有価証券報告書-第23期(令和2年10月1日-令和3年9月30日)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社および連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態および経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況に大きく左右され、国内外の人流の抑制や経済活動の制限により非常に厳しい状況が続きました。
全国的に感染者が増大した新型コロナウイルス第5波は、過去最高の感染者を記録し、度重なる緊急事態宣言に先行きが見通せない状況となりました。一方で、ワクチン接種効果がようやく表れるようになり、急速な感染者の減少とともにアフターコロナに対する対応が急務とされています。
そのような状況の中、当社は2020年3月13日に公表した「中期経営計画(2020-2024)」(以下「中期経営計画」という。)に基づき、広告宣伝費及び販売促進費を積極的に投下し、当社インターネット通販サイト「cotta」(以下「コッタ」という。)の認知度を向上させ、より多くのお客様に「お菓子、パン作りの楽しさ」や「だれかを想い、お菓子やパンをつくって、その想いを伝える喜び」を感じていただけるような事業の展開を行ってまいりました。その結果、2021年2月には当社単体で単月過去最高の売上高を記録することが出来ました。また、近年低迷傾向にあったBtoB市場においても、コッタの認知度の向上に伴い、これまで主力であったお菓子屋様およびパン屋様に加えて、お菓子やパンを取扱うレストランや喫茶店などの飲食店関連のお客様からのご注文も増加し、BtoB全体の売上拡大につながっております。
さらに、増大するお客様のご注文に対応するために構築した、本社夜間出荷体制と新潟倉庫の出荷能力の向上策も功を奏し、クリスマスやバレンタインなどのイベントにも十分に対応することが出来ました。
また、連結売上高の2割程度を占める4社の連結子会社においても概ね順調に推移いたしました。
この結果、当連結会計年度の財政状態および経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当連結会計年度末における総資産は、5,834,483千円となり、前連結会計年度末に比べ335,677千円増加しました。
当連結会計年度末における負債は、2,723,090千円となり、前連結会計年度末に比べ167,167千円増加しました。
当連結会計年度末における純資産は、3,111,393千円となり、前連結会計年度末に比べ168,510千円増加しました。
なお、詳細につきましては、下記「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容」に記載しております。
b.経営成績
当連結会計年度の売上高は9,258,198千円(前年度比17.8%増)、営業利益は453,085千円(同56.8%増)、経常利益は485,231千円(同51.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は324,645千円(同23.3%増)となりました。
売上高は、中期経営計画に基づき、前連結会計年度から引き続き広告宣伝費及び販売促進費を積極的に投下したことで、増収となりました。
また、利益面におきましては、当社単体において広告宣伝費及び販売促進費として前年度比1億円増の約7億円を投下いたしましたが、営業利益、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益は、増益となりました。
なお、当社グループは、菓子・パン資材および雑貨等の販売事業(以下「資材および雑貨等の販売事業」という。)を主要な事業としており、他の事業セグメントの重要性が乏しいため、セグメント別の記載を省略しております。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純利益481,760千円の計上および短期借入金の純増額370,000千円などがあったものの、長期借入金の返済による支出362,081千円、たな卸資産の増加額355,834千円に加えて、売上債権の増加額230,038千円などにより、前連結会計年度末に比べ357,926千円減少し、当連結会計年度末には1,478,978千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は、106,973千円(前年度は534,092千円の獲得)となりました。これは、主に税金等調整前当期純利益481,760千円および減価償却費132,970千円の計上などによる資金の増加に対し、たな卸資産の増加額355,834千円に加え、売上債権の増加額230,038千円および法人税等の支払額148,648千円などによる資金の減少によるものであります。
なお、売上債権の増加につきましては、当連結会計年度におきまして、決済手数料の削減のためにクレジット会社を変更したことにより回収期間が延びたことによる一時的な要因であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、223,835千円(前年度比24.7%増)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出185,845千円および無形固定資産の取得による支出24,338千円などによる資金の減少によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、27,117千円(前年度は275,016千円の獲得)となりました。これは、主に短期借入金の純増額370,000千円および長期借入れによる収入140,000千円などによる資金の増加に対し、長期借入金の返済による支出362,081千円、自己株式の取得による支出120,753千円および配当金の支払額44,258千円などによる資金の減少によるものであります。
③ 生産、受注および販売の実績
当社グループは、資材および雑貨等の販売事業を主要な事業としており、その他の事業セグメントの重要性が乏しいことにより、セグメント情報の開示を省略しているため、以下の生産実績、販売実績については、取扱商品区分別により記載しております。なお、受注実績については、当社グループは需要予測に基づく見込生産を行っているため、記載をしておりません。
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績を取扱商品別に示すと、次のとおりであります。
(注)1.上記の金額は、製造原価によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.「その他」について、該当がなくなりましたのは、当社連結子会社である株式会社つく実やが、2020年8月12日をもって解散し、2020年12月17日をもって清算結了したことによるものです。
b.販売実績
当連結会計年度の販売実績を取扱商品別に示すと、次のとおりであります。
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容
a.経営成績等
1) 財政状態
(資産)
当連結会計年度末における総資産は、5,834,483千円となり、前連結会計年度末に比べ335,677千円増加しました。これは主にクリスマス商戦のためにたな卸資産が351,659千円増加したこと、およびクレジット決済代金を含む未収入金が234,950千円増加したことなどによるものであります。
なお、クレジット決済代金を含む未収入金の増加につきましては、クレジット決済での売上が増加したことに加えて、当連結会計年度におきまして、決済手数料の削減のためにクレジット会社を変更したことにより回収期間が延びたことによる一時的な要因であります。
(負債)
当連結会計年度末における負債は、2,723,090千円となり、前連結会計年度末に比べ167,167千円増加しました。これは主にコッタのテレビコマーシャル費用などの運転資金として短期借入金が370,000千円増加したことなどによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は、3,111,393千円となり、前連結会計年度末に比べ168,510千円増加しました。これは主に自己株式を120,223千円取得した一方で、親会社株主に帰属する当期純利益324,645千円を計上したことなどによるものであります。
2) 経営成績
(売上高)
当連結会計年度は、中期経営計画に基づき、当社単体において広告宣伝費及び販売促進費を積極的に投下し、コッタの認知度を向上させたことで、前連結会計年度と比較して「巣ごもり需要」の影響を大きく受けていないにもかかわらず、業績を伸ばすことができました。
それにより、コッタ(法人向けサイトを含む。)での売上高は、5,647,468千円(前年度比21.7%増)となりました。また、顧客層別において個人登録客の売上高は3,765,631千円(同11.7%増)となりました。
また、当社連結子会社の株式会社ヒラカワの商品販売におきましても、主に生協の会員向け通信販売を通じての販売を行っておりますことから、「巣ごもり需要」の影響を受けまして堅調に推移いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、9,258,198千円(同17.8%増)となりました。
なお、当社グループは、資材および雑貨等の販売事業を主要な事業としており、他の事業セグメントの重要性が乏しいため、セグメント別の記載を省略しております。取扱商品別の売上高につきましては、上記「(1)経営成績等の状況の概要 ③生産、受注および販売の実績」に記載のとおりであります。
(営業利益)
当連結会計年度における売上原価は5,376,917千円(同17.4%増)となり、売上総利益率は前年度よりも0.2ポイント上昇し、41.9%となりました。また、販売費及び一般管理費は3,428,195千円(同14.6%増)となり、営業利益は453,085千円(同56.8%増)となりました。
販売費及び一般管理費の増加要因につきましては、売上増加に伴い運賃が前連結会計年度に比べて127,557千円増加したこと、ならびに中期経営計画に基づき実施したコッタのテレビコマーシャルにかかる費用を計上したことで広告宣伝費及び販売促進費が前連結会計年度に比べて153,299千円増加したことなどによるものであります。
(経常利益)
当連結会計年度における経常利益は485,231千円(同51.4%増)となりました。支払利息8,470千円などにより営業外費用12,493千円を計上したものの、営業利益453,085千円の計上に加えて、カタログ協賛金28,746千円などにより営業外収益44,639千円を計上したことによるものであります。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、法人税等の税負担157,115千円を計上した結果、324,645千円(同23.3%増)となりました。
b.経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループは、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、事業内容、組織体制および法的規制など、様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。
特に、事業環境におきまして、多数のECサイトによる競争激化と消費者の嗜好の多様化ならびに人手不足による人件費および運賃の上昇など、厳しさは依然として増しております。
そこで、当社グループは、常に消費者のニーズに合った商品およびサービスを展開していくことを始めとして、物流体制の強化およびコスト削減を含めて様々な検討および対策を行い、経営成績に重要な影響を与えるこれらのリスク要因を分散・低減し、適切に対応してまいります。
なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による経済および企業活動に与える影響につきましては非常に不透明であり、その収束時期等を予測することも困難な状況であります。ただし当社および当社連結子会社の株式会社ヒラカワは、主に通信販売にて事業を行っておりますことから、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う「巣ごもり需要」の影響を受けまして、当連結会計年度の売上高は堅調に推移いたしました。また当社グループのサプライチェーンにおきましても、大きな混乱もなく事業を行うことができました。しかしながら今後の当社グループの経営成績に与える影響につきましては、引き続き注視していく必要があるものと考えております。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容ならびに資本の財源および資金の流動性に係る情報
a.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、上記「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
なお、「営業活動によるキャッシュ・フロー」につきましては、106,973千円のマイナスとなりましたが、この主な要因につきましては、クリスマス商戦に向けてたな卸資産を増加させたこと、ならびにクレジット決済の手数料削減のために回収期間が延長したことによるものであり、攻めの経営戦略に基づくものであります。
「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、前年度比24.7%増の223,835千円のマイナスとなりましたが、この主な要因は、業容の拡大に伴い当社連結子会社の株式会社プティパが新倉庫を建設したことによるものであります。
「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、当連結会計年度において一時的な運転資金として短期借入れを行い、また設備投資資金として長期借入れを行いましたが、長期借入金の約定返済、自己株式の取得および配当金の支払いを実施いたしましたことから、27,117千円のマイナスとなりました。
b.資本の財源および資金の流動性に係る情報
当社グループは、事業運営上必要な資本の財源および資金の流動性を安定的に確保することを基本方針としております。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、仕入商品の購入費用のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。
資金の調達源は、営業活動により得られた資金を主とし、加えて短期運転資金は金融機関からの短期借入、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、原則として金融機関からの固定金利の長期借入もしくは社債発行としております。
なお、当連結会計年度において、広告宣伝への投資資金、売上拡大に伴う運転資金および設備投資資金の確保が必要となったことから、財務基盤の安定化を図ることを目的として、短期借入金として370,000千円、長期借入金として140,000千円の調達を実施いたしました。ただし、当連結会計年度末現在において重要な資本的支出の予定はありません。
当連結会計年度末における借入金およびリース債務を含む有利子負債の残高は1,444,157千円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,478,978千円となっております。
資金の流動性の確保としまして、当社グループは、複数の金融機関との間で当座貸越契約を締結しております。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結貸借対照表関係)5」に記載のとおりであります。
③ 重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたり、当社グループが採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。
また、当社グループの連結財務諸表の作成につきましては、決算日における資産、負債および報告期間における損益に影響を与える事項につき、過去の実績やその時点で入手可能な情報に基づき、合理的と考えられる範囲で継続的に見積り、判断および仮定の設定を行っております。ただし、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響は不確定要素が多いことから、見積り特有の不確実性により実際の結果は異なる場合があります。
なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものにつきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大による会計上の見積りに与える影響につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(追加情報)2.新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響に関する会計上の見積り」に記載のとおりであります。
④ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
経営方針・経営戦略または経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、「売上高」、「売上総利益率」、「営業利益」、「経常利益」および「営業キャッシュ・フロー」としております。
なお、当連結会計年度における「売上高」につきましては、主にコッタ(法人向けサイトを含む。)の売上が順調に伸びたことにより9,258,198千円(前年度比17.8%増)となり、「売上総利益率」につきましては、前年度よりも0.2ポイント上昇し、41.9%となりました。
「営業利益」および「経常利益」につきましては、販売費及び一般管理費において運賃および広告宣伝費及び販売促進費が大幅に増加いたしましたが、営業利益は453,085千円(同56.8%増)、経常利益は485,231千円(同51.4%増)となりました。
「営業キャッシュ・フロー」につきましては、106,973千円のマイナスとなりましたが、この主な要因につきましては、上記「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況(営業活動によるキャッシュ・フロー)」に記載のとおりであります。
また、中期経営計画の概要につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりでありますが、当計画の2年目である当連結会計年度の達成・進捗状況は以下のとおりであります。
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
当連結会計年度は、当計画に基づきコッタのテレビコマーシャル放映などを積極的に実施したものの、その宣伝効果および新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う「巣ごもり需要」の影響を受け、売上高、営業利益および経常利益のいずれも計画値を大きく上回ることができました。
引き続き当計画を推進し、最終年度(2024年9月期)の目標達成に向けて取り組んでまいります。
当連結会計年度における当社グループ(当社および連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態および経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況に大きく左右され、国内外の人流の抑制や経済活動の制限により非常に厳しい状況が続きました。
全国的に感染者が増大した新型コロナウイルス第5波は、過去最高の感染者を記録し、度重なる緊急事態宣言に先行きが見通せない状況となりました。一方で、ワクチン接種効果がようやく表れるようになり、急速な感染者の減少とともにアフターコロナに対する対応が急務とされています。
そのような状況の中、当社は2020年3月13日に公表した「中期経営計画(2020-2024)」(以下「中期経営計画」という。)に基づき、広告宣伝費及び販売促進費を積極的に投下し、当社インターネット通販サイト「cotta」(以下「コッタ」という。)の認知度を向上させ、より多くのお客様に「お菓子、パン作りの楽しさ」や「だれかを想い、お菓子やパンをつくって、その想いを伝える喜び」を感じていただけるような事業の展開を行ってまいりました。その結果、2021年2月には当社単体で単月過去最高の売上高を記録することが出来ました。また、近年低迷傾向にあったBtoB市場においても、コッタの認知度の向上に伴い、これまで主力であったお菓子屋様およびパン屋様に加えて、お菓子やパンを取扱うレストランや喫茶店などの飲食店関連のお客様からのご注文も増加し、BtoB全体の売上拡大につながっております。
さらに、増大するお客様のご注文に対応するために構築した、本社夜間出荷体制と新潟倉庫の出荷能力の向上策も功を奏し、クリスマスやバレンタインなどのイベントにも十分に対応することが出来ました。
また、連結売上高の2割程度を占める4社の連結子会社においても概ね順調に推移いたしました。
この結果、当連結会計年度の財政状態および経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当連結会計年度末における総資産は、5,834,483千円となり、前連結会計年度末に比べ335,677千円増加しました。
当連結会計年度末における負債は、2,723,090千円となり、前連結会計年度末に比べ167,167千円増加しました。
当連結会計年度末における純資産は、3,111,393千円となり、前連結会計年度末に比べ168,510千円増加しました。
なお、詳細につきましては、下記「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容」に記載しております。
b.経営成績
当連結会計年度の売上高は9,258,198千円(前年度比17.8%増)、営業利益は453,085千円(同56.8%増)、経常利益は485,231千円(同51.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は324,645千円(同23.3%増)となりました。
売上高は、中期経営計画に基づき、前連結会計年度から引き続き広告宣伝費及び販売促進費を積極的に投下したことで、増収となりました。
また、利益面におきましては、当社単体において広告宣伝費及び販売促進費として前年度比1億円増の約7億円を投下いたしましたが、営業利益、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益は、増益となりました。
なお、当社グループは、菓子・パン資材および雑貨等の販売事業(以下「資材および雑貨等の販売事業」という。)を主要な事業としており、他の事業セグメントの重要性が乏しいため、セグメント別の記載を省略しております。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純利益481,760千円の計上および短期借入金の純増額370,000千円などがあったものの、長期借入金の返済による支出362,081千円、たな卸資産の増加額355,834千円に加えて、売上債権の増加額230,038千円などにより、前連結会計年度末に比べ357,926千円減少し、当連結会計年度末には1,478,978千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は、106,973千円(前年度は534,092千円の獲得)となりました。これは、主に税金等調整前当期純利益481,760千円および減価償却費132,970千円の計上などによる資金の増加に対し、たな卸資産の増加額355,834千円に加え、売上債権の増加額230,038千円および法人税等の支払額148,648千円などによる資金の減少によるものであります。
なお、売上債権の増加につきましては、当連結会計年度におきまして、決済手数料の削減のためにクレジット会社を変更したことにより回収期間が延びたことによる一時的な要因であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、223,835千円(前年度比24.7%増)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出185,845千円および無形固定資産の取得による支出24,338千円などによる資金の減少によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、27,117千円(前年度は275,016千円の獲得)となりました。これは、主に短期借入金の純増額370,000千円および長期借入れによる収入140,000千円などによる資金の増加に対し、長期借入金の返済による支出362,081千円、自己株式の取得による支出120,753千円および配当金の支払額44,258千円などによる資金の減少によるものであります。
③ 生産、受注および販売の実績
当社グループは、資材および雑貨等の販売事業を主要な事業としており、その他の事業セグメントの重要性が乏しいことにより、セグメント情報の開示を省略しているため、以下の生産実績、販売実績については、取扱商品区分別により記載しております。なお、受注実績については、当社グループは需要予測に基づく見込生産を行っているため、記載をしておりません。
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績を取扱商品別に示すと、次のとおりであります。
| 取扱商品別 | 当連結会計年度 (自 2020年10月1日 至 2021年9月30日) | 前年同期比(%) |
| 菓子関連の食材等(千円) | 1,222,290 | 139.1 |
| その他(千円) | - | - |
| 合計(千円) | 1,222,290 | 138.3 |
(注)1.上記の金額は、製造原価によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.「その他」について、該当がなくなりましたのは、当社連結子会社である株式会社つく実やが、2020年8月12日をもって解散し、2020年12月17日をもって清算結了したことによるものです。
b.販売実績
当連結会計年度の販売実績を取扱商品別に示すと、次のとおりであります。
| 取扱商品別 | 当連結会計年度 (自 2020年10月1日 至 2021年9月30日) | 前年同期比(%) |
| 鮮度保持剤(千円) | 276,727 | 110.4 |
| 菓子関連の包装資材および生活用雑貨等(千円) | 4,926,050 | 116.2 |
| 菓子関連の食材等(千円) | 3,679,063 | 122.7 |
| 弁当関連の資材等(容器等)(千円) | 171,561 | 98.9 |
| その他(千円) | 204,795 | 103.5 |
| 合計(千円) | 9,258,198 | 117.8 |
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容
a.経営成績等
1) 財政状態
(資産)
当連結会計年度末における総資産は、5,834,483千円となり、前連結会計年度末に比べ335,677千円増加しました。これは主にクリスマス商戦のためにたな卸資産が351,659千円増加したこと、およびクレジット決済代金を含む未収入金が234,950千円増加したことなどによるものであります。
なお、クレジット決済代金を含む未収入金の増加につきましては、クレジット決済での売上が増加したことに加えて、当連結会計年度におきまして、決済手数料の削減のためにクレジット会社を変更したことにより回収期間が延びたことによる一時的な要因であります。
(負債)
当連結会計年度末における負債は、2,723,090千円となり、前連結会計年度末に比べ167,167千円増加しました。これは主にコッタのテレビコマーシャル費用などの運転資金として短期借入金が370,000千円増加したことなどによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は、3,111,393千円となり、前連結会計年度末に比べ168,510千円増加しました。これは主に自己株式を120,223千円取得した一方で、親会社株主に帰属する当期純利益324,645千円を計上したことなどによるものであります。
2) 経営成績
(売上高)
当連結会計年度は、中期経営計画に基づき、当社単体において広告宣伝費及び販売促進費を積極的に投下し、コッタの認知度を向上させたことで、前連結会計年度と比較して「巣ごもり需要」の影響を大きく受けていないにもかかわらず、業績を伸ばすことができました。
それにより、コッタ(法人向けサイトを含む。)での売上高は、5,647,468千円(前年度比21.7%増)となりました。また、顧客層別において個人登録客の売上高は3,765,631千円(同11.7%増)となりました。
また、当社連結子会社の株式会社ヒラカワの商品販売におきましても、主に生協の会員向け通信販売を通じての販売を行っておりますことから、「巣ごもり需要」の影響を受けまして堅調に推移いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、9,258,198千円(同17.8%増)となりました。
なお、当社グループは、資材および雑貨等の販売事業を主要な事業としており、他の事業セグメントの重要性が乏しいため、セグメント別の記載を省略しております。取扱商品別の売上高につきましては、上記「(1)経営成績等の状況の概要 ③生産、受注および販売の実績」に記載のとおりであります。
(営業利益)
当連結会計年度における売上原価は5,376,917千円(同17.4%増)となり、売上総利益率は前年度よりも0.2ポイント上昇し、41.9%となりました。また、販売費及び一般管理費は3,428,195千円(同14.6%増)となり、営業利益は453,085千円(同56.8%増)となりました。
販売費及び一般管理費の増加要因につきましては、売上増加に伴い運賃が前連結会計年度に比べて127,557千円増加したこと、ならびに中期経営計画に基づき実施したコッタのテレビコマーシャルにかかる費用を計上したことで広告宣伝費及び販売促進費が前連結会計年度に比べて153,299千円増加したことなどによるものであります。
(経常利益)
当連結会計年度における経常利益は485,231千円(同51.4%増)となりました。支払利息8,470千円などにより営業外費用12,493千円を計上したものの、営業利益453,085千円の計上に加えて、カタログ協賛金28,746千円などにより営業外収益44,639千円を計上したことによるものであります。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、法人税等の税負担157,115千円を計上した結果、324,645千円(同23.3%増)となりました。
b.経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループは、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、事業内容、組織体制および法的規制など、様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。
特に、事業環境におきまして、多数のECサイトによる競争激化と消費者の嗜好の多様化ならびに人手不足による人件費および運賃の上昇など、厳しさは依然として増しております。
そこで、当社グループは、常に消費者のニーズに合った商品およびサービスを展開していくことを始めとして、物流体制の強化およびコスト削減を含めて様々な検討および対策を行い、経営成績に重要な影響を与えるこれらのリスク要因を分散・低減し、適切に対応してまいります。
なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による経済および企業活動に与える影響につきましては非常に不透明であり、その収束時期等を予測することも困難な状況であります。ただし当社および当社連結子会社の株式会社ヒラカワは、主に通信販売にて事業を行っておりますことから、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う「巣ごもり需要」の影響を受けまして、当連結会計年度の売上高は堅調に推移いたしました。また当社グループのサプライチェーンにおきましても、大きな混乱もなく事業を行うことができました。しかしながら今後の当社グループの経営成績に与える影響につきましては、引き続き注視していく必要があるものと考えております。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容ならびに資本の財源および資金の流動性に係る情報
a.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、上記「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
なお、「営業活動によるキャッシュ・フロー」につきましては、106,973千円のマイナスとなりましたが、この主な要因につきましては、クリスマス商戦に向けてたな卸資産を増加させたこと、ならびにクレジット決済の手数料削減のために回収期間が延長したことによるものであり、攻めの経営戦略に基づくものであります。
「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、前年度比24.7%増の223,835千円のマイナスとなりましたが、この主な要因は、業容の拡大に伴い当社連結子会社の株式会社プティパが新倉庫を建設したことによるものであります。
「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、当連結会計年度において一時的な運転資金として短期借入れを行い、また設備投資資金として長期借入れを行いましたが、長期借入金の約定返済、自己株式の取得および配当金の支払いを実施いたしましたことから、27,117千円のマイナスとなりました。
b.資本の財源および資金の流動性に係る情報
当社グループは、事業運営上必要な資本の財源および資金の流動性を安定的に確保することを基本方針としております。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、仕入商品の購入費用のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。
資金の調達源は、営業活動により得られた資金を主とし、加えて短期運転資金は金融機関からの短期借入、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、原則として金融機関からの固定金利の長期借入もしくは社債発行としております。
なお、当連結会計年度において、広告宣伝への投資資金、売上拡大に伴う運転資金および設備投資資金の確保が必要となったことから、財務基盤の安定化を図ることを目的として、短期借入金として370,000千円、長期借入金として140,000千円の調達を実施いたしました。ただし、当連結会計年度末現在において重要な資本的支出の予定はありません。
当連結会計年度末における借入金およびリース債務を含む有利子負債の残高は1,444,157千円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,478,978千円となっております。
資金の流動性の確保としまして、当社グループは、複数の金融機関との間で当座貸越契約を締結しております。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結貸借対照表関係)5」に記載のとおりであります。
③ 重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたり、当社グループが採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。
また、当社グループの連結財務諸表の作成につきましては、決算日における資産、負債および報告期間における損益に影響を与える事項につき、過去の実績やその時点で入手可能な情報に基づき、合理的と考えられる範囲で継続的に見積り、判断および仮定の設定を行っております。ただし、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響は不確定要素が多いことから、見積り特有の不確実性により実際の結果は異なる場合があります。
なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものにつきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大による会計上の見積りに与える影響につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(追加情報)2.新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響に関する会計上の見積り」に記載のとおりであります。
④ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
経営方針・経営戦略または経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、「売上高」、「売上総利益率」、「営業利益」、「経常利益」および「営業キャッシュ・フロー」としております。
なお、当連結会計年度における「売上高」につきましては、主にコッタ(法人向けサイトを含む。)の売上が順調に伸びたことにより9,258,198千円(前年度比17.8%増)となり、「売上総利益率」につきましては、前年度よりも0.2ポイント上昇し、41.9%となりました。
「営業利益」および「経常利益」につきましては、販売費及び一般管理費において運賃および広告宣伝費及び販売促進費が大幅に増加いたしましたが、営業利益は453,085千円(同56.8%増)、経常利益は485,231千円(同51.4%増)となりました。
「営業キャッシュ・フロー」につきましては、106,973千円のマイナスとなりましたが、この主な要因につきましては、上記「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況(営業活動によるキャッシュ・フロー)」に記載のとおりであります。
また、中期経営計画の概要につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりでありますが、当計画の2年目である当連結会計年度の達成・進捗状況は以下のとおりであります。
| 指標 | 計画 | 実績 | 計画比 |
| 売上高 | 8,209百万円 | 9,258百万円 | 1,048百万円増(12.8%増) |
| 営業利益 | 8百万円 | 453百万円 | 444百万円増( -) |
| 経常利益 | 32百万円 | 485百万円 | 452百万円増( -) |
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
当連結会計年度は、当計画に基づきコッタのテレビコマーシャル放映などを積極的に実施したものの、その宣伝効果および新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う「巣ごもり需要」の影響を受け、売上高、営業利益および経常利益のいずれも計画値を大きく上回ることができました。
引き続き当計画を推進し、最終年度(2024年9月期)の目標達成に向けて取り組んでまいります。