四半期報告書-第77期第2四半期(平成30年9月1日-平成30年11月30日)

【提出】
2019/01/11 16:20
【資料】
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【項目】
31項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、堅調な世界経済を背景に、設備投資や雇用・所得環境の改善が続き、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、米国の保護主義的な通商政策に起因する世界経済の減速が不安視されるなど、景気の先行きについては不透明な状況となってまいりました。
このような環境の中、当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、次のとおりであります。
(イ)財政状態
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、603億43百万円(前連結会計年度末613億18百万円)となり、9億74百万円減少いたしました。これは主に、受取手形及び売掛金の増加(11億91百万円)はあったものの、現金及び預金の減少(12億79百万円)、投資その他の資産の減少(6億91百万円)によるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債は、296億99百万円(前連結会計年度末306億17百万円)となり、9億18百万円減少いたしました。これは主に、支払手形及び買掛金の増加(3億22百万円)はあったものの、短期借入金の減少(9億5百万円)によるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は、306億44百万円(前連結会計年度末307億円)となり、55百万円減少いたしました。これは主に、為替換算調整勘定の増加(2億75百万円)、利益剰余金の増加(1億10百万円)はあったものの、その他有価証券評価差額金の減少(5億43百万円)によるものであります。なお、自己資本比率は、前連結会計年度の50.1%から50.6%に増加しました。
(ロ)経営成績
(売上高)
当第2四半期連結累計期間は、主に仕入先の販売方針転換による当社事業領域からの製品撤退があったものの、昨年譲り受けたハードディスクドライブ販売事業が売上に寄与してきたことやノートPC用電子部品、車載向け外資系電子部品、太陽光発電用パワーコンディショナーの販売増により606億94百万円(前年同期比7.8%増)となりました。
(販売費及び一般管理費)
当第2四半期連結累計期間は、主に給与手当等の増加(1億1百万円)により、前第2四半期連結累計期間と比べ、1億34百万円増加の45億45百万円(前年同期比3.0%増)となりました。
(営業利益)
当第2四半期連結累計期間は、売上増に伴う売上総利益の増加(2億1百万円)、販売費及び一般管理費の増加(1億34百万円)により、前第2四半期連結累計期間と比べ、66百万円増加の4億51百万円(前年同期比17.4%増)となりました。
(経常利益)
当第2四半期連結累計期間は、主に営業利益の増加(66百万円)、為替差損が為替差益に転じたことによる増加(1億65百万円)により、前第2四半期連結累計期間と比べ、1億92百万円増加の6億15百万円(前年同期比45.5%増)となりました。
(親会社株主に帰属する四半期純利益)
当第2四半期連結累計期間は、主に法人税等合計の増加(1億24百万円)による減少はあったものの、経常利益の増加(1億92百万円)により、前第2四半期連結累計期間と比べ、74百万円増加の4億6百万円(前年同期比22.5%増)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
①デバイスソリューション事業
仕入先の販売方針転換による当社事業領域からの製品撤退があったものの、昨年譲り受けたハードディスクドライブ販売事業が売上に寄与してきたことやノートPC用電子部品、車載向け外資系電子部品、太陽光発電用パワーコンディショナーの販売増により、売上高は487億63百万円(前年同期比8.1%増)、セグメント利益は2億94百万円(前年同期比15.9%減)となりました。
②システムソリューション事業
工作機械用操作部ユニットの販売増等により、売上高は119億31百万円(前年同期比6.6%増)となり、セグメント利益は1億56百万円(前年同期比285.3%増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて12億79百万円減少し、58億11百万円となりました。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果使用した資金は89百万円(前年同期は5億86百万円の獲得)となりました。
これは主に税金等調整前四半期純利益の計上による資金の増加はあったものの、売上債権およびたな卸資産の増加により資金が減少したことによるものであります。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果得られた資金は63百万円(前年同期は1億22百万円の使用)となりました。
これは主に無形固定資産の取得による支出はあったものの、有形固定資産の売却による収入により資金が増加したことによるものであります。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果使用した資金は12億87百万円(前年同期比413.6%増)となりました。
これは主に短期借入金の純減少により資金が減少したことによるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の金額は、26百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 従業員数
当第2四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい増減はありません。
(7) 主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の売却について、当第2四半期連結累計期間に完了したものは、次のとおりであります。
会社名事業所名
(所在地)
セグメントの名称設備の内容帳簿価額
土地/建物等
(百万円)
売却年月
佐鳥電機株式会社群馬支店
(群馬県高崎市)
全社事務所2422018年10月

(注) 上記の金額に消費税等は含まれておりません。