四半期報告書-第24期第3四半期(平成26年10月1日-平成26年12月31日)

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2015/02/13 9:43
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有報資料

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、政府の経済政策や日銀による追加金融緩和策によって企業収益や雇用が改善しつつありますが、実質賃金は低下しており景気の先行きは予断を許さない状況です。一方、海外経済も、米国は穏やかながら堅調に推移していますが、中国の成長は減速し、中国を除く新興国および欧州でも景気に勢いを欠く状態が続いています。
このような状況のもと、当社は、ナノテクノロジー技術を礎とした独自技術による新製品として、先端設備投資事業の「LED用白色材料」とそのモジュールの展開および次世代高密度デバイス用の高熱伝導性の絶縁材料「エポクラスタークーリエ」の開発を進める一方、既存製品の新たな展開とナノテク技術融合による新分野・新規顧客の開拓を推進しました。
ナノ/マイクロ・テクノロジー関連分野での取組みとしましては、引き続き大手オプト・エレクトロニクス機器メーカー等に機能性素子部品を継続的に提供しております。スマートフォンの普及に伴い世界規模でカメラ市場が縮小した中で、当社の得意とするレンズ交換式デジタルカメラ(一眼レフおよびミラーレス)については根強い人気がありますが、海外市場で新製品が伸びず在庫調整で回ったため当社の売上は減少しました。
先端設備投資事業の「LED用白色材料」と次世代高密度デバイス用の高熱伝導性の絶縁材料「エポクラスタークーリエ」の製造設備の改良・設置は完了しました。なお、当社は従来より、機能性材料・金型・成形・解析・組立の一連の基幹技術による高付加価値の小ロット特注製品に注力しておりますので、LED素子メーカーおよび半導体メーカー等との共同開発の内容や仕様に合わせて今後も製造設備の改良・調整を加えながら、共同して事業を展開・推進してまいります。
パルスインジェクター(以下、PIJ)は、インクジェット実験システムから廉価版のシステムまでのラインアップを充実し、ナノテク材料分野・バイオ分野の研究者に高い関心をいただいております。企業からのお問い合わせも増え、エレクトロニクス・バイオ分野を筆頭に要素技術の確立に向けた研究開発からナノ粒子(金属、セラミック、有機無機材料、DNA、たんぱく質、細胞等)を用いたインク開発など、幅広い分野でご利用いただいています。今後も、営業・マーケティング本部と開発本部との連携を強化して大学研究室および各企業の研究・開発部門に対するフォローアップを強化するとともに、大学研究室および各企業と連携して国内新産業創生への展開を推進してまいります。
マクロ・テクノロジー関連分野につきましては、耐電圧・小型化などの高機能面と小ロット・短納期対応が可能である利便性の面で国内樹脂碍子が見直されてきており、最近は病院や工場等の耐震構造への建替え案件での採用が進んでいます。また、当社のエポキシ樹脂の複合材料技術と金型・成形技術を生かし、碍子以外の新規分野として絶縁封止用途での商談も進めています。
当社は国内イノベーションによる新産業創生へ企業連携での次世代製品開発に重要な役割を担って、製品の安全性と高品位・高信頼性の達成・維持における品質管理活動を最重要課題として徹底してまいりました。信頼性の向上、品質の安定と不良率の低下等の改善について成果をあげ、品質管理体制において高い評価を得ています。さらに、原価低減や、諸経費の見直し等により、利益を確保するための対策・努力を継続しています。
以上の結果、当第3四半期累計期間の売上高は523百万円(前年同期比12.9%減)、売上総利益は159百万円(前年同期比31.6%減)、営業損失は86百万円(前年同期35百万円の営業損失)、経常損失は84百万円(前年同期33百万円の経常損失)、四半期純損失は87百万円(前年同期36百万円の純損失)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
①ナノ/マイクロ・テクノロジー関連事業
大手オプト・エレクトロニクス機器メーカーからのデジタル機器部品の受注は、カメラ市場の縮小の影響でコンパクトデジタルカメラ、一眼レフカメラともに大幅に減少しました。なお、PIJ関連製品は大学研究室・各企業の研究・開発部門からの受注が徐々に増加しています。その結果、成形材料及び機能性・精密成形品並びにPIJ関連製品の当第3四半期累計期間の売上高は368百万円(前年同期比19.7%減)、セグメント利益は129百万円(前年同期比34.7%減)となりました。
②マクロ・テクノロジー関連事業
本事業の成形碍子用複合材料、複合材料成形碍子及び金型・部品の当第3四半期累計期間の売上高は136百万円(前年同期比15.3%増)、セグメント利益は28百万円(前年同期比0.7%増)となりました。国内における成形碍子につきましては、電力会社の設備投資は好転していませんが、病院、工場や配送センター関連の建設に伴う需要が増えました。また新興国では、重電機器メーカーが機能性の高い国内樹脂碍子を見直す動きもあり、売上が回復しつつあります。
③その他事業
車載用ヘッド・アップ光学ディスプレー機器、医療品容器の異物検査事業および精密部品の組立事業を合わせて、当第3四半期累計期間の売上高は18百万円(前年同期比22.7%減)、セグメント利益は0百万円(前年同期比92.3%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
財政状態につきましては、総資産は2,002百万円となり、平成26年3月期末に比して11百万円増加いたしました。 これは主に、新規設備の導入に伴う有形固定資産の増加(純額)290百万円と、その支払い等に伴う現金及び預金の減少(純額)268百万円によるものであります。
負債は、235百万円となり、平成26年3月期末に比して99百万円増加いたしました。これは主に、短期借入金の増加130百万円によるものであります。
純資産は、1,766百万円となり、平成26年3月期末に比して87百万円減少いたしました。これは主に、四半期純損失の計上により利益剰余金が減少したことによるものであります。
また、自己資本比率は、平成26年3月期末に比して4.9ポイント減少の88.2%となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は45百万円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 主要な設備
①新設、休止、大規模改修、除却、売却等により、当第3四半期累計期間に著しい変更があったものは、次のとおりであります。
当社関西工場において、ナノ/マイクロ・テクノロジー関連事業の「LED用白色材料」とそのモジュールの展開および次世代高密度デバイス用の高熱伝導性の絶縁材料「エポクラスタークーリエ」の製造設備として、機械装置等312百万円を新規取得しました。また、ナノ/マイクロ・テクノロジー関連事業の既存の製造設備を移管するために、関東工場で建物(建物附属設備を含む)28百万円を新規取得しております。
②前事業年度末において計画中であった主要な設備の新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、当第3四半期累計期間での著しい変更等については、次のとおりであります。
当社関西工場で計画中の新生産設備の導入計画につきましては著しい変更はありません。

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