四半期報告書-第49期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、米中貿易摩擦による中国経済の減速懸念が拡大し、また、英国のEU離脱問題や日韓の輸出審査厳格化問題などの影響により、依然として先行き不透明な状況が続いております。また、わが国経済は、世界経済の減速等の影響を受けて輸出が低迷する状態が続いていることにより、設備投資に慎重な姿勢が見受けられ、景況感としては低調に推移する状況となりました。
このような状況のもと、アルファフレーム部門においては、設計サポートサービス「カクチャTM」及び組立作業の省力化を可能とする「マーキングシステムTM」の活用による提案営業を継続展開するとともに、産業用小型ロボット及び注目度の高まっている協働ロボット専用のアルミフレーム架台としてシリーズ化した「アルファ・キット」の販売に注力いたしました。また、今後ますます需要が増加すると見込まれる分野として、センシング機器メーカーや半導体製造装置メーカーへの展開にも注力いたしました。装置部門においては、国内外の自動車部品製造企業向け洗浄装置や検査装置といったFA装置(FA:Factory Automation/「自動化・省力化装置」)のニーズを確実に捉え、受注に繋げる営業を展開いたしました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は3,508百万円(前年同四半期比84.2%)、営業利益は147百万円(前年同四半期比45.3%)、経常利益は147百万円(前年同四半期比45.3%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は94百万円(前年同四半期比43.8%)となりました。
ところで、当社グループは中長期経営計画として掲げた「倍増計画」(2016年度から2020年度までの5ヵ年を期間とする業容拡大計画)として、毎年、様々な施策を講じており、2017年度はFA装置等の受注拡大を図ることを目的に、富山県中新川郡立山町に新工場(立山事業所)を新設し、また、関東を中心とした東日本のお客様へのサービス向上及び海外のお客様からのニーズにも迅速にお応えできる体制にすべく、アルファフレームシステムの出荷工場(アルファフレーム北関東)を埼玉県児玉郡神川町に開設いたしました。
さらに、東海地区のお客様へのサービス向上及びさらなる受注拡大を図るため、FA装置等の設計・製作のみならず、アルファフレームシステムの出荷業務も担う重要な拠点として、愛知県清須市に新たな工場(愛知事業所)を建設し、本年10月中旬より稼働を開始いたしました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
[アルファフレーム部門]
アルファフレーム部門におきましては、設計サポートサービス「カクチャTM」及び組立作業の省力化を可能とする「マーキングシステムTM」を活用し、アルミニウム合金製構造材の付加価値を高めることで、競合他社と差別化を図る提案営業を引き続き展開いたしました。
ロボットを含む一般のFA装置設備に対しては、昨今の経済情勢から当面の設備投資を見合わせる、又は縮小するといった顧客が多く見受けられる中、来期以降の新分野での採用に向けた複数の引き合いを受けており、今期中にその対応に向けた製造インフラの準備を行っております。また、分野を問わず「カクチャTM」及び「マーキングシステムTM」を活用した作図案件数は順調に推移し、これら案件の売上高は前年度平均値を上回っております。
しかし、前連結会計年度好調であったFPD製造設備は次世代製品への方向転換のため一時的な調整が生じている状況にあることより、これら企業からの案件減少等によって、全体の売上高としては前年同四半期を下回る状況となりました。
この結果、当部門の売上高は2,241百万円(前年同四半期比90.3%)となりました。
ところで、アルファフレームシステムの出荷業務も担う重要な拠点として、本年10月中旬より稼働を開始した愛知事業所では、ICTを活用した生産ラインを構築し、出荷業務の効率化を図りました。本生産ラインの稼働に伴い、これまでと同じ作業従事者数でも処理能力としては2倍になることが見込まれております。
[装置部門]
装置部門におきましては、引き続き当社グループの技術力を活かした質の高いFA装置の提案活動を推進いたしました。
自動車部品製造企業においては、今後の方向性の検討期間と位置づけしている企業が多く、近い将来には設備需要が非常に高まることに大きな期待が持てるものの、当面は引合い案件の減少及び検討中案件の延期などがあり、当第2四半期連結累計期間においては、前連結会計年度末までに受注した案件の消化及び設備投資を継続している一部の顧客向けの案件に留まる状況となりました。
また、FPD業界向けクリーンブースの受注は、アルファフレーム部門同様に好調であった前連結会計年度に対し当連結会計年度では同業界の一時的な設備投資停滞があり、全体の売上高としては前年同四半期を下回る状況となりました。
この結果、当部門の売上高は702百万円(前年同四半期比61.8%)となりました。
[商事部門]
商事部門におきましては、工業用砥石、油脂類等の消耗品関係及び工具関係等の受注が、前年同四半期と同水準で推移いたしました。
機械設備関係については、当第2四半期連結累計期間において複数の案件を受注したことにより伸長し、全体の売上高は前年同四半期をやや上回る状況となりました。
この結果、当部門の売上高は563百万円(前年同四半期比102.9%)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前期末と比べ208百万円減少し、7,994百万円となりました。これは主に、現金及び預金が445百万円、建物(純額)が450百万円、それぞれ増加した一方で、受取手形及び売掛金が441百万円、電子記録債権が533百万円、商品及び製品が112百万円、それぞれ減少したことなどによります。
負債は前期末と比べ188百万円減少し、3,182百万円となりました。これは主に、長期借入金が429百万円増加した一方で、支払手形及び買掛金が177百万円、電子記録債務が299百万円、未払法人税等が49百万円、それぞれ減少したことなどによります。
純資産は前期末と比べ19百万円減少し、4,811百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上94百万円があった一方で、配当金の支払い108百万円があったことにより、利益剰余金が34百万円減少したことなどによります。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前期末と比べ445百万円増加し、1,063百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期間の157百万円のキャッシュ・インに対し、502百万円のキャッシュ・インとなりました。これは税金等調整前四半期純利益の計上による資金の増加147百万円や売上債権の減少による資金の増加978百万円並びにたな卸資産の減少による資金の増加78百万円などの資金の増加があった一方で、仕入債務の減少による資金の減少476百万円や未払消費税等の減少による資金の減少194百万円、並びに法人税等の支払いによる資金の減少98百万円があったことが主な要因であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期間の42百万円のキャッシュ・アウトに対し、417百万円のキャッシュ・アウトとなりました。これは新しい愛知事業所を主とした有形固定資産の取得による支出が413百万円あったことなどが主な要因であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同期間の163百万円のキャッシュ・アウトに対し、360百万円のキャッシュ・インとなりました。これは長期借入れによる収入550百万円があった一方で、長期借入金の返済による支出65百万円や配当金の支払いによる支出108百万円があったことなどが主な要因であります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発活動に係る費用の総額39百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 従業員数
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数に著しい増減はありません。
(7) 生産、受注及び販売の実績
① 生産実績
当第2四半期連結累計期間における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメント名称 | 生産高(千円) | 前年同四半期比(%) |
| アルファフレーム部門 | 2,249,943 | 90.3 |
| 装置部門 | 702,913 | 61.8 |
| 合計 | 2,952,856 | 81.4 |
(注)上記の金額は販売価格で表示しており、消費税等は含まれておりません。
② 商品仕入実績
当第2四半期連結累計期間における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメント名称 | 品目 | 仕入高(千円) | 前年同四半期比(%) |
| 商事部門 | 工業用砥石 | 64,770 | 90.1 |
| 機械設備 | 217,512 | 108.7 | |
| 工具・ツール・油脂類 | 197,649 | 99.4 | |
| 合計 | 479,932 | 101.9 | |
(注)上記の金額は仕入価格で表示しており、消費税等は含まれておりません。
③ 受注実績
当第2四半期連結累計期間における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメント名称 | 受注高(千円) | 前年同四半期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同四半期比(%) |
| アルファフレーム部門 | 2,028,895 | 90.4 | 886,918 | 62.5 |
| 装置部門 | 738,238 | 80.0 | 429,076 | 109.2 |
| 商事部門 | 563,709 | 66.4 | 256,412 | 50.0 |
| 合計 | 3,330,844 | 82.9 | 1,572,407 | 67.6 |
(注)上記の金額は販売価格で表示しており、消費税等は含まれておりません。
④ 販売実績
当第2四半期連結累計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメント名称 | 販売高(千円) | 前年同四半期比(%) |
| アルファフレーム部門 | 2,241,790 | 90.3 |
| 装置部門 | 702,913 | 61.8 |
| 商事部門 | 563,776 | 102.9 |
| 合計 | 3,508,479 | 84.2 |
(注)1. 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
| 相手先 | 当第2四半期連結累計期間 | ||
| 販売高(千円) | 割合(%) | 前年同四半期比(%) | |
| キヤノン株式会社 | 1,126,751 | 32.1 | 85.3 |
2. 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(8) 主要な設備
① 主要な設備の状況
当第2四半期連結累計期間において、前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「設備の新設、除却等の計画」について完成したものは次のとおりであります。
| 会社名 | 事業所名 (所在地) | セグメントの名称 | 設備の内容 | 投資額 | 資金調達方法 | 着手年月 | 完了年月 | |
| 総額 (千円) | 既支払額 (千円) | |||||||
| 提出会社 | 愛知事業所 (愛知県清須市) | アルファフレーム部門 装置部門 | 工場 | 815,193 | 649,273 | 借入金等 | 2019年 3月 | 2019年 9月 |
② 設備の新設、除却等の計画
当第2四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設、除却等の計画はありません。