四半期報告書-第68期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の景気刺激策により一時持ち直しの動きを見せましたが、新型コロナウイルス感染症の再拡大により収束が見通せず、先行き不透明な状況が続いております。
住宅設備機器業界におきましては、新設住宅着工戸数が低水準で推移したものの、巣ごもり需要の影響もあり、リフォーム市場が回復の兆しを見せはじめました。
このような中、当社グループ(当社及び連結子会社をいう。以下同じ。)は、2020年9月にリニューアルしたシステムキッチン「STEDIA(ステディア)」や2020年6月にリニューアルしたコンパクトキッチン「コルティ」など、付加価値の高い商品を市場に提供してまいりました。
販売面では、大切な顧客接点である全国102ヶ所のショールームにおいて、事前来場予約促進と感染防止策の徹底により、お客様が安心・安全に最新の商品を体感できるようにしております。さらに、WEBコンテンツ「オンラインショールーム」の拡充を図り、インターネットを活用した情報発信も展開してまいりました。
また、当社の会員登録制組織「水まわり工房」加盟店等の流通パートナーと連携して『イエナカ充実フェア』等の各種イベントを開催し、需要の拡大、獲得に努めてまいりました。
生産面では、東西の生産拠点での生産性向上、VE活動を推進し、原価低減に努めてまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高を部門別にみますと、厨房部門では、システムキッチン「CENTRO(セントロ)」は数量、金額とも減、「STEDIA(ステディア)」は数量、金額とも減、「ラクエラ」は数量、金額とも減となりました。この結果、厨房部門の売上高は前年同期比6.5%減の60,171百万円となりました。
浴槽・洗面部門では、システムバスルーム「アクリアバス」は数量、金額とも減、「ユアシス」は数量、金額とも減、洗面化粧台においては数量、金額とも増となりました。この結果、浴槽・洗面部門の売上高は前年同期比9.4%減の11,469百万円となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同期比6.9%減の76,808百万円となりました。利益面では営業利益は同26.4%減の2,309百万円、経常利益は同24.8%減の2,412百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同28.1%減の1,502百万円となりました。
(資産の部)
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は85,575百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,469百万円増加いたしました。流動資産は54,937百万円となり、6,027百万円増加いたしました。これは現金及び預金が2,038百万円、受取手形及び売掛金が926百万円、電子記録債権が1,838百万円、商品及び製品が1,143百万円増加したこと等によります。固定資産は30,638百万円となり、558百万円減少いたしました。これは投資その他の資産が332百万円増加した一方、有形固定資産が740百万円、無形固定資産が150百万円減少したことによります。
(負債の部)
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は33,579百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,370百万円の増加となりました。流動負債は26,377百万円となり、2,592百万円増加いたしました。これは買掛金が814百万円、短期借入金が922百万円、未払金が450百万円増加したこと等によります。固定負債は7,201百万円となり、1,777百万円増加いたしました。これは長期借入金が2,132百万円増加した一方、退職給付に係る負債が281百万円減少したこと等によります。
(純資産の部)
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は51,996百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,098百万円増加いたしました。これは親会社株主に帰属する四半期純利益1,502百万円、配当金の支払737百万円、その他有価証券評価差額金の増加401百万円等によります。
この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の63.5%から60.8%になりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2,038百万円(10.2%)増加して22,100百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において、営業活動の結果得られた資金は1,011百万円(前年同期比77.3%減)となりました。これは減価償却費が2,376百万円、仕入債務の増加997百万円、未払金の増加516百万円があった一方、賞与引当金の減少799百万円、売上債権の増加1,866百万円、たな卸資産の増加1,358百万円、新型コロナウイルス感染症による損失の支払額264百万円、法人税等の支払額479百万円があったこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において、投資活動の結果使用した資金は1,158百万円(前年同期比26.5%減)となりました。これは生産設備の改修、ショールーム移転・改装等により有形固定資産の取得による支出が584百万円、情報システム構築に伴う無形固定資産の取得による支出が568百万円あったこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において、財務活動の結果得られた資金は2,188百万円(前年同期は1,377百万円の使用)となりました。これは短期借入金の純減が500百万円、長期借入金の返済による支出が2,445百万円、配当金の支払が737百万円あった一方、長期借入れによる収入6,000百万円があったこと等によるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、743百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの連結売上高に占める厨房部門の売上高割合は、当第3四半期連結累計期間78.3%、前連結会計年度78.4%となっております。新型コロナウイルス感染症拡大により制限されていた経済活動の再開に伴い緩やかな回復をみせているものの、依然として先行き不透明な状況が続いている中、競合他社との競争が一層激化するものと思われます。このような状況下において、消費者ニーズに適宜対応できなかった場合、厨房部門のシステムキッチンの販売動向に影響し、当社グループの経営成績に影響を与えることが考えられます。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金状況につきましては、営業活動の結果得られた資金は、前年同期に比べ3,437百万円減少し、1,011百万円となりました。
投資活動の結果使用した資金は、前年同期に比べ416百万円減少し、1,158百万円となりました。
財務活動の結果得られた資金は、2,188百万円(前年同期は1,377百万円の使用)となりました。
なお、詳細につきましては、第2[事業の状況]2[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](2)キャッシュ・フローの状況に記載しておりますのでご参照ください。
以上の結果、当第3四半期連結会計期間末の資金は、前連結会計年度末に比べ2,038百万円増加し、22,100百万円となりました。
当社グループは、現在、運転資金及び設備投資資金について、内部留保資金又は借入により調達することとしております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の景気刺激策により一時持ち直しの動きを見せましたが、新型コロナウイルス感染症の再拡大により収束が見通せず、先行き不透明な状況が続いております。
住宅設備機器業界におきましては、新設住宅着工戸数が低水準で推移したものの、巣ごもり需要の影響もあり、リフォーム市場が回復の兆しを見せはじめました。
このような中、当社グループ(当社及び連結子会社をいう。以下同じ。)は、2020年9月にリニューアルしたシステムキッチン「STEDIA(ステディア)」や2020年6月にリニューアルしたコンパクトキッチン「コルティ」など、付加価値の高い商品を市場に提供してまいりました。
販売面では、大切な顧客接点である全国102ヶ所のショールームにおいて、事前来場予約促進と感染防止策の徹底により、お客様が安心・安全に最新の商品を体感できるようにしております。さらに、WEBコンテンツ「オンラインショールーム」の拡充を図り、インターネットを活用した情報発信も展開してまいりました。
また、当社の会員登録制組織「水まわり工房」加盟店等の流通パートナーと連携して『イエナカ充実フェア』等の各種イベントを開催し、需要の拡大、獲得に努めてまいりました。
生産面では、東西の生産拠点での生産性向上、VE活動を推進し、原価低減に努めてまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高を部門別にみますと、厨房部門では、システムキッチン「CENTRO(セントロ)」は数量、金額とも減、「STEDIA(ステディア)」は数量、金額とも減、「ラクエラ」は数量、金額とも減となりました。この結果、厨房部門の売上高は前年同期比6.5%減の60,171百万円となりました。
浴槽・洗面部門では、システムバスルーム「アクリアバス」は数量、金額とも減、「ユアシス」は数量、金額とも減、洗面化粧台においては数量、金額とも増となりました。この結果、浴槽・洗面部門の売上高は前年同期比9.4%減の11,469百万円となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同期比6.9%減の76,808百万円となりました。利益面では営業利益は同26.4%減の2,309百万円、経常利益は同24.8%減の2,412百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同28.1%減の1,502百万円となりました。
(資産の部)
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は85,575百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,469百万円増加いたしました。流動資産は54,937百万円となり、6,027百万円増加いたしました。これは現金及び預金が2,038百万円、受取手形及び売掛金が926百万円、電子記録債権が1,838百万円、商品及び製品が1,143百万円増加したこと等によります。固定資産は30,638百万円となり、558百万円減少いたしました。これは投資その他の資産が332百万円増加した一方、有形固定資産が740百万円、無形固定資産が150百万円減少したことによります。
(負債の部)
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は33,579百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,370百万円の増加となりました。流動負債は26,377百万円となり、2,592百万円増加いたしました。これは買掛金が814百万円、短期借入金が922百万円、未払金が450百万円増加したこと等によります。固定負債は7,201百万円となり、1,777百万円増加いたしました。これは長期借入金が2,132百万円増加した一方、退職給付に係る負債が281百万円減少したこと等によります。
(純資産の部)
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は51,996百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,098百万円増加いたしました。これは親会社株主に帰属する四半期純利益1,502百万円、配当金の支払737百万円、その他有価証券評価差額金の増加401百万円等によります。
この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の63.5%から60.8%になりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2,038百万円(10.2%)増加して22,100百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において、営業活動の結果得られた資金は1,011百万円(前年同期比77.3%減)となりました。これは減価償却費が2,376百万円、仕入債務の増加997百万円、未払金の増加516百万円があった一方、賞与引当金の減少799百万円、売上債権の増加1,866百万円、たな卸資産の増加1,358百万円、新型コロナウイルス感染症による損失の支払額264百万円、法人税等の支払額479百万円があったこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において、投資活動の結果使用した資金は1,158百万円(前年同期比26.5%減)となりました。これは生産設備の改修、ショールーム移転・改装等により有形固定資産の取得による支出が584百万円、情報システム構築に伴う無形固定資産の取得による支出が568百万円あったこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において、財務活動の結果得られた資金は2,188百万円(前年同期は1,377百万円の使用)となりました。これは短期借入金の純減が500百万円、長期借入金の返済による支出が2,445百万円、配当金の支払が737百万円あった一方、長期借入れによる収入6,000百万円があったこと等によるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、743百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの連結売上高に占める厨房部門の売上高割合は、当第3四半期連結累計期間78.3%、前連結会計年度78.4%となっております。新型コロナウイルス感染症拡大により制限されていた経済活動の再開に伴い緩やかな回復をみせているものの、依然として先行き不透明な状況が続いている中、競合他社との競争が一層激化するものと思われます。このような状況下において、消費者ニーズに適宜対応できなかった場合、厨房部門のシステムキッチンの販売動向に影響し、当社グループの経営成績に影響を与えることが考えられます。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金状況につきましては、営業活動の結果得られた資金は、前年同期に比べ3,437百万円減少し、1,011百万円となりました。
投資活動の結果使用した資金は、前年同期に比べ416百万円減少し、1,158百万円となりました。
財務活動の結果得られた資金は、2,188百万円(前年同期は1,377百万円の使用)となりました。
なお、詳細につきましては、第2[事業の状況]2[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](2)キャッシュ・フローの状況に記載しておりますのでご参照ください。
以上の結果、当第3四半期連結会計期間末の資金は、前連結会計年度末に比べ2,038百万円増加し、22,100百万円となりました。
当社グループは、現在、運転資金及び設備投資資金について、内部留保資金又は借入により調達することとしております。