有価証券報告書-第75期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りである。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2020年4月に全国を対象とした緊急事態宣言が発出され、外出自粛及び休業要請等の影響により企業活動や個人消費に甚大な影響が及んだ。その後2020年5月に宣言が解除された以降は、緩やかながら景気に持ち直しの動きも見られたが、冬季に向けて感染の再拡大が深刻化し、景気回復の足取りは鈍化した。また、現在においては、新たに新型コロナウイルス変異株の脅威が生じ、先行きの見通せない極めて深刻な状況が続いている。
当社グループを取り巻く建設・住宅業界においても、民間設備投資が減少傾向にあることに加えて、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として先行き不透明な状況が続いている。
そのような状況の中、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い受注活動の制限を余儀なくされた影響等により、当連結会計年度の売上高は173,143百万円(前年同期比6.0%減)となったが、利益面においては、仕入コストや工事原価の低減など、当社グループの全部門において利益の確保に全力で取り組んだ結果、営業利益は10,514百万円(前年同期比10.8%増)、経常利益は11,910百万円(前年同期比19.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は8,399百万円(前年同期比27.2%増)となった。
セグメントごとの経営成績は次の通りである。
1.シャッター関連製品事業
大型物流倉庫及び大型商業施設向け重量シャッター等が低調に推移したので、当連結会計年度の売上高は63,987百万円(前年同期比4.5%減)となったが、現場ごとの採算性等の改善に取り組んだ結果、営業利益については7,582百万円(前年同期比5.8%増)となった。
2.建材関連製品事業
大型商業施設向けスチールドア及び戸建て・集合住宅向け建材関連製品等が低調に推移したので、当連結会計年度の売上高は73,093百万円(前年同期比7.9%減)となったが、現場ごとの採算性等の改善に取り組んだ結果、営業利益については2,276百万円(前年同期比182.9%増)となった。
3.サービス事業
緊急修理対応及び定期保守メンテナンス契約等が低調に推移したので、連結子会社文化シヤッターサービス株式会社を中心に、当連結会計年度の売上高は24,287百万円(前年同期比3.8%減)となり、営業利益についても3,706百万円(前年同期比17.0%減)となった。
4.リフォーム事業
ビルの改修等を手掛けるリニューアル事業及び住宅用リフォーム事業に注力しているが、特に新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う受注制限の影響を受けて住宅用リフォーム事業が低調に推移したので、連結子会社BXゆとりフォーム株式会社を中心に、当連結会計年度の売上高は5,220百万円(前年同期比26.5%減)となり、営業損失は179百万円(前年同期は営業利益90百万円)となった。
5.その他
社会問題化しているゲリラ豪雨や集中豪雨等に対する浸水防止用設備を手掛ける止水事業が堅調に推移したので、当連結会計年度の売上高は6,554百万円(前年同期比19.1%増)となり、営業利益は1,101百万円(前年同期比53.2%増)となった。
当連結会計年度末における資産、負債及び純資産の状況は次の通りである。
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は、97,443百万円(前連結会計年度末は96,144百万円)となり、1,298百万円増加した。これは、「受取手形及び売掛金」が減少(46,640百万円から39,804百万円へ6,836百万円減)、「商品及び製品」が減少(14,350百万円から11,954百万円へ2,395百万円減)した一方で、「現金及び預金」が増加(25,727百万円から37,179百万円へ11,452百万円増)したことが主な要因である。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は、70,907百万円(前連結会計年度末は69,729百万円)となり、1,177百万円増加した。これは、「機械装置及び運搬具」が減少(5,358百万円から5,014百万円へ344百万円減)、「のれん」が減少(4,543百万円から4,211百万円へ331百万円減)した一方で、「投資有価証券」が増加(16,998百万円から18,658百万円へ1,660百万円増)したことが主な要因である。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は、49,844百万円(前連結会計年度末は54,811百万円)となり、4,966百万円減少した。これは、「未払消費税等」が増加(988百万円から1,857百万円へ869百万円増)、「未払法人税等」が増加(1,632百万円から2,355百万円へ722百万円増)した一方で、「支払手形及び買掛金」が減少(33,703百万円から28,228百万円へ5,474百万円減)したことが主な要因である。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は、34,023百万円(前連結会計年度末は33,905百万円)となり、117百万円増加した。これは、「長期借入金」が減少(266百万円から21百万円へ244百万円減)した一方で、「リース債務」が増加(2,771百万円から3,108百万円へ336百万円増)したことが主な要因である。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は、84,482百万円(前連結会計年度末は77,157百万円)となり、7,325百万円増加した。これは、「為替換算調整勘定」が減少(678百万円)、「利益剰余金」が配当金の支払い(1,792百万円)により減少した一方で、「その他有価証券評価差額金」が増加(1,339百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益の計上(8,399百万円)により増加したことが主な要因である。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、36,205百万円となり、前連結会計年度末に比べ11,812百万円増加した。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りである。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果獲得した資金は17,459百万円(前年同期比70.1%増)となった。
収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益12,227百万円、売上債権の減少額6,859百万円、減価償却費3,832百万円、たな卸資産の減少額2,425百万円であり、支出の主な内訳は、仕入債務の減少額5,145百万円、法人税等の支払額3,337百万円である。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は2,160百万円(前年同期比37.0%減)となった。
収入の主な内訳は、投資有価証券の売却による収入525百万円、定期預金の減少額360百万円、貸付金の回収による収入111百万円であり、支出の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出2,375百万円、無形固定資産の取得による支出526百万円である。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は3,500百万円(前年同期比31.2%減)となった。
収入の主な内訳は、短期借入金の純増加額200百万円であり、支出の主な内訳は、配当金の支払額1,793百万円、長期借入金の返済による支出1,001百万円、リース債務の返済による支出904百万円である。
なお、当社グループのキャッシュ・フロー関連指標の推移は、次の通りである。
(注)1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算している。
2.各指標は、下記の基準で算出している。
自己資本比率…………………………………自己資本÷総資産
時価ベースの自己資本比率…………………株式時価総額÷総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率……有利子負債÷キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ………キャッシュ・フロー÷利払い
3.株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算している。
4.キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを利用している。
5.有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としている。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を利用している。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次の通りである。
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去している。
2.上記の金額には消費税等は含まれていない。
b.商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次の通りである。
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去している。
2.上記の金額には消費税等は含まれていない。
c.受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次の通りである。
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去している。
2.上記の金額には消費税等は含まれていない。
d.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次の通りである。
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去している。
2.上記の金額には消費税等は含まれていない。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りである。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものである。
①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されている。海外子会社については、進出国の会計基準に準拠して作成され、現地監査法人の監査を受けた上で必要な調整を反映させている。この連結財務諸表の作成に当たり、見積りが必要な事項については、関連する会計基準の範囲内にて合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っている。なお、この連結財務諸表の作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とする。経営者はこれらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しているが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合がある。
詳細については、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載している通りである。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載している通りである。
なお、今後の当社グループを取り巻く市場環境については、新型コロナウイルスの感染拡大による影響は深刻であり、先行きが見通せない厳しい状況が続くものと思われるが、当社グループに及ぼす影響及び感染の範囲や終息時期を正確に予測することは現時点では困難である。そのため、外部の情報源に基づく情報等から、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響は2022年3月期の一定期間にわたり当該影響が続くものと仮定して、連結財務諸表の作成を行っている。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績について、売上高は173,143百万円、営業利益は10,514百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は8,399百万円となった。売上高については、主要商品の販売数量が減少したこと、サービス事業及びリフォーム事業が低迷したことにより減収となった。営業利益については、販売数量が減少したこと、サービス事業が低迷したことが減益要因となった一方で、人件費や管理可能経費、政策経費などを主としたコストダウンと販売価格の引き上げが寄与し増益となった。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 2.事業等のリスク」に記載している通りである。
③キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、運転資金及び設備投資等を自己資金にて賄うことを基本としているが、資金の安定及び効率的な調達を行うため、金融機関からの借入を行っている。また、金融機関4行との間で借入枠7,000百万円のコミットメントライン契約を締結している(借入未実行残高7,000百万円)。
当連結会計年度末における有利子負債(負債のうち利子を支払っているすべての負債)の残高は6,041百万円となっている。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は36,205百万円となっている。
当連結会計年度の資本の財源及び資金の流動性の詳細については、「第2 事業の状況 3.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載している通りである。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、中期経営計画(2016年度~2020年度)の基本テーマである「進化する快適環境ソリューショングループ」を達成するため、売上高・営業利益率を重要な指標として位置付けており、2020年度に売上高200,000百万円、営業利益率10.0%の達成をめざしてきた。当連結会計年度における売上高は173,143百万円(前年同期比6.0%減)、営業利益率は6.1%(前年同期比1.0ポイント増)となった。
また、当社グループでは、新たな3カ年の中期経営計画(2021年度~2023年度)の基本テーマである『未来を切り開く、快適環境のソリューショングループをめざして』を達成するため、売上高・営業利益・営業利益率・自己資本利益率(ROE)・投下資本利益率(ROIC)・BxVA・BxVAスプレッドを重要な指標として位置付けており、2023年度に売上高200,000百万円、営業利益14,600百万円、営業利益率7.3%、自己資本利益率(ROE)11.5%、投下資本利益率(ROIC)10.5%、BxVA3,000百万円、BxVAスプレッド3.2%の達成をめざしている。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りである。
1.シャッター関連製品事業
シャッター関連製品事業の売上高は63,987百万円、営業利益は7,582百万円となった。大型物流倉庫及びオフィスビル・公共施設向けの重量シャッターが低調に推移した一方で、採算性等の改善に取り組んだことにより、減収増益となった。セグメント資産は54,665百万円となり、3,828百万円減少した。これは当社の売上減少に伴い、受取手形及び売掛金、商品及び製品、仕掛品、原材料及び貯蔵品が減少したことが主な要因である。
2.建材関連製品事業
建材関連製品事業の売上高は73,093百万円、営業利益は2,276百万円となった。工場及び大型商業施設向けスチールドアと住宅向け製品等が低調に推移した一方で、採算性等の改善により、減収増益となった。セグメント資産は55,120百万円となり、4,702百万円減少した。これは当社の売上減少に伴い、受取手形及び売掛金、商品及び製品、仕掛品、原材料及び貯蔵品が減少したことが主な要因である。
3.サービス事業
サービス事業の売上高は24,287百万円、営業利益は3,706百万円となった。災害に伴う緊急修理対応が反動減となったこと、新型コロナウイルス感染症の影響で保守点検契約が低調に推移したことにより、減収減益となった。セグメント資産は18,538百万円となり、90百万円減少した。これは当社の売上減少に伴い、受取手形及び売掛金、商品及び製品、仕掛品、原材料及び貯蔵品が減少したことが主な要因である。
4.リフォーム事業
リフォーム事業の売上高は5,220百万円、営業損失は179百万円となった。新型コロナウイルス感染症の影響により、主に住宅リフォーム事業における受注件数が減少したことにより、減収減益となった。セグメント資産は1,403百万円となり、199百万円減少した。これは連結子会社BXゆとりフォーム株式会社の低調な業績により現金及び預金が減少したことが主な要因である。
5.その他
その他の売上高は6,554百万円、営業利益は1,101百万円となった。止水事業が好調に推移したことにより、増収増益となった。セグメント資産は3,706百万円となり、274百万円増加した。これは当社の止水事業の好調な業績により現金及び預金が増加したことが主な要因である。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りである。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2020年4月に全国を対象とした緊急事態宣言が発出され、外出自粛及び休業要請等の影響により企業活動や個人消費に甚大な影響が及んだ。その後2020年5月に宣言が解除された以降は、緩やかながら景気に持ち直しの動きも見られたが、冬季に向けて感染の再拡大が深刻化し、景気回復の足取りは鈍化した。また、現在においては、新たに新型コロナウイルス変異株の脅威が生じ、先行きの見通せない極めて深刻な状況が続いている。
当社グループを取り巻く建設・住宅業界においても、民間設備投資が減少傾向にあることに加えて、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として先行き不透明な状況が続いている。
そのような状況の中、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い受注活動の制限を余儀なくされた影響等により、当連結会計年度の売上高は173,143百万円(前年同期比6.0%減)となったが、利益面においては、仕入コストや工事原価の低減など、当社グループの全部門において利益の確保に全力で取り組んだ結果、営業利益は10,514百万円(前年同期比10.8%増)、経常利益は11,910百万円(前年同期比19.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は8,399百万円(前年同期比27.2%増)となった。
セグメントごとの経営成績は次の通りである。
1.シャッター関連製品事業
大型物流倉庫及び大型商業施設向け重量シャッター等が低調に推移したので、当連結会計年度の売上高は63,987百万円(前年同期比4.5%減)となったが、現場ごとの採算性等の改善に取り組んだ結果、営業利益については7,582百万円(前年同期比5.8%増)となった。
2.建材関連製品事業
大型商業施設向けスチールドア及び戸建て・集合住宅向け建材関連製品等が低調に推移したので、当連結会計年度の売上高は73,093百万円(前年同期比7.9%減)となったが、現場ごとの採算性等の改善に取り組んだ結果、営業利益については2,276百万円(前年同期比182.9%増)となった。
3.サービス事業
緊急修理対応及び定期保守メンテナンス契約等が低調に推移したので、連結子会社文化シヤッターサービス株式会社を中心に、当連結会計年度の売上高は24,287百万円(前年同期比3.8%減)となり、営業利益についても3,706百万円(前年同期比17.0%減)となった。
4.リフォーム事業
ビルの改修等を手掛けるリニューアル事業及び住宅用リフォーム事業に注力しているが、特に新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う受注制限の影響を受けて住宅用リフォーム事業が低調に推移したので、連結子会社BXゆとりフォーム株式会社を中心に、当連結会計年度の売上高は5,220百万円(前年同期比26.5%減)となり、営業損失は179百万円(前年同期は営業利益90百万円)となった。
5.その他
社会問題化しているゲリラ豪雨や集中豪雨等に対する浸水防止用設備を手掛ける止水事業が堅調に推移したので、当連結会計年度の売上高は6,554百万円(前年同期比19.1%増)となり、営業利益は1,101百万円(前年同期比53.2%増)となった。
当連結会計年度末における資産、負債及び純資産の状況は次の通りである。
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は、97,443百万円(前連結会計年度末は96,144百万円)となり、1,298百万円増加した。これは、「受取手形及び売掛金」が減少(46,640百万円から39,804百万円へ6,836百万円減)、「商品及び製品」が減少(14,350百万円から11,954百万円へ2,395百万円減)した一方で、「現金及び預金」が増加(25,727百万円から37,179百万円へ11,452百万円増)したことが主な要因である。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は、70,907百万円(前連結会計年度末は69,729百万円)となり、1,177百万円増加した。これは、「機械装置及び運搬具」が減少(5,358百万円から5,014百万円へ344百万円減)、「のれん」が減少(4,543百万円から4,211百万円へ331百万円減)した一方で、「投資有価証券」が増加(16,998百万円から18,658百万円へ1,660百万円増)したことが主な要因である。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は、49,844百万円(前連結会計年度末は54,811百万円)となり、4,966百万円減少した。これは、「未払消費税等」が増加(988百万円から1,857百万円へ869百万円増)、「未払法人税等」が増加(1,632百万円から2,355百万円へ722百万円増)した一方で、「支払手形及び買掛金」が減少(33,703百万円から28,228百万円へ5,474百万円減)したことが主な要因である。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は、34,023百万円(前連結会計年度末は33,905百万円)となり、117百万円増加した。これは、「長期借入金」が減少(266百万円から21百万円へ244百万円減)した一方で、「リース債務」が増加(2,771百万円から3,108百万円へ336百万円増)したことが主な要因である。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は、84,482百万円(前連結会計年度末は77,157百万円)となり、7,325百万円増加した。これは、「為替換算調整勘定」が減少(678百万円)、「利益剰余金」が配当金の支払い(1,792百万円)により減少した一方で、「その他有価証券評価差額金」が増加(1,339百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益の計上(8,399百万円)により増加したことが主な要因である。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、36,205百万円となり、前連結会計年度末に比べ11,812百万円増加した。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りである。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果獲得した資金は17,459百万円(前年同期比70.1%増)となった。
収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益12,227百万円、売上債権の減少額6,859百万円、減価償却費3,832百万円、たな卸資産の減少額2,425百万円であり、支出の主な内訳は、仕入債務の減少額5,145百万円、法人税等の支払額3,337百万円である。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は2,160百万円(前年同期比37.0%減)となった。
収入の主な内訳は、投資有価証券の売却による収入525百万円、定期預金の減少額360百万円、貸付金の回収による収入111百万円であり、支出の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出2,375百万円、無形固定資産の取得による支出526百万円である。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は3,500百万円(前年同期比31.2%減)となった。
収入の主な内訳は、短期借入金の純増加額200百万円であり、支出の主な内訳は、配当金の支払額1,793百万円、長期借入金の返済による支出1,001百万円、リース債務の返済による支出904百万円である。
なお、当社グループのキャッシュ・フロー関連指標の推移は、次の通りである。
| 第71期 | 第72期 | 第73期 | 第74期 | 第75期 | |
| 自己資本比率 | 47.9% | 45.6% | 45.7% | 46.4% | 50.1% |
| 時価ベースの自己資本比率 | 44.1% | 48.2% | 35.5% | 33.9% | 44.9% |
| キャッシュ・フロー対有利子負債比率 | 1.3年 | 2.8年 | 0.6年 | 0.6年 | 0.3年 |
| インタレスト・カバレッジ・レシオ | 149.6倍 | 92.7倍 | 169.4倍 | 57.2倍 | 88.0倍 |
(注)1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算している。
2.各指標は、下記の基準で算出している。
自己資本比率…………………………………自己資本÷総資産
時価ベースの自己資本比率…………………株式時価総額÷総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率……有利子負債÷キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ………キャッシュ・フロー÷利払い
3.株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算している。
4.キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを利用している。
5.有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としている。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を利用している。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次の通りである。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | 前年同期比(%) |
| シャッター関連製品事業(百万円) | 32,948 | 92.6 |
| 建材関連製品事業(百万円) | 17,489 | 89.4 |
| サービス事業(百万円) | ― | ― |
| リフォーム事業(百万円) | ― | ― |
| 報告セグメント計(百万円) | 50,437 | 91.5 |
| その他(百万円) | 1,160 | 114.5 |
| 合計(百万円) | 51,598 | 91.9 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去している。
2.上記の金額には消費税等は含まれていない。
b.商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次の通りである。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | 前年同期比(%) |
| シャッター関連製品事業(百万円) | 2,238 | 74.3 |
| 建材関連製品事業(百万円) | 31,084 | 83.2 |
| サービス事業(百万円) | 852 | 129.9 |
| リフォーム事業(百万円) | 3,499 | 74.7 |
| 報告セグメント計(百万円) | 37,675 | 82.4 |
| その他(百万円) | 2,723 | 111.5 |
| 合計(百万円) | 40,399 | 83.9 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去している。
2.上記の金額には消費税等は含まれていない。
c.受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次の通りである。
| セグメントの名称 | 受注高(百万円) | 前年同期比(%) | 受注残高(百万円) | 前年同期比(%) |
| シャッター関連製品事業 | 63,240 | 95.7 | 23,464 | 96.9 |
| 建材関連製品事業 | 70,553 | 89.9 | 35,115 | 93.3 |
| サービス事業 | 24,395 | 96.3 | 3,131 | 103.6 |
| リフォーム事業 | 5,195 | 77.3 | 695 | 96.5 |
| 報告セグメント計 | 163,384 | 92.5 | 62,406 | 95.1 |
| その他 | 7,032 | 139.7 | 2,499 | 123.6 |
| 合計 | 170,417 | 93.8 | 64,905 | 96.0 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去している。
2.上記の金額には消費税等は含まれていない。
d.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次の通りである。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | 前年同期比(%) |
| シャッター関連製品事業(百万円) | 63,987 | 95.5 |
| 建材関連製品事業(百万円) | 73,093 | 92.1 |
| サービス事業(百万円) | 24,287 | 96.2 |
| リフォーム事業(百万円) | 5,220 | 73.5 |
| 報告セグメント計(百万円) | 166,588 | 93.2 |
| その他(百万円) | 6,554 | 119.1 |
| 合計(百万円) | 173,143 | 94.0 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去している。
2.上記の金額には消費税等は含まれていない。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りである。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものである。
①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されている。海外子会社については、進出国の会計基準に準拠して作成され、現地監査法人の監査を受けた上で必要な調整を反映させている。この連結財務諸表の作成に当たり、見積りが必要な事項については、関連する会計基準の範囲内にて合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っている。なお、この連結財務諸表の作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とする。経営者はこれらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しているが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合がある。
詳細については、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載している通りである。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載している通りである。
なお、今後の当社グループを取り巻く市場環境については、新型コロナウイルスの感染拡大による影響は深刻であり、先行きが見通せない厳しい状況が続くものと思われるが、当社グループに及ぼす影響及び感染の範囲や終息時期を正確に予測することは現時点では困難である。そのため、外部の情報源に基づく情報等から、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響は2022年3月期の一定期間にわたり当該影響が続くものと仮定して、連結財務諸表の作成を行っている。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績について、売上高は173,143百万円、営業利益は10,514百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は8,399百万円となった。売上高については、主要商品の販売数量が減少したこと、サービス事業及びリフォーム事業が低迷したことにより減収となった。営業利益については、販売数量が減少したこと、サービス事業が低迷したことが減益要因となった一方で、人件費や管理可能経費、政策経費などを主としたコストダウンと販売価格の引き上げが寄与し増益となった。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 2.事業等のリスク」に記載している通りである。
③キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、運転資金及び設備投資等を自己資金にて賄うことを基本としているが、資金の安定及び効率的な調達を行うため、金融機関からの借入を行っている。また、金融機関4行との間で借入枠7,000百万円のコミットメントライン契約を締結している(借入未実行残高7,000百万円)。
当連結会計年度末における有利子負債(負債のうち利子を支払っているすべての負債)の残高は6,041百万円となっている。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は36,205百万円となっている。
当連結会計年度の資本の財源及び資金の流動性の詳細については、「第2 事業の状況 3.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載している通りである。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、中期経営計画(2016年度~2020年度)の基本テーマである「進化する快適環境ソリューショングループ」を達成するため、売上高・営業利益率を重要な指標として位置付けており、2020年度に売上高200,000百万円、営業利益率10.0%の達成をめざしてきた。当連結会計年度における売上高は173,143百万円(前年同期比6.0%減)、営業利益率は6.1%(前年同期比1.0ポイント増)となった。
また、当社グループでは、新たな3カ年の中期経営計画(2021年度~2023年度)の基本テーマである『未来を切り開く、快適環境のソリューショングループをめざして』を達成するため、売上高・営業利益・営業利益率・自己資本利益率(ROE)・投下資本利益率(ROIC)・BxVA・BxVAスプレッドを重要な指標として位置付けており、2023年度に売上高200,000百万円、営業利益14,600百万円、営業利益率7.3%、自己資本利益率(ROE)11.5%、投下資本利益率(ROIC)10.5%、BxVA3,000百万円、BxVAスプレッド3.2%の達成をめざしている。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りである。
1.シャッター関連製品事業
シャッター関連製品事業の売上高は63,987百万円、営業利益は7,582百万円となった。大型物流倉庫及びオフィスビル・公共施設向けの重量シャッターが低調に推移した一方で、採算性等の改善に取り組んだことにより、減収増益となった。セグメント資産は54,665百万円となり、3,828百万円減少した。これは当社の売上減少に伴い、受取手形及び売掛金、商品及び製品、仕掛品、原材料及び貯蔵品が減少したことが主な要因である。
2.建材関連製品事業
建材関連製品事業の売上高は73,093百万円、営業利益は2,276百万円となった。工場及び大型商業施設向けスチールドアと住宅向け製品等が低調に推移した一方で、採算性等の改善により、減収増益となった。セグメント資産は55,120百万円となり、4,702百万円減少した。これは当社の売上減少に伴い、受取手形及び売掛金、商品及び製品、仕掛品、原材料及び貯蔵品が減少したことが主な要因である。
3.サービス事業
サービス事業の売上高は24,287百万円、営業利益は3,706百万円となった。災害に伴う緊急修理対応が反動減となったこと、新型コロナウイルス感染症の影響で保守点検契約が低調に推移したことにより、減収減益となった。セグメント資産は18,538百万円となり、90百万円減少した。これは当社の売上減少に伴い、受取手形及び売掛金、商品及び製品、仕掛品、原材料及び貯蔵品が減少したことが主な要因である。
4.リフォーム事業
リフォーム事業の売上高は5,220百万円、営業損失は179百万円となった。新型コロナウイルス感染症の影響により、主に住宅リフォーム事業における受注件数が減少したことにより、減収減益となった。セグメント資産は1,403百万円となり、199百万円減少した。これは連結子会社BXゆとりフォーム株式会社の低調な業績により現金及び預金が減少したことが主な要因である。
5.その他
その他の売上高は6,554百万円、営業利益は1,101百万円となった。止水事業が好調に推移したことにより、増収増益となった。セグメント資産は3,706百万円となり、274百万円増加した。これは当社の止水事業の好調な業績により現金及び預金が増加したことが主な要因である。