有価証券報告書-第74期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
(経営成績等の状況の概要)
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大の影響を受け、緊急事態宣言の発出、外出自粛・休業要請等により経済活動の停滞や個人消費の低迷が続きました。
年明け後の2021年1~3月期の実質GDP成長率は前期比マイナス1.3% (年率換算マイナス5.1%)と3四半期ぶりにマイナスとなりました。
要因としては、1月に再発出された緊急事態宣言の影響でサービス中心に個人消費が低迷し成長率全体を押し下げた上、設備投資が前期の反動減でマイナスとなったことや、景気の持ち直しをけん引してきた輸出の伸びが世界的な半導体不足の影響もあって前期から大幅に鈍化したことなどであります。
今後については、新型コロナウイルス感染症終息の見通しが立たないことから、先行きも不透明な状況が続く可能性が高いと思われます。
斯かる経済状況下、当社の主力である空調業界では、主力の業務用パッケージエアコンが出荷ベースで前年同期間実績を下回りました。当社も拡販に鋭意努力いたしましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による受注低迷により、売上高は1,957百万円に止まり前年同期間比499百万円の減収となりました。 収益面におきましては、値上げや高付加価値商品の販売に努めたものの、売上減収の影響が大きく、まことに遺憾ながら営業損益は121百万円の赤字計上を余儀なくされました。
営業外損益及び特別損益計上後、最終当期純利益は92百万円の損失計上となりました。
資産は、前期末に比べ102百万円減少し、5,736百万円となりました。
負債は、前期末に比べ95百万円減少し、448百万円となりました。
純資産は、前期末に比べ6百万円減少し、5,288百万円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物の期末残高2,303,532千円は前期末と比べ482,637千円の増加となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは減価償却費194,384千円、売上債権の減少149,540千円、棚卸資産の減少58,978千円等に対し、税引前当期純損失93,377千円、仕入債務の減少88,800千円等により211,046千円と前期末に比べ21,729千円の減少となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出999,941千円、有形及び無形固定資産の取得による支出100,132千円等に対し、有価証券の償還による収入1,199,941千円、定期預金の払出による収入200,501千円等により298,281千円と前期末比414,799千円の増加となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローはリース債務の返済による支出12,330千円、配当金の支払額14,360千円により△26,690千円と前期末比2,625千円の増加となりました。
(生産、受注及び販売の状況)
当社は、自動制御機器製造販売事業の単一セグメントのため、生産、受注及び販売実績については、種類別に記載しております。
(1) 生産実績
(注) 1 金額は標準販売価格(消費税等抜き価格)による。
2 生産実績中には改造生産分を含まない。
(2) 受注実績
(注) 金額は販売価格(消費税等抜き価格)による。
(3) 販売実績
(注) 1 販売実績は消費税等抜きで記載している。
2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。
(1)財政状態の分析
(資産、負債及び純資産の状況)
当事業年度の資産の部では、流動資産全体で前期末月比136,869千円減少いたしました。
主な内容は、現金預金で282,637千円増加、有価証券201,549千円減少、電子記録債権88,078千円減少、売掛金46,505千円減少などであります。
固定資産は前期末月比34,598千円増加いたしました。
主な内容は、有形固定資産で102,991千円減少、投資その他の資産で134,105千円増加であります。
総資産は前期末月比102,270千円減少し、5,736,891千円となりました。
負債の部につきましては、流動負債全体で前期末月比122,122千円減少いたしました。
主な内容は電子記録債務37,997千円減少、支払手形30,221千円減少などであります。
固定負債は前期末月比26,755千円増加いたしました。
主な内容はリース債務9,899千円減少、繰延税金負債33,455千円増加であります。
負債合計では前期末月と比較して95,366千円減少して448,406千円となりました。
純資産の部では、繰越利益剰余金が減少し株主資本は106,925千円減少、その他有価証券評価差額金は100,021千円増加しました。
その結果、純資産合計は前期末月と比較して6,903千円減少し、5,288,484千円となり、自己資本比率は92.2%となりました。
(2)経営成績の分析
(売上高及び利益の状況)
当事業年度の売上高は1,957,184千円と前年比499,569千円の減収となりました。
利益面では営業損失121,366千円の赤字を計上し、前年比150,689千円の減益となりました。
要因は、新型コロナウイルス感染拡大による受注減少に加えて販売先の内製化や転注の影響を受けて、売上高が大きく減少したことによるものです。
また、営業外損益及び特別損益計上後、税引前当期純損失93,377千円となり、法人税、住民税及び事業税並びに法人税等調整額を計上した結果、最終当期純損失は92,525千円となりました。
当社の経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当社は、健全な財務バランスを重視した経営に努めております。
キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (経営成績等の状況の概要) (2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
当社の資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりです。
当社の運転資金需要のうち主なものは、原材料の仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。
運転資金及び投資資金については、主として営業活動から得られるキャッシュ・フローを源泉とする内部資金を基本としております。
当社は、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
なお、当期末における有利子負債の残高は23,807千円となっております。また、当期末における現金及び現金同等物の残高は2,303,532千円となっております。
(4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。
財務諸表の作成に際しては、決算日における資産・負債の報告数値及び会計年度における収入・費用の報告数値に影響を与える見積りは、過去の実績や当社を取り巻く環境等に応じて合理的と考えられる方法により計上しておりますが、見積り特有の不確実性があるために実際の結果は異なる場合があります。
当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5経理の状況 2財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載しておりますが、特に以下の会計方針が財務諸表作成における重要な見積りの判断等に影響を及ぼすと考えております。
なお、以下の見積りの判断に、新型コロナウイルス感染症に伴う重要な影響はありません。
a.繰延税金資産
当社は、繰延税金資産について、その回収可能性を考慮して、評価性引当額を計上しております。評価性引当額を計上する際には、将来の課税所得を合理的に見積っております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積額が減少した場合は繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。
(5)目標とする経営指標の達成状況
当社は、売上高及び営業利益を経営における重要指標と位置づけております。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大の影響を受け、緊急事態宣言の発出、外出自粛・休業要請等により経済活動の停滞や個人消費の低迷が続きました。
年明け後の2021年1~3月期の実質GDP成長率は前期比マイナス1.3% (年率換算マイナス5.1%)と3四半期ぶりにマイナスとなりました。
要因としては、1月に再発出された緊急事態宣言の影響でサービス中心に個人消費が低迷し成長率全体を押し下げた上、設備投資が前期の反動減でマイナスとなったことや、景気の持ち直しをけん引してきた輸出の伸びが世界的な半導体不足の影響もあって前期から大幅に鈍化したことなどであります。
今後については、新型コロナウイルス感染症終息の見通しが立たないことから、先行きも不透明な状況が続く可能性が高いと思われます。
斯かる経済状況下、当社の主力である空調業界では、主力の業務用パッケージエアコンが出荷ベースで前年同期間実績を下回りました。当社も拡販に鋭意努力いたしましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による受注低迷により、売上高は1,957百万円に止まり前年同期間比499百万円の減収となりました。 収益面におきましては、値上げや高付加価値商品の販売に努めたものの、売上減収の影響が大きく、まことに遺憾ながら営業損益は121百万円の赤字計上を余儀なくされました。
営業外損益及び特別損益計上後、最終当期純利益は92百万円の損失計上となりました。
資産は、前期末に比べ102百万円減少し、5,736百万円となりました。
負債は、前期末に比べ95百万円減少し、448百万円となりました。
純資産は、前期末に比べ6百万円減少し、5,288百万円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物の期末残高2,303,532千円は前期末と比べ482,637千円の増加となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは減価償却費194,384千円、売上債権の減少149,540千円、棚卸資産の減少58,978千円等に対し、税引前当期純損失93,377千円、仕入債務の減少88,800千円等により211,046千円と前期末に比べ21,729千円の減少となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出999,941千円、有形及び無形固定資産の取得による支出100,132千円等に対し、有価証券の償還による収入1,199,941千円、定期預金の払出による収入200,501千円等により298,281千円と前期末比414,799千円の増加となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローはリース債務の返済による支出12,330千円、配当金の支払額14,360千円により△26,690千円と前期末比2,625千円の増加となりました。
(生産、受注及び販売の状況)
当社は、自動制御機器製造販売事業の単一セグメントのため、生産、受注及び販売実績については、種類別に記載しております。
(1) 生産実績
| 品名 | 生産高(千円) | 前年同期比(%) |
| 電磁弁 | 1,283,794 | 77.85 |
| 膨張弁 | 10,175 | 89.88 |
| 温湿度調節器 | 6,682 | 59.69 |
| 電動弁 | 125,187 | 90.03 |
| 手動弁 | 107,016 | 89.28 |
| 自動弁 | 186,703 | 86.40 |
| その他 | 18,026 | 218.44 |
| 計 | 1,737,586 | 80.64 |
(注) 1 金額は標準販売価格(消費税等抜き価格)による。
2 生産実績中には改造生産分を含まない。
(2) 受注実績
| 品名 | 受注高(千円) | 前年同期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同期比(%) |
| 電磁弁 | 1,362,317 | 81.08 | 267,889 | 124.16 |
| 膨張弁 | 11,889 | 99.47 | 1,127 | 128.51 |
| 温湿度調節器 | 7,643 | 75.78 | ― | ― |
| 電動弁 | 124,378 | 82.32 | 13,721 | 187.42 |
| 手動弁 | 114,772 | 98.10 | 20,769 | 139.29 |
| 自動弁 | 196,077 | 86.91 | 26,432 | 115.62 |
| その他 | 199,394 | 70.79 | 23,711 | 72.77 |
| 合計 | 2,016,473 | 81.39 | 353,652 | 120.14 |
(注) 金額は販売価格(消費税等抜き価格)による。
(3) 販売実績
| 品名 | 販売高(千円) | 前年同期比(%) |
| 電磁弁 | 1,310,185 | 78.75 |
| 膨張弁 | 11,639 | 84.23 |
| 温湿度調節器 | 7,693 | 65.14 |
| 電動弁 | 117,979 | 79.44 |
| 手動弁 | 108,914 | 85.45 |
| 自動弁 | 192,506 | 85.12 |
| その他 | 208,266 | 78.53 |
| 合計 | 1,957,184 | 79.67 |
(注) 1 販売実績は消費税等抜きで記載している。
2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
| 相手先 | 前事業年度 | 当事業年度 | ||
| 販売高(千円) | 割合(%) | 販売高(千円) | 割合(%) | |
| ㈱カントー | 213,861 | 8.71 | 233,980 | 11.95 |
| 日立ジョンソンコントロールズ空調㈱ | 309,345 | 12.59 | 195,034 | 9.97 |
| ㈱ファインシンター | 251,395 | 10.23 | 120,649 | 6.16 |
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。
(1)財政状態の分析
(資産、負債及び純資産の状況)
当事業年度の資産の部では、流動資産全体で前期末月比136,869千円減少いたしました。
主な内容は、現金預金で282,637千円増加、有価証券201,549千円減少、電子記録債権88,078千円減少、売掛金46,505千円減少などであります。
固定資産は前期末月比34,598千円増加いたしました。
主な内容は、有形固定資産で102,991千円減少、投資その他の資産で134,105千円増加であります。
総資産は前期末月比102,270千円減少し、5,736,891千円となりました。
負債の部につきましては、流動負債全体で前期末月比122,122千円減少いたしました。
主な内容は電子記録債務37,997千円減少、支払手形30,221千円減少などであります。
固定負債は前期末月比26,755千円増加いたしました。
主な内容はリース債務9,899千円減少、繰延税金負債33,455千円増加であります。
負債合計では前期末月と比較して95,366千円減少して448,406千円となりました。
純資産の部では、繰越利益剰余金が減少し株主資本は106,925千円減少、その他有価証券評価差額金は100,021千円増加しました。
その結果、純資産合計は前期末月と比較して6,903千円減少し、5,288,484千円となり、自己資本比率は92.2%となりました。
(2)経営成績の分析
(売上高及び利益の状況)
当事業年度の売上高は1,957,184千円と前年比499,569千円の減収となりました。
利益面では営業損失121,366千円の赤字を計上し、前年比150,689千円の減益となりました。
要因は、新型コロナウイルス感染拡大による受注減少に加えて販売先の内製化や転注の影響を受けて、売上高が大きく減少したことによるものです。
また、営業外損益及び特別損益計上後、税引前当期純損失93,377千円となり、法人税、住民税及び事業税並びに法人税等調整額を計上した結果、最終当期純損失は92,525千円となりました。
当社の経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当社は、健全な財務バランスを重視した経営に努めております。
キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (経営成績等の状況の概要) (2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
当社の資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりです。
当社の運転資金需要のうち主なものは、原材料の仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。
運転資金及び投資資金については、主として営業活動から得られるキャッシュ・フローを源泉とする内部資金を基本としております。
当社は、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
なお、当期末における有利子負債の残高は23,807千円となっております。また、当期末における現金及び現金同等物の残高は2,303,532千円となっております。
(4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。
財務諸表の作成に際しては、決算日における資産・負債の報告数値及び会計年度における収入・費用の報告数値に影響を与える見積りは、過去の実績や当社を取り巻く環境等に応じて合理的と考えられる方法により計上しておりますが、見積り特有の不確実性があるために実際の結果は異なる場合があります。
当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5経理の状況 2財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載しておりますが、特に以下の会計方針が財務諸表作成における重要な見積りの判断等に影響を及ぼすと考えております。
なお、以下の見積りの判断に、新型コロナウイルス感染症に伴う重要な影響はありません。
a.繰延税金資産
当社は、繰延税金資産について、その回収可能性を考慮して、評価性引当額を計上しております。評価性引当額を計上する際には、将来の課税所得を合理的に見積っております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積額が減少した場合は繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。
(5)目標とする経営指標の達成状況
当社は、売上高及び営業利益を経営における重要指標と位置づけております。
| 2021年3月期目標 | 2021年3月期実績 | 目標比 | |
| 売上高(千円) | 2,600,000 | 1,957,184 | △642,815(△24.7%) |
| 営業利益(千円) | 60,000 | △121,366 | △181,366(△302.3%) |