有価証券報告書-第121期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度の世界経済は順調な成長が続きました。海外では、米国景気が設備投資や個人消費の堅調で着実な足取りを見せ、中国経済も輸出の増勢やインフラ投資が下支えとなり、安定した成長を遂げました。また、欧州も生産の持ち直しが設備投資に波及する等、景気は拡大基調を辿りました。国内では、一部部品の供給が逼迫し、また人手不足が深刻化する等、供給面での制約はあるものの、世界経済の回復にも支えられ、息の長い景気拡大が続きました。
当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、国内において、お客様での戦略的な設備投資の拡大基調に支えられたため、順調でありました。また、海外でも、米国において自動車業界の設備投資が活発化、中国でもインフラ投資が底入れを見せる等、総じて堅調でありました。
こうした状況を踏まえて、当連結会計年度の受注高は108,186百万円(前年同期比8.1%増)、売上高は104,231百万円(同9.7%増)、受注残高は38,601百万円(同13.2%増)となりました。収益については、営業利益は4,798百万円(同1.8%減)、経常利益は5,994百万円(同2.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は6,030百万円(同79.5%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
[鋳造分野]
売上高は35,721百万円(前年同期比11.6%増)、営業利益は1,185百万円(同15.9%減)、受注高は35,952百万円(同11.6%増)、受注残高は18,432百万円(同7.6%増)となりました。
[表面処理分野]
売上高は44,284百万円(同7.5%増)、営業利益は3,548百万円(同13.1%減)、受注高は44,859百万円(同9.6%増)、受注残高は7,042百万円(同9.6%増)となりました。
[環境分野]
売上高は11,082百万円(同4.4%増)、営業利益は1,219百万円(同93.0%増)、受注高は10,563百万円(同0.2%増)、受注残高は2,867百万円(同4.5%減)となりました。
[搬送分野]
売上高は6,725百万円(同8.2%増)、営業利益は248百万円(同35.7%減)、受注高は6,799百万円(同7.9%減)、受注残高は2,182百万円(同5.2%増)となりました。
[特機分野]
売上高は7,492百万円(同24.1%増)、営業利益は275百万円(同152.2%増)、受注高は9,874百万円(同11.4%増)、受注残高は8,076百万円(同48.0%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ6,641百万円増加して、33,282百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況及びその要因は、次のとおりであります。
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
当連結会計年度において、営業活動によって得られた資金は6,195百万円となりました(前連結会計年度は7,765百万円の収入)。これは、税金等調整前当期純利益8,833百万円や前受金の増減額による増加3,369百万円等の資金の増加要因があったことによるものであります。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
当連結会計年度において、投資活動により支出した資金は1,170百万円となりました(前連結会計年度は1,551百万円の収入)。これは、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出1,890百万円等の資金の減少要因があったことによるものであります。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
当連結会計年度において、財務活動により得られた資金は1,069百万円となりました(前連結会計年度は1,388百万円の支出)。これは、長期借入金の返済による支出6,914百万円等の資金減少要因があったが、長期借入れによる収入10,000百万円等の資金の増加要因もあったことによるものであります。
③生産、受注及び販売の状況
a.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は、販売価格によっております。
2.上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値であります。
3.上記の金額には、消費税等は含めておりません。
b.受注状況
当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値であります。
2.上記の金額には、消費税等は含めておりません。
3.当連結会計年度の受注残高については、新規連結したオメガシントー社他の受注残高を含めております。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値であります。
2.上記の金額には、消費税等は含めておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析、検討内容
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成に当たっては、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。これらの見積もりについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は、これらとは異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する分析、検討内容
(1)当社グループの当連結会計年度の経営成績等
「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。
(2)当社グループの経営成績等に重要な影響を与える要因
「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」、「2 事業等のリスク」に記載しております。
(3)当社グループの資本の財源及び資金の流動性について
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入や製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資、子会社株式の取得等によるものです。
短期運転資金及び設備投資や長期運転資金の調達は自己資金及び金融機関からの借入を基本としております。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は19,318百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は33,282百万円となっております。
(4)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、平成27年度よりスタートした中期経営計画「Vital Sinto」を基本方針とし、平成29年度の達成すべき目標に向け活動したとともに、その先の将来に向けても成長を続けることができる経営基盤の構築に邁進しました。
目標とした経営指標
(5)セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析
[鋳造分野]
国内外に渡り自動車メーカー向けの軽量化や環境対応した装置・部品が好調に推移し、海外では上記に加え、中国やインドで引合が活発な中、中国ローカル企業向けの造型装置、注湯装置が順調であったため、売上高は増加しました。営業利益は、原価率の上昇が響き減少しました。
[表面処理分野]
機械装置については、台数ベースで前期並みを維持し、順調でありました。また、部品・消耗品や機械の改造が、昨年度までの機械装置の販売増や、国内外ユーザーの設備稼働率が高水準となったことを背景に増勢が続いた結果売上高は増加しました。営業利益は、原材料価格の上昇が大きく響き、減少しました。
[環境分野]
売上高は、集塵機が安全対策や環境意識の高まりとともに、幅広い業界でニーズがあったほか、高水準の設備稼働率を背景に堅調に推移しました。機械原価率の改善と機械部品・メンテナンスの伸びに支えられ、営業利益も増加しました。
[搬送分野]
売上高は、工作機械、ロボットメーカーや物流・流通業界向けのリフトを中心に底堅い推移となりました。しかしながら、北米における装置の採算悪化の影響もあり、営業利益は減少しました。
[特機分野]
売上高は、自動車業界におけるHV,EV化の進展を受け、電動シリンダ及びプレス装置が堅調な伸びとなったほか、二次電池装置やインバーター関連検査装置の売上高が過去最高となりました。営業利益は、売上高の増加に伴い、大きく伸長しました。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度の世界経済は順調な成長が続きました。海外では、米国景気が設備投資や個人消費の堅調で着実な足取りを見せ、中国経済も輸出の増勢やインフラ投資が下支えとなり、安定した成長を遂げました。また、欧州も生産の持ち直しが設備投資に波及する等、景気は拡大基調を辿りました。国内では、一部部品の供給が逼迫し、また人手不足が深刻化する等、供給面での制約はあるものの、世界経済の回復にも支えられ、息の長い景気拡大が続きました。
当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、国内において、お客様での戦略的な設備投資の拡大基調に支えられたため、順調でありました。また、海外でも、米国において自動車業界の設備投資が活発化、中国でもインフラ投資が底入れを見せる等、総じて堅調でありました。
こうした状況を踏まえて、当連結会計年度の受注高は108,186百万円(前年同期比8.1%増)、売上高は104,231百万円(同9.7%増)、受注残高は38,601百万円(同13.2%増)となりました。収益については、営業利益は4,798百万円(同1.8%減)、経常利益は5,994百万円(同2.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は6,030百万円(同79.5%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
[鋳造分野]
売上高は35,721百万円(前年同期比11.6%増)、営業利益は1,185百万円(同15.9%減)、受注高は35,952百万円(同11.6%増)、受注残高は18,432百万円(同7.6%増)となりました。
[表面処理分野]
売上高は44,284百万円(同7.5%増)、営業利益は3,548百万円(同13.1%減)、受注高は44,859百万円(同9.6%増)、受注残高は7,042百万円(同9.6%増)となりました。
[環境分野]
売上高は11,082百万円(同4.4%増)、営業利益は1,219百万円(同93.0%増)、受注高は10,563百万円(同0.2%増)、受注残高は2,867百万円(同4.5%減)となりました。
[搬送分野]
売上高は6,725百万円(同8.2%増)、営業利益は248百万円(同35.7%減)、受注高は6,799百万円(同7.9%減)、受注残高は2,182百万円(同5.2%増)となりました。
[特機分野]
売上高は7,492百万円(同24.1%増)、営業利益は275百万円(同152.2%増)、受注高は9,874百万円(同11.4%増)、受注残高は8,076百万円(同48.0%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ6,641百万円増加して、33,282百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況及びその要因は、次のとおりであります。
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
当連結会計年度において、営業活動によって得られた資金は6,195百万円となりました(前連結会計年度は7,765百万円の収入)。これは、税金等調整前当期純利益8,833百万円や前受金の増減額による増加3,369百万円等の資金の増加要因があったことによるものであります。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
当連結会計年度において、投資活動により支出した資金は1,170百万円となりました(前連結会計年度は1,551百万円の収入)。これは、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出1,890百万円等の資金の減少要因があったことによるものであります。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
当連結会計年度において、財務活動により得られた資金は1,069百万円となりました(前連結会計年度は1,388百万円の支出)。これは、長期借入金の返済による支出6,914百万円等の資金減少要因があったが、長期借入れによる収入10,000百万円等の資金の増加要因もあったことによるものであります。
③生産、受注及び販売の状況
a.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 鋳造分野(百万円) | 34,312 | 110.4 |
| 表面処理分野(百万円) | 43,806 | 109.1 |
| 環境分野(百万円) | 10,614 | 106.5 |
| 搬送分野(百万円) | 6,578 | 104.8 |
| 特機分野(百万円) | 9,383 | 131.9 |
| その他(百万円) | 231 | 110.2 |
| 合計(百万円) | 104,927 | 110.7 |
(注)1.金額は、販売価格によっております。
2.上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値であります。
3.上記の金額には、消費税等は含めておりません。
b.受注状況
当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高(百万円) | 前年同期比(%) | 受注残高(百万円) | 前年同期比(%) |
| 鋳造分野 | 35,952 | 111.6 | 18,432 | 107.6 |
| 表面処理分野 | 44,859 | 109.6 | 7,042 | 109.6 |
| 環境分野 | 10,563 | 100.2 | 2,867 | 95.5 |
| 搬送分野 | 6,799 | 92.1 | 2,182 | 105.2 |
| 特機分野 | 9,874 | 111.4 | 8,076 | 148.0 |
| その他 | 135 | 92.3 | 0 | 41.8 |
| 合計 | 108,186 | 108.1 | 38,601 | 113.2 |
(注)1.上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値であります。
2.上記の金額には、消費税等は含めておりません。
3.当連結会計年度の受注残高については、新規連結したオメガシントー社他の受注残高を含めております。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 鋳造分野(百万円) | 35,207 | 111.8 |
| 表面処理分野(百万円) | 44,242 | 107.4 |
| 環境分野(百万円) | 10,697 | 105.4 |
| 搬送分野(百万円) | 6,692 | 108.3 |
| 特機分野(百万円) | 7,255 | 123.4 |
| その他(百万円) | 135 | 93.3 |
| 合計(百万円) | 104,231 | 109.7 |
(注)1.上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値であります。
2.上記の金額には、消費税等は含めておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析、検討内容
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成に当たっては、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。これらの見積もりについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は、これらとは異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する分析、検討内容
(1)当社グループの当連結会計年度の経営成績等
「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。
(2)当社グループの経営成績等に重要な影響を与える要因
「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」、「2 事業等のリスク」に記載しております。
(3)当社グループの資本の財源及び資金の流動性について
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入や製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資、子会社株式の取得等によるものです。
短期運転資金及び設備投資や長期運転資金の調達は自己資金及び金融機関からの借入を基本としております。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は19,318百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は33,282百万円となっております。
(4)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、平成27年度よりスタートした中期経営計画「Vital Sinto」を基本方針とし、平成29年度の達成すべき目標に向け活動したとともに、その先の将来に向けても成長を続けることができる経営基盤の構築に邁進しました。
目標とした経営指標
| 平成26年度(第118期) | 平成29年度(第121期) | 目標達成状況 | |
| 新規のお客さま数8%アップ | 30,272社 | 32,868社 | 達成(8.6%) |
| お客さまカバー率 5ポイントアップ | 78% | 79% | 未達成 |
| 営業利益率8%以上 | 3.6% | 4.6% | 未達成 |
(5)セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析
[鋳造分野]
国内外に渡り自動車メーカー向けの軽量化や環境対応した装置・部品が好調に推移し、海外では上記に加え、中国やインドで引合が活発な中、中国ローカル企業向けの造型装置、注湯装置が順調であったため、売上高は増加しました。営業利益は、原価率の上昇が響き減少しました。
[表面処理分野]
機械装置については、台数ベースで前期並みを維持し、順調でありました。また、部品・消耗品や機械の改造が、昨年度までの機械装置の販売増や、国内外ユーザーの設備稼働率が高水準となったことを背景に増勢が続いた結果売上高は増加しました。営業利益は、原材料価格の上昇が大きく響き、減少しました。
[環境分野]
売上高は、集塵機が安全対策や環境意識の高まりとともに、幅広い業界でニーズがあったほか、高水準の設備稼働率を背景に堅調に推移しました。機械原価率の改善と機械部品・メンテナンスの伸びに支えられ、営業利益も増加しました。
[搬送分野]
売上高は、工作機械、ロボットメーカーや物流・流通業界向けのリフトを中心に底堅い推移となりました。しかしながら、北米における装置の採算悪化の影響もあり、営業利益は減少しました。
[特機分野]
売上高は、自動車業界におけるHV,EV化の進展を受け、電動シリンダ及びプレス装置が堅調な伸びとなったほか、二次電池装置やインバーター関連検査装置の売上高が過去最高となりました。営業利益は、売上高の増加に伴い、大きく伸長しました。