有価証券報告書-第123期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/19 14:51
【資料】
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【項目】
161項目
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における世界経済は、米中間の通商問題や中国経済の減速、英国のEU離脱等、先行き不透明な状況の中、年度終盤には感染症拡大が追い打ちをかけ、世界景気は大きく冷え込みました。海外では、これらを背景に経済活動が急激に減速しており、投資抑制姿勢が鮮明となっています。国内におきましても、公共投資は比較的堅調に推移致しましたが、感染症の影響による外出やイベントの自粛等、個人消費が大幅に落ち込み景気に甚大な影響を与えています。
当社グループの事業環境につきましては、海外では、自動車関連をはじめとして全般的に設備投資が減少し、国内におきましても、外需や設備投資環境が低調に推移する中、感染症に起因する経済の停滞により、事業環境にも大きな影響を与えています。
こうした状況を踏まえて、当連結会計年度の受注高は96,714百万円(前年同期比13.8%減)、売上高は102,703百万円(同6.7%減)、受注残高は34,669百万円(同14.7%減)となりました。収益については、営業利益は4,734百万円(同15.3%減)、経常利益は4,732百万円(同27.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,879百万円(同46.8%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
[鋳造分野]
売上高は33,827百万円(前年同期比5.4%減)、営業利益は985百万円(同18.7%減)、受注高は30,709百万円(同10.4%減)、受注残高は14,949百万円(同14.6%減)となりました。
[表面処理分野]
売上高は42,846百万円(同9.6%減)、営業利益は3,594百万円(同13.2%減)、受注高は41,475百万円(同12.5%減)、受注残高は5,739百万円(同19.3%減)となりました。
[環境分野]
売上高は11,394百万円(同6.4%減)、営業利益は1,111百万円(同12.9%減)、受注高は11,894百万円(同8.9%減)、受注残高は4,813百万円(同19.4%増)となりました。
[搬送分野]
売上高は6,190百万円(同9.1%減)、営業利益は531百万円(同7.1%増)、受注高は6,493百万円(同5.6%増)、受注残高は1,882百万円(同21.2%増)となりました。
[特機分野]
売上高は9,229百万円(同4.1%増)、営業損益は186百万円の損失(前連結会計年度は288百万円の損失)、受注高は5,919百万円(同46.4%減)、受注残高は7,284百万円(同30.3%減)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ763百万円増加して、37,041百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況及びその要因は、次のとおりであります。
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
当連結会計年度において、営業活動によって得られた資金は5,075百万円となりました(前連結会計年度は7,040百万円の収入)。これは、税金等調整前当期純利益4,859百万円等の資金の増加要因があったことによるものであります。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
当連結会計年度において、投資活動により支出した資金は3,125百万円となりました(前連結会計年度は1,755百万円の支出)。これは、有形固定資産の取得による支出3,798百万円等の資金の減少要因があったことによるものであります。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
当連結会計年度において、財務活動により支出した資金は1,160百万円となりました(前連結会計年度は1,673百万円の支出)。これは、配当金の支払額1,228百万円等の資金の減少要因があったことによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
前年同期比(%)
鋳造分野(百万円)33,60991.5
表面処理分野(百万円)40,07789.9
環境分野(百万円)11,00795.6
搬送分野(百万円)6,32192.4
特機分野(百万円)7,90370.1
その他(百万円)21569.8
合計(百万円)99,13489.1

(注)1.金額は、販売価格によっております。
2.上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値であります。
3.上記の金額には、消費税等は含めておりません。
b.受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称受注高(百万円)前年同期比(%)受注残高(百万円)前年同期比(%)
鋳造分野30,70989.614,94985.4
表面処理分野41,47587.55,73980.7
環境分野11,89491.14,813119.4
搬送分野6,493105.61,882121.2
特機分野5,91953.67,28469.7
その他222111.6
合計96,71486.234,66985.3

(注)1.上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値であります。
2.上記の金額には、消費税等は含めておりません。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
前年同期比(%)
鋳造分野(百万円)33,26694.5
表面処理分野(百万円)42,84590.5
環境分野(百万円)11,11093.4
搬送分野(百万円)6,16490.9
特機分野(百万円)9,092104.9
その他(百万円)224113.6
合計(百万円)102,70393.3

(注)1.上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値であります。
2.上記の金額には、消費税等は含めておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析、検討内容
①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成に当たっては、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。これらの見積もりについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は、これらとは異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しておりますが、下記の項目についてはその見積もりが当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすと判断しております。
なお、会計上の見積りを行う上での新型コロナウィルス感染症の影響に関する仮定については、「第5 経理の状況」の注記に記載しております。
a.固定資産の減損処理
当社グループは固定資産について、帳簿価額を回収できない可能性を示す事象が発生した時点、もしくは経営環境が著しく変化した時点等で減損の判定を行っております。資産または資産グループの帳簿価額が割引前将来キャッシュ・フロー額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。資産または資産グループの回収可能価額は、正味売却価額と使用価値のいずれか高い方の金額としております。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する分析、検討内容
(1)当社グループの当連結会計年度の経営成績等
「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。
(2)当社グループの経営成績等に重要な影響を与える要因
「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」、「2 事業等のリスク」に記載しております。
(3)当社グループの資本の財源及び資金の流動性について
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入や製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資、子会社株式の取得等によるものです。
短期運転資金及び設備投資や長期運転資金の調達は自己資金及び金融機関からの借入を基本としております。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は20,083百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は37,041百万円となっております。
(4)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、2018年度よりスタートした中期経営計画「CONNECTING TO THE FUTURE」を基本方針とし、2020年度の達成すべき目標に向け活動するとともに、その先の将来に向けても成長を続けることができる経営基盤の構築に邁進しております。
目標とする経営指標
2018年度(第122期)2020年度(第124期)
新規のお客さま数8%アップ33,845社35,800社
お客さまカバー率
5ポイントアップ
79.3%84%
新商品売上高比率30%以上12.5%30%
営業利益率8%以上5.1%8%

(5)セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析
[鋳造分野]
売上高は、中国向け造型装置が軟調に推移したため、低調に推移しました。営業利益も、売上高の減少により減少しました。
[表面処理分野]
売上高は、米中間の通商問題により、自動車業界を中心として表面処理装置及び消耗品の売上が軟調に推移しました。営業利益も、売上高の減少により減少しました。
[環境分野]
売上高は、前連結会計年度好調であった集塵機の売上が減少したため減収となりました。営業利益も、売上高の減少により減少しました。
[搬送分野]
売上高は、ロボットメーカー向けシザーリフトは堅調に推移しましたが、工作機械業界や自動車業界向けコンベア等に減速感が見られ、減収となりました。営業利益は、原価率の改善に注力した結果、増加しました。
[特機分野]
売上高は、車載用の二次電池製造設備、パワー半導体向け検査装置が好調に推移しました。営業損益は、増収効果もあり改善しましたが、営業損失となりました。

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