四半期報告書-第88期第3四半期(2023/09/01-2023/11/30)

【提出】
2024/01/12 9:54
【資料】
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【項目】
36項目
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、欧米の金融引き締めによる影響の一方、堅調な個人消費や設備投資により、底堅く推移しました。日本経済は、製造業の生産活動の回復やインバウンド需要の増加を背景に、堅調に推移しました。
このような環境において、当第3四半期連結累計期間における売上高は、8,196億83百万円で前年同期比12.9%の増収となりました。
損益につきましては、売上総利益が634億99百万円(前年同期比9.1%増)、営業利益が247億54百万円(前年同期比2.7%増)、経常利益が275億39百万円(前年同期比4.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は184億21百万円(前年同期比1.0%減)となりました。
これを事業のセグメント別に見ますと、次のとおりであります。
(鉄鋼)
鉄鋼部門は、建材関連や製造業向けを中心に順調でした。
特殊鋼部門は、自動車向けは堅調に推移しましたが、産機向けが減少し横ばいとなりました。
海外は、アジア向けが増加しました。
鉄鋼セグメントの売上高は3,159億22百万円(前年同期比2.9%増)、営業利益は71億91百万円(前年同期比2.1%減)となりました。
(情報・電機)
エレクトロニクス部門は、家電分野が低調の一方、半導体等の供給改善に伴い、車載部品・インフラ関連が順調に推移しました。
非鉄金属部門は、産機・家電向け電子部品用材料が減少したものの、令和5年1月に連結対象とした子会社の影響もあり、増加しました。
情報・電機セグメントの売上高は2,298億25百万円(前年同期比34.8%増)、営業利益は73億86百万円(前年同期比3.6%減)となりました。
(産業資材)
メカトロ部門は、自動車生産の回復により、部品や関連設備・工具が好調でした。加えて、航空機向け部材の輸入取引が増加しました。
化成品部門は、国内の自動車関連が増加しましたが、家電向けが減少しました。
産業資材セグメントの売上高は2,329億32百万円(前年同期比12.1%増)、営業利益は73億43百万円(前年同期比24.7%増)となりました。
(生活産業)
配管建設部門は、配管資材が微増となりました。
食品部門は、鶏肉及び水産物の輸入取引が増加しました。
生活産業セグメントの売上高は410億2百万円(前年同期比1.8%増)、営業利益は21億91百万円(前年同期比5.0%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は7,825億97百万円となり、売上債権の増加や保有株式の株価上昇に伴う投資有価証券評価額の増加などにより前連結会計年度末に比べて658億11百万円増加しました。 負債は4,266億74百万円となり、借入金の減少もありましたが、繰延税金負債の増加などにより前連結会計年度末に比べて148億63百万円増加しました。 純資産は3,559億22百万円となり、利益剰余金やその他有価証券評価差額金の増加などにより前連結会計年度末に比べて509億47百万円増加しました。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
特記事項はありません。