四半期報告書-第88期第2四半期(2023/06/01-2023/08/31)

【提出】
2023/10/13 10:51
【資料】
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【項目】
37項目
(1) 経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、欧米の金融引き締めによる影響の一方、堅調な個人消費や設備投資により、底堅く推移しました。日本経済は、製造業の生産活動の回復やインバウンド需要の増加を背景に、堅調に推移しました。
このような環境において、当第2四半期連結累計期間における売上高は、5,445億8百万円で前年同期比16.2%の増収となりました。
損益につきましては、売上総利益が416億15百万円(前年同期比9.4%増)、営業利益が160億34百万円(前年同期比1.6%増)、経常利益が177億97百万円(前年同期比6.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は117億82百万円(前年同期比4.4%増)となりました。
これを事業のセグメント別に見ますと、次のとおりであります。
(鉄鋼)
鉄鋼部門は、建材関連や製造業向けを中心に順調でした。
特殊鋼部門は、鋼材価格の上昇に加え、産機・工作機械向けが順調に推移しました。
海外は、アジア向けが増加しました。
鉄鋼セグメントの売上高は2,107億96百万円(前年同期比8.1%増)、営業利益は45億85百万円(前年同期比1.2%減)となりました。
(情報・電機)
エレクトロニクス部門は、車載部品、FA関連が順調に推移しました。
非鉄金属部門は、産機・家電向け電子部品用材料が減少したものの、前年後半に取得した子会社の影響もあり、車載部品用材料が増加しました。
情報・電機セグメントの売上高は1,521億74百万円(前年同期比35.5%増)、営業利益は47億44百万円(前年同期比1.2%減)となりました。
(産業資材)
メカトロ部門は、車載部品・工具や自動車関連設備が好調でした。加えて、航空機向け部材の輸入取引が増加しました。
化成品部門は、自動車関連や住宅設備向け共に横ばいでした。
産業資材セグメントの売上高は1,554億35百万円(前年同期比14.6%増)、営業利益は49億4百万円(前年同期比15.5%増)となりました。
(生活産業)
配管建設部門は、配管資材が微増となりました。
食品部門は、鶏肉及び水産物の輸入取引が増加しました。
生活産業セグメントの売上高は261億1百万円(前年同期比1.2%増)、営業利益は13億20百万円(前年同期比11.0%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における総資産は7,581億36百万円となり、売上債権の増加や保有株式の株価上昇に伴う投資有価証券評価額の増加などにより前連結会計年度末に比べて413億50百万円増加しました。 負債は4,148億39百万円となり、仕入債務や借入金の減少もありましたが、繰延税金負債の増加などにより前連結会計年度末に比べて30億29百万円増加しました。 純資産は3,432億96百万円となり、利益剰余金やその他有価証券評価差額金の増加などにより前連結会計年度末に比べて383億21百万円増加しました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、営業活動による収入超過を投資活動による支出及び借入金返済などに充当した結果、122億47百万円となり、前連結会計年度末に比べて46億62百万円減少しました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間においては、仕入債務の減少などにより支出は増加しましたが、税金等調整前四半期純利益の計上などにより、84億5百万円の収入超過(前年同四半期は156億83百万円の支出超過)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間においては、有形固定資産の取得などにより、30億65百万円(前年同四半期は45億30百万円)の支出超過となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間においては、借入金の返済などにより、106億40百万円の支出超過(前年同四半期は220億11百万円の収入超過)となりました。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
特記事項はありません。