四半期報告書-第80期第1四半期(令和3年6月1日-令和3年8月31日)

【提出】
2021/10/14 15:20
【資料】
PDFをみる
【項目】
36項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
なお、当第1四半期連結会計期間の期首より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染再拡大による事業活動の制限が長期化しており、感染症対策により一部で回復の動きが見られるものの、全般的な経済活動の持ち直し時期は見通せない状況にあります。
このような環境の中、当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、次のとおりであります。
(イ)財政状態
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、692億33百万円(前連結会計年度末632億16百万円)となり、60億17百万円増加いたしました。これは主に、受取手形及び売掛金の増加(28億84百万円)、商品及び製品の増加(27億80百万円)によるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債は、388億14百万円(前連結会計年度末328億44百万円)となり、59億70百万円増加いたしました。これは主に、支払手形及び買掛金の増加(34億21百万円)、短期借入金の増加(18億83百万円)によるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は、304億19百万円(前連結会計年度末303億72百万円)となり、46百万円増加いたしました。これは主に、利益剰余金の増加(53百万円)によるものであります。なお、自己資本比率は、前連結会計年度末の47.8%から43.6%となりました。
(ロ)経営成績
(売上高)
当第1四半期連結累計期間は、新型コロナウイルス感染拡大の影響はあったものの、主に半導体・電子部品市場の拡大により311億29百万円(前年同期比28.8%増)となりました。
(販売費及び一般管理費)
当第1四半期連結累計期間は、主に売上増に伴う荷造運送費の増加(56百万円)により、前第1四半期連結累計期間と比べ、1億29百万円増加の21億11百万円(前年同期比6.6%増)となりました。
(営業利益)
当第1四半期連結累計期間は、主に販売費及び一般管理費の増加による減少(1億29百万円)はあったものの、売上増等に伴う売上総利益の増加(7億35百万円)により、前第1四半期連結累計期間と比べ、6億5百万円増加の5億11百万円(前年同期は94百万円の損失)となりました。
(経常利益)
当第1四半期連結累計期間は、主に営業利益の増加(6億5百万円)、受取補償金の増加(88百万円)により、前第1四半期連結累計期間と比べ、6億84百万円増加の6億16百万円(前年同期は68百万円の損失)となりました。
(親会社株主に帰属する四半期純利益)
当第1四半期連結累計期間は、主に四半期純利益が増加したことによる法人税等の増加(1億9百万円)はあったものの、経常利益の増加(6億84百万円)および事業構造改善費用(1億32百万円)がなくなったことにより、前第1四半期連結累計期間と比べ、6億94百万円増加の4億19百万円(前年同期は2億74百万円の損失)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
①デバイスソリューション事業
事務機器用半導体の販売減はあったものの、リモートワーク需要の拡大によるノートPC用電子部品および車載向け外資系半導体等の販売増や調達マネジメント事業の拡大により、売上高は257億87百万円(前年同期比31.1%増)、セグメント利益は5億99百万円(前年同期は0百万円の損失)となりました。
②システムソリューション事業
新聞製作システム用CTP装置等の販売減はあったものの、半導体製造装置用制御機器等の販売増など産業インフラ向けの回復により売上高は53億42百万円(前年同期比18.7%増)、セグメント損失は自社製品事業拡大のための人的リソース投入により87百万円(前年同期は98百万円の損失)となりました。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の金額は、2百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 従業員数
当第1四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい増減はありません。
(6) 生産、受注及び販売の実績
当第1四半期連結累計期間において、受注高が396億96百万円(前年同期比62.0%増)と著しく増加しております。これは主に、新型コロナウイルス感染症の影響で減少していた受注が回復基調にあること、ならびに世界的な半導体製品の供給不足による先納期受注が入っていることによるものです。
(7) 主要な設備
当第1四半期連結累計期間において、主要な設備に著しい変動はありません。また、新たに確定した重要な設備の新設、除却等の計画はありません。