四半期報告書-第29期第2四半期(令和2年8月1日-令和2年10月31日)

【提出】
2020/12/11 9:13
【資料】
PDFをみる
【項目】
39項目
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間の外食産業におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により依然として厳しい経営環境が続いています。当グループは外食業界に身を置いているため、新型コロナウイルス感染症の影響は絶大なものがありました。
この状況のなか、物販事業および情報・サービス事業におきましては、「飲食店の5年後の生存率を9割にする」の方針のもと、中小規模の飲食店の経営を支援する「Drテンポス」に取り組んでまいりました。当社が運営する「ステーキのあさくま」をはじめとした飲食事業におきましては、感染症対策を徹底した営業を続けながら、新たな需要創出策として弁当販売や食材、酒の持ち帰り販売に取り組んでまいりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高128億9百万円(前年同期比15.8%減)、営業利益3億13百万円(同74.4%減)、経常利益4億5百万円(同71.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1億43百万円(同81.6%減)となりました。
セグメント別の業績につきましては、店頭販売の営業強化により中小飲食店向けの厨房機器販売が回復しました。また、巣ごもり需要により大手スーパー・中食企業向けの機器販売が好調だったことで、物販事業の売上高は83億84百万円(前年同期比2.6%減)、セグメント利益は8億55百万円(同0.4%減)と微減にとどまりました。
情報・サービス事業におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、飲食店が販売費および一般管理費を削減していることから、集客支援、人材派遣、POSシステム販売等の受注数が減少したことで、売上高は12億10百万円(同31.1%減)、セグメント損失は77百万円(前期のセグメント利益は1億34百万円)となりました。
飲食事業におきましては、「ステーキのあさくま」は7月以降回復の兆しがみえてきたものの、居酒屋業態は依然として厳しい経営状態が続いており、飲食事業の売上高は32億14百万円(前年同期比33.7%減)、セグメント損失は4億26百万円(前年同期はセグメント利益2億73百万円)となりました。なお、飲食事業では店舗閉鎖損失21百万円、臨時休業等による損失45百万円、減損損失1億17百万円を計上しました。
なお、当第2四半期連結会計期間より、当社グループ内の業績管理区分の一部見直しに伴い、従来「情報・サービス事業」に計上していた株式会社テンポスドットコムの業績は「物販事業」へ計上しており、前連結会計年度のセグメント情報については変更後のセグメント情報を記載しております。
営業利益(単位:百万円)
セグメント名前第2四半期連結累計期間自 2019年5月1日至 2019年10月31日当第2四半期連結累計期間自 2020年5月1日至 2020年10月31日前年同期差
物販事業858855△3
情報・サービス事業134△77△211
飲食事業273△426△699
合計1,266351△914

事業部門別の概況は以下の通りであります。
①物販事業
物販事業の当第2四半期連結累計期間の売上高は83億84百万円(前年同期比2.6%減)、セグメント利益は8億55百万円(同0.4%減)となりました。
飲食店向け厨房機器販売店を運営する株式会社テンポスバスターズは、物販だけでなく飲食店経営に役立つ情報やサービス「Drサービス」を提供することで、新店オープンする顧客(飲食店)の総合受注の獲得増を目指しています。その結果、8月から10月の新店オープンの顧客数は5,319件(前年同期比12.4%増)、10月単月の客単価は255,984円(同4.3%増)となりました。顧客数増加の理由は、店内での声掛けと見込管理フォローの徹底によるもので、既存客も含めた8月から10月の全体の来店客数は前年同期比2.1%増とほとんど増えてはいません。また、「Drサービス」を提供することで、顧客の囲い込みに繋がったことが理由としてあげられます。さらに、9月から毎日上司は部下の目標達成のためのゴール設定と業務分解を行い、行動計画のすり合わせを行う取り組みも開始しました。これにより、指示伝達のスピードが早くなったこと、指示命令に対する部下の未実施がなくなった等の効果が表れています。
中古厨房機器の販売におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により閉店する飲食店からの厨房機器の買取数が増加しました。また、5月から10月のあいだでテレビ・新聞をはじめとしたマスコミから取材依頼を24件(前年同月期間6件)いただきました。そのため、認知度が上がり8月から10月の中古厨房機器販売の売上高は前年同期比24.7%増、粗利高は同26.4%増となりました。
従業員の育成におきましては、前期に引き続き販売員263名はオンラインツール「ZOOM」を使い、1人あたり週5時間の研修を実施しました。これらの取り組みにより、当第2四半期連結累計期間の売上高は63億94百万円(前年同期比4.5%減)、営業利益は7億66百万円(同3.3%増)となりました。
大手外食企業向け厨房設計施工を行うキッチンテクノ株式会社は、巣ごもり需要で業績を伸ばすスーパー・中食企業向けの厨房機器販売が好調でした。また、厨房機器の設置、修理、点検等のメンテンナンスを内製化することで、外注工事費を削減し収益改善に繋がりました。その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は12億80百万円(前年同期比5.8%増)、営業利益は68百万円(同6.1%増)となりました。
WEB通販を行う株式会社テンポスドットコムは、飲食店向けの新型コロナウイルス感染症対策情報の充実化と、自社サイトの覆面調査を行い、買いやすい・探しやすいページ改善に注力しました。その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は11億69百万円(前年同期比6.5%増)と増加しました。しかし、比較的粗利率の高い熱機器の売上高が9月は前年同期比28.5%減、10月は前年同期比12.0%減少したことから全体の粗利額が下がり、営業利益は42百万円(同14.3%減)となりました。
なお、物販事業における各社の実績は以下の通りとなっております。
売上高(単位:百万円)
会社名前第2四半期連結累計期間自 2019年5月1日至 2019年10月31日当第2四半期連結累計期間自 2020年5月1日至 2020年10月31日前年同期差
株式会社テンポスバスターズ6,6956,394△301
キッチンテクノ株式会社1,2091,28071
株式会社テンポスドットコム1,0971,16972
合計9,0038,845△158

(注)上記は当社子会社単独での実績であり、セグメント情報の実績とは一致いたしません。
営業利益(単位:百万円)
会社名前第2四半期連結累計期間自 2019年5月1日至 2019年10月31日当第2四半期連結累計期間自 2020年5月1日至 2020年10月31日前年同期差
株式会社テンポスバスターズ74176624
キッチンテクノ株式会社64684
株式会社テンポスドットコム4942△7
合計85587721

②情報・サービス事業
新型コロナウイルス感染症の影響により飲食店は集客や採用、販促投資が積極的に行えない状況です。そのため当社の情報・サービス事業は大打撃を受けています。
情報・サービス事業の当第2四半期連結累計期間の売上高は12億10百万円(前年同期比31.1%減)、セグメント損失は77百万円(前年同期はセグメント利益1億34百万円)となりました。
飲食店向け内装デザイン施工を行う株式会社スタジオテンポスは、飲食店のテイクアウト・デリバリー業態の新店オープン工事、改装工事の受注が好調でしたが、居酒屋やレストラン等の工事受注が減少したことにより5月から10月の平均客単価は前年同期比21.9%と減少したため、当第2四半期連結累計期間の売上高は3億46百万円(前年同期比20.8%減)となりました。しかし8月から10月の粗利率の改善により、当第2四半期連結累計期間の営業利益は24百万円(同0.5%増)となりました。
飲食店向けPOS機器およびASP販売を行う株式会社テンポス情報館は、月額課金商品の売上高は51百万円(前年同期比7.5%増)と増加しましたが、新型コロナウイルス感染症による飲食店の経費削減と、前期の消費増税の駆け込み需要のゆり戻しからPOSシステム販売数は前年同期比56.0%減となりました。その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は2億86百万円(同37.1%減)、営業損失は1百万円(前年同期は営業利益92百万円)となりました。
飲食店向け金融サービスおよび不動産仲介を行う株式会社テンポスフィナンシャルトラストは、5月から融資・助成金の申請代行サービスを開始したものの、リースクレジット部門の収益をカバーできず、本部門の営業利益は前年同期比26.0%減となりました。一方で、カード端末事業におきましては、5月から7月の新規申込数に対して8月から10月の申込件数が40.0%増加するなど回復の兆しが見えてきました。不動産仲介事業におきましては中小の堅実経営企業の成約が回復してきたものの、営業利益は前年同期比16.0%減にとどまりました。その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は3億16百万円(前年同期比14.0%減)、営業利益は14百万円(同17.3%減)となりました。
大手外食企業向けFAXDMおよびマーケティング支援を行う株式会社プロフィット・ラボラトリーは、人材派遣・IT企業向けにBtoB見込開拓FAXDMサービス「ミコゲット」の拡販に取り組み、受注件数は前年同期比73.9%増となりました。しかし、大手外食チェーン店の販促活動の抑制により、FAXDM「満席FAX」の販売が大幅に減少したため、当第2四半期連結累計期間の売上高は63百万円(前年同期比60.1%減)、営業損失は15百万円(前年同期は営業利益31百万円)となりました。
業界特化型人材サービスを行う株式会社ディースパークは、新規事業として「請負事業」「求人広告事業」を開始し、一定の成果を上げることができました。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響により派遣就業人数の受け入れが伸びず、アパレル・飲食物販店への派遣は前年と比較し1億10百万円の減少となりました。その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は2億22百万円(前年同期比47.1%減)営業損失70百万円(前年同期は営業利益0.8百万円)となりました。
WEBサービス・システムに特化して飲食店の経営支援を行う株式会社テンポスフードプレイスは、デリバリー斡旋紹介、経費削減支援、衛生用品・機器レンタルサービス等の新型コロナウイルス感染症対策のサービス拡販に注力しました。「無料ホームページ作成」等の自社サービスも含めた申込み件数は前年同期比45.3%増となりました。その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は39百万円(前年同期比38.9%増)となりました。今後も「Drテンポス」の新規事業開発の投資と捉え、人材・資金の投入を継続してまいります。
なお、情報・サービス事業における各社の実績は以下の通りとなっております。
売上高(単位:百万円)
会社名前第2四半期連結累計期間自 2019年5月1日至 2019年10月31日当第2四半期連結累計期間自 2020年5月1日至 2020年10月31日前年同期差
株式会社スタジオテンポス438346△91
株式会社テンポス情報館456286△169
株式会社テンポスフィナンシャルトラスト367316△51
株式会社プロフィット・ラボラトリー15863△95
株式会社ディースパーク421222△198
株式会社テンポスフードプレイス283910
合計1,8691,274△595

(注)上記は当社子会社単独での実績であり、セグメント情報の実績とは一致いたしません。
営業利益(単位:百万円)
会社名前第2四半期連結累計期間自 2019年5月1日至 2019年10月31日当第2四半期連結累計期間自 2020年5月1日至 2020年10月31日前年同期差
株式会社スタジオテンポス24240
株式会社テンポス情報館92△1△94
株式会社テンポスフィナンシャルトラスト1614△2
株式会社プロフィット・ラボラトリー31△15△46
株式会社ディースパーク0△70△70
株式会社テンポスフードプレイス△16△21△5
合計150△69△219

(注)上記は当社子会社単独での実績であり、セグメント情報の実績とは一致いたしません。
③飲食事業
飲食事業の当第2四半期連結累計期間の売上高は32億14百万円(前年同期比33.7%減)、セグメント損失は4億26百万円(前年同期はセグメント利益2億73百万円)となりました。
ステーキレストランを運営する株式会社あさくま、多業態の飲食店を運営する株式会社あさくまサクセッション、東京駅や築地、池袋をはじめとする東京都内で和食・寿司店を展開する株式会社竹若は、「お客様に食を通じて感動を提案するエンターテイメントレストラン」という不変的な考えのもと、確かな品質とお値打ち感のある商品を提供してまいりました。その中で、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策を徹底しながら、新たに弁当販売や食材、酒の持ち帰り販売に取り組むと共に、人材教育に注力してまいりました。しかし、あさくまグループにて計32店舗を臨時休業したこと、また7月にFC店「ステーキのあさくま 川西店」(京都府)、9月に株式会社あさくまサクセッションが運営するビュッフェレストラン「ファーマーズガーデン」の浦和店(埼玉県)東久留米店(東京都)の2店舗、同じく9月に株式会社竹若が運営する「華彩」(東京都)の1店舗を退店したことで、あさくまグループの当第2四半期連結累計期間の売上高は31億50百万円(前年同期比32.6%減)、営業損失は4億8百万円(前年同期は営業利益2億75百万円)となりました。なお、あさくまグループで店舗閉鎖損失18百万円、臨時休業等による損失40百万円、株式会社あさくまサクセッションでは6店舗分の減損損失1億17百万円を計上しました。
商業施設を中心に海鮮丼「海鮮王」「大阪・堂島とろ家」を展開する株式会社ドリームダイニングは、全店舗で海鮮丼のテイクアウト販売を開始しました。また商業施設の許可を得て、これまで取り扱うことのできなかった食品販売(麺類・持ち帰りドリンク・トッピング等)を開始したことで、客単価は前年より30~50円増加しました。しかし、商業施設内での感染者の発生や夏休み期間の短縮などにより施設自体の集客数は大幅に減少しました。その結果当第2四半期連結累計期間の売上高は63百万円(前年同期比62.3%減)、営業損失は17百万円(前年同期は営業利益0.8百万円)となりました。
(2)財政状態の分析
①財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は166億37百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億52百万円増加しました。その内容は、以下のとおりであります。
(流動資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産の残高は124億5百万円となり、前連結会計年度末に比べて5億23百万円増加いたしました。主因は現金及び預金が6億48百万円増加したことによるものです。
(固定資産)
当第2四半期連結会計期間末における固定資産の残高は42億32百万円となり、前連結会計年度末に比べて1億70百万円減少いたしました。主因は有形固定資産が2億21百万円減少したことによります。
(流動負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債の残高は41億82百万円となり、前連結会計年度末に比べて4億82百万円増加いたしました。主因は短期借入金で3億円、未払法人税で90百万円増加したことによるものです。
(固定負債)
当第2四半期連結会計期間末における固定負債の残高は7億73百万円となり、前連結会計年度末に比べて3億61百万円増加いたしました。主因は長期借入金が3億99百万円増加したことによります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は116億81百万円となり、前連結会計年度末に比べて4億91百万円減少いたしました。主因は自己株式が2億12百万円増加、非支配株主持分が2億92百万円減少したことによります。
②キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同物等は、前連結会計年度末に比べて7億4百万減少し、76億94百万円となりました。各活動別のキャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結会計期間において営業活動で獲得した資金は、3億84百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の減少が11億56百万円、棚卸資産の増加額が4億46百万円あったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結会計期間において投資活動で使用した資金は、27百万円となりました。これは主に、固定資産の取得による支出が1億23百万円あったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結会計期間において財務活動で使用した資金は、3億54百万円となりました。これは主に、長期借入による収入が4億60百万円あったことによるものです。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。