有価証券報告書-第41期(2025/04/01-2026/03/31)

【提出】
2026/06/29 9:23
【資料】
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【項目】
143項目
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
当連結会計年度における我が国経済は、企業業績の底堅さに支えられ一定の持ち直しの動きがみられたものの、原材料価格の高止まりや国際情勢の不安定さが増したことから、景気の下押し要因となりました。その結果、先行き不透明感は一段と強まり、事業環境は総じて厳しい状況が続きました。フラットパネルディスプレイ(FPD)分野では、需要の回復は限定的で、顧客の設備投資意欲も低水準のまま推移しました。市場全体の停滞感は解消されず、当社グループを取り巻く事業環境は年度を通じて厳しい状態が続きました。
このような環境下、当社グループは開発及び営業活動に注力し、受注機会の確保に努めてまいりましたが、業績改善に結びつく成果を十分に得ることはできませんでした。画像処理外観検査装置については、既存案件を中心に売上は一定水準を維持したものの、新規装置の受注は低迷が続きました。その結果、当連結会計年度末の受注残高は前連結会計年度末比96.6%減と大幅に減少し、来期の収益確保に向け厳しい状況となりました。また、3Dソリューションシステム製品については、新規顧客の開拓を進めたものの、売上は前連結会計年度並みにとどまり、事業の停滞感を払拭するには至りませんでした。
これらの結果、当連結会計年度の連結業績は、売上高2,102百万円(前連結会計年度比26.5%増)、営業損失112百万円(前連結会計年度は営業損失125百万円)、経常損失114百万円(前連結会計年度は経常損失126百万円)となり、特別損失に減損損失36百万円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純損失は156百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失200百万円)となりました。
セグメントごとの業績を示すと、次のとおりであります。なお、セグメント利益は営業利益ベースの数値であります。
(日本)
日本セグメントでは、主に中国向けの画像処理外観検査装置の売上が伸長し増収となりましたが、経費の増加などから損益の改善は限定的でした。この結果、売上高は1,533百万円(前連結会計年度比40.4%増)、セグメント損失は93百万円(前連結会計年度はセグメント損失129百万円)となりました。
(米国)
米国セグメントでは、3Dソリューションシステム製品の売上がほぼ横ばいとなり、伸び悩みました。この結果、売上高は568百万円(前連結会計年度比0.3%減)、セグメント損失は63百万円(前連結会計年度はセグメント損失56百万円)となりました。
今後の見通しにつきましては、不安定な国際情勢の長期化や中国経済の先行き懸念などから、企業の設備投資の動向は不透明で、今後も厳しい状況が続くものと予想しております。当社グループは引続き売上確保に向けた受注努力とコストダウンに取り組むとともに、画像処理型検査エンジンの開発及び拡販、3Dソリューションシステム製品の新規顧客開拓、オーディオ事業の販売促進など、収益力向上に努めてまいります。
生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。
① 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称生産高(千円)前期比(%)
日本951,953△23.3
米国568,272△0.3
合計1,520,225△16.1

(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.金額は、販売価格によっております。
② 受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称受注高(千円)前期比(%)受注残高(千円)前期比(%)
日本370,565+14.263,250△94.0

(注) 米国については、見込生産を行っているため受注実績はありません。
③ 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称販売高(千円)前期比(%)
日本1,533,744+40.4
米国568,276△0.3
合計2,102,020+26.5

(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
相手先前連結会計年度当連結会計年度
販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)
Xiamen Tianma Optoelectronics Co., Ltd.689,00041.5434,00020.6
株式会社ホクシン--245,60011.7


(2) 財政状態
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ929百万円減少しました。流動資産は現金及び預金の減少268百万円、棚卸資産の減少660百万円などにより、906百万円減少しました。固定資産はソフトウェアの減少18百万円などにより、22百万円減少しました。
負債は、前連結会計年度末に比べ783百万円減少しました。流動負債は短期借入金の増加60百万円、1年内返済予定の長期借入金の減少29百万円、契約負債の減少768百万円などにより、736百万円減少しました。固定負債は長期借入金の減少24百万円、リース債務の減少15百万円などにより、47百万円減少しました。
純資産は、親会社株主に帰属する当期純損失156百万円の計上、為替換算調整勘定の増加9百万円などにより、純資産合計が146百万円減少しました。
セグメントごとの資産は、次のとおりであります。
(日本)
資産につきましては、前連結会計年度と比べて898百万円減少し、795百万円となりました。これは、主に現金預金の減少269百万円、売上債権の増加187百万円、棚卸資産の減少659百万円などの流動資産の減少によるものであります。
(米国)
資産につきましては、前連結会計年度と比べて2百万円減少し、88百万円となりました。これは、主に現金預金の減少10百万円、売上債権の増加5百万円などの流動資産の減少によるものであります。
(3) キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ324百万円減少し、113百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は、25百万円(前連結会計年度は、資金の使用195百万円)となりました。
これは主に減価償却費の計上236百万円、減損損失の計上36百万円、棚卸資産の減少653百万円などの資金増加、税金等調整前当期純損失の計上150百万円、売上債権の増加70百万円、契約負債の減少762百万円などの資金減少によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、303百万円(前連結会計年度は、資金の使用251百万円)となりました。
これは主にソフトウェアの取得による支出203百万円、定期預金の預入による支出56百万円、有形固定資産の取得による支出44百万円などの資金減少によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果取得した資金は、5百万円(前連結会計年度は、資金の使用248百万円)となりました。
これは短期借入れによる収入60百万円の資金増加、長期借入金の返済による支出54百万円の資金減少によるものです。
なお、当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、材料仕入、労務費、製造経費、販売費及び一般管理費等の運転資金や設備投資などの資金需要に対して、自己資金及び金融機関からの借入等で資金を調達しております。資金調達の状況等によっては今後の当社の資金繰りに重要な影響を及ぼす可能性があることから、手元資金を活用しながら販売を拡大し、収益性の改善と経費削減、取引条件の見直しなど対策を講じております。
(4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り) 」に記載しております。

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