四半期報告書-第116期第1四半期(令和3年1月1日-令和3年3月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、各国で新型コロナウイルスの収束に向け、経済活動の抑制などによる防疫措置が図られる中、感染力の強い変異ウイルスが流行し、欧州を中心に外出行動の抑制が強化されるなど、引き続き厳しい状況となりました。一方、財政政策の拡張や金融緩和政策により、一部の国や業界においては回復基調となりました。わが国においても、新型コロナウイルスの感染が再拡大し、首都圏・関西圏を中心に緊急事態宣言が再発令されるなど、経済の回復時期は不透明な状況となっております。
このような経営環境において、当社グループは、中期経営計画「NITTOSEIKO Mission"G"(2019年~2022年)」のもと、新規事業である医療分野において、京都府の支援を受け、大学などと共同で世界初となる生体内で溶解吸収される期間を制御できる純マグネシウム材料「医療用生体内溶解性高純度マグネシウム」を開発するなど、事業領域を拡充するための施策を積極的に展開してまいりました。また、グループ従業員の健康と安心安全を重視した健康経営に継続的に取り組み、経済産業省と東京証券取引所から、「健康経営銘柄2021」に選定されました。
その結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は96億8千4百万円(前年同期比18.8%増)、営業利益は6億6千8百万円(前年同期比69.2%増)、経常利益は7億4千6百万円(前年同期比94.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億4千8百万円(前年同期比97.7%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
なお、当第1四半期連結会計期間より、「メディカル事業」を追加したことに伴い、報告セグメントを従来の「ファスナー事業」、「産機事業」及び「制御事業」の3区分から、「ファスナー事業」、「産機事業」、「制御事業」及び「メディカル事業」の4区分に変更しております。以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
ファスナー事業につきましては、精密ねじは、コロナ禍における外出自粛を背景にゲーム機やパソコン向けの需要が好調に推移しました。一般ねじは、新しい生活様式として注目される自転車や家で過ごす時間で利用される電動工具の他、電子制御の進化に伴い、自動車関連業界において、車載用ECU向けの需要が大きく増加しました。
このような状況のもと、コロナ後の更なる需要の拡大を見据え、異種金属接合「AKROSE」や「AKROSE HYBRID」、高精度で大量生産を可能にした「ギヤ部品」などの販売促進に加え、生産設備の増強と生産性向上に取り組みました。また、締結部材の反りや圧入箇所のバリの発生を軽減しつつ、回り止め強度を得ることができる「新型クリンチングスタッドボルト」を開発し、新たな需要の拡大に努めました。
この結果、売上高は69億4千8百万円(前年同期比14.1%増)、営業利益は4億1百万円(前年同期比536.2%増)となりました。
産機事業につきましては、中国において、各地の自動車の購入促進政策を背景に、自動車関連業界の設備需要が好調に推移しました。国内は、自動車のCASEに関わる設備や、住宅関連設備の需要が増加しましたが、コロナ前の水準までの回復には至らず、事業環境は標準機・自動組立ライン共に厳しい状況となりました。
このような状況のもと、従来の対面での販売活動に加え、バーチャル展示会や当社ホームページを利用し、協働ロボット専用ねじ締めツールや単軸ねじ締めユニットⅠoT対応モデルなどの動画を配信し、幅広い業界の需要喚起に努めました。また、製造工程におけるねじ送り検査装置を開発し、生産性向上と品質管理の強化を図りました。
この結果、売上高は14億1百万円(前年同期比13.6%減)、営業利益は2億1千万円(前年同期比40.8%減)となりました。
制御事業につきましては、流量計は、コロナ禍における消毒液やインスタント食品の需要増加を背景に医薬品業界や食品業界で堅調に推移しました。一方、主な需要先である造船業界では、生産体制の効率化を目的とした企業の再編が進み、市場が縮小するなど、事業環境は厳しい状況となりました。システム製品は、ものづくり補助金を利用した省人化設備の需要が増加しました。地盤調査機「ジオカルテ」は、都市部を中心に住宅需要が回復し好調に推移しました。
このような状況のもと、地盤調査機「ジオカルテ」のスマートフォン用通信アプリを開発し、利便性向上による需要の拡大に努めました。また、子会社において、水分計のコントローラーを共有することで水分測定と電位差滴定など、同時に複数の分析を可能にする自動滴定装置「GT-310」を市場に投入しました。
この結果、売上高は13億1千9百万円(前年同期比205.4%増)、営業利益は5千8百万円(前年同期は営業損失2千4百万円)となりました。
メディカル事業につきましては、医療用照明器「フリーレッド」など、需要は増加傾向にあるものの、新型コロナウイルスの感染拡大による医療資源の不足、医療機関への訪問自粛など、事業環境は厳しい状況となりました。
このような状況のもと、限られた医療機関に対する販売活動により、「フリーレッド」の臨床試用の需要拡大に努めました。また、「医療用生体内溶解性高純度マグネシウム」の開発に成功し、製品化に向けた取り組みを推進しました。
この結果、売上高は1千4百万円(前年同期比84.2%増)、営業損失は2百万円(前年同期は営業利益0百万円)となりました。
②財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ22億2千1百万円増加し、484億4千3百万円となりました。これは主に、現金及び預金が7億7千万円、受取手形及び売掛金5億4千3百万円増加したことなどによるものです。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ13億2千9百万円増加し、176億9千4百万円となりました。これは主に、電子記録債務が7億2千万円、支払手形及び買掛金が7億1千4百万円増加したことなどによるものです。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ8億9千1百万円増加し、307億4千9百万円となりました。これは主に、非支配株主持分が3億2千7百万円、利益剰余金が2億8千1百万円増加したことなどによるものです。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当連結会社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1億4千8百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、各国で新型コロナウイルスの収束に向け、経済活動の抑制などによる防疫措置が図られる中、感染力の強い変異ウイルスが流行し、欧州を中心に外出行動の抑制が強化されるなど、引き続き厳しい状況となりました。一方、財政政策の拡張や金融緩和政策により、一部の国や業界においては回復基調となりました。わが国においても、新型コロナウイルスの感染が再拡大し、首都圏・関西圏を中心に緊急事態宣言が再発令されるなど、経済の回復時期は不透明な状況となっております。
このような経営環境において、当社グループは、中期経営計画「NITTOSEIKO Mission"G"(2019年~2022年)」のもと、新規事業である医療分野において、京都府の支援を受け、大学などと共同で世界初となる生体内で溶解吸収される期間を制御できる純マグネシウム材料「医療用生体内溶解性高純度マグネシウム」を開発するなど、事業領域を拡充するための施策を積極的に展開してまいりました。また、グループ従業員の健康と安心安全を重視した健康経営に継続的に取り組み、経済産業省と東京証券取引所から、「健康経営銘柄2021」に選定されました。
その結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は96億8千4百万円(前年同期比18.8%増)、営業利益は6億6千8百万円(前年同期比69.2%増)、経常利益は7億4千6百万円(前年同期比94.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億4千8百万円(前年同期比97.7%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
なお、当第1四半期連結会計期間より、「メディカル事業」を追加したことに伴い、報告セグメントを従来の「ファスナー事業」、「産機事業」及び「制御事業」の3区分から、「ファスナー事業」、「産機事業」、「制御事業」及び「メディカル事業」の4区分に変更しております。以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
ファスナー事業につきましては、精密ねじは、コロナ禍における外出自粛を背景にゲーム機やパソコン向けの需要が好調に推移しました。一般ねじは、新しい生活様式として注目される自転車や家で過ごす時間で利用される電動工具の他、電子制御の進化に伴い、自動車関連業界において、車載用ECU向けの需要が大きく増加しました。
このような状況のもと、コロナ後の更なる需要の拡大を見据え、異種金属接合「AKROSE」や「AKROSE HYBRID」、高精度で大量生産を可能にした「ギヤ部品」などの販売促進に加え、生産設備の増強と生産性向上に取り組みました。また、締結部材の反りや圧入箇所のバリの発生を軽減しつつ、回り止め強度を得ることができる「新型クリンチングスタッドボルト」を開発し、新たな需要の拡大に努めました。
この結果、売上高は69億4千8百万円(前年同期比14.1%増)、営業利益は4億1百万円(前年同期比536.2%増)となりました。
産機事業につきましては、中国において、各地の自動車の購入促進政策を背景に、自動車関連業界の設備需要が好調に推移しました。国内は、自動車のCASEに関わる設備や、住宅関連設備の需要が増加しましたが、コロナ前の水準までの回復には至らず、事業環境は標準機・自動組立ライン共に厳しい状況となりました。
このような状況のもと、従来の対面での販売活動に加え、バーチャル展示会や当社ホームページを利用し、協働ロボット専用ねじ締めツールや単軸ねじ締めユニットⅠoT対応モデルなどの動画を配信し、幅広い業界の需要喚起に努めました。また、製造工程におけるねじ送り検査装置を開発し、生産性向上と品質管理の強化を図りました。
この結果、売上高は14億1百万円(前年同期比13.6%減)、営業利益は2億1千万円(前年同期比40.8%減)となりました。
制御事業につきましては、流量計は、コロナ禍における消毒液やインスタント食品の需要増加を背景に医薬品業界や食品業界で堅調に推移しました。一方、主な需要先である造船業界では、生産体制の効率化を目的とした企業の再編が進み、市場が縮小するなど、事業環境は厳しい状況となりました。システム製品は、ものづくり補助金を利用した省人化設備の需要が増加しました。地盤調査機「ジオカルテ」は、都市部を中心に住宅需要が回復し好調に推移しました。
このような状況のもと、地盤調査機「ジオカルテ」のスマートフォン用通信アプリを開発し、利便性向上による需要の拡大に努めました。また、子会社において、水分計のコントローラーを共有することで水分測定と電位差滴定など、同時に複数の分析を可能にする自動滴定装置「GT-310」を市場に投入しました。
この結果、売上高は13億1千9百万円(前年同期比205.4%増)、営業利益は5千8百万円(前年同期は営業損失2千4百万円)となりました。
メディカル事業につきましては、医療用照明器「フリーレッド」など、需要は増加傾向にあるものの、新型コロナウイルスの感染拡大による医療資源の不足、医療機関への訪問自粛など、事業環境は厳しい状況となりました。
このような状況のもと、限られた医療機関に対する販売活動により、「フリーレッド」の臨床試用の需要拡大に努めました。また、「医療用生体内溶解性高純度マグネシウム」の開発に成功し、製品化に向けた取り組みを推進しました。
この結果、売上高は1千4百万円(前年同期比84.2%増)、営業損失は2百万円(前年同期は営業利益0百万円)となりました。
②財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ22億2千1百万円増加し、484億4千3百万円となりました。これは主に、現金及び預金が7億7千万円、受取手形及び売掛金5億4千3百万円増加したことなどによるものです。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ13億2千9百万円増加し、176億9千4百万円となりました。これは主に、電子記録債務が7億2千万円、支払手形及び買掛金が7億1千4百万円増加したことなどによるものです。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ8億9千1百万円増加し、307億4千9百万円となりました。これは主に、非支配株主持分が3億2千7百万円、利益剰余金が2億8千1百万円増加したことなどによるものです。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当連結会社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1億4千8百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。