有価証券報告書-第59期(令和2年7月1日-令和3年6月30日)

【提出】
2021/09/29 14:28
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【項目】
135項目
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度(2020年7月1日~2021年6月30日)における世界経済は、米国では、経済正常化の進展により、4~6月期はコロナ前の水準を超えると見込まれています。欧州では、感染減少により各国はロックダウンの緩和を始めており、4~6月期は持ち直す見込みです。また中国ではコロナ禍からの回復が進む中で成長が鈍化し、4~6月期も穏やかなペースとなる見込みです。
日本経済の実質GDPは、緊急事態宣言が続いた4~6月期も足踏みが続く見通しです。新たな感染の波への警戒は残りますが、景気は今後上向くものと期待されます。鉱工業生産は、設備投資の回復や半導体需要を背景に、生産用機械、電子デバイスが大きく増加して、4月にコロナ前の水準を回復しました。この様な状況の下、6月の経済の基調判断は「新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるなか、持ち直しの動きが続いているものの、一部で弱さが増している」に据え置かれました。
この間の当社グループを取り巻く事業環境は、国内では自動車が半導体不足による減産を受けて売上高が足踏み状態、輸出でも自動車は1~3月期から頭打ちとなりました。この環境下において、当社グループの主要販売先である自動車機器業界からの受託額は増加、光学機器業界は減少、電気・電子部品業界は増加となりました。
この結果、当連結会計年度の当社グループ業績につきましては、売上高は6,377百万円(前年同期比 13.0%増)、営業利益は452百万円(前年同期比120.8%増)、経常利益は733百万円(前年同期比 113.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は452百万円(前年同期比 73.0%増)となりました。営業利益につきましては、当該期間の売上高の増加と製造費用の減少のため前年同期比増益、そして経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、この期間の為替差損益(前年同期比22百万円増)及び持分法による投資利益(同87百万円増)の増加などが増益要因となっております。
当連結会計年度における営業概況は、次の通りです。
当社グループの主要販売先である自動車機器業界向けが前連結会計年度比18.4%の増収となりました。光学機器業界向けは、前連結会計年度比4.2%の減収、電気・電子機器業界向けは、前連結会計年度比9.4%の増収となりました。この結果ドライルーブ事業の売上高は、6,377百万円(前連結会計年度比13.0%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べ854百万円増加し、4,542百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と主たる増減要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、690百万円(前年同期における営業活動により得られた資金は590百万円)となりました。これは主に、資金流入では税金等調整前当期純利益634百万円、減価償却費229百万円、利息及び配当金の受取額204百万円、仕入債務の増加額197百万円、資金流出では売上債権の増加額409百万円、持分法による投資利益200百万円等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により得られた資金は、235百万円(前年同期における投資活動により使用した資金は604百万円)となりました。これは主に、資金流入では定期預金の払戻による収入1,008百万円、資金の流出では定期預金の預入による支出534百万円、有形固定資産の取得による支出199百万円等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は、141百万円(前年同期における財務活動により使用した資金は57百万円)となりました。これは主に、資金流入では長期借入れによる収入260百万円、資金流出では長期借入金の返済による支出343百万円、配当金の支払額52百万円によるものです。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2020年7月1日
至 2021年6月30日)
生産高(千円)前年同期比(%)
ドライルーブ事業6,197,95010.8

(注)1.金額は、販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称受注高(千円)前年同期比
(%)
受注残高(千円)前年同期比
(%)
ドライルーブ事業6,577,35615.1396,48182.9

(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2020年7月1日
至 2021年6月30日)
販売高(千円)前年同期比(%)
ドライルーブ事業6,377,65313.0

(注)1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
相手先前連結会計年度
(自 2019年7月1日
至 2020年6月30日)
当連結会計年度
(自 2020年7月1日
至 2021年6月30日)
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
株式会社ミツバ814,39914.4926,69314.5
浜名湖電装株式会社632,36811.2840,57113.2
株式会社デンソー665,99811.8--
株式会社デンソーワイパシステムズ636,74411.3--

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績のうち、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満の相手先につきましては記載を省略しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容等
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針および見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債および収益・費用の報告金額および開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
a.有形固定資産
当社グループは、原則として、管理会計上の単位を資産グループの基準とし、独立したキャッシュ・フローを生み出す最小単位でグルーピングを行っており、減損の兆候の有無の判定を行なっております。減損の兆候があった場合、将来キャッシュ・フロー等を見積り、減損の要否を判定いたします。判定の結果、減損が必要と判断された資産については、帳簿価額を回収可能価額まで減損処理いたします。将来キャッシュ・フローの見積りは合理的であると判断しておりますが、将来の予測不能な事業上の前提条件の変化によって見積りが変更されることにより、回収可能価額が減少し、減損損失が発生する可能性があります
b.のれん
当社グループは、のれんの簿価について、それが回収できなくなる可能性を示す兆候がある場合には、減損の有無の判定を行っております。この判定は、のれんが配分された資金生成単位毎に将来キャッシュ・フローの見積りに基づいて行っております。将来キャッシュ・フローの見積りは合理的であると判断しておりますが、将来の予測不能な事業上の前提条件の変化によって見積りが変更されることにより、回収可能価額が減少し、減損損失が発生する可能性があります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状態の分析
(資 産)
当連結会計年度末の資産合計につきましては、前連結会計年度末に比べ848百万円増加し、9,760百万円(前期末比 9.5%増)となりました。これは主に、受取手形及び売掛金424百万円の増加、現金及び預金378百万円の増加等によるものです。
(負 債)
当連結会計年度末の負債合計につきましては、前連結会計年度末に比べ348百万円増加し、1,978百万円(前期末比 21.4%増)となりました。これは主に、支払手形及び買掛金204百万円の増加、未払法人税等127百万円の増加等によるものです。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産合計につきましては、前連結会計年度末に比べ500百万円増加し、7,781百万円(前期末比 6.9%増)となりました。これは主に、利益剰余金400百万円の増加、為替換算調整勘定98百万円の増加等によるものです。
これらの結果、当連結会計年度末の自己資本比率は79.7%(前連結会計年度末は81.7%)となりました。
b.経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度の売上高は6,377百万円(前連結会計年度比13.0%増)となりました。
当社グループの主要販売先である自動車機器業界向けが前連結会計年度比18.4%の増収となりました。光学機器業界向けは、前連結会計年度比4.2%の減収、電気・電子機器業界向けは、前連結会計年度比9.4%の増収となりました。この結果ドライルーブ事業の売上高は、6,377百万円(前連結会計年度比13.0%増)となりました。
(売上総利益)
当連結会計年度の売上総利益は、1,405百万円(前連結会計年度比24.4%増)となりました。
当該期間の製品売上構成比率が変動したことなどを一因として、売上総利益率は22.0%(前連結会計年度は20.0%)となりました。
(営業利益)
当連結会計年度の営業利益は、452百万円(前連結会計年度比120.8%増)となりました。
(経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度の経常利益は、733百万円(前連結会計年度比113.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、452百万円(前連結会計年度比73.0%増)となりました。経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、営業利益に加えてこの期間の為替差損益(前年同期比22百万円増)及び持分法による投資利益(同87百万円増)の増加などが増益要因となっております。
c.キャッシュ・フローの分析
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2[事業の状況]3[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
d.資本の財源及び資金の流動性について
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料の仕入のほか、製造経費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。

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