として位置付ける本事業はここ数年、安定した売上高を堅持しております。2019年3月に「大口顧客獲得」「訪問販売」を目的とした本事業では初となる営業所を東京に開設し、従来の本社テレマーケティング営業に加えフェイスtoフェイスの営業による拡販活動を本格的にスタートさせ、確実に成果が出つつあります。ホームページを利用した新たな営業手法等も奏功し、上半期単独売上高では、過去最高となる800百万円となりました。原価面においても、売上総利益は394百万円(前年同期比9.3%増)と大きく改善致しました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は800百万円(前年同期比3.9%増)、営業利益33百万円(前年同期比11.0%減)となりました。
③ 半導体資材事業
当第2四半期連結累計期間においても販売数量は前年同期比で17.4%と大きく伸長しました。一方で円高ウォン安の影響により、売上高は前年同期比8.0%増に留まりました。売上総利益については前年同期比17百万円、5.7%増の322百万円と上半期単独では過去最高となりましたが、57百万円の販管費の増加により、営業利益は40百万円の減益となりました。
新5ヶ年計画(NP5Y-Challenge50)達成の上で本事業を安定成長事業として位置付け、今後更なる増産に対応すべく、2019年7月よりスタートした韓国生産拠点初の完全2シフト体制による生産は順調に推移しております。2019年9月の月産数量は2007年に記録したアナログから地デジ切替特需に並ぶ900万mの生産となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は684百万円(前年同期比8.0%増)、営業利益46百万円(前年同期比46.6%減)となりました。
財政状態の分析は次の通りであります。
(資産)
総資産は、前連結会計年度末に比べ2.5%減の5,226百万円となりました。これは、「商品及び製品」が42百万円増加する一方、「現金及び預金」が158百万円減少したこと等によるものであります。
(負債)
負債は、前連結会計年度末に比べ2.9%減の3,589百万円となりました。
これは、「短期借入金」が30百万円、「リース債務」が60百万円増加する一方、「1年内返済予定の長期借入金」が116百万円、「長期借入金」が132百万円減少したこと等によるものであります。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末に比べ1.7%減の1,637百万円となりました。
これは、「為替換算調整勘定」が29百万円減少したこと等によるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ158百万円減少し、294百万円となりました。
また、当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローは、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において営業活動による資金の増加は165百万円(前年同期は250百万円の増加)となりました。
増加項目としては、税金等調整前四半期純利益が86百万円、減価償却費が182百万円あったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において投資活動による資金の減少は117百万円(前年同期は409百万円の減少)となりました。
減少項目としては、有形固定資産の取得による支出が106百万円、無形固定資産の取得による支出が11百万円あったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において財務活動による資金の減少は199百万円(前年同期は308百万円の減少)となりました。
増加項目としては、長期借入れによる収入が165百万円、減少項目としては、長期借入金の返済による支出が414百万円あったこと等によるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は138百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。