半期報告書-第83期(2024/06/01-2025/05/31)

【提出】
2025/01/14 15:57
【資料】
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【項目】
43項目
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国の経済は、賃上げによる個人消費の回復やインバウンド需要の拡大により景気は回復の兆しが見られるものの、中国経済の減速の影響を受け先行きが不透明な状況が続いています。
このような環境の中、当中間連結会計期間の業績につきましては、次のとおりであります。
(イ)財政状態
(資産)
当中間連結会計期間末における総資産は、825億62百万円(前連結会計年度末834億94百万円)となり、9億32百万円減少いたしました。これは主に、商品及び製品の減少(19億68百万円)によるものであります。
(負債)
当中間連結会計期間末における負債は、477億45百万円(前連結会計年度末486億37百万円)となり、8億92百万円減少いたしました。これは主に、支払手形及び買掛金の増加(16億52百万円)はあったものの、流動負債のその他の減少(21億65百万円)によるものであります。
(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産は、348億16百万円(前連結会計年度末348億56百万円)となり、39百万円減少いたしました。これは主に、利益剰余金の増加(4億3百万円)はあったものの、その他有価証券評価差額金の減少(3億27百万円)、為替換算調整勘定の減少(1億24百万円)によるものであります。なお、自己資本比率は、前連結会計年度末の40.1%から40.6%となりました。
(ロ)経営成績
(売上高)
当中間連結会計期間は、調達マネジメント事業の減少等があったものの、インド市場向け、および国内車載市場向け半導体の売上増加に加え、円安の影響等もあり、778億円(前年同期比4.9%増)となりました。
(販売費及び一般管理費)
当中間連結会計期間は、主に給与手当等の増加(2億38百万円)、役員株式給付引当金繰入額の増加(1億34百万円)により、前中間連結会計期間と比べ、4億75百万円増加の57億42百万円(前年同期比9.0%増)となりました。
(営業利益)
当中間連結会計期間は、為替や人的資本投資、役員株式報酬費用の影響により、前中間連結会計期間と比べ、5億92百万円減少の20億87百万円(前年同期比22.1%減)となりました。なお、上記影響を除く真水ベースでは増益となります。
(経常利益)
当中間連結会計期間は、主に為替差損の減少による増加(1億81百万円)はあったものの、営業利益の減少(5億92百万円)により、前中間連結会計期間と比べ、2億82百万円減少の16億64百万円(前年同期比14.5%減)となりました。
(親会社株主に帰属する中間純利益)
当中間連結会計期間は、主に法人税等合計の減少に伴う増加(1億59百万円)はあったものの、経常利益の減少(2億82百万円)により、前中間連結会計期間と比べ、1億32百万円減少の11億45百万円(前年同期比10.3%減)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
①産業インフラ事業
半導体製造装置向け制御機器の需要減等により、売上高は137億78百万円(前年同期比5.5%減)、セグメント利益は売上減に加え、人的資本投資等の影響により、6億2百万円(前年同期比16.1%減)となりました。
②エンタープライズ事業
調達マネジメント事業本部の売上減と為替の影響により、売上高は217億73百万円(前年同期比16.5%減)、セグメント利益は上記の影響に加え、人的資本投資等の影響もあり、5億7百万円(前年同期比62.2%減)となりました。
③モビリティ事業
SM Electronic Technologies Pvt. Ltd.の好調に加え、国内車載市場向け半導体の好調により、売上高は203億80百万円(前年同期比37.4%増)になりましたが、セグメント利益はのれん償却負担増等により、8億19百万円(前年同期比10.2%減)となりました。
④グローバル事業
事務機器向けユニット製品やPC・サーバー向け電子部品の売上増等により、売上高は255億66百万円(前年同期比15.5%増)、セグメント利益は5億65百万円(前年同期比103.8%増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて2億1百万円増加し、94億45百万円となりました。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果、得られた資金は14億89百万円(前年同期比14.3%減)となりました。
これは主に棚卸資産の減少により資金が増加したことによるものであります。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果、使用した資金は51百万円(前年同期比50.7%減)となりました。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果、使用した資金は10億82百万円(前年同期比70.3%減)となりました。
これは主に配当金の支払いにより資金が減少したことによるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当中間連結会計期間におけるグループ全体の研究開発費の金額は、39百万円であります。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 従業員数
当中間連結会計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい増減はありません。
(7) 主要な設備
①主要な設備の状況
当中間連結会計期間において、主要な設備の変動は次のとおりであります。
会社名事業所名所在地セグメントの名称区分設備の内容
佐鳥電機株式会社菊名別館横浜市港北区エンタープライズ事業譲渡土地、建物

②設備の新設、除却等の計画
新たに確定した重要な設備の新設、除去等の計画はありません。