四半期報告書-第67期第3四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が継続する中で、米中通商問題や英国のEU離脱問題による世界経済の減速があり、先行き不透明な状況で推移いたしました。
住宅設備機器業界におきましては、消費税増税前駆け込みによる一時的な需要増も落ち着きを見せ、消費者マインドの動向が懸念される状況にあります。
このような中、当社グループ(当社及び連結子会社をいう。以下同じ。)は、システムキッチン「STEDIA(ステディア)」や、2019年2月にリニューアルしたシステムキッチン「ラクエラ」など、付加価値の高い商品を市場に提供してまいりました。
販売面では、大切な顧客接点であるショールームでの価値提供強化を図るため、2019年6月にオープンいたしました「クリナップ・キッチンタウン・横浜」をはじめとした全国102ヶ所のショールームにてイベントを開催し、当社の会員登録制組織「水まわり工房」加盟店等の流通パートナーとの連携も深めながら、需要の拡大、獲得に努めてまいりました。
生産面では、東西の生産拠点での生産性向上、VE活動を推進し、原価低減に努めてまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高を部門別にみますと、厨房部門では、システムキッチン「S.S./CENTRO(セントロ)」は数量、金額とも増、「クリンレディ/STEDIA(ステディア)」は数量減、金額増、「ラクエラ」は数量、金額とも増となりました。この結果、厨房部門の売上高は前年同期比6.9%増の64,378百万円となりました。
浴槽・洗面部門では、システムバスルーム「アクリアバス」は数量、金額とも減、「ユアシス」は数量、金額とも減、洗面化粧台においては数量、金額とも増となりました。この結果、浴槽・洗面部門の売上高は前年同期比1.9%減の12,652百万円となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同期比5.6%増の82,472百万円となりました。利益面では営業利益3,138百万円(前年同期は200百万円の営業損失)、経常利益3,206百万円(同98百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,089百万円(同494百万円の純損失)となりました。
当第3四半期連結会計期間末の総資産は83,577百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,169百万円増加いたしました。流動資産は51,550百万円となり、3,717百万円増加いたしました。これは受取手形及び売掛金が200百万円減少した一方、現金及び預金が1,462百万円、電子記録債権が788百万円、商品及び製品が1,580百万円増加したこと等によります。固定資産は32,026百万円となり、前連結会計年度末に比べ547百万円減少いたしました。これは、投資その他の資産が195百万円増加した一方、有形固定資産が570百万円減少したこと等によります。
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は30,955百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,372百万円の増加となりました。流動負債は主に、賞与引当金が838百万円減少した一方、電子記録債務が1,123百万円、短期借入金が753百万円、未払法人税等が692百万円、前受金(流動負債その他)が914百万円増加したこと等により3,066百万円増加し、25,761百万円となりました。固定負債は主に長期借入金の減少1,267百万円、退職給付に係る負債の減少301百万円等により1,693百万円減少し、5,194百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は52,621百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,796百万円増加いたしました。これは親会社株主に帰属する四半期純利益2,089百万円、配当金の支払い737百万円、その他有価証券評価差額金の増加330百万円等によります。この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の63.2%から63.0%になりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,462百万円(8.5%)増加して18,644百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において、営業活動の結果得られた資金は4,449百万円(前年同期比531.5%増)となりました。これは、税金等調整前四半期純利益が3,079百万円、減価償却費が2,420百万円、仕入債務の増加1,239百万円があった一方、賞与引当金の減少838百万円、たな卸資産の増加1,775百万円があったこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において、投資活動の結果使用した資金は1,574百万円(前年同期比24.4%減)となりました。これは生産設備の改修、ショールーム移転・改装等により有形固定資産の取得による支出が1,064百万円、情報システム構築に伴う無形固定資産の取得による支出が489百万円あったこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において、財務活動の結果使用した資金は1,377百万円(前年同期比160.1%増)となりました。これは長期借入金の返済による支出が2,513百万円、配当金の支払いが737百万円あった一方、短期借入金の純増が2,000百万円あったこと等によるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、793百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの連結売上高に占める厨房部門の売上高割合は、当第3四半期連結累計期間78.1%、前連結会計年度78.0%となっております。不安定な世界経済による影響や、消費税増税後の反動減等、不透明感を払拭できない経営環境の中、競合他社との競争が一層激化するものと思われます。このような状況下において、消費者ニーズに適宜対応できなかった場合、厨房部門のシステムキッチンの販売動向に影響し、当社グループの経営成績に影響を与えることが考えられます。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金状況につきましては、営業活動の結果得られた資金は、前年同期に比べ3,744百万円増加し、4,449百万円となりました。
投資活動の結果使用した資金は、前年同期に比べ507百万円減少し、1,574百万円となりました。
財務活動の結果使用した資金は、前年同期に比べ847百万円増加し、1,377百万円となりました。
なお、詳細につきましては、第2[事業の状況]2[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](2)キャッシュ・フローの状況に記載しておりますのでご参照ください。
以上の結果、当第3四半期連結会計期間末の資金は、前連結会計年度末に比べ1,462百万円増加し、18,644百万円となりました。
当社グループは、現在、運転資金及び設備投資資金について、内部留保資金又は借入により調達することとしております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が継続する中で、米中通商問題や英国のEU離脱問題による世界経済の減速があり、先行き不透明な状況で推移いたしました。
住宅設備機器業界におきましては、消費税増税前駆け込みによる一時的な需要増も落ち着きを見せ、消費者マインドの動向が懸念される状況にあります。
このような中、当社グループ(当社及び連結子会社をいう。以下同じ。)は、システムキッチン「STEDIA(ステディア)」や、2019年2月にリニューアルしたシステムキッチン「ラクエラ」など、付加価値の高い商品を市場に提供してまいりました。
販売面では、大切な顧客接点であるショールームでの価値提供強化を図るため、2019年6月にオープンいたしました「クリナップ・キッチンタウン・横浜」をはじめとした全国102ヶ所のショールームにてイベントを開催し、当社の会員登録制組織「水まわり工房」加盟店等の流通パートナーとの連携も深めながら、需要の拡大、獲得に努めてまいりました。
生産面では、東西の生産拠点での生産性向上、VE活動を推進し、原価低減に努めてまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高を部門別にみますと、厨房部門では、システムキッチン「S.S./CENTRO(セントロ)」は数量、金額とも増、「クリンレディ/STEDIA(ステディア)」は数量減、金額増、「ラクエラ」は数量、金額とも増となりました。この結果、厨房部門の売上高は前年同期比6.9%増の64,378百万円となりました。
浴槽・洗面部門では、システムバスルーム「アクリアバス」は数量、金額とも減、「ユアシス」は数量、金額とも減、洗面化粧台においては数量、金額とも増となりました。この結果、浴槽・洗面部門の売上高は前年同期比1.9%減の12,652百万円となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同期比5.6%増の82,472百万円となりました。利益面では営業利益3,138百万円(前年同期は200百万円の営業損失)、経常利益3,206百万円(同98百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,089百万円(同494百万円の純損失)となりました。
当第3四半期連結会計期間末の総資産は83,577百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,169百万円増加いたしました。流動資産は51,550百万円となり、3,717百万円増加いたしました。これは受取手形及び売掛金が200百万円減少した一方、現金及び預金が1,462百万円、電子記録債権が788百万円、商品及び製品が1,580百万円増加したこと等によります。固定資産は32,026百万円となり、前連結会計年度末に比べ547百万円減少いたしました。これは、投資その他の資産が195百万円増加した一方、有形固定資産が570百万円減少したこと等によります。
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は30,955百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,372百万円の増加となりました。流動負債は主に、賞与引当金が838百万円減少した一方、電子記録債務が1,123百万円、短期借入金が753百万円、未払法人税等が692百万円、前受金(流動負債その他)が914百万円増加したこと等により3,066百万円増加し、25,761百万円となりました。固定負債は主に長期借入金の減少1,267百万円、退職給付に係る負債の減少301百万円等により1,693百万円減少し、5,194百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は52,621百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,796百万円増加いたしました。これは親会社株主に帰属する四半期純利益2,089百万円、配当金の支払い737百万円、その他有価証券評価差額金の増加330百万円等によります。この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の63.2%から63.0%になりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,462百万円(8.5%)増加して18,644百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において、営業活動の結果得られた資金は4,449百万円(前年同期比531.5%増)となりました。これは、税金等調整前四半期純利益が3,079百万円、減価償却費が2,420百万円、仕入債務の増加1,239百万円があった一方、賞与引当金の減少838百万円、たな卸資産の増加1,775百万円があったこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において、投資活動の結果使用した資金は1,574百万円(前年同期比24.4%減)となりました。これは生産設備の改修、ショールーム移転・改装等により有形固定資産の取得による支出が1,064百万円、情報システム構築に伴う無形固定資産の取得による支出が489百万円あったこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において、財務活動の結果使用した資金は1,377百万円(前年同期比160.1%増)となりました。これは長期借入金の返済による支出が2,513百万円、配当金の支払いが737百万円あった一方、短期借入金の純増が2,000百万円あったこと等によるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、793百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの連結売上高に占める厨房部門の売上高割合は、当第3四半期連結累計期間78.1%、前連結会計年度78.0%となっております。不安定な世界経済による影響や、消費税増税後の反動減等、不透明感を払拭できない経営環境の中、競合他社との競争が一層激化するものと思われます。このような状況下において、消費者ニーズに適宜対応できなかった場合、厨房部門のシステムキッチンの販売動向に影響し、当社グループの経営成績に影響を与えることが考えられます。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金状況につきましては、営業活動の結果得られた資金は、前年同期に比べ3,744百万円増加し、4,449百万円となりました。
投資活動の結果使用した資金は、前年同期に比べ507百万円減少し、1,574百万円となりました。
財務活動の結果使用した資金は、前年同期に比べ847百万円増加し、1,377百万円となりました。
なお、詳細につきましては、第2[事業の状況]2[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](2)キャッシュ・フローの状況に記載しておりますのでご参照ください。
以上の結果、当第3四半期連結会計期間末の資金は、前連結会計年度末に比べ1,462百万円増加し、18,644百万円となりました。
当社グループは、現在、運転資金及び設備投資資金について、内部留保資金又は借入により調達することとしております。