四半期報告書-第47期第1四半期(平成27年4月1日-平成27年6月30日)

【提出】
2015/08/07 9:27
【資料】
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【項目】
24項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績
当第1四半期連結累計期間の当社グループの業績につきまして、FA部門については、国内および米州での設備投資需要が堅調だったものの、欧州は概ね横ばいで、中国では減速の兆しがあり先行き不透明な状況です。FA部門全体としては横ばいで推移しました。ロボット部門については、米州、中国の自動車産業および一般産業における需要が共に好調なほか、欧州においても一般産業を中心に活発な需要が続いていることなどから、総じて好調でした。ロボマシン部門については、ロボドリル(小型切削加工機)、ロボショット(電動射出成形機)、ロボカット(ワイヤカット放電加工機)のいずれも堅調でした。但し一部IT産業の短期的な需要につきましては、当第1四半期連結累計期間は売上ベースでは引き続き活発でしたが、当四半期連結累計期間末にかけ受注が急減しており、第2四半期連結会計期間以降はさらに減速していく見込みです。
このようななか当社グループは、事業の安定と発展のため、「壊れない。壊れる前に知らせる。壊れてもすぐ直せる。」、「サービス・ファースト」および「ワン・ファナック」をスローガンに掲げ、当社商品およびサービスについてお客様からより一層信頼されるための取り組みをグループ一丸となって行いました。
当第1四半期連結累計期間における連結業績は、売上高が1,974億20百万円(前年同期比20.9%増)、経常利益が787億16百万円(前年同期比13.1%増)、四半期純利益が507億65百万円(前年同期比12.3%増)となりました。
なお、部門別の売上高につきましては、FA部門が523億49百万円(前年同期比4.4%減)、ロボット部門が454億31百万円(前年同期比29.6%増)、ロボマシン部門が798億60百万円(前年同期比42.2%増)、サービス部門が197億80百万円(前年同期比14.0%増)でした。
※ [(1)経営成績]における「四半期純利益」は、損益計算書における「親会社株主に帰属する四半期純利益」を指します。
(2) 財政状態
資産合計は、前年度末比917億99百万円減の1兆5,198億27百万円となりました。主な減少は現金及び預金が970億44百万円となっております。
また、負債合計は、前年度末比515億61百万円減の1,733億70百万円となりました。
純資産合計は、前年度末比402億38百万円減の1兆3,464億57百万円となりました。
なお当社は、平成27年4月27日付で発表した新しい株主還元方針に基づき、発行済株式総数の5%を超える自己株式(33,566,102株、2,394億71百万円)を平成27年6月10日付で消却いたしました。(本消却に伴う純資産合計額への影響はありません。)
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は89億65百万円です。
なお、当第1四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。