有価証券報告書-第86期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/30 14:04
【資料】
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【項目】
119項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は以下のとおりです。
(1) 経営成績の分析
① 売上高の状況
販売数量の増加により連結売上高は前期比27億3千万円増の577億2千5百万円となりました。
② 損益の状況
鉄スクラップ価格と製品価格の値差が縮小したことにより、売上総利益は前期比23億6百万円減少し、80億2千8百万円となりました。
販売費及び一般管理費は、前期に比べ1億9千8百万円増加し、62億6千1百万円となりました。これにより営業利益は17億6千7百万円と前年同期と比べ25億5百万円減少しました。
また、営業外損益は9千2百万円の損失となり、結果、経常利益は前期比24億2千4百万円減少し、16億7千5百万円となりました。
特別損益は、固定資産の除去損の計上などにより9千万円の損失となりました。
当期純利益は前期21億7千5百万円減の7億2千9百万円となり、1株当たり当期純利益は前期比48円84銭減少し、16円16銭となりました。
(2) 財政状態の分析
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ15億9千8百万円減少し486億3千万円となりました。これは、商品及び製品は増加しましたが、主として現金及び預金が減少したためです。
負債の合計は、前連結会計年度末に比べ24億4百万円減少し、156億4千万円となりました。これは、社債及び長期借入金は増加しましたが、主として短期借入金およびその他の流動負債が減少したためです。
有利子負債の残高は前期末比4億3千7百万円減少し、46億5千4百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、主として自己株式の減少により、前連結会計年度末に比べ8億6百万円増加して329億9千万円となりました。この結果、当連結会計年度末の自己資本比率は前期末比3.8ポイント上昇して67.7%となりました
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当期の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益と減価償却費を主たる収入として、棚卸資産増加に伴う支出、法人税等の支払いなどを差し引きして、3億3千1百万円の収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得、投資有価証券の取得などにより、32億6千1百万円の支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入、社債発行、子会社の保有する親会社株の売却を主たる収入として、短期借入金および長期借入金の返済による支出などを差し引きして、5億8百万円の支出となりました。
以上の結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ34億2千万円減少し、51億5千7百万円となりました。