有価証券報告書-第120期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/24 12:02
【資料】
PDFをみる
【項目】
134項目

対処すべき課題

① 中期経営計画
当社は、平成27年3月期に創業125周年という節目を迎え、さらに成長していくため、「未来へ繋ぐ、新たなステージへの飛躍」をテーマに、中期経営計画(平成25年4月~平成28年3月)を策定し、推進しております。基本方針および重点施策については、変更ございません。
なお、経営指標につきましては、平成25年5月の発表時において、計画最終年度(平成28年3月期)の目標を、連結経常利益200億円、連結当期純利益100億円、ネットDER1倍台としておりましたが、初年度の平成26年3月期において、その目標を達成したことを踏まえ、次のとおり上方修正いたしました。(平成26年4月7日公表)
<中期経営計画最終年度(平成28年3月期)目標>・連結経常利益 :220億円
・連結当期純利益:120億円
・ネットDER :1倍台維持
② 中期ビジョン「VISION-130」
現中期経営計画の定量目標を初年度で達成したことに加えて、重点施策である復配を実現したことに伴い、当社グループの更なる成長を実現するため、次なるステージとして創業130周年に向けて目指すべき姿を示した中期ビジョン「VISION-130」を策定いたしました。
VISION-130では、改めて、商社の原点、当社の基本理念に立ち返り、「健全な財務体質の維持」と、トレーディングを基盤としたお取引先との共生・発展による「収益基盤の拡大」の両立を経営目標としております。
経営基盤の充実に取り組んだうえで、強みとする事業領域の深化、事業創造のための新規投資などへの「チャレンジ」を通じて、企業価値の向上を図って参ります。
<ありたい姿(Aspiration)>
「事業創造にチャレンジし続ける企業」
<定量目標>連結経常利益 250~300億円
連結当期純利益 150億円(ROE:15%)
自己資本 1,000億円超(ネットDER:1.0倍台維持)
<定性目標>利益水準に見合った配当の実施

③ 対処すべき課題
当社は平成11年5月に構造改革計画を発表後、これまでの15年間で財務体質は大幅に改善し、収益についても安定化が図れましたが、これからの更なる収益伸長のための施策が課題であり、また、投資管理体制の更なる強化も図っていく必要があると考えております。VISION-130で目指す姿を実現すべく、以下の具体的な取組みを行って参ります。
・現中期経営計画の重点施策を踏襲し、「トレーディングの重視」「効率経営の推進」「お取引先との共生・発展」といった基本方針を維持し、投資リスク管理の高度化を始めとする「経営基盤の充実」を最重要経営課題として推進して参ります。
・そのうえで、「グローバルバリューチェーンの構築」を通じて、トレーディングの付加価値の向上・横展開・深掘りを進め、「新技術・新商品の開拓」、積極的な事業投資・M&Aを融合した「新たな挑戦」に取り組み、収益基盤の拡大を図って参ります。