有価証券報告書-第67期(平成26年1月1日-平成26年12月31日)

【提出】
2015/03/31 9:14
【資料】
PDFをみる
【項目】
119項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)当連結会計年度末の財政状態の分析
当連結会計年度末における連結総資産は、前連結会計年度末と比較して420百万円増加し7,377百万円となりました。変動の主なものは、現金及び預金の445百万円の増加、電子記録債権の110百万円の増加、機械装置及び運搬具の118百万円の増加、土地の110百万円の減少であります。
負債は前連結会計年度末と比較して146百万円減少し5,744百万円となりました。変動の主なものは、支払手形及び買掛金の132百万円の減少、社債の85百万円の減少、退職給付に係る負債の169百万円の増加であります。
純資産は前連結会計年度末と比較して566百万円増加し、1,633百万円となりました。その結果、1株当たり純資産は前年同期と比較して23円10銭増加し98円10銭となり自己資本比率は16.5%となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は「第2事業の状況 1業績等の概要(2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
(3)当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度の売上高は、当社主要顧客業種であります自動車関連の受注が消費税増税の反動により減少し、ハイブリッド自動車用電子部品及び車載用電子部品の売上は減少しましたが、省エネ設備需要としてLED照明用電源の受注が増加したこと、新興国での需要が活発な昇降機用抵抗器、自然エネルギー発電用途パワーコンディショナー、インバーター抵抗器が増加した事で売上高は前期比5.5%増となりました。収益につきましては、長期金利の急激な低下により割引率を見直したことから退職給付に係る負債が前期比1億5千3百万円増加(未認識会計基準変更時差異の計上額を除く)し、営業利益が大きく減少し6千6百万円となりました。
(4)当社グループの財務戦略
当社グループは恒常的なコストダウンの一環として平成13年8月に製造子会社である解亜園(上海)電子製造有限公司を設立し、海外生産を開始しました。平成20年12月には今後の生産拡大に向けて増資いたしました。輸出入決済資金、設備資金等、資金需要は旺盛であります。そのためグループとして更なる総費用、総資産の圧縮に取り組み、これにより創出されるキュッシュ・フローを用いて上記資金需要に充てる一方、より安定的かつ調達コストの安い資金の確保をめざしております。