訂正有価証券報告書-第58期(2018/04/01-2019/03/31)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャツシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当社グループの事業分野である産業用容器業界におきましては、主要需要分野である石油分野向けが前期比13.3%増と大幅に増加した一方、最大分野である化学分野向けが輸出の減少もあり同3.0%減となり、全国200リットル新缶ドラムの当連結会計年度の販売実績につきましては、前期比0.9%減の1,400万缶となりました。
この結果、当連結会計年度の経営成績は売上高305億46百万円(前期比0.7%減)、営業利益23億24百万円(同11.6%減)、経常利益24億53百万円(同9.9%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は17億18百万円(同12.0%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
ドラム事業
当連結会計年度の当社グループ(日本及び中国)のドラム缶販売数量は、976万缶(前期比0.5%減)となり、売上高は303億2百万円(同0.5%減)、経常利益は25億57百万円(同8.5%減)となりました。売上高は日本及び中国でのドラム缶販売価格の値上げを行ったものの、出荷減の他、元安による為替差で中国の売上高が減少した影響もあり減収となりました。収益面では販売価格の値上げが鋼材の実勢ベース価格に届いておらず、人件費や副資材・エネルギーコスト・運送費の上昇分の価格反映も道半ばとなっており、減益の決算となりました。一方で今後の持続的成長に向け、当社グループは第6次中期経営計画(2018年度~2020年度)の主要課題である競争力強化・成長基盤整備のための投資も進めており、安定生産のための計画的大規模修繕、研究開発、人材育成や働き方改革に経営資源を集中させております。
高圧ガス事業
当連結会計年度の業績は、売上高は2億43百万円(前期比17.5%減)、経常損益は1億44百万円の損失(前期
は1億31百万円の損失)となりました。医療用酸素容器は国内での高齢化と在宅医療の拡大を受けフル生産基調
が続いております。2018年度の水素ステーション建設基数は昨年度より少ないものの、type2蓄圧器の開発は完
了、早期の市場投入を図ってまいります。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、機能維持や改善投資を推し進めておるものの有形固定資産の取得による支出は減少、税金等調整前当期純利益を24億52百万円計上したこと等により前期末に比べ5億60百万円増加し、59億80百万円となりました。
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は24億17百万円(前年同期比37.1%増)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益の計上等により増加したものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は8億95百万円(同0.5%減)となりました。これは主にドラム事業の競争力強化や改善投資、環境対策を目的とした有形固定資産の取得による支出等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は8億92百万円(前年同期は82百万円の獲得)となりました。これは主に長期借入金の返済や配当金の支払等によるものです。
(生産、受注及び販売の実績)
(1)生産実績
| セグメントの名称 | 生産高(千円) | 前年同期比(%) |
| ドラム缶 | 29,841,151 | △1.2 |
| 高圧ガス容器 | 213,574 | △5.5 |
| 合計 | 30,054,726 | △1.2 |
(注)1 金額は販売価格で表示しております。
2 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)受注実績
当社グループは大部分の製品につき、受注生産方式をとっておりますが、大部分が受注から納品までの期間が2日~5日程度であり、したがって、受注残高は僅少ですので、販売実績を受注実績とみて大差ありません。
(3)販売実績
| セグメントの名称 | 販売高(千円) | 前年同期比(%) |
| ドラム缶 | 30,302,980 | △0.5 |
| 高圧ガス容器 | 243,033 | △17.5 |
| 合計 | 30,546,013 | △0.7 |
(注)1 金額には、消費税等は含まれておりません。
2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
| 販売高(千円) | 割合(%) | 販売高(千円) | 割合(%) | |
| 日新容器株式会社 | 3,816,164 | 12.4 | 3,899,502 | 12.8 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積もり
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しております。詳細につきましては、「第5 経理の状況1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4 会計方針に関する事項」に記載のとおりであります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループは、持続的な成長と競争力強化、安定的な収益基盤を確立しつつ、人と技術、設備に経営資源を投入していく第6次中期経営計画を比較指標としており、3ヵ年目標の初年度となる当連結会計年度の財政状態及び経営成績は、売上高は中国における天然ガス供給停止問題による出荷数量減少や為替差による不可避な影響があったものの、目標レベルは達成、収益面でも継続的な生産設備の更新に伴う能率アップとコストダウンが功を奏し、順調なスタートとなりました。
a.経営成績
ドラム事業
ドラム事業においては、ドラム缶販売数量は、976万缶(前期比0.5%減)となり、売上高は303億2百万円(同0.5%減)、経常利益は25億57百万円(同8.5%減)となりました。
中期経営計画初年度の2018年度は、中期計画で設定した当該年度の目標に対し、ドラム缶販売数量は目標に及びませんでしたが、他の項目(売上高、経常利益、設備投資・修繕費、研究開発費)は目標レベルを達成し、順調に推移しております。
高圧ガス容器事業
当連結会計年度の業績は、売上高は2億43百万円(前期比17.5%減)、経常損益は1億44百万円の損失(前期
は1億31百万円の損失)となりました。医療用酸素容器は国内での高齢化と在宅医療の拡大を受けフル生産基調
が続いております。2018年度の水素ステーション建設基数は昨年度より少ないものの、type2蓄圧器の開発は完
了、早期の市場投入を図ってまいります。
b.財政状態
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末比99百万円減少の383億52百万円となりました。主な要因は売掛金の減少によるものです。
一方負債の部は、前連結会計年度末比8億93百万円減少の103億31百万円となりました。主な要因は、短期借入金の減少によるものです。
純資産合計は前連結会計年度末比7億94百万円増加の280億21百万円となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上に伴う利益剰余金の増加によるものです。
c.キャッシュ・フロー
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、(1)経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況に記載のとおりであります
③経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
④資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、低コストかつ安定的な資金の確保を重視して取り組ん
でおります。また、営業債権の流動化等、調達手段の多様化も継続して推進しております。
運転資金及び設備投資につきましては、営業活動により得られたキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入を基本としております。