四半期報告書-第124期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルスの感染対策が進み正常化の兆しが見られましたが、半導体不足の長期化やロシアによるウクライナ侵攻により不安定な状況となっております。一方でわが国経済は、中国の都市封鎖によるサプライチェーン混乱や原材料価格高騰等の影響を受け、内需の回復は鈍化しております。
特殊鋼業界の主要な需要先である自動車産業においては、半導体等の部品不足により生産台数は計画を下回り、混乱は長期化しております。
このような環境の中、当社グループの特殊鋼事業につきましては、国内外向けの磁性材等の機能材料を中心に販売量が増加した結果、売上高は前年同四半期実績を上回りました。しかしながら、原材料や電力等の価格高騰により大幅に増加した費用を販売価格へ十分転嫁できていないことから、利益面では前年同四半期実績を下回り、増収減益となりました。
不動産賃貸事業につきましては、商業施設の店舗改装工事が減少したことに伴い、売上高と利益が前年同四半期実績を下回り、減収減益となりました。
その結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は前年同四半期に比べ148百万円増の5,061百万円、営業利益は同173百万円減の417百万円、経常利益は同120百万円減の481百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同89百万円減の349百万円となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
①特殊鋼事業
売上高は前年同四半期に比べ203百万円増の4,485百万円、セグメント利益(営業利益)は167百万円減の128百万円となりました。
②不動産賃貸事業
売上高は前年同四半期に比べ55百万円減の576百万円、セグメント利益(営業利益)は6百万円減の288百万円となりました。
(2)財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ665百万円増加し、31,882百万円となりました。主な要因は次のとおりであります。
・債券の償還等により現金及び預金が435百万円増加しております。
・売上増加や原材料価格高騰等により商品及び製品が163百万円、仕掛品が250百万円各々増加しております。
一方、当第1四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べ361百万円増加し、6,264百万円となりました。主な要因は次のとおりであります。
・一部取引先の決済方法が変更になったこと等により電子記録債務が541百万円増加しております。
・確定納付等により未払法人税等が329百万円減少しております。
また、当第1四半期連結会計期間末の純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益349百万円を主な要因として、前連結会計年度末に比べ303百万円増加し、25,618百万円となりました。以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ0.7ポイント低下し、80.4%となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、91百万円(売上金額比1.8%)であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。