四半期報告書-第122期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)

【提出】
2022/08/15 15:01
【資料】
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【項目】
39項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
1 提出会社の代表者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に関する分析・検討内容
(1) 経営成績の分析
当社グループは当第1四半期連結累計期間においては、減収増益となりました。売上高は1,982,790千円(前年同期比36.9%減)、営業利益は24,999千円(前年同期は営業損失111,012千円)、経常損失は90,303千円(前年同期は経常損失149,660千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は95,392千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失131,754千円)となりました。
売上高については、前第3四半期より売上高最大のDigital Finance事業が連結子会社から持分法適用関連会社へ異動したことで売上高が計上されなくなったことが減少の最大要因となりました。
営業利益につきましては、コンテンツ事業が手がけております各種コンテンツが人気を博しており利益を伸ばしました。製造業となるゴム事業や食品事業は、電気代金、燃料費、原料高などの影響を大きく受けました。ゴムライニングが好調であったゴム事業は売上高を伸ばしてこれを上回って利益を増加させ、また食品事業もこの数年でさらに製造効率を高めており利益を保っております。これらは各事業において10年以上かけて戦略的に事業を選択集中させるとともに海外事業を含めて新規事業に取り組み、営業拡大を図り、同時に生産効率の改善、コストの適正化を図ってまいりました成果が身を結んでいる結果、利益改善が進んでおります。
一方、スポーツ事業は上記電気代金、燃料費、原料高に加えて、新型コロナウイルス感染症対策の影響を大きく受けており、Digital Finance事業(持分法適用)は訴訟の影響に加えて、新型コロナウイルス感染症対策の影響により、この数年間営業貸付金残高を減少させているために損失を計上しております。また、当社グループが事業を行っております各国政府の方針、事業別の環境等により異なります。それぞれのセグメントの記載の中に記載しておりますので、ご参照ください。
当社といたしましては、短期的な景気判断や収益について一つ一つ適切に対処しつつも、中長期的視点で経済成長する地域に適切に投資し、当社の成長を目指しております。
なお、上記金額に消費税等は含まれておりません。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
(食品事業)
当事業の当第1四半期連結累計期間における業績は、減収減益となりました。
当第1四半期連結累計期間における売上高は1,154,345千円(前年同期比3.7%減)となり、セグメント利益(営業利益)は58,514千円(前年同期比10.5%減)となりました。
当事業は、明日香食品株式会社並びに同子会社グループが営む、和菓子等、とりわけあんこ餅、わらび餅等の餅類、団子類、などの開発製造に独自性を持つ事業であります。
日本の人口減、スーパー店舗数減、消費の低調などの厳しい市場環境のなか、当事業の当第1四半期連結累計期間における業績につきましては、主に、主要顧客であるスーパーの既存店売上高が前年同月比3カ月連続でマイナスとなる影響を受け売上高が減少しました。これは主に昨年までのコロナ禍におけるいわゆる「すごもり需要」が終わりを告げ、特に都市型スーパーの来店客数が減少したことによるものになります。また、原材料や資材、エネルギー価格の高騰もあり、この数年間の効率化、さらに現在も進む効率化によって利益を保っておりますが、減益となりました。
これまでに取り組んできた、SNSを活用した当社商品のブランディングが功を奏している現状を踏まえ、さらに戦略商品の拡販を進めてまいります。現状は、『「わらび餅」の明日香野』、『こし自慢明日香野』『桜餅(道明寺)の明日香野』が定着しつつあり、さらに2017年に大ヒット商品となりましたラムネわらび餅を6月から再販しており、インターネット上でも話題になっております。今年もわらび餅は、テレビ・ラジオ等の取材が多数あり、テレビの全国放送が行われるなどしております。今後も放送が予定されておりますので、今後の拡販にも期待をしております。これらにより、中期経営計画アクセルプランⅢ「再発進」の基本方針である「ついで買いから指名買いされる企業」を果たし、業績の拡大を図ってまいります。
今後は、更なる原料・資材・エネルギー価格高騰が見込まれる状況ではあるものの、既存商品については価格転嫁がうまく進まず収益を圧迫することが予想されます。その中で利益を確保するために、商品企画の見直し、生産効率の良い商品への集中、人材育成による能力の向上、SNSを活用したブランディングなどのこれまで積み上げてまいりました施策が有効であると考えており、継続してまいります。より長期的視点からは少子高齢化が進む日本国内事業が大半であることから、今後とも主力国内事業の利益体質を堅持するとともに、中国で既に初めております当事業を、さらに東南アジアに拡大することを企図しており、守りの国内と攻めの海外とメリハリをつけて進めてまいります。
(スポーツ事業)
当事業の当第1四半期連結累計期間における業績は、増収減益となりました。
当第1四半期連結累計期間における売上高は262,625千円(前年同期比3.5%増)となり、セグメント損失(営業損失)は1,523千円(前年同期はセグメント利益7,110千円)となりました。当該事業は新型コロナウイルス感染拡大防止政策の影響をもっとも大きく受けた事業となっており、前年から引き続き当第1四半期連結累計期間への影響も大きくなっております。
当事業は、創業事業でありますアカエムソフトテニスボールを中心とした、ソフトテニス関連事業とテニスクラブ再生事業を柱としております。
当事業の前年は新型コロナウイルス蔓延の影響を受け部活動の活動制限が続きました。その為ソフトテニスボールの使用頻度が減りソフトテニスボールの購入を見送るユーザーが多く、販売は低調に推移しました。これに対し当第1四半期連結累計期間では活動制限がまだ一部継続しており、2年間にわたるコロナ禍によって部活動の部員数が少ないなど厳しい状態が継続しております。また、大会等は実施されていますが、多くの大会が無観客や入場者数の制限を行なって行われている状況です。また、テニスクラブ再生事業においても、新規会員獲得においてコロナ禍の影響が未だ残存しております。
第2四半期以降においては、コロナ禍の影響を注視しつつ、ソフトテニスボールの販売強化、テニススクールでの新規ユーザーの獲得に注力し業績の回復を図ってまいります。
(ゴム事業)
当事業の当第1四半期連結累計期間における業績は、増収増益となりました。
当第1四半期連結累計期間における売上高394,325千円(前年同期比20.8%増)となり、セグメント利益(営業利益)は32,413千円(前年同期はセグメント損失29,727千円)となりました。
当事業は、当社グループの創業以来の事業で、ゴムの配合・加工技術に独自性をもつ事業であり、日本国内のみならず、タイ王国、マレーシア、ベトナム社会主義共和国、などにおいて事業展開をしております。
当事業の当第1四半期連結累計期間における業績につきましては、競合会社の撤退以来、積極的に営業拡大を進めました結果、多くの引き合い案件を取り組むことができました。
ゴムライニング防食施工はゴム事業の中で収益性と競争力が高い事業です。今後は更に残存者利益の獲得に取組み、ゴム事業内におけるゴムライニング防食施工への選択と集中を進めることで売上高と利益を増加させられると考えております。
新型コロナウイルス感染防止政策の影響につきましては、現在のところ大きな影響は出ておりません。また、長期化するウクライナ情勢の影響による、エネルギー料金の値上げや物流好ストの値上げ、原材料の値上げなど厳しい状況が続いておりますが、当事業は景気悪化に対して半年程度遅行して影響が出る業種であり、今後も注意してまいります。
(コンテンツ事業)
当事業の当第1四半期連結累計期間における業績は、増収増益となりました。
当第1四半期連結累計期間における売上高は171,342千円(前年同期比17.0%増)、セグメント利益(営業利益)は62,623千円(前年同期比32.9%増)となりました。
当事業は、主にトレーディングカードゲーム制作やエンターテインメント関連の書籍及び電子書籍の制作、音楽並びに関連商品の製作を行っており、様々なコンテンツを商品・イベント化する企画制作・編集・制作に独自性を持ち展開しております。
当事業の当第1四半期連結累計期間における業績につきましては、前年同四半期に好調であった「鬼滅の刃」による効果が一巡しましたが、当社が担当するそれ以外の漫画作品の人気が好調であること、ゲーム攻略本も順調に受注できたことなどから、書籍編集の売上高は堅調を維持しました。また当社の手がけましたトレーディングカードゲームや書籍等も人気が高く、ロイヤリティ収入が順調に推移しております。
新型コロナウイルス感染防止政策の影響については、当事業は数年来リモートネットワークを推進していたこともあり、業務の遂行に大きな支障はありません。また、各種の開示でお知らせいたしましたように、海外展開を積極的に進めることで、本格的な事業拡大につなげる方針を継続してまいります。
(Digital Finance事業)
同事業は連結セグメントではなく、持分法適用関連会社の事業になっておりますが、当社グループの重要な事業であるため解説しております。
当事業の当第1四半期連結累計期間における業績は、減収減益となりました。
当第1四半期連結累計期間における売上高は953,592千円(前年同期比21.8%減)、純損失は600,073千円(前年同期は純損失120,658千円)となりました。
2020年以来新型コロナウイルス感染拡大防止策として各国政府がロックダウンなどを行い、かつミャンマーにおいてクーデターが起こりました。この結果各国とも景気が悪化したとともに、ミャンマーチャット、ラオスキープ等の為替相場が急激に下落し、両国において当社グループ主力商品であるオートバイ価格(両国とも輸入100%)を急速に押し上げて、顧客の購買意欲を減退させました。また当社グループもロックダウンやクーデター等により営業停止や休業となり、保守的にリスクマネジメントのために新規貸付を抑制し、回収に注力してきました。この結果、営業貸付金が減少し、現金預金が増加して、売上高・セグメント利益ともに減少となっております。
新型コロナウイルス感染防止政策の影響ですが、2020年に新型コロナウイルス感染症が広まっていなかった、タイ、ミャンマー、カンボジア、ベトナムなどで新型コロナ感染症が広まり、当社グループが事業を行っております各国政府の対応もロックダウンなどの強い規制が2021年9月まで継続しておりました。2021年10月以降は各国とも規制緩和・入国制限緩和が進み、経済状況の回復傾向がみられます。これらが今後の事業環境の改善をもたらすと考えております。
当社グループもこれまでの営業貸付金回収に注力していた方針から徐々に貸し出しを行い、ポートフォリオを増加させる方向へ舵を切りはじめた段階に入りつつあります。政治経済が比較的安定しているカンボジアでは明確に営業貸付金が拡大しており、タイでも一部事業で営業貸付金が増加を始めました。この2ヶ国を再成長のフロントランナーとしつつ、通貨安の影響の大きいラオス、それに加えて政治的不安定を抱えるミャンマーでは情勢を注視しつつ再拡大の機会を伺ってまいります。スリランカでは政治的不安定や通貨安はあるものの現地での業績は利益を計上し続けており、ここ数年間継続して損失を計上してきたインドネシアは事業が終了しましたことは今後の業績を下支えすることになります。
(リゾート事業)
当事業は連結セグメントではなく、持分法適用関連会社の事業になっておりますが、当社グループの重要な資産を保有しているため解説をしております。
当事業の当第1四半期連結累計期間における業績は増収増益となりました。
当第1四半期連結累計期間における売上高は83,630千円(前年同期比573.6%増)、純利益は9,423千円(前年同期は純損失46,695千円)となりました。
当事業はタイ王国ピピ島においてリゾートホテルであるZeavola Resortを運営しております。欧米の富裕層を中心にした顧客層から支持を受ける環境に配慮した循環型のサステイナブルリゾートとして多くの表彰を受賞するファイブスターリゾートとして、高単価の宿泊・サービス収入を得ております。
当事業については3ヶ月遅れでの連結財務諸表への反映がなされており、当第1四半期連結累計期間へは2022年1月から2022年3月までの3ヶ月間の業績が反映されております。2020年3月から2021年11月まで、新型コロナウイルス感染症の影響により外国人の入国には厳しい制限が加えられており、観光客が入国することがほぼありませんでした。
このため、2020年4月から基本的に閉鎖していたために、前年同期においても、ほぼ営業がなされておりませんでした。そのため、従業員への給与支払、設備維持費、減価償却費などが重く、損失を計上しておりました。一方でタイ政府の入国規制緩和により、2021年12月に営業を開始したことにより、当第1四半期連結累計期間においては前年同四半期を大きく上回る売上高増収となりました。タイ国内の在住外国人や海外の富裕層の国内外旅行が増加しており、12月以降はリゾート再開とともに当事業の客足が急回復しました。これにより前年同四半期に比べ改善いたしました。
(2) 財政状態の分析
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における資産残高は、5,888,147千円(前連結会計年度末比294,812千円減)となり、流動資産は、2,561,066千円(前連結会計年度末比46,061千円減)、固定資産は、3,327,080千円(前連結会計年度末比248,750千円減)となりました。
流動資産減少の主な原因は、貸付及び為替の影響等による短期貸付金の増加(前連結会計年度末比33,011千円増)の増加要因がございましたが、売掛金等の回収が進んだこと並びに取引条件変更等による受取手形及び売掛金の減少(前連結会計年度末比65,780千円減)、未収入金及び短期貸付金の増加に伴う貸倒引当金の増加(前連結会計年度末比42,033千円増)といった減少要因によるものです。
固定資産減少の主な原因は、持分法による投資損失の計上等による関係会社株式の減少(前連結会計年度末比251,077千円減)によるものです。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債残高は、3,280,963千円(前連結会計年度末比74,499千円減)となり、流動負債は、2,297,143千円(前連結会計年度末比65,016千円減)、固定負債は、983,819千円(前連結会計年度末比9,482千円減)となりました。
流動負債減少の主な原因は、未払費用の増加(前連結会計年度末比28,124千円増)の増加要因がございましたが、支払等による支払手形及び買掛金の減少(前連結会計年度末比61,091千円減)、返済による短期借入金の減少(前連結会計年度末比3,588千円減)及び一年内返済予定長期借入金の減少(前連結会計年度末比10,778千円減)といった減少要因によるのです。
固定負債減少の主な原因は、繰延税金負債の減少(前連結会計年度末比3,177千円減)、支払等による退職給付に係る負債の減少(前連結会計年度末比4,525千円減)によるものです。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産残高は、2,607,184千円(前連結会計年度末比220,312千円減)となりました。
純資産減少の主な原因は、親会社株主に帰属する四半期純損失計上による利益剰余金の減少(前連結会計年度末比95,392千円減)、為替換算調整勘定の減少(前連結会計年度末比49,350千円減)及び非支配株主持分の減少(前連結会計年度末比73,518千円減)によるものです。
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は6,404千円であります。

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