四半期報告書-第70期第2四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)
(1)財政状態及び経営成績の状況
(2021年3月期第2四半期連結累計期間におけるハイライト)
(経営成績の概況)
<セグメント別業績の概況>(単位:百万円)
<日本>(単位:百万円)
緊急事態宣言の解除により外出自粛や店舗の臨時休業・営業時間の短縮は緩和されたものの、7月から新型コロナウイルスの感染者数が再度増加したことなどによる自粛ムードの継続に加え、映画公開の延期や各種イベントの中止・延期及び縮小、インバウンド消費の大幅な落ち込み等により、「キデイランド」「トミカ・プラレールショップ」など小売事業、「トミカ博・プラレール博」などイベント事業及びガチャ販売事業の売上が減少いたしました。一方で、巣ごもり需要に対応する商品が人気となるとともにeコマース購買の高まりが続きました。
発売50周年を迎えた「トミカ」においては、4月にテレビアニメ放送がスタートした『トミカ絆合体 アースグランナー』関連商品を継続展開するとともに、「トミカ50周年自動車メーカーコラボプロジェクト」やアパレル等とのコラボレーションなど50周年の各種マーケティング施策を進めました。2015年夏に発売した「ベイブレードバースト」は国内販売が減少傾向にあるものの、海外向け輸出は北米におけるテレビアニメ放送の継続などにより堅調に推移し、トレーディングカードゲーム「デュエル・マスターズ」は、競争環境が激しさを増す中、商品構成を見直したことにより堅調に推移いたしました。「ポケットモンスター」においては液晶玩具「スマホロトム」などの関連商品が好評を博しました。ガールズ商品では7月に、液晶玩具「すみっコぐらし すみっコキャッチ」を発売し人気を集めるとともに、女児向け特撮テレビドラマシリーズ第4弾となる『ポリス×戦士 ラブパトリーナ!』関連商品の展開を開始いたしました。
海外で高い人気のテレビアニメ『パウ・パトロール』においては、2019年春より展開する関連商品などが引き続き好調に推移いたしました。外出自粛により家の中で楽しめる商品に注目が集まり、ボードゲーム「人生ゲーム」やパーティーゲーム「黒ひげ危機一発」などファミリーゲームの販売が伸長するとともに、「くまのプーさん えらべる回転6WAYジムにへんしんメリー」が人気となるなどベビー関連商品が堅調に推移いたしました。
2019年12月に配信を開始したカードゲームアプリ「DUEL MASTERS PLAY'S(デュエル・マスターズ プレイス)」は定期的に新しいカードパックを配信するとともに、7月には人気ゲームキャラクター、9月には話題のバーチャルライバーグループとのコラボレーションも人気を呼んでおり、プロモーションの強化を図るなど継続展開いたしました。
以上の結果、売上高は53,425百万円(前年同期比24.9%減)、営業利益は2,795百万円(同59.5%減)に留まりました。
<アメリカズ>(単位:百万円)
新型コロナウイルス感染拡大により、春にロックダウンが実施された後も外出規制などの措置もあり、巣ごもり需要やeコマース購買が高まりました。
家で過ごす時間が長くなったことにより、生活必需品に準じたベビー向け食器やトイレトレーニングに使用するおまる、お風呂関連商品の需要が高まるなど、ベビー用品が好調に推移いたしました。農耕車両玩具においては、ロックダウンにより自宅の庭でも遊べる乗用玩具が人気を集めるなど堅調に推移し、売上高は8,829百万円(前年同期比2.3%増)となりました。営業損失はプロダクトミックスの変化により57百万円(前年同期営業損失35百万円)となりました。
<欧州>(単位:百万円)
新型コロナウイルス感染拡大により、春にロックダウンが実施され、巣ごもり需要やeコマース購買の高まりが見られました。
コロナ禍によりバストイなどのプリスクール関連商品が堅調に推移するとともに、ファミリーゲームに注目が集まり、ボードゲーム・アクションゲーム「Drumond Parkブランド商品」などのゲーム関連商品が好調に推移いたしました。また、コアブランドである農耕車両玩具が堅調に推移いたしました。さらに、3月より導入のテレビアニメ『Ricky Zoom』関連商品を継続展開いたしました。一方、前期展開のグローバル商品が一巡したことなどから、売上高は2,516百万円(前年同期比6.2%減)となりました。営業利益は広告宣伝費等のコストコントロールによる販売費及び一般管理費の減少もあり、42百万円(前年同期営業損失145百万円)となりました。
<オセアニア>(単位:百万円)
新型コロナウイルス感染拡大により春に行われたロックダウンの外出制限は、一部地域にて7月以降も実施されたこともあり、巣ごもり需要の高まりが見られました。
生活必需品に準じたベビー用品に加え、プリスクール関連商品が好調に推移いたしました。また、農耕車両玩具においては、手転がしで遊べる商品が人気を集めるなど好調に推移したことなどから、売上高は909百万円(前年同期比20.9%増)、営業利益は62百万円(前年同期営業損失63百万円)となりました。
<アジア>(単位:百万円)
新型コロナウイルスの感染拡大について、生産面では4月以降、中国・ベトナム・タイにおいて通常通り操業しております。需要面では春に各国・地域においてロックダウンなどが行われ、それ以降も外出制限が実施されるなど、購買動向に大きな影響をもたらしました。また、「ベイブレードバースト」などのボーイズ関連商品の販売が減少したことや、前期展開した映画関連商品の販売が一巡したことにより、売上高は22,274百万円(前年同期比25.7%減)、営業利益は524百万円(同28.5%減)となりました。
財政状態(連結)の変動状況は次のとおりであります。
<資産>流動資産は、前連結会計年度末に比較して17,327百万円増加し、104,480百万円となりました。これは主として、現金及び預金、受取手形及び売掛金、商品及び製品が増加したことによるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比較して1,169百万円増加し、43,269百万円となりました。これは主として、有形固定資産が増加したことによるものです。
<負債>流動負債は、前連結会計年度末に比較して8,650百万円増加し、44,988百万円となりました。これは主として、短期借入金、リース債務、未払費用、1年内返済予定の長期借入金が増加したことによるものです。
固定負債は、前連結会計年度末に比較して12,268百万円増加し、37,773百万円となりました。これは主として、長期借入金、リース債務が増加したことによるものです。
<純資産>純資産は、前連結会計年度末に比較して2,421百万円減少し、64,988百万円となりました。これは主として、為替換算調整勘定、利益剰余金が減少したこと、及び自己株式の取得があったことによるものです。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」)は、前連結会計年度末に比較して9,999百万円増加し、56,904百万円となりました。
<営業活動によるキャッシュ・フロー>営業活動によるキャッシュ・フローは、644百万円の収入(前年同四半期は4,539百万円の支出)となりました。これは主として、売上債権の増加3,576百万円、たな卸資産の増加1,991百万円等があった一方で、減価償却費2,826百万円、税金等調整前四半期純利益927百万円、未払費用の増加864百万円等があったことによるものです。
<投資活動によるキャッシュ・フロー>投資活動によるキャッシュ・フローは、4,745百万円の支出(前年同四半期は1,630百万円の支出)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出4,086百万円、無形固定資産の取得による支出652百万円等があったことによるものです。
<財務活動によるキャッシュ・フロー>財務活動によるキャッシュ・フローは、14,210百万円の収入(前年同四半期は4,766百万円の支出)となりました。これは主として、長期借入金の返済による支出2,650百万円等があった一方で、長期借入れによる収入14,000百万円、短期借入金の純増3,922百万円等があったことによるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当連結会社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、新たに確定した主要な設備の新設等の計画は、次のとおりです。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、2,018百万円であります。 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(2021年3月期第2四半期連結累計期間におけるハイライト)
(新型コロナウイルス感染症の影響などについて) ・生産面では、中国・ベトナム・タイにおいて通常通り操業しているものの、一部商品が発売延期となるなど販売機会の損失が生じました。 ・需要面では、緊急事態宣言の解除により外出自粛や店舗の臨時休業・営業時間の短縮は緩和されたものの、7月から感染者数が再度増加したことなどによる自粛ムードの継続に加え、映画公開の延期や各種イベントの中止・延期及び縮小等により、「キデイランド」「トミカ・プラレールショップ」など小売事業、「トミカ博・プラレール博」などイベント事業及びガチャ販売事業は売上が減少いたしました。一方、玩具事業では、巣ごもり需要に対応する商品が人気となるとともにeコマース購買の高まりが続きました。 ・当社グループでは感染拡大の防止を進めるにあたり、従業員の外出や出社の大幅な抑制を図るためテレワークを推進するとともに、外部との会食の禁止、海外・国内出張の原則禁止などの対策を実施いたしました。 (連結業績について) ・売上高は、63,157百万円(前年同期比24.0%減)となりました。今年発売50周年を迎えた「トミカ」では、4月よりテレビアニメ『トミカ絆合体 アースグランナー』の放送をスタートさせ、関連商品を市場投入するとともに、「トミカ50周年自動車メーカーコラボプロジェクト」など50周年の各種マーケティング施策を進めました。「ベイブレードバースト」は北米におけるテレビアニメ放送の継続などにより、海外向け輸出が堅調に推移し、トレーディングカードゲーム「デュエル・マスターズ」は競争環境が激しさを増す中、商品構成を見直したことにより堅調に推移いたしました。「人生ゲーム」や「黒ひげ危機一発」などのファミリーゲームがコロナ禍による巣ごもり需要として好調に推移したものの、前述のとおり新型コロナウイルス感染拡大の長引く影響により、小売事業、イベント事業等の売上が減少するとともに、店頭プロモーションなど各種マーケティング活動における制約が続いたこともあり、商品販売は減少いたしました。 ・利益面では、売上に即した広告宣伝費等のコストコントロールにより販売費及び一般管理費が減少したものの、売上高の減少に加え、在庫評価減を計上するなど売上総利益が減少したことから、営業利益は1,839百万円(前年同期比68.4%減)、経常利益は1,622百万円(前年同期比69.9%減)となりました。また、緊急事態宣言を受け臨時休業を実施した小売店等で発生した固定費(人件費・減価償却費)等677百万円を新型コロナウイルス感染症による損失として特別損失を計上したことなどもあり、親会社株主に帰属する四半期純利益は516百万円(前年同期比87.7%減)となりました。 |
(経営成績の概況)
<セグメント別業績の概況>(単位:百万円)
2020年3月期 第2四半期 | 2021年3月期 第2四半期 | 増減 | 増減率(%) | ||
売上高 | 83,092 | 63,157 | △19,934 | △24.0 | |
日本 | 71,171 | 53,425 | △17,745 | △24.9 | |
アメリカズ | 8,634 | 8,829 | 195 | 2.3 | |
欧州 | 2,683 | 2,516 | △167 | △6.2 | |
オセアニア | 752 | 909 | 157 | 20.9 | |
アジア | 29,982 | 22,274 | △7,708 | △25.7 | |
消去 | △30,132 | △24,797 | 5,334 | - | |
営業利益又は営業損失(△) | 5,826 | 1,839 | △3,986 | △68.4 | |
日本 | 6,902 | 2,795 | △4,106 | △59.5 | |
アメリカズ | △35 | △57 | △22 | - | |
欧州 | △145 | 42 | 188 | - | |
オセアニア | △63 | 62 | 125 | - | |
アジア | 733 | 524 | △208 | △28.5 | |
消去又は全社 | △1,565 | △1,527 | 38 | - |
<日本>(単位:百万円)
2020年3月期 第2四半期 | 2021年3月期 第2四半期 | 増減 | |
売上高 | 71,171 | 53,425 | △17,745 |
営業利益 | 6,902 | 2,795 | △4,106 |
緊急事態宣言の解除により外出自粛や店舗の臨時休業・営業時間の短縮は緩和されたものの、7月から新型コロナウイルスの感染者数が再度増加したことなどによる自粛ムードの継続に加え、映画公開の延期や各種イベントの中止・延期及び縮小、インバウンド消費の大幅な落ち込み等により、「キデイランド」「トミカ・プラレールショップ」など小売事業、「トミカ博・プラレール博」などイベント事業及びガチャ販売事業の売上が減少いたしました。一方で、巣ごもり需要に対応する商品が人気となるとともにeコマース購買の高まりが続きました。
発売50周年を迎えた「トミカ」においては、4月にテレビアニメ放送がスタートした『トミカ絆合体 アースグランナー』関連商品を継続展開するとともに、「トミカ50周年自動車メーカーコラボプロジェクト」やアパレル等とのコラボレーションなど50周年の各種マーケティング施策を進めました。2015年夏に発売した「ベイブレードバースト」は国内販売が減少傾向にあるものの、海外向け輸出は北米におけるテレビアニメ放送の継続などにより堅調に推移し、トレーディングカードゲーム「デュエル・マスターズ」は、競争環境が激しさを増す中、商品構成を見直したことにより堅調に推移いたしました。「ポケットモンスター」においては液晶玩具「スマホロトム」などの関連商品が好評を博しました。ガールズ商品では7月に、液晶玩具「すみっコぐらし すみっコキャッチ」を発売し人気を集めるとともに、女児向け特撮テレビドラマシリーズ第4弾となる『ポリス×戦士 ラブパトリーナ!』関連商品の展開を開始いたしました。
海外で高い人気のテレビアニメ『パウ・パトロール』においては、2019年春より展開する関連商品などが引き続き好調に推移いたしました。外出自粛により家の中で楽しめる商品に注目が集まり、ボードゲーム「人生ゲーム」やパーティーゲーム「黒ひげ危機一発」などファミリーゲームの販売が伸長するとともに、「くまのプーさん えらべる回転6WAYジムにへんしんメリー」が人気となるなどベビー関連商品が堅調に推移いたしました。
2019年12月に配信を開始したカードゲームアプリ「DUEL MASTERS PLAY'S(デュエル・マスターズ プレイス)」は定期的に新しいカードパックを配信するとともに、7月には人気ゲームキャラクター、9月には話題のバーチャルライバーグループとのコラボレーションも人気を呼んでおり、プロモーションの強化を図るなど継続展開いたしました。
以上の結果、売上高は53,425百万円(前年同期比24.9%減)、営業利益は2,795百万円(同59.5%減)に留まりました。
<アメリカズ>(単位:百万円)
2020年3月期 第2四半期 | 2021年3月期 第2四半期 | 増減 | |
売上高 | 8,634 | 8,829 | 195 |
営業損失(△) | △35 | △57 | △22 |
新型コロナウイルス感染拡大により、春にロックダウンが実施された後も外出規制などの措置もあり、巣ごもり需要やeコマース購買が高まりました。
家で過ごす時間が長くなったことにより、生活必需品に準じたベビー向け食器やトイレトレーニングに使用するおまる、お風呂関連商品の需要が高まるなど、ベビー用品が好調に推移いたしました。農耕車両玩具においては、ロックダウンにより自宅の庭でも遊べる乗用玩具が人気を集めるなど堅調に推移し、売上高は8,829百万円(前年同期比2.3%増)となりました。営業損失はプロダクトミックスの変化により57百万円(前年同期営業損失35百万円)となりました。
<欧州>(単位:百万円)
2020年3月期 第2四半期 | 2021年3月期 第2四半期 | 増減 | |
売上高 | 2,683 | 2,516 | △167 |
営業利益又は営業損失(△) | △145 | 42 | 188 |
新型コロナウイルス感染拡大により、春にロックダウンが実施され、巣ごもり需要やeコマース購買の高まりが見られました。
コロナ禍によりバストイなどのプリスクール関連商品が堅調に推移するとともに、ファミリーゲームに注目が集まり、ボードゲーム・アクションゲーム「Drumond Parkブランド商品」などのゲーム関連商品が好調に推移いたしました。また、コアブランドである農耕車両玩具が堅調に推移いたしました。さらに、3月より導入のテレビアニメ『Ricky Zoom』関連商品を継続展開いたしました。一方、前期展開のグローバル商品が一巡したことなどから、売上高は2,516百万円(前年同期比6.2%減)となりました。営業利益は広告宣伝費等のコストコントロールによる販売費及び一般管理費の減少もあり、42百万円(前年同期営業損失145百万円)となりました。
<オセアニア>(単位:百万円)
2020年3月期 第2四半期 | 2021年3月期 第2四半期 | 増減 | |
売上高 | 752 | 909 | 157 |
営業利益又は営業損失(△) | △63 | 62 | 125 |
新型コロナウイルス感染拡大により春に行われたロックダウンの外出制限は、一部地域にて7月以降も実施されたこともあり、巣ごもり需要の高まりが見られました。
生活必需品に準じたベビー用品に加え、プリスクール関連商品が好調に推移いたしました。また、農耕車両玩具においては、手転がしで遊べる商品が人気を集めるなど好調に推移したことなどから、売上高は909百万円(前年同期比20.9%増)、営業利益は62百万円(前年同期営業損失63百万円)となりました。
<アジア>(単位:百万円)
2020年3月期 第2四半期 | 2021年3月期 第2四半期 | 増減 | |
売上高 | 29,982 | 22,274 | △7,708 |
営業利益 | 733 | 524 | △208 |
新型コロナウイルスの感染拡大について、生産面では4月以降、中国・ベトナム・タイにおいて通常通り操業しております。需要面では春に各国・地域においてロックダウンなどが行われ、それ以降も外出制限が実施されるなど、購買動向に大きな影響をもたらしました。また、「ベイブレードバースト」などのボーイズ関連商品の販売が減少したことや、前期展開した映画関連商品の販売が一巡したことにより、売上高は22,274百万円(前年同期比25.7%減)、営業利益は524百万円(同28.5%減)となりました。
財政状態(連結)の変動状況は次のとおりであります。
<資産>流動資産は、前連結会計年度末に比較して17,327百万円増加し、104,480百万円となりました。これは主として、現金及び預金、受取手形及び売掛金、商品及び製品が増加したことによるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比較して1,169百万円増加し、43,269百万円となりました。これは主として、有形固定資産が増加したことによるものです。
<負債>流動負債は、前連結会計年度末に比較して8,650百万円増加し、44,988百万円となりました。これは主として、短期借入金、リース債務、未払費用、1年内返済予定の長期借入金が増加したことによるものです。
固定負債は、前連結会計年度末に比較して12,268百万円増加し、37,773百万円となりました。これは主として、長期借入金、リース債務が増加したことによるものです。
<純資産>純資産は、前連結会計年度末に比較して2,421百万円減少し、64,988百万円となりました。これは主として、為替換算調整勘定、利益剰余金が減少したこと、及び自己株式の取得があったことによるものです。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」)は、前連結会計年度末に比較して9,999百万円増加し、56,904百万円となりました。
<営業活動によるキャッシュ・フロー>営業活動によるキャッシュ・フローは、644百万円の収入(前年同四半期は4,539百万円の支出)となりました。これは主として、売上債権の増加3,576百万円、たな卸資産の増加1,991百万円等があった一方で、減価償却費2,826百万円、税金等調整前四半期純利益927百万円、未払費用の増加864百万円等があったことによるものです。
<投資活動によるキャッシュ・フロー>投資活動によるキャッシュ・フローは、4,745百万円の支出(前年同四半期は1,630百万円の支出)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出4,086百万円、無形固定資産の取得による支出652百万円等があったことによるものです。
<財務活動によるキャッシュ・フロー>財務活動によるキャッシュ・フローは、14,210百万円の収入(前年同四半期は4,766百万円の支出)となりました。これは主として、長期借入金の返済による支出2,650百万円等があった一方で、長期借入れによる収入14,000百万円、短期借入金の純増3,922百万円等があったことによるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当連結会社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、新たに確定した主要な設備の新設等の計画は、次のとおりです。
会社名 事業所名 | 所在地 | セグメントの名称 | 設備の内容 | 投資予定金額 | 資金調達方法 | 着手及び完了予定年月 | 完成後の増加能力 | ||
総額 (百万円) | 既支払額 (百万円) | 着手 | 完了 | ||||||
㈱タカラトミー 本社 | 東京都葛飾区 | 日本 | 金型等 | 2,365 | 1,048 | 自己資金・リース | 2020年4月 | 2021年3月 | - |
㈱タカラトミーアーツ 本社 | 東京都葛飾区 | 日本 | アミューズメント機器・金型 | 1,542 | 1,417 | リース | 2020年4月 | 2021年3月 | - |
㈱トミーテック 本社 | 栃木県下都賀郡 壬生町 | 日本 | 金型 | 698 | 376 | 自己資金 | 2020年4月 | 2021年3月 | - |
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、2,018百万円であります。 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。